伊東潤のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
短編集なので、さらっと読むにはちょうどいい
読み易いし、ストーリーも面白い
一本一本ちゃんとしてて、考えさせられるところも多い
戦国武将の評価や人となりというのは
本当によくわからない
全てとは言わないが、かなりの部分は後世に面白おかしく作られたはずで、本当のことは誰にもわからない
江戸後期から維新の時代だってかなり怪しいわけで
ましてや信長や秀吉がどんな人間だったかなんてわかるはずがない
そういった意味では歴史物はやはりファンタジーと言うべきか
たまたま今大河ドラマで秀吉は出てくるが
あんなにいい人間であるはずもなく、もっと卑しくてずる賢くて、嫌な人間と考えたほうが自然である
しかしファンタ -
Posted by ブクログ
久しぶりの歴史小説。戦国時代の知識は高校の頃に習った日本史に加えて太閤立志伝ってゲームをちょっとやってたくらいです。みかん転売しまくってた。
現代とはあまりにも命やプライドの価値観がかけ離れていて、だからこそこの時代にしか存在しなかった美しさみたいなものが後半にかけて押し寄せてくる。それに、どんな時代であっても等しく憧れる生き様、かくありたいという人間が存在していたということを確かに感じました。
歴史小説の楽しいところって、誰もが知ってる戦国大名から小さな村の兵卒まで、直接的な接点がなくともドラマが繋がっているところが…いいなぁって思いますよね。 -
Posted by ブクログ
第一部は火坂氏が、第二部は(火坂氏の没後)伊東氏が著す。
火坂氏は「天地人」は正直可もなく不可もなくという感じだった(大河ドラマの脚本よりはいいか、という程度)が、絶筆となった本書は流石に巧みさに磨きがかかっていた。このまま60代70代を迎えていたら更なる好著を生み出しただろう、と考えると惜しまれる。
伊東氏は既に老練の域に達している。下巻では氏政や氏直、氏規や江雪斎をどの様に描くか楽しみ。氏政の蹉鉄をどう描いたか。
ここまでアベレージの高い当主を五代に渡って輩出して来た北条(伊勢)氏というのは武家社会では異質の存在ではないか。何か現代社会の老舗オーナー企業に通ずる安定感がある。
ジュ -
Posted by ブクログ
ネタバレ満州を舞台にした歴史小説家と思いましたが、
明治、大正、昭和、平成を生きた男の大河小説の第一部ということでした。
本巻は主人公が生まれてから、出生の秘密を知り、関東大震災や筑豊炭田を経験し、
張作霖爆殺事件に絡んで大陸で失踪した兄を捜しに新聞記者になって大陸に渡り、
石原莞爾と知り合い、兄をかくまった匪賊とも知り合い、満州での石油発掘に邁進して、
石原の失脚とともに夢破れるところまででした。
満州が絡むので石原莞爾と知り合うのはわかりますが、
草野心平や中原中也や長谷川泰子と知り合ったりするのは驚きで、
子供の三島由紀夫や若き横田英樹が出てくることから、今後も政治だけでなく文学や経済も絡んでく