伊東潤のレビュー一覧

  • 吹けよ風 呼べよ嵐

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    かの有名な川中島の合戦。初めて読みました。だから登場人物の多さにちょっと困惑しながらも、上杉、武田両雄の熾烈な攻防に加えて、主人公の須田満親と幼馴染の信正が運命に翻弄されながら争う様子が、ページをめくる手を止めさせませんでした。伏兵と陣立までも詳細に書かれた第四次川中島の合戦の臨場感あふれる様子からは、目が離せません。

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    2026年09月09日
  • 江戸を造った男

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    河村瑞賢の一生を史実を元に書かれた❗️
    伊東潤の、「男たちの船出」と同時代だが、この小説では、海路の開発よりも、大阪の治水や、銀山の発掘が中心だ❗️
    ヨット乗りとして、もう少し西側(日本海)の海路、港湾開発が知りたかったが。

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    2026年09月03日
  • 修羅奔る夜

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    東京で派遣社員として働いていた紗栄子だったが兄でねぶた師の春馬が病気になってしまったため、助けに帰郷する。
    動けない春馬の手足になりねぶたを仕上げて行くが、本番2日前に春馬が「これはわしのねぶたじゃねぇー!」と言って壊してしまった途端意識を失い緊急手術となる。
    壊されてしまったので、一時はもう出台を諦めたが、奇跡的に春馬の一番弟子が壊された箇所のスペアを作っており、徹夜で本番に間に合わせ、無事大賞を獲る物語。
    ねぶた祭りへかける青森の人達の思いやねぶた師の強い想いが上手く描かれていて先が気になるまさに題名に奔るとあるように疾走感溢れる小説だった。

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    2026年08月03日
  • 決戦!関ヶ原

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    勝利のため、生き残るため、戦うため
    それぞれの思いで描かれる関ヶ原の戦い
    教科書では一言で終わる戦いの裏に、人々の交錯する思いがあることを感じさせられた

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    2026年08月02日
  • 修羅奔る夜

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    不遇な時代に、懸命に生きることが本当に難しい時代になってしまいました。展開は結構ステレオタイプだけど、1人が立ち上がったら周囲を巻き込めるという展開はなんか心が動くね。昭和おじいちゃんですから。

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    2026年07月29日
  • 走狗<文庫版>

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    「大警視」川路利良は、名前は知っていたが人となりは知らず勝手に清廉潔白な聖人君子だと思っていた。考えたらあの時代の人間なのだからそんな訳ない権謀術数に長けた人間の筈だということを忘れてた。非常に面白かった。

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    2026年07月16日
  • 囚われの山

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    ネタバレ

    着地に失敗した幻の"傑作"。
    それでも、同じ人間として、極限まで頑張る姿に勇気をもらえるので星4つ。
    もし貴方がドニー・アイガー著「死に山」を読んで面白かったのなら、「八甲田山雪中軍遭難事件」に潜む疑問を突いた本書は十分楽しめます。

    以下はネタバレあります。
    1902年1月199人もの犠牲者を出した八甲田山での雪中行訓練は、ソ連の南下策を念頭に陸軍で計画されたもの。
    歴史雑誌編集者が社内企画で社運をかけたのがこの事件。そして調べれば調べるほど計画、装備(防寒対策)、組織体制が杜撰だったことが判明。
    なぜ現地に精通した案内人をつけなかったのか、なぜ防寒対策を軽視したのか、な

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    2026年06月29日
  • 幕末雄藩列伝

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    個人的に列伝好きなのだが、人物でなく藩を主体にしたのは珍しい。薩摩や長州藩といったメジャーどころだけなく裏切りの彦根藩や無敗の庄内藩などあまり知らない藩も取り上げており面白かった。

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    2026年06月07日
  • 真実の航跡

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    良かった
    戦後に、いわゆる戦犯になった人間の弁護を通して戦争とはや尊厳などの心を描き熱い物語が展開します

    3234冊
    今年133冊目

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    2026年05月24日
  • 天下大乱

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    この辺の話を最初から知っていると、イメージが湧いて楽しめる。
    そうでない人、興味のない人はそうでもないかも。

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    2026年05月23日
  • 池田屋乱刃

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    池田屋騒動について、それに関わった複数人の志士の立場や視点が描かれており、様々な思いが錯綜しながらこの出来事に至ったのだということがよく描かれていた。

