あらすじ
いつものように怪異探しに出かけた宣能と宗孝。だが、宗孝は宣能が胸に抱える復讐計画を思いとどまらせたいと気もそぞろ。そんな二人の前に、妖しい白い浮遊物が現れ!? いっぽう、東宮と宗孝の姉・真白を引き離すのに失敗し、怪異に遭遇して以来、すっかり消沈していた弘徽殿の女御。しかし、怪異が巫女たちの仕掛けだったと知り、怒りを激しく燃え上がらせ・・・・・・。秋の夜長に、それぞれの思惑が交錯し、波乱ぶくみのシリーズ第11弾!
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十郎太の正体がわかってきた!
宗孝が危ない!
姉たちにも危険が迫る!
今回は東宮春若と、初草の君、お互いの思ってることを打ち明ける
2人とも健気です
しかし、狗王の気持ちがねぇ・・
人の気持ちって面白いww
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続きを待っておりました、が、冒頭から不穏な雰囲気。
乳母を殺した多情丸を許せる許せない宣能と彼を案じる宗考。
一方、東宮は相変わらず宗孝の姉の真白に一筋。それを知って彼を応援することにした初草。この二人は癒しですね。
弘徽殿の女御は相変わらずですが、彼女に力を貸す宣能が危うい感じがして、続きが心配です(-"-;A ...アセアセ
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十の姉上はそういう事だったのかー!というのと、中将もエキセントリックな変人ってだけじゃなくて年相応に悩み深き人だったんだなぁと。再度しみじみ思ったのでした。
まだまだ波乱の展開になりそうですねぇ。
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怪異に苦しめられた女御、それが専女衆の仕業だと知ってしまいさあ大変!
宣能は何とかするために動くもののやり方は荒っぽくて…ひとまず丸く収まってよかった、のかな?
宣能のあやうさ、宗孝が引き留めて支えてあげられるといいのだけれど
十郎太と多情丸の関係が明らかになり驚き!
宗孝たちに危機迫る?心配…
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久々に刊行されたシリーズ最新作。間が空いたので内容ちょっと忘れてたのですが、面白かったです。
十の姉に宣能のことを相談しに行ったら女ったらしみたく思われる宗孝。そのことを心配する初草は弘徽殿の女御の画策で、苦手な東宮の春若と引き合わされてしまう…。
春若が、真白以外は妻にしないと初草の前でとうとうハッキリ告げるシーンが一番印象に残ったかな。宣能が専女集を殺したんじゃないかと一瞬ヒヤッとしたけど、そうじゃなくて良かった。次は宗孝が身に危険が…次回が楽しみです。
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怪異が巫女の仕業だと知った弘徽殿の女御の怒りを収めるため思い切った手に出る宣能。非情に思えることさえも敢えて行う。すべては腹違いの妹・初草のためなのだ。多情丸への報復も忘れてはいない。東宮の真白の君への思いを知った初草は、それを応援すると言い切る。初草の思い人は宗孝だよね。ヘタレのようでいて、ちゃんと頼りになる男だもの。一方、多情丸は十の君へ魔手を伸ばそうとする。なんか怖い怖い。次巻が気になる。
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シリーズ第十一作。
みなさんのレビューにある通り、当初の設定から外れてどんどん不穏になっているのが淋しい。
怪異を探しにウキウキしながら夜な夜な歩き回る中将・宣能と、ビクビクしながらも必死でついて行く右兵衛佐・宗孝の様子が楽しかったのだが、もう見られないのだろうか。
序盤に『戦慄!闇を漂う怪しい光は果たして亡者の魂か!?』というその手の月刊誌の見出しのような噂話を調べに二人で出かけるも、結局何もなく、それだけでなく宣能を心配する宗孝の思いは宣能自身にシャットアウトされてしまう。
宣能自身、次第に父・右大臣の冷酷さが似てきたのを自覚していて、弘徽殿の女御を騙す嘘がバレたのを上手く収めようとするやり方が不穏なのも心配。
初草の君が泣いてしまうほど宣能が変わってきているのだ。
そんな中で東宮の真白の君への思いと、初草の君の宗孝への思いは一途で、二人とも幼いだけに純粋で可愛い。
宣能は東宮に4,5年待てと伝えたが、その4,5年後、少し大人になった二人にはどんな世界が待っているのか。
状況を整理すると
①宣能の多情丸への復讐は遂げられるのか
右大臣は多情丸の過去を知っているのか
②東宮→真白の君への求婚(入内)は叶うのか
弘徽殿の女御が激しく抵抗するだろうから壁は高い
③十郎太(十の姉)の正体が明らかになり、多情丸のターゲットは十郎太だけではなくなった
宗孝はどうなる?
④初草の君→宗孝への思いは伝わるのか
鈍い宗孝だが4,5年かければさすがに気付くかも
⑤狗王(多情丸の部下だが忠誠を誓っているのは寧ろ宣能に対して)は今後どう動くのか
弘徽殿の女御への思いはどう決着するのか
民間陰陽師・歳明や専女衆の陽気なおばあちゃん連中の出番は当面なしだろうか。
わちゃわちゃした雰囲気が好きだっただけに、最後は楽しく決着させて欲しいなと思うのだが、しばらくは不穏なまま続きそうだ。
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ばけもの好きな中将が怪異を求めてふらふらとさまよう。そんな呑気なお話だったはずなのに、どんどん不穏な流れになっていく…落としどころをどうするつもりなのか、非常に気になる。みんなが幸せになる結末だと良いのだけれど。
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シリーズ第十一弾。
乳母の敵である多情丸への復讐を胸に秘める宜能と、それを心配して思いとどまらせたい宗孝。
一方、悪霊に悩まされていた弘徽殿の女御は、怪異が専女衆(巫女)の仕業と知って大激怒。その報復を宜能が引き受ける事になって・・。
ここのところ、ダークな雰囲気の宜能が心配なのですが、この巻でも1話目で復讐を思いとどまらせようとする宗孝と何となくギクシャクしたようになってしまい、二人での怪異捜しもほぼ無くて、それぞれの単独行動が多かった印象です。後半でいい感じにはなるのですが、やっぱり昔のわちゃわちゃ仲良しな宜能と宗孝に戻ってほしいです。
そんな中、春若の“はた迷惑なほどひたむき(by宜能)”な真白への想いと、初草の宗孝への純粋な想いが本当に微笑ましくて、この少年少女“許婚コンビ”には癒されました。
そして宜能も皆から“中将さまなら何とかしてくれる”と期待され過ぎてしまうのを“自分は神ではない・・”と密かに苦悩したりしているのを見るにつけ、シリーズ当初の呑気な感じが懐かしくなります。
終盤では、多情丸と十郎太(十の姉上)との因縁も明かされて、かなり不穏な感じでした。
今後、宗孝が多情丸の標的になってしまうのでしょうか?気になるところです。