瀬川貴次のレビュー一覧

  • ばけもの好む中将 十三 攫われた姫君

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    前作から短い期間で続編が出て嬉しい限り。少し展開が早すぎる気もするが色々な謎や関係が一気に明らかになりそうだったのかと予想外な事実も。多情丸との話が終わり真白達の恋の行方も本人達の知らないところで動きがありそうだし次作からの展開が楽しみ。

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    2024年10月20日
  • ばけもの好む中将 弐 姑獲鳥と牛鬼

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    今回も綺麗に伏線が回収されてめでたしめでたしな話だった。
    いや完全にめでたしめでたしになるのはもう少し先の話なのかもしれないけれど。


    ばけもの好む中将、今回はプロローグ(のような)短編がふたつと中編がひとつという少し変わった作り。
    正直プロローグの方を読んでいる時は「この話は必要なのだろうか」とか「タイトルになってるのに姑獲鳥も牛鬼も出てこないんだが」なんて思っていたんだけど必要でしたね!あのプロローグがあってこその本編(というか中編)でしたね!
    いや全部読んだ後も姑獲鳥と牛鬼の扱いそんなでもなかったやんという気持ちは密かにあるのですが、どちらかと言うと泣く石の方が話題になったやんと思わな

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    2024年10月12日
  • ばけもの好む中将 十二 狙われた姉たち

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    ネタバレ

    物語が混戦状態に(笑)
    今回は姉君たちが大活躍でしたね(^^)
    次はシリアス増し増しの気がしますが12月なんですね。発売日には日本にいない私なので、気になるわ!(その時期にアイスランドにいます)
    初草の君を助けて、彼女の婿になるんだ宗考、頑張れ!

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    2024年08月24日
  • ばけもの好む中将 平安不思議めぐり

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    あーやっぱ妖怪系の話は楽しい!ワクワクする!
    私も立派な化け物好みだ。


    平安時代ものと言っても色んなジャンルの話があるもので。
    女性が主役になるのならやっぱり後宮の恋愛ドロドロがメインになるものが多いんだろうけど、じゃあ男性が主役になったら?と思って探して手に取ったのがこの本。
    十二人の個性的な姉を持つ主人公宗孝と、とにかく何もかも完璧なのに化け物が大好きで夜な夜な噂のある場所に赴いちゃう宣能が御所や街で遭遇した化け物の噂話が果たして真実なのかどうかを確かめるバディもの。バディものでいいんだよねこれ?
    一話一話は独立しているものの、最終話には今まで読んできた話がちょっとずつ絡んできて「なる

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    2024年08月21日
  • 怪奇編集部『トワイライト』 1

    購入済み

    霊感持ちの青年がオカルト雑誌編集部でバイトする話です。今のところおばけものとしては怖さは中くらいかな。いい霊も悪い霊も出てきそう。血みどろホラーとかではないので、気負わず読めそうです。

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    2024年03月30日
  • もののけ寺の白菊丸

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    ネタバレ

    『母上さま、お元気ですか』 というフレーズが頭の中で繰り返し、繰り返し、流れていました(笑)

    相変わらずのホラーコメディは主人公の出自の複雑さを薙ぎ倒してましたねぇ。

    今回も楽しく読ませていただきました。次の作品も大いに楽しみです♪

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    2024年01月18日
  • ばけもの好む中将 四 踊る大菩薩寺院

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    平安時代、怪異をこよなく愛するばけもの好む中将こと、
    佐近衛中将宣能に翻弄される、十二人の姉を持つ、右兵衛佐宗孝が
    主人公の連作短編シリーズ第4弾。
    今作では奇跡が次々に起こるという寺・本憲寺を参拝するべく宣能が、
    なかなか家を出ることが叶わない年の離れた妹の初草の君を連れていくが・・・。

