伊東潤のレビュー一覧

  • 琉球警察【電子特典付】

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    沖縄に来るすべての人と、国会議員にP175を読んでほしい。

    しかし、経済的理由という名の元に沖縄を内地に売り渡す輩が存在するのも事実。

    長期的に見れば不経済ということがわからないのか?

    払ってもいい金額:1,900円
    貼った付箋の数:5

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    2023年06月04日
  • 修羅奔る夜

    H

    購入済み

    面白いが

    内容としては、一人の女性の成長物語です。その点では、面白かったのですが、あまりにねぶたに関する知識を披露する部分が多くて、入り込めませんでした。ねぶたに関する記述をほんの少し減らすと、良いのでは。

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    2023年05月28日
  • 浪華燃ゆ

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    小説としてはそこまで面白くなかったが、大塩平八郎について、学校の教科書レベルの知識しかなかったので大変勉強になった。時代背景は十分理解していたので、人となりと思考回路がわかっただけでも収穫。

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    2023年04月28日
  • もっこすの城 熊本築城始末【電子特典付】

    購入済み

    城に込められた熱き想い

    作者の城に対する深い想いが安土城から名護屋城、倭城、そして名城、熊本城を生み出した感動の物語を紡いでいる。それをひきだしたのは兎角武闘派と言われる加藤清正が実は大局観、行動力に満ちたバランス感覚のある武将という作者の解釈によるもの。清正の語る対局に従い城づくりの人々が築城技術、工期に死力を尽くす姿はリアルだ。
    これまで何度も足を運んでいる熊本城。傷も癒えてはいないが改めて訪れてみたい思っている。

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    2023年04月21日
  • 一睡の夢 家康と淀殿

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    史実を元にしたフィクションということだろうが、非常に丁寧でわかりやすい。この種の歴史小説の中では大変レベルが高いものとして評価されるのではないだろうか。これまでの他の小説や教科書で取り上げられる史実が縦糸であるなら、この作品は横糸で、双方を読むことで歴史がリアルに立体的に浮かび上がってくるというイメージがある。あくまでもフィクションではあるにしても。
    また日本の歴史に興味が出てきた。

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    2023年04月11日
  • 西郷の首

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    さすが伊東潤!かなり面白い。
    「武士の碑」を読んだすぐ後だったので勝手に、タイトルから西南戦争の政府軍視点ものたと思ってました。

    いやいや、主役の二人はある意味、有名人だったんですね。勉強不足で全く知りませんでした。

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    2023年04月10日
  • もっこすの城 熊本築城始末【文庫版】

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    「塞王の盾」から派生して辿り着いた。これも面白い。作者、加藤清正好きすぎない?ってくらい魅力的に書かれているし、安土城から名護屋城、大阪城、蔚山城を経て熊本城に至る流れもアツい。秘伝書頼みの仕官から最後の人間力による築城まで、ブラックな面も多分にあるけど、エンジニアとして羨ましい人生だなと。

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    2023年04月08日
  • 城をひとつ―戦国北条奇略伝―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    北条五代を陰から支えた一族の活躍が描かれているが、なんで先まで見通していて、また、どれだけ手札を用意しているのだと感じさせられた。また、常にうまくいくのではなく、壁にぶつかりつつも、当意即妙な対応をとっており、より痛快に感じた。

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    2023年03月30日
  • 天下大乱

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    関ケ原の戦いで終わる本作品、多くの最新研究書から
    アップデートしている内容(選択はあるが)を、読破
    済みのアタクシにとっては「サザエさん」を読むがの
    如くスイスイと3日かけて読んだ
    つい、乃至政彦・高橋陽介先生の本や渡邊大門先生の
    本を横に置いて読んだので時間がかかったのとドレの
    内容か曖昧になったものの、淀君と奉行たち大阪方の
    「両張り」が原因で秀頼の命令や出馬が無かった等が
    新鮮だったのと、毛利輝元の行動の謎が、家中の統制
    が古き国衆集合体故の鈍重さがの一面も加味する必要
    があると気づく作品だった・・・毛利主体の行動は素
    早く、受け身の時は合理的には見えない
    (=この部分
    は現代の政治的パ

