瀬川貴次のレビュー一覧
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ばけもの好む中将こと左近衛中将宣能と付き合うようになった、12人の異母姉を
持つ、右兵衛佐宗孝の物語。
今回は、九の姉の頼み寺や神社に任国に下って数年連絡が途絶えている、夫の
ことで、拝みに行くのを付き合わされることになった宗孝が怪異のような
出来ごとに巻き込まれていく。
九の姉の夫が任国(任国)に下るということで、任国とは何かわからず、
調べたら、命ぜられて赴任する国ということで、京の都以外のどこかであって、
夫が単身赴任しているということで、そのことがきっかけでいろいろと物語が進む。
九の姉の結婚した経緯や過去の出来ごとが関係して宮中で騒動が起きる!? -
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新年ですね。
あけましておめでとうございます。
今年も自分のペースでのんびり本を読んでいきたいと思っています。
という訳で今年一冊目は去年から読んでいた中将の4巻目からスタートです。
去年中に読み終われるかなーとか思って読み出したんですけど流石に年末、予想外に忙しすぎて読み終えられなかった……という訳で年は跨いでしまったけどまぁいいんです。
月が変わっただけだし。
さて、今回は「化け物」というよりも寺に纏わる有難い奇跡、と言った感じのストーリーでしたね。
どっかで聞いたことあるサブタイトルだなぁと思いながら読み進めてたんですけど、踊るというよりはドタバタ劇って感じでした。
相変わらずピタゴラスイッチのように不幸に突き進んでいく宗孝だけでなく今回は宣能もなかなかの不幸な目に遭います。
ただそこは宣能、一歩間違えれば死んでいたのでは?案件も「いやー楽しかった」で終わらせてしまうの凄い。
あと宣能の中では鬼も奇跡も同じような非日常で括っちゃってるのも凄い。
まぁでも確かに場所が違えばそれは怪奇現象では?という奇跡も結構ありそうな気はするよね。
あと五の姉の発明品の名前発表の時ずっと某ネコ型ロボットが頭をよぎり続けてました。
そして今回の話、ドタバタ劇で涙が出るほど笑った部分もあったのだけれど割とシリアスなストーリーもあったよね。
もしかしてあれは話が変わっていくターニングポイントか?とか今これを書きながら思ったりしていたり。
新しく登場したアイツと宗孝のお姉ちゃんとの今後も気になる。
真実に気付いた時お姉ちゃんどうなっちゃうんだろうか。
そしてそして。
とてもどうでもいいんだけど
どうして踊るなの?
元ネタのあの話は踊るの???
何かバタバタしてるねっていう比喩表現的な??? -
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今回の話はあれでしたね、きちんと章ごとに繋がりがしっかりあって「おーここでこれが繋がるのかー!」なんて楽しみもありながら読めました。
天狗もしっかりがっつり話に絡んでくれましたし!
いや決して前回の話で「牛鬼とかほぼいなかったじゃん」を引きずってる訳ではないんですけど。ないんですけどね。
今回の全ての始まりは茸から。
食用にできる茸なんてほぼないとは知っているけど、この当時はガイドブックとかもないし見極めるのは大変だったろうなぁとしみじみ。
しかしこれ、「毒茸」で全部通してるけど効能効果を考えるにどちらかというとマジックマッシュルームとかその辺が近いのでは……と読みながらずっと考えてしまって。
けどまぁ確かに時代設定が平安なんだし毒茸でいっか!と途中で何とか自分を納得させることに成功しました。
だって嫌だもん、平安時代の人が「こ、これはマジックマッシュルーム……!」とか言うの。そもそも多分そんな言葉ないし。
そしてそんな効能効果を持っちゃう茸、恐るべし。
けどそれで終わらないのが平安時代って感じですよねー。
茸よりも恐ろしいのは権力を持った人間だよねぇ。
右大臣まじで何考えてるのか分からなすぎてめちゃくちゃに怖いのだが。
宣能と声とか顔が似てるっていうのは親子以外になにかの伏線なんだろうか……悪い方向に転がらなければいいんだけど……とずっとドキドキしてしまっています。
宗孝と宣能はずっと仲良く化け物を追いかけ回しててほしいです切実に。 -