    五の姉の発明が物語に大いに絡んでいくが、テレビ通販を連想してしまった。
    十二の姉は、おしとやかとは真逆とも思えるヤンチャっぷりが今作の見どころかな。
    個人的に、中盤があまりな感じもしたけど終盤にかけての展開が良かったので、
    全体的には楽しめました。

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    2023年12月26日
  • ばけもの好む中将 平安不思議めぐり

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    平安時代、怪異に興味がある中将と腹違いの姉達に振り回される貴族のお話

    以下、公式のあらすじ2種類
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    十二人の姉が居る以外は、ごく平凡な中流貴族の宗孝。御所に鬼が出たという噂を聞き、仲間たちと度胸試しで確かめに行くが、そこに居たのは怪異を愛する変人と名高い名門貴族・宣能だった。なぜか彼に気に入られてしまった宗孝は、彼と共に鬼の正体を追うことに。結局、人の仕業とわかって落胆する宣能だったが、その後も続く怪異の裏には、とある陰謀が隠れていて…。新感覚、平安冒険譚。
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    ときは平安。左近衛中将宣能は、家柄もよく容姿

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    2023年12月24日
  • ばけもの好む中将 八 恋する舞台

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    ネタバレ

    買ったまま放置してて漸く読み始めたのだが、読むと楽しい。
    姉が多すぎて時々どの姉か忘れるけども、それぞれに個性的でよいな。
    今回はモテ期到来か、ということだったけど初期段階で潰されているのに笑った。そこまでするんかい。

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    2023年11月16日
  • ばけもの厭ふ中将 戦慄の紫式部

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    ネタバレ

    怪異なぞ興味もないのに何故か怪異に寄ってこられた中将のお話。
    いやいや、本編であんだけでないのに。でも気楽に読めてよい。源氏物語詳しくないのでちょいと知識が増えるのも楽しい。読んでみたくなるね。
    中将たちが和気あいあいしてるのも何か面白くてよかった。なんだかんだで雅平はかわいいやつだね。

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    2023年09月16日
  • 百鬼一歌 月下の死美女

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    動乱の世、平安時代から鎌倉時代になり幾年か経過した平安京で、
    歌人の家に生まれ、和歌を詠むしか興味のない貴公子の稀家は、
    従者の是方を引き連れ夜の道を歩いていたら、
    花に囲まれた月下の死美女を発見してしまう。
    その後、宮中で怪異騒動が発生し、怪異譚をあつめる宮仕えの女の童・陽羽
    と出合った稀家は、2人で怪異騒動の謎に迫る。

    エンタメ小説ではあるが、時代的なこともあってか、
    慣れないとスラスラ読めるという文章ではないため、
    面白いのに時間がかかってしまったのは言うまでもない。
    著者の別作品で、ばけもの好む中将という作品があって、
    こっちは、平安時代にばけものを求め現地に赴いてしまう中将が
    出て

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    2023年09月13日
  • ばけもの厭ふ中将 戦慄の紫式部

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    ネタバレ

    今回はあくまで『ばけもの厭う中将』で番外編。

    そして、今源氏と呼ばれる雅平が主人公なんだけど、けっこうひどい目にあってますなぁ。

    そして宜能は相変わらず真怪とは出合えず(笑)

    源氏物語の流れも分かりやすいし、解説付きなので、来年の大河ドラマは気になるけど『源氏物語』を読むのは~、という人はこういう作品を手に取るのもいいかもしれませんね。

    相変わらずのコメディホラーは楽しかったです♪

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    2023年07月30日
  • ばけもの好む中将 九 真夏の夜の夢まぼろし

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    シリーズ第9作。
    前作を読んでから間が空いてしまい、すんなり思い出せないこともありました。

    宰相の中将雅平が恋に振り回されて、その先には多情丸や狗王、十郎太が絡んできたりと盛りだくさん。夏の離宮の宴では、怪異を探る中で、春若君と真白、皇太后や十郎太、4人の中将や更衣に関連する姉君達とこちらも盛りだくさん。

