伊東潤のレビュー一覧
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一言で言うなら、むちゃむちゃ面白かった!!私が歴史マニアなのでアレなのだが、これは傑作である。伊東潤さんというと、武田とか、捕鯨(これも傑作!)が有名だけど、これもめっちゃ傑作!!
ついでだが有名な八甲田山雪中行軍遭難事件を扱った作品である。それはわかっているが、軍医は弱っている集団に置き去りにされる運命なのだなということが身に沁みた。
医師免許は国家資格なので心強いのだが、
・戦争が起きると真っ先に徴兵される
というのは医師の中でも有名な話である。傷病者戦地で多いからな。でも雪中行軍でもそういう扱いなのか…え〜。って思った。
多分、作者が言いたいのはそういうことじゃないと思うけど、私の中で -
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これは秀逸。
戦国時代の脇役の心理がわかる。作者によって見方が少しづつ変わるのも面白い。作品の並びも素晴らしい。秀吉の朝鮮出兵が与えた武将らの心持ちが、それ以降の人生を変えていく様もしゆういつ。
・人を致して、伊藤潤
人に致されてきた家康、今回も三成が取り除きたいと考えた武将に絡む策に乗る。
・笹を噛ませよ、吉川永青
敗軍の将につかい続けた槍の名手可児歳三、とった首には笹を噛ませる。一番槍を横取りした味方の井伊直政を追う。何のために戦うかを学んだ才蔵、直政の配慮。
・有楽斎の城、天野純希
信長の13歳下の弟、父信秀の11番目の男子として生まれた。武芸よりも芸事。武運にも見放され茶の湯にハマる。 -
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佐々成政は肥後一国54万石を秀吉から与えられたが、検地を急ぎすぎて一揆が起きてしまった。かなり大規模な一揆だったため秀吉が出張ってきて鎮圧したものの、佐々成政は切腹となる。
肥後は北半分19万5千石が加藤清正に、南半分14万石を小西行長に与えられたが、加藤清正はその時点で27才であり、それまでは3千石だった。とにかく家臣が足りない。尾張で募集をかけて補うことになった。
木村藤九郎は父が安土の普請奉行だった。加藤清正の部下となり、肥後に赴きたびたび氾濫する菊池川の整備の責任者にされてしまう。菊池川下流域を2本の川にかけかえる案ができたはいいが、自分につけられた部下もさることながら、村々から出て -
購入済み
あたりを引いた
百円激安であまり期待していなかったが、実に生き生きして面白い小説であった。主人公は明暦の大火で全てを失ったが川を流れてくる野菜で漬物を作り売ることで、どん底から這い上がる。今日現在令和の米騒動が未だに尾を引いているが、江戸時代の初め、主人公が幾多の危機を乗り越えて航路を開発、初めて人口が急速に増えつつある江戸に東北の米が届くようになったのはいつの世も米の流通が日本人が生きてゆく源なんだと感慨深かった。そのほか治水、銀鉱山開発とまさにスーパーマンの活躍であるが心は金儲けではなく人助け。鈴木亮平か佐藤隆太を起用して大河ドラマにしたら、さぞかし面白いだろう。
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本のタイトル「鋼鉄の城塞」の名の通り、戦艦大和は、まさに鉄でできたお城。日本の造船技術の総力を結集して造り上げた最強の戦艦でした。
しかし、昭和20年4月7日14時23分、沖縄海上特攻作戦の途上、坊ノ岬沖で米軍戦闘機の激しい爆撃を受け、海に沈みました。前途ある三千人余の若者たちの夢や希望とともに・・・
この本は、大和を作る技師たちにスポットをあてて描かれています。CGもAIもない時代に、数cmの誤差も許されない現場の技術者たちの努力・能力に、驚くばかりでした。主人公の占部健はじめ多くは架空の人物が中心ですが、山本五十六など実在の人物も登場しました。そして、占部健を慕う池田武邦(実在の人物 -
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ネタバレ【鋼鉄の城塞】 伊東 潤 著
戦艦「大和」の建造ストーリーで、ほぼ一気読みコースでした。『戦艦大和ノ最期』やレイテ海戦などは多数出版されていますが、大和建造の物語はあまりないのではないでしょうか(と、思ったら、巻末の「参考文献」には結構あげられていました)。
著者は本当によく調べていて、戦艦の建造、特に大和のように極秘レベルでの建造が如何に難しく大変なことかがよくわかりました。「ワシントン条約~ロンドン条約」で戦艦の数が制限されるなか、ひとつの戦艦の装備を如何に充実させて対抗するかの苦闘が書かれています。
前半は技術者としての苦闘を、後半ではロマンス、ミステリーを織り交ぜての進行(