伊東潤のレビュー一覧
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天下大乱 伊東潤
大将が一つの城の攻め方や女たちの救出まで口を挟んでいては、大局に立って物事を判断する者が居なくなる。
戦略と戦術・作戦
物事には階層レイヤーがある
毛利元康 奮闘したが天下取りのリーダーではない
豊臣秀頼までのつなぎ
徳川家康は天下を取る決意・胆力がある
軍事力の優位性は西軍にあっても、実際の実力はリーダー次第 リーダー不明では発揮できない
淀殿の弊害 女が国政・軍事に口を挟む 視野は狭い
結局、豊臣家を滅ぼした
秀頼8歳が年長なら? タイミングは待てなかったか
この後、大阪冬の陣1614・夏の陣
結局、家康の策謀に嵌まる豊臣家
ただし当時「天下の構想」を持っていたのは家康 -
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伊東潤『囚われの山』中公文庫。
世界登山史上最大級の遭難と言われる199人もの犠牲者を出した1902年の八甲田雪中行軍遭難事件を題材にした長編ミステリー。
八甲田山雪中行軍遭難事件を描いた作品には、映画にもなった新田次郎『八甲田山死の彷徨』、伊藤薫『八甲田山 消された真実』などがあり、本作はミステリーということだが、一体どんな展開を見せてくれるのだろうか。
確かにミステリー小説だった。非常に面白い。120年前の悲劇が現代へと蘇るという、全く予想外の展開だった。現代の主人公が、悩む歴史雑誌の編集者である菅原誠一ならば、120年前の謎の鍵を握る主人公は一等卒として山口少佐の従卒を務めた稲田康 -
購入済み
一気読みの傑作
登場人物は歴史ファンにとって良く知る人ばかり。行末、結末も知ってはいるが、作者が精緻に書き綴る会話に思わず手に汗を握ってしまう。まるでその場に立ち会っていたかのような臨場感だ。なんどか同じ素材の小説を読んだが、ようやくスッキリした感じを得ている。
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本気が感じられるアンソロジーだ。全編、妥協がない。絶対に楽しい。
「地獄のアロハ」には、池田貴族など、早逝した友人たちをモデルにした人物が出てくる。オーケンの昔のエッセイをよく読んでその時代の空気感に憧れていた90年代生まれのわたしは、ホロリときた。そして後半のカオスにオーケンやっぱり天才か…と。
「なまはげ」には東北の寒さと閉塞した雰囲気にちょっぴりの優しさ(情けかも)を加えた味わいが。
「超自然現象」には圧倒される。人間椅子と文芸を好きでいたおかげで、今日もまた新たな興奮と刺激と出逢うことができました。物語は様式美的なカタストロフィ。
「遺言状放送」を読む前に、作者の長嶋さんが芥川賞を取 -
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『〝クジラ〟強調月間始めました!』7
第7回は、伊東潤さんの『巨鯨の海』です。
伊東潤さんは、時代小説を中心に書かれている方です。本書が初読でしたが、和歌山の太地で、江戸時代から独自の組織的捕鯨を行っていた人々と鯨の圧倒的な物語でした。
臨場感あふれる捕鯨場面の描写が素晴らしく、迫力と緊張感に溢れ、時・潮・風や鯨の動きを読みながらの漁は、鯨の情の豊かさや悲しい運命まで表現される秀逸さです。
専門用語や方言も多く登場しますが、丁寧な説明があり気になりません。また、太地の人々は、鯨を「夷(えびす)様」と呼び、古くから鯨に対して畏敬と感謝の念をもっています。更に、鯨と命懸けのやりとりをす