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Posted by ブクログ
ラスト数ページで大号泣。
涙でビッショビショのティッシュが散乱するテーブルに、顔面突っ伏して大号泣(笑)
久継はさ、2人が幸せだったらそれで良かったんだよね。
元々自分が身を引く立場だって理解もしてたし、都から追いやられた時も、ここいらが潮時だとも思ったんじゃないかな。だから美都子のことも無理に連れて逃げなかった。
頭の中将と美都子が今幸せで居てくれたら、それだけで自分が身を引いた甲斐が有ると、2人の幸せが自分の幸せだと、そう思えたんだと思う。
でもそうじゃなかった。頭の中将は後悔していた。心から幸せにはなってなかった。
それが許せなかった。
2人が幸せになってないなら、自分が大宰府まで追いやられたのは何だったのか。自分が身を引いたのは何だったのか。美都子を残して去ったのは何だったのか。
ふざけるな!!!お前たちだけは幸せで居なくちゃいけないだろ!!
その思いが御霊にさせてしまった。
もしかしたら、御霊となって2人を連れて行くつもりだったのかもしれないね。
ただ頭の中将を殺したいんじゃなく、2人を連れていって、また3人で過ごしたかったのかもしれない。
それが人の道理から外れていると分かっていても。
でも夏樹がそれを止めてくれた。
『よくやった、小僧』
この一言に、久継の思いの全てが詰まっているようで、辛い。
邪魔をするなら夏樹を消すという思いは確かでも、それと同時に、自分を止めてくれるのも夏樹だと思ってたんじゃないかな。何だかんだ、弟のように思ってくれてたと思いたい。
最後はブツっと切れていて賛否あるかもだけど、私は夏樹の心情を考えればあのラストで最高だと思う。
夏樹はきっと、あの後から記憶が曖昧なんじゃないかな。自分がどうやって家に帰りついたのかすら分からない気がする。
あそこで話が切れているからこそ、それが伝わってくる終わり方だと思う。
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