瀬川貴次のレビュー一覧

  • 怪奇編集部『トワイライト』3

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    視える神社の息子が主人公のオカルト系ライト文芸。この設定で妖怪でも神様でもなくオカルトなの、良いね! それにしてもコバルト系の少女小説書いてた作家がオレンジ系のライト文芸に移行して〜っていうのを作風で追体験してゾクゾクしちゃった。

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    2025年05月05日
  • ばけもの好む中将 十三 攫われた姫君

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    最近ちょっと話が広がりすぎて、そもそもの怪異探しもおざなりになっていて、ちょっとな~と思っていたけれど、ここにきて、怒涛の盛り上がり→ひとまず一件落着にもってきたのがすごい。
    途中、宗孝が宜能のために体を張って狗王と対峙するところは 不覚にも泣きそうになったり。
    ラストへの道筋がぼんやり見えて気がしなくもないけれども、今後の展開にますます期待します。

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    2025年02月15日
  • ばけもの好む中将 十三 攫われた姫君

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    よかった。諸々決着がそれなりの方向に落ち着いてよかった。
    やはり、ばけもの好む中将はこうでないと。日常に戻ったのが楽しくて嬉しい。あとマジで黒龍王にはびっくりした。そこかよー

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    2025年01月28日
  • もののけ寺の白菊丸 桜下の稚児舞

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    白菊丸、素直でいい子だね。
    たまずさを慕っている様子には危ういものを感じはするけど、そんな白菊をたまずさも助けたりしているのは、ほだされているのかな。
    千手との仲、縮まっていくといいね。
    一足先に不動が色々アドバイスをくれるようになって微笑ましい。
    しかし、あの、新登場人物の不穏なことよ。
    今後、いったいどんなことを仕掛けてくるのか。
    あの女御の今後の動きも気にかかる。
    次が待ち遠しい。

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    2024年12月28日
  • ばけもの好む中将 十三 攫われた姫君

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    初草のために鬼神のごとく戦う中将様、かっこよかった。
    人殺しはしてほしくなかったけど、あの戦いっぷりは素敵すぎる。
    しかし、宇津木があんなふうになるとは意外だった。
    そういうことからは遠いところにいるようなイメージだったから。
    真白と春若のあれには大笑い。春若にはごめんだけど、笑っちゃうよね。
    ここで完結と言われてもおかしくないようなラストだったけど、続きが読めることを大いに期待。

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    2024年10月28日
  • もののけ寺の白菊丸

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    幼くして寺に稚児として預けられた白菊丸。
    とてもいい子なのだけど、和尚様の定心をはじめ、小坊主の知念、先輩稚児の千手にその取り巻きの2人と周囲の人たちが魅力的であっという間に読んでしまった。
    封印されたあやかしのたまずさもいつ裏切ってくるかわからない危うさも込みで魅力的。
    そんな中でも、白菊にライバル心を燃やす千手が特に好き。
    少しずつでも仲良くなっていけるといいね。
    ということで、ぜひとも続きを!

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    2024年09月15日
  • ばけもの好む中将 十二 狙われた姉たち

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    十郎太の過去が衝撃。
    まさか、そんなことが。
    悪党の多情丸の執着が恐ろしい。
    狗王の思惑はどこにあるのか。
    宗孝はこれからどうするんだろう。
    宜能の気持ちが悲しい。どうか、復讐を捨てて前に向いてほしい。父との確執もとけてほしい。
    春若の恋はどうなるのか。
    最後のあの展開、。続きが気になって仕方がない。
    続編、早く出ますように。

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    2024年08月29日
  • 紫式部と清少納言 二大女房大決戦

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    ネタバレ

    今回も笑わせていただきました。

    亡くした定子への思いを彰子に向けさせるために道長に選ばれた『源氏物語』と作者である紫式部。

    続きを急げと責められる姿に、まるで締め切り追われる人気作家のよう...( = =) トオイメ目

    確かに人気があったがゆえに彰子に使えることになったわけですしねぇ。でも、好き勝手に言っては消えていく道長や赤染衛門にいら立つのもわからなくはないですよねぇ。

    そんな時に代内裏の中に亡くなった定子の霊鬼が現れて、紫式部は姿を見るだけではなくて、部屋の壁を叩かれてパニック!