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シリーズ最新作。
前作でとんでもない展開になってしまって先が気になっていたので、早く出していただいてありがたい。
宣能の父・右大臣の闇の仕事を請け負っている多情丸が、先代の孫・十郎太(宗孝の姉)に執着していることから始まった、宗孝の姉たちの危機。
そこに巻き込まれてしまった初草の姫を救うために、宣能と宗孝が夜の都を駆ける…。
という、シリアスな設定なのだがそこはこのシリーズ、シリアスだけには収まらない。
初草の姫の窮地のきっかけとなり責任感を感じている十二の姉(真白の君)、初草の姫に会いに右大臣家にお忍びで来た春若君(東宮)とお付きの小桜丸も初草姫を探すことになり、ワチャワチャしてくる。
そこに多情丸が真に狙う十郎太も参戦し、オールキャストで闘っている感じがして楽しい。
一方で、多情丸グループに囚われた初草姫は、多情丸の一番の手下・狗王から意外な話を聞く。
初草姫の複雑な事情がまた増えたような。
どのような結末を迎えるのかとハラハラしたが、宣能が長年抱えてきた負の感情を昇華させることが出来たし、宗孝は文字通り体を張って宣能をサポートしたし、皆がそれぞれの立ち位置と自分の出来ることで初草姫を救うために活躍した。
勿論良いことばかりではないのだけれど。
そしてエピローグでまたまた驚愕の事実が明らかに。
誰かが去って誰かが現れる。
誰かが去り、誰かが後を継ぐ。
何よりホッとしたのは宣能が再び怪異に興味を示し始めたこと。
発明好きな五の姉とその夫が作った『死者の怨念渦巻く恐怖の邸』(お化け屋敷?)もそのことに一役買っている。
それにしても宗孝が本物の怪異に出会って、宣能が出会えないのは何とも皮肉。
これでシリーズはやっとひと段落といったところだが、これから第二章に入るのか。
まだまだ長いシリーズになりそう。
※シリーズ作品は全てレビュー登録済 -
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シリーズ第十三弾。
宗孝の実家(権大納言邸)に「十二の君は預かった」との投げ文が放り込まれます。
急遽、真白(十二の姉上)の実家に向かったところ、真白は無事でしたが、彼女と間違われて宣能の妹・初草の君が多情丸の手下に連れ去られたことが発覚して・・。
“えーっここで終わり?!”という、まさに“鬼切り”状態だった前巻からの怒涛の流れで、本巻では一気に事が動いていきます。
宜能は、ただでさえ乳母の仇ということで多情丸への復讐心を募らせていたのに、ここに来て最愛の妹・初草を(間違いだったとはいえ)拉致られて、もう激オコ中将さまでございます。
そして、宗孝も宜能に塩対応されながらも、必死に食らいつくように初草救出の為、共に奔走します。
さらに、真白や春若&小桜丸、そして渦中の十郎太(十の姉上)も加わわって、皆で初草探索に尽力する展開に。
・・ということで、今回は久々に春若と真白の掛け合いが楽しめて、これが個人的に嬉しかったですね~。
そして、そんな春若と真白を見た右大臣が“とある企み(?)”を思いついたご様子でして、私的には“そのアイデア、ええやん!右大臣!”と、珍しく(?)右大臣プッシュしたくなりましたw。
一方、初草の方は狗王との驚きの関係性が明らかになって、こちらも注目でしたね~。
・・と、もう色々な要素が絡みあいながら話は展開するのですが、ついに迎える宜能VS多情丸のクライマックスを経て、一連の“多情丸絡みの問題”がマルっと解決し、めでたしめでたしでホッとしました。
そんなわけで、ここのところ怪異とかどうでも良くなっちゃったの?と読者(私だけ?)から心配されていた宜能も、終盤では前巻に出てきた五の姉上の、からくりお化け屋敷を
「〈死者の怨念渦巻く恐怖の邸〉か。素晴らしい趣向だね。」
と、ご堪能されていて何よりでしたし、何といっても
「・・心躍る怪異探しの夜歩きをまた再開させなくてはな。」
との仰せに、“良かった!いつもの中将さまだ・・”と思わず感無量の私です。
あと、前から薄々思っていましたが、宜能は怪異云々よりも宗孝が怖がる様子を見るのが楽しそうなので、宗孝よ・・今後も頑張って怖がってくれたまえ!って感じですね。
さて、何となくこの巻で話が一段落した印象なのですが、まだ続くのですかね?