    ドタバタしながら一気に話が進んできました。右大臣や弘徽殿の女御がそんなに話に絡まないので、宣能や宗孝も精神的に追い詰められる感じがなく、安心して読めました。初草の出番が少なくちょっと残念。

    十郎太は男装でも女房姿でもきっと美人なんだろうなぁと思います。

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    2023年03月12日
  • 鬼舞 見習い陰陽師と爛邪の香り

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    シリーズ5

    行近の過去を知る人が登場。

    そして、頼りになる巨大トノサマガエルも再登場。

    藤原の姫の正気を失わせる邪悪な香り

    謎の赤毛の茨木童子

    いよいよ面白くなってきたー


    吉昌対大春日のバチバチした感じも楽し


    この巻のMVPはトノサマガエル!

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    2023年03月01日
  • 鬼舞 見習い陰陽師と百鬼の宴

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    シリーズ3

    百鬼夜行に巻き込まれた道冬。

    トノサマガエルとの出会いもw

    吉平が助けにきてくれた姿は凛々しくてかっこいい!

    そして漆黒…


    ハラハラどーなっちゃうん?と思ったところの
    最終奥義

    次巻も楽しみ(^^)

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    2023年02月27日
  • ばけもの好む中将 参 天狗の神隠し

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    ばけもの好む中将こと、佐近衛中将宣能にばけものの噂があれば、
    そこへ出向くのだが、その際に、ひょんなことから知り合った、
    右兵衛佐宗孝は毎回連れまわされるという平安時代を舞台にした物語の
    第3弾。

    今回は、宣能の叔母で、右大臣である父の妹、弘徽殿の女御が深く絡んでくる。
    宗孝の上から2番目の姉に振舞われたおいしいとされる謎の茸に始まり、
    天狗が現れたとされる寺など、目まぐるしく翻弄される宗孝はどうなるのやら、
    と言った感じですかね。
    宗孝の活躍や、宣能と宗孝のコンビネーションプレイが光るので、
    最後まで飽きずに読めるのではないでしょうか。

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    2023年02月07日
  • ばけもの好む中将 九 真夏の夜の夢まぼろし

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    頭の中将雅平が古寺で妖艶な尼に出会い、心を奪われるが、実はとんでもない相手だった!?多情丸やその配下の狗王が出てきて、不穏な趣もかもす。宣能は父親の右大臣から受け継いでこういう手合いと関わっていかなければならないのだが、さてどうなっていくことやら。後半の夏の離宮でのてんやわんやの騒動が滅茶苦茶面白い。若草君、雅平、真白の君、十の姉が絡んできて、おおにぎわい。双子の女官やら、秘密の抜け穴やら、他にもてんこ盛り。

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    2023年01月05日
  • ばけもの好む中将 八 恋する舞台

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    宗孝に恋文が多数舞い込むが、そのうちの一通が死者からの者だった!その顛末はちょっとホロっとするものだけれどもね。一方、専女衆は九の姉のもと、藤の舞と杜若の舞を披露する。五の姉のからくりも加わるが、勿論一波乱も二波乱もある。なかなか面白いよ。

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    2023年01月04日
  • 暗夜鬼譚 狐火恋慕

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    ネタバレ

    良かった〜一条が人の世に踏みとどまれて〜!
    月姫は切ないけれど悲しいけれど仕方がないね…。
    母様に殺されなかっただけ良かったのかな。
    そしておまけの狸!狸!可愛いよお前!

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    2022年12月30日
  • ばけもの好む中将 七 花鎮めの舞

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    十二の姉の真白の君と東宮との仲もちょっと進展?いや、強力なライバルが現れたけど、それは男装の十の姉!中将は初草の君のことで父親の右大臣から脅迫されて、後を継ぐことを決心させられる。裏の世界も見せられて、さてこれからどうするのか。専女衆にも新しい展開が九の姉によってもたらされる。九の姉さん、なかなかやるじゃん。次々と話が進んでいって面白いなあ。

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    2022年12月24日