【感想・ネタバレ】ばけもの好む中将 九 真夏の夜の夢まぼろしのレビュー

あらすじ

夏の離宮での宴に招かれた宣能と宗孝。父の右大臣の存在もあり気乗りしない様子の宣能だったが、離宮に現れる怪異の噂を知って色めき立つ。以前この場所で惨劇が起き、その怨念が甦っているのだという。意気込む宣能は霊との遭遇を狙い、宗孝とともに離宮内の探索を計画する。一方、春若こと東宮は恋する真白と思わぬ再会を果たし、さらに逢引の約束を交わして有頂天で・・・・・・!? 恋の花咲く夏の離宮で、思いが交錯する「ばけもの好む中将シリーズ」第9弾!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

麗しき王宮時代。
権力を持つ父との関係を拗らせた中将は、今日も今日とて怪異を求めて、宗孝と共に怪しい場所を彷徨う日々。

続けば続くほど、面白くなる。
次の新刊はいつかなぁ。

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2020年05月21日

Posted by ブクログ

シリーズ第9作。
前作を読んでから間が空いてしまい、すんなり思い出せないこともありました。

宰相の中将雅平が恋に振り回されて、その先には多情丸や狗王、十郎太が絡んできたりと盛りだくさん。夏の離宮の宴では、怪異を探る中で、春若君と真白、皇太后や十郎太、4人の中将や更衣に関連する姉君達とこちらも盛りだくさん。

ドタバタしながら一気に話が進んできました。右大臣や弘徽殿の女御がそんなに話に絡まないので、宣能や宗孝も精神的に追い詰められる感じがなく、安心して読めました。初草の出番が少なくちょっと残念。

十郎太は男装でも女房姿でもきっと美人なんだろうなぁと思います。

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2023年03月12日

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頭の中将雅平が古寺で妖艶な尼に出会い、心を奪われるが、実はとんでもない相手だった!?多情丸やその配下の狗王が出てきて、不穏な趣もかもす。宣能は父親の右大臣から受け継いでこういう手合いと関わっていかなければならないのだが、さてどうなっていくことやら。後半の夏の離宮でのてんやわんやの騒動が滅茶苦茶面白い。若草君、雅平、真白の君、十の姉が絡んできて、おおにぎわい。双子の女官やら、秘密の抜け穴やら、他にもてんこ盛り。

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2023年01月05日

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春若と真白がなんとも可愛らしい
十の姉君は罪なお方ですねww
さぞや美しく、強いのですね
会ったら惚れちゃうかも(^_^)

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2020年09月08日

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すれ違いと勘違いで話が途方もなくややこしいことに、でも宣能にとってはしてやったり?
一晩の出来事なのになんと盛りだくさん…楽しませてもらったけれど宗孝は労ってあげたい
宣能の親子関係は相変わらず不穏で心配

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2020年08月27日

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宣能のほの暗い部分が時折過ぎるようにもなってきているのが気になるところ。宗孝がその闇に気付いて、受け止めてくれるのか、それとも宣能が何処かでその闇を払うのか、いずれにしても宗孝にかかっているように思えてならない。春若君と真白の行く末も楽しみではあるし、初草の君も含めて、皆幸せを見つけてくれると良いのだが。。

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2020年08月08日

Posted by ブクログ

中将さま、いつかほんものの怪異に出会えるのかなぁ。
今回も宗孝をお供に張り切ったのにね。
でも、お父上との確執が本当に心配。
どこかでいい方向に転換してくれますように。
そうしないと、初草ちゃんも可哀想なことになりそうで。
十の姉君が相変わらず自由だった。
何か目的があってのことではあるようなので、早いところ達成してほしい。
恋多き中将さま、今度は普通の浮き名を流せるお相手をえらんでね。

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2020年06月01日

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安定の面白さです。

今後の春若&真白、雅平&十郎太の行く末が気になります。


今後ダークな宣能も書かれていくのか…。

次々と気になる事が露わになっていく9巻でした。

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2020年05月24日

Posted by ブクログ

怪異譚大好き中将・宣能と、彼に付き合わされる右兵衛佐・宗孝コンビのシリーズ第九作。

宗孝の十二の姉君が恋してしまった十郎太こと実は十の姉君だが、今度はプレイボーイ中将・雅平の心まで奪ってしまう。何ともややこしい。
十二の姉君は春若君こと東宮の心を奪っているし、九の姉君である梨壺の更衣は帝の寵愛を受けているし、四の姉君はモテモテだし。皆母違いの姉妹なのにこんなにモテるということは、実は宗孝のお父様は無自覚イケメンだったのか? そして宗孝もまた無自覚イケメン?

という話は置いておいて、今回はあちこちで恋の花が咲きまくり。
死んだはずの尼が甦り夜な夜な灯りが点るという寂れた庵と分かっても尼に会いに行く雅平には呆れるが、その裏に例のアレがいて驚く。
宗孝の知らない、裏宣能がチラチラ出てくるが、彼は何を企んでいるのだろうか。

ついに十二の姉君への思いをはっきりと自覚した春若だが、その様子を見た宣能の反応が更なる波乱の予感も感じさせる。宣能はやはり妹の初草を…。
だがそのためには何と言っても右大臣と弘徽殿の女御という最大の障壁をどうするのか。
皆が幸せになる方法はあるのか。
そんな中で超禁断の恋の結実としての赤子を育てる中将・有光が一番幸せに見えるのが不思議。いつか三人で共に生きていけるようになれば良いなあ。

と、ちょっと不穏なことばかり書いてしまったが、今回も楽しいドタバタ劇がある。
恋の病の暴走を諌めるために宣能がイタズラを思いつき、堅物中将の繁成と発明好きな五の姉君夫婦も巻き込んだ仕掛けを実行しようとしたものの想定外の事態に発展したり、離宮であっちもこっちも追いかけごっこが始まったり。

行き違いや勘違いのこんがらがった糸は完全にほどけたわけではないが、ちょっとだけ糸口が見えたところもあり、これからがますます楽しみ。
とは言えこれが最新刊なので、まだ当分待たなければならないけれど。

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2020年11月13日

Posted by ブクログ

シリーズ第九弾。

十郎太こと十の姉上は、まさに“ハート泥棒”といったところで、真白に続き今回は宰相の中将・雅平の心を乱していました。
そして、毎回楽しませてくれる春若君の暴走ですが、ついに・・・!春若君の“告白”を聞いたとき、宣能がぐっと拳を握りしめたのってガッツポーズだったのですかね?
宣能は初草の幸せを第一に考えているのだと思いますが(あ、ばけもの第一か?)、宗孝や初草といるときと、父親や狗王に対峙しているときとのギャップが彼の闇を感じさせます。
何だか色々な思惑が入り乱れてカオスっぽくなっていますが、今後の展開が楽しみです。

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2020年06月26日

Posted by ブクログ

シリーズ物新刊出てた~と購入。
十郎太…惑わし過ぎじゃないか?いろいろな人を(笑)
でも確かに一番オトコマエだもんな~ 気持ちはワカル。

というわけで色々な人の関係が進展しているようなしてないような巻。春若の君はかわいらしいなぁ。

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2020年06月04日

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