    そこで彼女は嘘をついて出家した清少納言の元へ。

    この清少納言が私のめちゃ好みの性格でした。いやぁ

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    2024年01月22日
  • 暗夜鬼譚 空蝉挽歌 〈後〉

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    ネタバレ

    ラスト数ページで大号泣。
    涙でビッショビショのティッシュが散乱するテーブルに突っ伏して大号泣(笑)

    久継はさ、2人が幸せだったらそれで良かったんだよね。
    元々自分が身を引く立場だって理解もしてたし、都から追いやられた時も、ここいらが潮時だとも思ったんじゃないかな。だから美都子のことも無理に連れて逃げなかった。
    頭の中将と美都子が今幸せで居てくれたら、それだけで自分が身を引いた甲斐が有ると、2人の幸せが自分の幸せだと、そう思えたんだと思う。

    でもそうじゃなかった。頭の中将は後悔していた。心から幸せにはなってなかった。
    それが許せなかった。
    2人が幸せになってないなら、自分が大宰府まで

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    2024年01月17日
  • ばけもの厭ふ中将 戦慄の紫式部

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    「ばけもの好む中将」のスピンオフ。本家のほうが少し行き詰まってるように感じるので、息抜きになって良き。
    そもそも"好む"の方もこんな気軽な話だと思ってたので…今源氏さんにはこれからもがんばって欲しい

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    2023年09月25日
  • 鬼舞 見習い陰陽師といにしえの里

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    完結編、どうなることかと思ったけどなんとかおさまるべきところにおさまった感じがしてよかった。巻末のおまけもよかった。もっと続いて欲しかったなぁ。

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    2023年08月16日
  • ばけもの厭ふ中将 戦慄の紫式部

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    この本は化け物好む中将のスピンオフのような話となっていたが、どうして、どうして、そちらより好きなくらいの秀作。主人公の中将雅平は女好きの遊び人風に最初は描かれ、何だこの軽いやつと思うのだが、進んでいくうちに光源氏にあこがれていた思い出やら、姫君たちへの勤勉さにかわいいやつにかわっていく。
    岡野玲子氏の陰陽師に出てくる相方の源博雅にも通じるキャラで、マア平安ものに有りがちな展開なのかもしれない。でも読み進むうちにキャラが育って、ちゃんとした貴公子になるとは思いもよらず、なかなかな本であるとかんしんした。
    一軒ラノベだけどもちょっと、平安ジャニーズ系ストーリーでジャニーズは嫌いだけど瀬川貴次の本は

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    2023年08月11日
  • ばけもの厭ふ中将 戦慄の紫式部

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    今回は、いつもの中将様のお仲間の中将様が主人公。
    源氏物語を思わせる怪異に次々に出会う。
    中には、本当の「怪異」もあるのが、なんだか皮肉といえば皮肉。あんなに怪異にあいたくてもあえない中将様もいるのにね。
    源氏物語に関するうんちくも聞けるのが面白かった。
    葵の上のところに現れた生霊の話はびっくり。そういう解釈もありうるのか。目から鱗。
    しかし、自他とともに認める今源氏の中将様。
    女遊びもほどほどに。まぁ、当時としてはたちは悪くないんだろうけど。
    次は、別の「中将様」のお話も読んでみたい。
    (もちろん、1番読みたいのは本編なのだが。)

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    2023年07月30日
  • 聖霊狩り

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    高校生の時にドはまりした作品。
    御霊部、知られてないだけでもしかしたら存在するかもしれませんね。
    それぞれが怨霊を鎮めるための特殊能力持っていて個性的なキャラが盛りだくさんです。本格的ホラーというよりちょっぴり怖い感じなので読みやすいです。

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    2022年10月06日
  • 怪談男爵 籠手川晴行 2

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    ネタバレ

    今回はお笑いホラーは少なかった、残念_| ̄|○

    ですが、瀬川貴次さんってホラー作家だもんねと(おひ!)

