修羅奔る夜

修羅奔る夜

1,760円 (税込)

8pt

日本一のねぶたを作る!
兄の思いを継ぎ、女ねぶた師は絵筆に魂を込める――。
令和の青森を舞台に、渾身の筆で活写する日本で一番熱い夜

東京で派遣社員として働いている工藤紗栄子は、三十歳を過ぎ物足りない毎日を送っていた。そんな時、青森でねぶた師として活動している兄・春馬が病に倒れたと報せが入り、紗栄子は帰郷する。「必ず渾身の作を祭りに出品する」と言う春馬だったが、病状は芳しくなかった。
春馬を手伝う決意を固める紗栄子。しかしねぶた祭が迫る中、春馬は入院してしまい……。
ねぶた師であった亡き父から兄へと継がれた魂を、形にできるのは私しかいない。
女ねぶた師・紗栄子は瞬刻の輝きを青森の夜空に描くことはできるのか! ?
時代を駆けて筆を揮う稀代の歴史小説家が、令和を舞台に女ねぶた師を活写する!

...続きを読む

修羅奔る夜 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年08月11日

    今作もハラハラです。焦りや苛立ち、苦悩など。読みながら、一緒に悩みまくる。安堵や達成感なども。本当に、感情、総動員です。

    ちょうどねぶた祭りと同じ頃に読んでいて、読み終わってすぐにYouTubeでアーカイブや中継を見ました。画面越しに見ても、壮大。これに一年、一生を賭けたくなる衝動は、理解出来る。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月27日

    振興会の方々の「女には無理やろ」的空気、ねぶたを愛するが故に起こる兄との衝突、治療に専念して欲しい兄嫁とのすれ違いなどなどの困難に負けず立ち向かう紗栄子がかっこよかったです。最後の「東京で私のねぶたさ作ります」という言葉がよかったです。

    0
    購入済み

    面白いが

    H
    2023年05月28日

    内容としては、一人の女性の成長物語です。その点では、面白かったのですが、あまりにねぶたに関する知識を披露する部分が多くて、入り込めませんでした。ねぶたに関する記述をほんの少し減らすと、良いのでは。

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月02日

     お話しは少しダサいけどそのぶん胸に響く。ねぶたは観光パンフレットを見る程度の興味しかなかったが今年の夏は、ねぶたを見に青森まで行きたくなった。

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月04日

    東京で派遣社員として働いていた主人公の工藤紗栄子に、地元の青森の母より、ねぶた師で兄の春馬が重い病気であるとの連絡が来る。
    病状から早期の検査、治療が必要だが、本人はねぶたの制作を諦め切れず治療を拒んでいるという。
    紗栄子は仕事を辞め、取るものもとりあえず、帰郷する。
    亡き父もねぶた師だった工藤兄妹...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月01日

    青森のねぶた祭りを題材にした小説。
    ねぶた制作師の兄が脳腫瘍になり、東京で夢を持ちながらも派遣社員として働いている妹が帰郷して兄をサポートしながらねぶたを制作する。
    スポンサー企業の厳しい注文やちょっとした裏切りや。しかしそれを逆手に利用してこれまでにない発想で乗り越える。
    そして直前に起こる事件。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年09月10日

    青森のねぶた師をテーマにした作品だ
    長い冬の季節からねぶた作りは始まって、それにかける人々
    わずか1週間のためにあれだけ熱くなれる気持ちが少し分かった気がする

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月13日

    物語としては、ご都合主義的な展開が多くてうんざりしたが、ねぶた制作のドキュメンタリーとして読む分には非常に良く出来ていると思う。青森県出身の私でも知らない部分が多々あり面白かった。

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月10日

    山本一力先生の作品を読むかのように、自分の
    命をナニかに掛ける者が描かれている(´・ω・`)
    途中で事件が起きないなと思ったのはミステリ
    好きの性なのでご勘弁をw
    主人公の兄が命を懸けて成し遂げる話と思わせ
    ておいて、途中からグダグダになる処は現実と
    して病の身にならないと分からない不甲斐なさ
    だろ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月06日

    病に倒れた兄を助けてねぶたを作る紗栄子。東京での意味を見つけられない生活が、青森に帰ってねぶた作りに真剣になる事で、変化をもたらす。
    ねぶた祭り、ねぶた制作がよくわかって良かった。

    0

修羅奔る夜 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

コルク の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

伊東潤 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す