瀬川貴次のレビュー一覧

  • ばけもの好む中将 六 美しき獣たち

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    九の姉が中心で進む話。この人がまたまた癖のある人だねえ。いや、人間らしい屈折があっていいのかも。でも、きっとこれからもかき回していく役割をするんだろうな。トリックスター的?いやはや宗孝も大変だ。稲荷社の巫女さんたちが猥雑ですごい。親玉の空中3回転半も強烈。淫靡な踊りは本当にあったんだね。和泉式部が実際に目撃したみたいだし。

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    2022年12月17日
  • ばけもの好む中将 伍 冬の牡丹燈籠

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    十二の姉の心身ともに壮健な姿が笑えてしまうというかなかなかいいなあ。神出鬼没の十の姉も期待に違わず登場する。元気のない中将や初草の君を気遣う主人公も健気だね。

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    2022年12月11日
  • ばけもの好む中将 四 踊る大菩薩寺院

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    寺で起こる奇跡をめぐって大騒動。いやあ、そのハチャメチャぶりが楽しい。発明好きの五の姉が面白い。いや一二の姉のじゃじゃ馬ぶりも楽しい。おっと、主人公の宗孝も結構頑張ったぞ。初草の姫も屋敷の外で溌溂とできてよかったなあ。勿論中将さんも堂々としてましたぜ。

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    2022年11月28日
  • コバルト名作シリーズ書き下ろしアンソロジー(2)ちょー聖霊と四龍島

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    ちょーと聖霊狩りの短編が読める!
    やっぱり好きな作品だけあって面白かったです。もっと読みたい。
    他の作品、四龍島と女神さまのお気の向くままは読んだことなかったのですが未読でも大丈夫でした。気になるので読んでみようかと思いましたがこれもシリーズものなので長いですね!時間があるときに読んでみようと思います。

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    2022年10月06日
  • ばけもの好む中将 平安不思議めぐり

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    怪異を愛する変わり者の左近衛中将に振り回される中級貴族の主人公。
    だけどこの主人公も(主人公の家)も変わっている。
    中将宣能と宗孝が怪奇を解決する話だけど途中ふふっっと笑えるところもあり楽しく読めます。

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    2022年10月06日
  • 闇に歌えば

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    聖霊狩りに出てきたヤミブンが主役の話。
    コバルト文庫版で出てたので購入。
    ヤミブンの中では耕作さんとオサキが一番好きだったなぁ。
    こちらも読みやすくさくさくいけます。

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    2022年10月06日
  • 怪談男爵 籠手川晴行 2

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    ネタバレ

    虎さんもすっかりトリオの一員としてレギュラーですね。
    シズちゃん差し置いて表紙にも登場してるし。
    今回も四話+番外編的短編と話数が多い中、それぞれできっちりオチをつけてくる読み応え抜群な話ばかりで楽しめました。
    尊子さん強し!
    特に真相を途中で察して、それは明かさなくてもと思いつつも怖いもの見たさで読み進めてしまった『黒いアトリエ』と、切り裂きジャックを彷彿とさせる殺人鬼の話『帝都の殺人鬼』が印象的だった。
    幽霊による騒動も怖いが、何より人の狂気が怖い。
    そんな話だったので。

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    2022年09月12日
  • ばけもの好む中将 十一 秋草尽くし

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    ネタバレ

    十の姉上はそういう事だったのかー!というのと、中将もエキセントリックな変人ってだけじゃなくて年相応に悩み深き人だったんだなぁと。再度しみじみ思ったのでした。
    まだまだ波乱の展開になりそうですねぇ。

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    2022年06月29日
  • ばけもの好む中将 弐 姑獲鳥と牛鬼

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    前作、ある怪異話を聴きつけた「ばけもの好む中将」こと、
    左近衛中将宣能に翻弄され、各地の怪異話に付き合わされる
    ことになった、右兵衛佐宗孝の物語の第2弾

    今作は、短編2編と中編1編の構成で、
    読み進めていて、前作のような不思議めぐりの連作短編
    って体とは異なる毛色になっている。
    前作がかなり楽しめたなんて人にとっては、
    出鼻をくじかれると言いますか、ちょっとばかし物足りなさを
    感じ得ないですが・・・(自分も少しそんな感じ;;)
    そこは最後まで読んだ人だけがわかるってな感じで、
    それが、その物足りなさを補うと言いますか、払しょくしてくれると言いますか、
    すっきりした感じにさせてくれます。

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    2022年06月23日
  • 短編アンソロジー 学校の怪談

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    学校が舞台とあって、昔流行った“学校の怪談”のように、それほど怖くはないし、後味悪いものもあまりない(全くないわけではないけど、トラウマ級ではないかな?)ので、気軽に読めた。

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    2022年06月01日
  • ばけもの好む中将 十一 秋草尽くし