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    2026年05月10日
  • 悪左府の女

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    類まれなる知性と厳格さで、摂関家の再興に執念を燃やす左大臣・藤原頼長。権力を盤石にするため、多子を近衛天皇の入内(じゅだい)へと送り込む。しかし、頼長のあまりに潔癖で妥協を許さない政治手法は、周囲の貴族や皇族、台頭する武士たちの反発を招き、やがて時代は凄惨な内乱「保元の乱」へと突き進んでいく。政争の道具とされた多子が、滅びゆく頼長の背中を見つめながら見出した、自らの生き様とは。。。特徴は、王朝文化の終焉と退廃を見事に小説の中で描き切った点かな。そして、頼長の信念である「理」や「法」と、多子が抱く「情」との対立が物語の通奏低音となっており、読後には滅びゆく美しさと哀愁が深く残りまよ~。

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    2026年04月28日
  • 峠越え

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    桶狭間、姉川、三方ヶ原、長篠など家康の局所となる戦が描かれている。

    本能寺については、そういう展開にするかーとまた新しい解釈で楽しめた。

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    2026年04月12日
  • 峠越え

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    家康の遺訓
    人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くがごとし、急ぐべからず

    そのありようが、随所でみられる本でした。
    驚いたのは
    武田が滅んで、信長にとって家康は用済みとなった。それどころか織田家の天下のために、一転して邪魔者となった。
    本能寺の変は、光秀をつかって家康を殺すはずだったが?
    歴史好きな人には、興味深い本だと思った。

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    2026年04月08日
  • 天地震撼

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    2026.4.7完了
    大筋は想定通りで信虎の存在をうまく活かしていた。さすがは伊東潤だな。面白いです。

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    2026年04月07日
  • 国を蹴った男

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    短編集なので、さらっと読むにはちょうどいい
    読み易いし、ストーリーも面白い
    一本一本ちゃんとしてて、考えさせられるところも多い
    戦国武将の評価や人となりというのは
    本当によくわからない
    全てとは言わないが、かなりの部分は後世に面白おかしく作られたはずで、本当のことは誰にもわからない
    江戸後期から維新の時代だってかなり怪しいわけで
    ましてや信長や秀吉がどんな人間だったかなんてわかるはずがない
    そういった意味では歴史物はやはりファンタジーと言うべきか
    たまたま今大河ドラマで秀吉は出てくるが
    あんなにいい人間であるはずもなく、もっと卑しくてずる賢くて、嫌な人間と考えたほうが自然である
    しかしファンタ

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    2026年04月01日
  • 武田家滅亡

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    久しぶりの歴史小説。戦国時代の知識は高校の頃に習った日本史に加えて太閤立志伝ってゲームをちょっとやってたくらいです。みかん転売しまくってた。
    現代とはあまりにも命やプライドの価値観がかけ離れていて、だからこそこの時代にしか存在しなかった美しさみたいなものが後半にかけて押し寄せてくる。それに、どんな時代であっても等しく憧れる生き様、かくありたいという人間が存在していたということを確かに感じました。
    歴史小説の楽しいところって、誰もが知ってる戦国大名から小さな村の兵卒まで、直接的な接点がなくともドラマが繋がっているところが…いいなぁって思いますよね。

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    2026年03月26日
  • 鋼鉄の城塞 ヤマトブジシンスイス

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    単なる戦記物かと思いきや、思わぬ展開があり引き込まれた。
    様々な想いをもった人達が情熱を持って動く姿は惹きつけるものがある。

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    2026年01月28日
  • 鋼鉄の城塞 ヤマトブジシンスイス

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    戦艦「大和」建造物語。と一言で言うとそうなるが、今、この日本が平和で豊かな国になった礎の人たちの思想や苦難がしっかり伝わってきて、昭和の先代に感謝したくなる読後感。

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    2026年01月23日
  • 鋼鉄の城塞 ヤマトブジシンスイス

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    日本最強の戦艦 大和
    知らぬ者はないだろう
    大和を造った若き士官の物語

    大和が沈むまでの日本海軍の奮戦はいろんな書籍で知ることはあったが、造船に関する歴史は初めて知った
    造船も命懸けであり、そこで多くの命が失われた
    無理な計画を実現するために精神を病む人もいた
    戦争は戦地以外でも悲惨なのだ
    アメリカとの戦争は当時から回避するべきだと誰しもが思っていた
    国力が違いすぎるのだから
    それでも、誇りをかけて戦艦を作り、戦艦に乗りそして戦った
    戦争を美化するつもりはないが、やはり我々はそんな祖先を敬うべきだろう

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    2026年01月18日