瀬川貴次のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ばけものを好む中将に付き添う右兵衛佑宗孝の物語 第7巻
今作は、ニの姉の出産に、十二の姉の恋愛騒動、
それに、完全に解決していない、九の姉に対する専女衆との絡みが進展していく。
シリーズものですし、九の姉と専女衆との関係は、前の六巻がまだの人は、
読むことをおすすめします。
毎回、宗孝の姉たちが物語に絡んできて、右大臣家や天皇家も絡んできて、
中流階級のはずの宗孝を含め姉弟で大変な展開になってます。
ばけものこのむ中将こと、左近衛中将宣能は、冷静沈着と言いますか、
父親である右大臣との関係がうまくいっているのかいないのか、
そこらへんも進展していくので、今作はこのシリーズを読んでる人は、
-
Posted by ブクログ
ネタバレ今回も笑わせていただきました。
亡くした定子への思いを彰子に向けさせるために道長に選ばれた『源氏物語』と作者である紫式部。
続きを急げと責められる姿に、まるで締め切り追われる人気作家のよう...( = =) トオイメ目
確かに人気があったがゆえに彰子に使えることになったわけですしねぇ。でも、好き勝手に言っては消えていく道長や赤染衛門にいら立つのもわからなくはないですよねぇ。
そんな時に代内裏の中に亡くなった定子の霊鬼が現れて、紫式部は姿を見るだけではなくて、部屋の壁を叩かれてパニック!
そこで彼女は嘘をついて出家した清少納言の元へ。
この清少納言が私のめちゃ好みの性格でした。いやぁ -
Posted by ブクログ
ネタバレラスト数ページで大号泣。
涙でビッショビショのティッシュが散乱するテーブルに突っ伏して大号泣(笑)
久継はさ、2人が幸せだったらそれで良かったんだよね。
元々自分が身を引く立場だって理解もしてたし、都から追いやられた時も、ここいらが潮時だとも思ったんじゃないかな。だから美都子のことも無理に連れて逃げなかった。
頭の中将と美都子が今幸せで居てくれたら、それだけで自分が身を引いた甲斐が有ると、2人の幸せが自分の幸せだと、そう思えたんだと思う。
でもそうじゃなかった。頭の中将は後悔していた。心から幸せにはなってなかった。
それが許せなかった。
2人が幸せになってないなら、自分が大宰府まで -
-
Posted by ブクログ
この本は化け物好む中将のスピンオフのような話となっていたが、どうして、どうして、そちらより好きなくらいの秀作。主人公の中将雅平は女好きの遊び人風に最初は描かれ、何だこの軽いやつと思うのだが、進んでいくうちに光源氏にあこがれていた思い出やら、姫君たちへの勤勉さにかわいいやつにかわっていく。
岡野玲子氏の陰陽師に出てくる相方の源博雅にも通じるキャラで、マア平安ものに有りがちな展開なのかもしれない。でも読み進むうちにキャラが育って、ちゃんとした貴公子になるとは思いもよらず、なかなかな本であるとかんしんした。
一軒ラノベだけどもちょっと、平安ジャニーズ系ストーリーでジャニーズは嫌いだけど瀬川貴次の本は -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回のお話は、宗孝がちょっと可哀想だと思ったのと同時に、彼の優しさがよく分かりました。めちゃくちゃビビりだけど、人のことを想える優しい人で、舞も上手い。魅力的だと思うんだけどなあ…
舞の舞台もトラブルがありすぎましたが、みんなのそれに対する判断力と行動力がすごすぎて感心しました。私も実際に見られたらいいのになあと思いながら、必死に頭の中で想像していました。無理…私の頭じゃあ全然美しくできない…
そして最後に真相が明かされた文は、たった一言だけれど、その背景を知ると本当に切なくて、儚さも感じられました。たった一瞬の場面だったけれど、とても綺麗で一番心に残りました。
そして、もう本当に春若と小桜丸