瀬川貴次のレビュー一覧
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今回の話はあれでしたね、きちんと章ごとに繋がりがしっかりあって「おーここでこれが繋がるのかー!」なんて楽しみもありながら読めました。
天狗もしっかりがっつり話に絡んでくれましたし!
いや決して前回の話で「牛鬼とかほぼいなかったじゃん」を引きずってる訳ではないんですけど。ないんですけどね。
今回の全ての始まりは茸から。
食用にできる茸なんてほぼないとは知っているけど、この当時はガイドブックとかもないし見極めるのは大変だったろうなぁとしみじみ。
しかしこれ、「毒茸」で全部通してるけど効能効果を考えるにどちらかというとマジックマッシュルームとかその辺が近いのでは……と読みながらずっと考えてしまっ -
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シリーズ最新作。
前作でとんでもない展開になってしまって先が気になっていたので、早く出していただいてありがたい。
宣能の父・右大臣の闇の仕事を請け負っている多情丸が、先代の孫・十郎太(宗孝の姉)に執着していることから始まった、宗孝の姉たちの危機。
底に巻き込まれてしまった初草の姫を救うために、宣能と宗孝が夜の都を駆ける…。
という、シリアスな設定なのだがそこはこのシリーズ、シリアスだけには収まらない。
初草の姫の窮地のきっかけとなり責任感を感じている十二の姉(真白の君)、初草の姫に会いに右大臣家にお忍びで来た春若君(東宮)とお付きの小桜丸も初草姫を探すことになり、ワチャワチャしてくる。
そ -
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シリーズ第十三弾。
宗孝の実家(権大納言邸)に「十二の君は預かった」との投げ文が放り込まれます。
急遽、真白(十二の姉上)の実家に向かったところ、真白は無事でしたが、彼女と間違われて宣能の妹・初草の君が多情丸の手下に連れ去られたことが発覚して・・。
“えーっここで終わり?!”という、まさに“鬼切り”状態だった前巻からの怒涛の流れで、本巻では一気に事が動いていきます。
宜能は、ただでさえ乳母の仇ということで多情丸への復讐心を募らせていたのに、ここに来て最愛の妹・初草を(間違いだったとはいえ)拉致られて、もう激オコ中将さまでございます。
そして、宗孝も宜能に塩対応されながらも、必死に食らいつ -
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ばけもの好む中将こと、左近衛中将宣能に怪異めぐりに付き合わされる、
主人公の右兵衛佐宗孝の物語、第5巻。
宣能は、怪異めぐりに行くことがなくなり、案じていた宗孝は、
宣能のために、姉に怪異を聞き、怪異めぐりの下見をし、宜芳を誘う。
その一方、東宮が恋をし、それに巻き込まれていく。
宣能に対する、怪異は苦手(平安時代の人の大半が苦手)の中で、宗孝は、
無理をしてでも、宣能のために行動している姿が、出世のためか、
友達としてなのか、それとも・・・、その一方の東宮はなぜ、好きになった
相手に身分を明かそうとしないのかが、どこかのファンタジーの恋愛的
要素をていしていて、6巻以降に新たな展開がある -
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今回も綺麗に伏線が回収されてめでたしめでたしな話だった。
いや完全にめでたしめでたしになるのはもう少し先の話なのかもしれないけれど。
ばけもの好む中将、今回はプロローグ(のような)短編がふたつと中編がひとつという少し変わった作り。
正直プロローグの方を読んでいる時は「この話は必要なのだろうか」とか「タイトルになってるのに姑獲鳥も牛鬼も出てこないんだが」なんて思っていたんだけど必要でしたね!あのプロローグがあってこその本編(というか中編)でしたね!
いや全部読んだ後も姑獲鳥と牛鬼の扱いそんなでもなかったやんという気持ちは密かにあるのですが、どちらかと言うと泣く石の方が話題になったやんと思わな -
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あーやっぱ妖怪系の話は楽しい!ワクワクする!
私も立派な化け物好みだ。
平安時代ものと言っても色んなジャンルの話があるもので。
女性が主役になるのならやっぱり後宮の恋愛ドロドロがメインになるものが多いんだろうけど、じゃあ男性が主役になったら?と思って探して手に取ったのがこの本。
十二人の個性的な姉を持つ主人公宗孝と、とにかく何もかも完璧なのに化け物が大好きで夜な夜な噂のある場所に赴いちゃう宣能が御所や街で遭遇した化け物の噂話が果たして真実なのかどうかを確かめるバディもの。バディものでいいんだよねこれ?
一話一話は独立しているものの、最終話には今まで読んできた話がちょっとずつ絡んできて「なる -
購入済み
霊感持ちの青年がオカルト雑誌編集部でバイトする話です。今のところおばけものとしては怖さは中くらいかな。いい霊も悪い霊も出てきそう。血みどろホラーとかではないので、気負わず読めそうです。
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平安時代、怪異に興味がある中将と腹違いの姉達に振り回される貴族のお話
以下、公式のあらすじ2種類
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十二人の姉が居る以外は、ごく平凡な中流貴族の宗孝。御所に鬼が出たという噂を聞き、仲間たちと度胸試しで確かめに行くが、そこに居たのは怪異を愛する変人と名高い名門貴族・宣能だった。なぜか彼に気に入られてしまった宗孝は、彼と共に鬼の正体を追うことに。結局、人の仕業とわかって落胆する宣能だったが、その後も続く怪異の裏には、とある陰謀が隠れていて…。新感覚、平安冒険譚。
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ときは平安。左近衛中将宣能は、家柄もよく容姿 -
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動乱の世、平安時代から鎌倉時代になり幾年か経過した平安京で、
歌人の家に生まれ、和歌を詠むしか興味のない貴公子の稀家は、
従者の是方を引き連れ夜の道を歩いていたら、
花に囲まれた月下の死美女を発見してしまう。
その後、宮中で怪異騒動が発生し、怪異譚をあつめる宮仕えの女の童・陽羽
と出合った稀家は、2人で怪異騒動の謎に迫る。
エンタメ小説ではあるが、時代的なこともあってか、
慣れないとスラスラ読めるという文章ではないため、
面白いのに時間がかかってしまったのは言うまでもない。
著者の別作品で、ばけもの好む中将という作品があって、
こっちは、平安時代にばけものを求め現地に赴いてしまう中将が
出て -
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シリーズ第9作。
前作を読んでから間が空いてしまい、すんなり思い出せないこともありました。
宰相の中将雅平が恋に振り回されて、その先には多情丸や狗王、十郎太が絡んできたりと盛りだくさん。夏の離宮の宴では、怪異を探る中で、春若君と真白、皇太后や十郎太、4人の中将や更衣に関連する姉君達とこちらも盛りだくさん。
ドタバタしながら一気に話が進んできました。右大臣や弘徽殿の女御がそんなに話に絡まないので、宣能や宗孝も精神的に追い詰められる感じがなく、安心して読めました。初草の出番が少なくちょっと残念。
十郎太は男装でも女房姿でもきっと美人なんだろうなぁと思います。