瀬川貴次のレビュー一覧
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シリーズ第9作。
前作を読んでから間が空いてしまい、すんなり思い出せないこともありました。
宰相の中将雅平が恋に振り回されて、その先には多情丸や狗王、十郎太が絡んできたりと盛りだくさん。夏の離宮の宴では、怪異を探る中で、春若君と真白、皇太后や十郎太、4人の中将や更衣に関連する姉君達とこちらも盛りだくさん。
ドタバタしながら一気に話が進んできました。右大臣や弘徽殿の女御がそんなに話に絡まないので、宣能や宗孝も精神的に追い詰められる感じがなく、安心して読めました。初草の出番が少なくちょっと残念。
十郎太は男装でも女房姿でもきっと美人なんだろうなぁと思います。 -
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Posted by ブクログ
ばけもの好む中将こと、佐近衛中将宣能にばけものの噂があれば、
そこへ出向くのだが、その際に、ひょんなことから知り合った、
右兵衛佐宗孝は毎回連れまわされるという平安時代を舞台にした物語の
第3弾。
今回は、宣能の叔母で、右大臣である父の妹、弘徽殿の女御が深く絡んでくる。
宗孝の上から2番目の姉に振舞われたおいしいとされる謎の茸に始まり、
天狗が現れたとされる寺など、目まぐるしく翻弄される宗孝はどうなるのやら、
と言った感じですかね。
宗孝の活躍や、宣能と宗孝のコンビネーションプレイが光るので、
最後まで飽きずに読めるのではないでしょうか。 -
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Posted by ブクログ
前作、ある怪異話を聴きつけた「ばけもの好む中将」こと、
左近衛中将宣能に翻弄され、各地の怪異話に付き合わされる
ことになった、右兵衛佐宗孝の物語の第2弾
今作は、短編2編と中編1編の構成で、
読み進めていて、前作のような不思議めぐりの連作短編
って体とは異なる毛色になっている。
前作がかなり楽しめたなんて人にとっては、
出鼻をくじかれると言いますか、ちょっとばかし物足りなさを
感じ得ないですが・・・(自分も少しそんな感じ;;)
そこは最後まで読んだ人だけがわかるってな感じで、
それが、その物足りなさを補うと言いますか、払しょくしてくれると言いますか、
すっきりした感じにさせてくれます。
時