【感想・ネタバレ】デウスの城のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでるとこ

昨日、天草の崎津集落に行ってみたからタイムリー

関ヶ原で西軍についた小西家(小西行長、キリシタン大名)の若い家臣彦九郎、善太夫、左平次の3人のその後のとんでもなく苛酷な生涯…かな

視点が3人分あって次々入れ替わり多角的。だから、読みやすいという印象はない
読書メモに書きながら読ん

佐平次は武士として生きるために棄教、その罪悪感からキリシタン弾圧にかえって邁進。

彦九郎はキリスト教の残酷性に苦悩しながらキリスト者として生きている。

善太夫は、殉教よりも人々を死なせぬ(衆生を救う)ことに重点を置き、そのために僧侶となりキリシタンたちに殉教せぬように(表面上だけ棄教するように)説得する。

理屈の通じない一途な信仰心と、征服を伴う布教を警戒する、目的のために残虐な手法を用いる公儀…

怒涛のような




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2024年05月17日

Posted by ブクログ

島原の乱を描く歴史小説。

元小西家臣の三人の視点から描くのも、それぞれの立場がいい立ち位置になっているのもよかったです。
関ヶ原の戦いから島原の乱までは三人の主人公の変遷とキリシタンへの弾圧の強化が並行して描かれていて、序奏としてはよい感じでした。
乱自体の史実についてはちゃんと抑えられているので勉強になりますが、天草四郎の成り立ちに主人公の一人が絡んで詐欺まがいなことをさせるのにはちょっと違和感がありすぎました。
あと、三人の主人公のうちの一人は実在の人物(といっても素性はよくわからないらしいです)なので、最後についても予定調和っぽい感じがしました。
ただ、現在の社会で大きな戦争がいくつか起きている中で、信仰のために死ぬこと、殺すこといかに空しいかを教えてくれたような気がします。

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2024年04月01日

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