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    2023年03月09日
  • 真実の航跡

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    戦争犯罪と戦犯裁判。それに向き合う被告と弁護士や判事。戦争にも目を向けていく中で人としての生き方にも考えさせられる。

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    2023年02月11日
  • 江戸を造った男<文庫版>

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    河村瑞賢の名は、教科書や小説で知っていたが、東廻り航路や西廻り航路を作ったというのがどういうことなのか具体的に分からなかった。この本を読んで、長年の疑問が解けた。
    一商人であるのに、数々の功績をあげたのは、驚きだった。

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    2023年02月07日
  • 威風堂々(下)-明治佐賀風雲録

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    どんなに立派な人でも晩節を汚す事が多い。でも大隈重信は違った。じゃあ何が違うのか、という事をここまで面白く物語る。小説を読みながら付箋を貼りまくる。伊藤潤さん、凄すぎです。

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    2023年02月05日
  • 天地雷動

    ネタバレ 購入済み

    無情

    無情さがにじむ作品。絶対強者である織田信長の圧倒的存在感!に対し遺産であるはずの家臣団が仇になり、苦悩ばかり目立つ勝頼。切ない。

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    2023年01月31日
  • 歴史作家の城めぐり<増補改訂版>【電子特典付】

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    面白かった。いずれも関東近郊の城(城跡)というのが嬉しい。城というとどうも安土桃山時代の天守閣のあるものをイメージしてしまうが、関東は小田原征伐で役割を終え廃城になった城が結構多いことを知った。時代考証ってこういうことなんだなと思いつつ、いつかこの本片手に一城ずつ巡ってみたいな。

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    2023年01月26日
  • 一睡の夢 家康と淀殿

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    歴史小説は史実に基づく妄想をどこまで上手く料理できるかにかかっているが、本作の家康と茶々を対比しながら、時を行ったり来たりしながらの、あったであろう会話や解釈の妙味は流石。家康と秀忠、淀殿と秀頼の関係性がすんなり腹落ちする内容は十分楽しめる。

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    2023年01月16日
  • もっこすの城 熊本築城始末【文庫版】

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    天下の名城、熊本城を築いた城取り(城の設計、施工を取り仕切った人)のお話。
    武将でもなく、一足軽の側からでもなく、城を造る側から見た秀吉の晩年の時代。朝鮮出兵時に現地でいくつか城を造っていた話もとても興味深かったです。
    そして最後に熊本城を築き上げる場面には心が熱くなりました。
    加藤清正についても人物像を知ることができてよかったです。

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    2023年01月04日
  • 修羅奔る夜

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     お話しは少しダサいけどそのぶん胸に響く。ねぶたは観光パンフレットを見る程度の興味しかなかったが今年の夏は、ねぶたを見に青森まで行きたくなった。

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    2023年01月02日
  • 威風堂々(上)-幕末佐賀風雲録

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    佐賀藩大隈重信の幼少期から明治維新初期までを舞台にした上巻。嫌な奴が一人も登場しないから、兎に角さわやか。時代が流れ何もかもが変わっていく中で、それに気がつく、気がつかない、気がついているけど目を逸らす、皆が不安の中で漠然と教育に答えを求めていく。

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    2023年01月02日
  • 戦国鬼譚 惨<文庫版>

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    ネタバレ

    武田家滅亡前後のさまざま武田家家臣の姿が描かれており、どのような心情で過ごしていたのかが非序に鮮明に描かれていた。また、それぞれの話が少しずつ繋がっており、そこも非常に面白かった。

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    2022年12月29日
  • 国を蹴った男

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    マイナー人物に焦点を当てる。ストーリー展開は単純化されてるがメジャー人物の捻り具合がいい。この兼続が兜に掲げる「愛」は何愛だろうか。描写はどうあれ、まつは利家を押し上げた戦国屈指の女房。清々しい程の蹴鞠愛好家、氏真は戦国の妖精さん。たぶん地面から少し浮いてる。現代なら日本を代表するフリースタイルフットボーラーになれたはず。牢人衆の心意気「牢人大将」、三成らしく思える「戦は算術に候」、茶人の覚悟「天に唾して」が好み。

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    2022年12月24日