瀬川貴次のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレやっと12人のお姉さんが全員登場しましたが、未だに半分以上はちゃんと把握できていません…
今回は怪異は少なめで、9番目のお姉さんの不安な気持ちや、揺れてしまう心といった、複雑でモヤモヤする女心がメインのお話でした。なんだか人間らしい彼女の心情が、分かりやすい文章で書かれているので臨場感があって、覗いてはいけないものを見てしまった気持ちになって終始ドキドキしていました。
真ん中あたりで真白の君と春若のお話が少しだけ出てきました。今のところ、この2人のこれからの展開を一番楽しみにしています。春若は健気で一生懸命頑張っているから応援したくなってしまうし、真白の君も好感の持てる強くて素敵な女性だから、 -
Posted by ブクログ
瀬川ことびさんのファンだったのですが、最近お見掛けしない……と思ってたら違う名前で活動されていたのか! しかも怪奇短編集、てので喜び勇んで買いました。そうそう、このテイストが好きなんですよ!
表題作「わたしのお人形」がもう大傑作。越したばかりの新居に残されていた古びた市松人形、徐々に起こる怪異……という定番の恐ろしい物語なのですが。途中から抱腹絶倒の展開になり、さらにはほっこりした後日譚まで。なんともキュートで癒される作品でした。読んだ後、表紙の人形たちがとても愛らしく思えてきます。
「廃団地探検隊」もお気に入りです。このほっこりテイストがいいんだよね~。なんともいえず楽しそうで。
逆にとんで -
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