    続きを楽しみにしてまーす。

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    2022年08月22日
  • ばけもの好む中将 十一 秋草尽くし

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    ネタバレ

    十郎太の正体がわかってきた!
    宗孝が危ない!
    姉たちにも危険が迫る!

    今回は東宮春若と、初草の君、お互いの思ってることを打ち明ける
    2人とも健気です

    しかし、狗王の気持ちがねぇ・・
    人の気持ちって面白いww

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    2022年05月04日
  • ばけもの好む中将 十一 秋草尽くし

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    ネタバレ

     続きを待っておりました、が、冒頭から不穏な雰囲気。
     乳母を殺した多情丸を許せる許せない宣能と彼を案じる宗考。

     一方、東宮は相変わらず宗孝の姉の真白に一筋。それを知って彼を応援することにした初草。この二人は癒しですね。

     弘徽殿の女御は相変わらずですが、彼女に力を貸す宣能が危うい感じがして、続きが心配です(-"-;A ...アセアセ

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    2022年03月20日
  • ばけもの好む中将 八 恋する舞台

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    ネタバレ

    今回のお話は、宗孝がちょっと可哀想だと思ったのと同時に、彼の優しさがよく分かりました。めちゃくちゃビビりだけど、人のことを想える優しい人で、舞も上手い。魅力的だと思うんだけどなあ…
    舞の舞台もトラブルがありすぎましたが、みんなのそれに対する判断力と行動力がすごすぎて感心しました。私も実際に見られたらいいのになあと思いながら、必死に頭の中で想像していました。無理…私の頭じゃあ全然美しくできない…
    そして最後に真相が明かされた文は、たった一言だけれど、その背景を知ると本当に切なくて、儚さも感じられました。たった一瞬の場面だったけれど、とても綺麗で一番心に残りました。
    そして、もう本当に春若と小桜丸

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    2021年12月16日
  • 【電子オリジナル】聖霊狩り 妖魅の書

    購入済み

    聖霊狩りだけでなく安倍兄弟も!

    すごい豪華な番外編で驚きました。登場人物には有田がいなかったので残念に思いましたが、後半でガンガン出てくるし!
    ヤミブンの男三人と柊一でご飯食べちゃうし!桜田弟くんとちびムシュフシュも可愛い!

    これだけでも買った価値ありと思ったけれども、まさかのまさかですよ。吉平登場!聖霊狩りじゃなくて鬼舞やん!ていう。

    安倍兄弟も大好きなので嬉しかったです~。
    最終巻のあとなのか、吉昌が吉平に優しかったような、素直になったような…可愛いなぁ。
    吉平のブラコンぶりも健在でした。先生ありがとうございます!!!

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    2021年11月26日
  • ばけもの好む中将 七 花鎮めの舞

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    ネタバレ

    前回は、まだ不穏な感じの部分が残って終わったので7巻ではどうなってしまうかと思っていましたが、小説の季節が春だからか、心がぽかぽかと暖かくなるようなお話ばかりでした。弘徽殿の女御様も、春の暖かさのおかげか、7巻では怒り狂っているシーンがなくてよかった…
    また、最後の最後のシーンでは、もう嬉しさのようなものが込み上げてきて、涙が出そうになりました。
    しかし、宣能の闇の部分が今まで以上に見えてしまって、これからの展開が少し心配ではあります…
    今気づきましたが、もしかしてこのシリーズ一生本物の怪異は現れない…? いつかは遭遇できるのかな、とか思ってましたが…宣能がかわいそうだからいつかは見られるとい

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    2021年10月01日