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    ネタバレ

    怪異に苦しめられた女御、それが専女衆の仕業だと知ってしまいさあ大変!
    宣能は何とかするために動くもののやり方は荒っぽくて…ひとまず丸く収まってよかった、のかな?
    宣能のあやうさ、宗孝が引き留めて支えてあげられるといいのだけれど
    十郎太と多情丸の関係が明らかになり驚き!
    宗孝たちに危機迫る?心配…

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    2022年04月26日
  • ばけもの好む中将 十一 秋草尽くし

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    ネタバレ

    久々に刊行されたシリーズ最新作。間が空いたので内容ちょっと忘れてたのですが、面白かったです。
    十の姉に宣能のことを相談しに行ったら女ったらしみたく思われる宗孝。そのことを心配する初草は弘徽殿の女御の画策で、苦手な東宮の春若と引き合わされてしまう…。

    春若が、真白以外は妻にしないと初草の前でとうとうハッキリ告げるシーンが一番印象に残ったかな。宣能が専女集を殺したんじゃないかと一瞬ヒヤッとしたけど、そうじゃなくて良かった。次は宗孝が身に危険が…次回が楽しみです。

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    2022年03月25日
  • 波に舞ふ舞ふ 平清盛

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    平清盛の青春小説という感じ。のちの後白河法皇が不思議少年ていうのがファンタジーっぽい。
    これは時代小説というよりエンタメ系として読むべきと思いました。いちいち突っ込みをいれるのは無粋というもの。

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    2022年03月21日
  • ばけもの好む中将 平安不思議めぐり

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    時代小説でしかも戦国時代以降と違って
    生活が想像しづらい古典の世界
    そんな平安時代を描いた作品だが
    コメディ要素があったり
    ミステリー要素があったりと
    名前の読みさえ慣れてしまえば
    読みやすい内容となっている連作短編集
    シリーズの第1作

    時代小説であり
    あまり描かれにくい平安時代を舞台に
    陰陽師だったり源氏だったりといった
    花形ではなく高貴な方ではあるが中将という
    中間的な役職の若者が核となり
    主人公とともにいろいろ展開していく
    先にも書いてますが
    名前さえ読みなれれば時代小説で
    しかも平安時代だから読みにくいだろうという
    イメージはすぐに消え去ります
    劇的な展開のオンパレードとか
    複雑な謎

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    2022年02月28日
  • 怪談男爵 籠手川晴行

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    大正モダンと怪異を解き明かす美麗な男爵。
    好みの要素が多い作品だった。
    ハルちゃんとシズちゃんの出会いの話など続刊があったら読みたい。

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    2022年02月18日
  • 怪談男爵 籠手川晴行

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    本物の怪異盛りだくさんで怖いのだけれどハルさんの陽気さが中和してくれて、怖すぎて読めないということもなく楽しめた(怖い話苦手)
    怪異があらわれるのは人の行いが原因なのだと思うと、本当におそろしいのは…!

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    2021年12月12日
  • 鬼舞 見習い陰陽師といにしえの里

    購入済み

    ついに完結

    安倍兄弟のその後が見たい!!吉平が鬱陶しく吉昌にかまっているところが見たい!!

    未来のことがちらりと描写されていて、道冬は中年になっても大変な状況になるんだなぁと悲しくなったり…。

    駆け足で終わったので、後日譚的なものが読みたくなっちゃいますね。

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    2021年11月23日
  • 怪談男爵 籠手川晴行

    購入済み

    大正文化が色濃い

    テーブルをテエブルと書いたり、大正文化をめいっぱい伝えようと書かれている印象を受けました。そのせいでちょっと読みにくいと感じましたがそれはさておき。

    まさか聖霊狩りのあの二人をイメージしてのハルちゃんシズちゃんだとは思わなかったのでびっくりしました。脇役過ぎてどんなキャラだったかも覚えていなかったので(部長はなんとか…)、未読でもまったく問題ないのでしょうね。

    ハルちゃんの方は闇がありそうで、ちらりとそんな顔を覗かせるのですが、出たと思った途端に引っ込んでしまい、キャラ把握までいきませんでした。

    キャラだけでなくストーリーも面白くなりそうってときに終息してしまい、肩透かしじゃないのですが

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    2021年11月21日
  • 暗夜鬼譚 春宵白梅花

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    平安時代の陰陽師もの。
    サラッと読めた。賀茂忠行に習う一条という陰陽生は安倍晴明かな?六道珍皇寺が冥界と繋がってるなどのネタも含まれてて面白かった。

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    2021年11月18日
  • 暗夜鬼譚 春宵白梅花

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    ネタバレ

    陰陽師と武官のバディもの

    読みやすい

    刊行されたのが1994年とかなり前で驚いた

    冥府の獄卒である馬頭鬼が見た目に反してへたれキャラなのが意外で面白かった。

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    2021年07月23日