また新たな展開(できれば愉快な方向)を期待したいので、続きが出るのを楽しみにしております~。 -
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ばけもの好む中将こと、左近衛中将宣能に怪異めぐりに付き合わされる、
主人公の右兵衛佐宗孝の物語、第5巻。
宣能は、怪異めぐりに行くことがなくなり、案じていた宗孝は、
宣能のために、姉に怪異を聞き、怪異めぐりの下見をし、宜芳を誘う。
その一方、東宮が恋をし、それに巻き込まれていく。
宣能に対する、怪異は苦手(平安時代の人の大半が苦手)の中で、宗孝は、
無理をしてでも、宣能のために行動している姿が、出世のためか、
友達としてなのか、それとも・・・、その一方の東宮はなぜ、好きになった
相手に身分を明かそうとしないのかが、どこかのファンタジーの恋愛的
要素をていしていて、6巻以降に新たな展開があるのかないのか気になるところ。 -
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今回も綺麗に伏線が回収されてめでたしめでたしな話だった。
いや完全にめでたしめでたしになるのはもう少し先の話なのかもしれないけれど。
ばけもの好む中将、今回はプロローグ(のような)短編がふたつと中編がひとつという少し変わった作り。
正直プロローグの方を読んでいる時は「この話は必要なのだろうか」とか「タイトルになってるのに姑獲鳥も牛鬼も出てこないんだが」なんて思っていたんだけど必要でしたね!あのプロローグがあってこその本編(というか中編)でしたね!
いや全部読んだ後も姑獲鳥と牛鬼の扱いそんなでもなかったやんという気持ちは密かにあるのですが、どちらかと言うと泣く石の方が話題になったやんと思わなくもないのですが(宗孝の落ち着きのない石呼ばわりは笑った)、でもまぁ伏線は綺麗に回収されたし「なるほどこの展開の為にあのエピソードがあったのね」と納得も出来たしこれでいいんです、うんこれでいいんだ。
最後の方に今の大河に繋がるエピソードが入っていたりしてタイムリー感を感じたりもしました。
それにしても平安ものを読むと高確率で出会う源氏物語と伊勢物語……そろそろ履修すべきか悩むところです。 -
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あーやっぱ妖怪系の話は楽しい!ワクワクする!
私も立派な化け物好みだ。
平安時代ものと言っても色んなジャンルの話があるもので。
女性が主役になるのならやっぱり後宮の恋愛ドロドロがメインになるものが多いんだろうけど、じゃあ男性が主役になったら?と思って探して手に取ったのがこの本。
十二人の個性的な姉を持つ主人公宗孝と、とにかく何もかも完璧なのに化け物が大好きで夜な夜な噂のある場所に赴いちゃう宣能が御所や街で遭遇した化け物の噂話が果たして真実なのかどうかを確かめるバディもの。バディものでいいんだよねこれ?
一話一話は独立しているものの、最終話には今まで読んできた話がちょっとずつ絡んできて「なるほどそういう事だったのか」とか「あいつまだ性懲りも無くそんなことを……」みたいにクスッと笑えるような小ネタもあったり。
とにかく化け物に対して並々ならぬ熱意で会いに行こうとする宣能の行動力がすごい。
平安時代なんて本当に真っ暗な闇の中だろうに、彼にとってはその闇が大好きなものが潜んでいるかもしれない特別なもので。
いちいち引っ張っていかれて何故かとばっちりをうける宗孝はちょっと可哀想だけど、それでも何やかんやついていくんだから優しいよねっていう。
立場とか位とか色々理由あっても本当に嫌なら断ればいいのに普通に酒を酌み交わす仲になっちゃうし。
もうあれはずっと振り回されるポジションだわ。
個人的に宣能は本物の妖怪に出会えるのかも気になるけど十の姉が何をしているのかも気になってしまう……カッコよすぎでしょ姉ちゃん、まじで何者なんだ。
読み進めたら分かる日来るんだろうか。
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購入済み
霊感持ちの青年がオカルト雑誌編集部でバイトする話です。今のところおばけものとしては怖さは中くらいかな。いい霊も悪い霊も出てきそう。血みどろホラーとかではないので、気負わず読めそうです。