伊東潤のレビュー一覧

  • 北天蒼星 上杉三郎景虎血戦録

    Posted by ブクログ

    「武田家滅亡」の姉妹編?
    謙信の死の謎と、景勝・兼続の謀略、兵を持たない北条からの養子の景虎の理想と現実、滅びゆく様が描かれている。
    作者には何か滅びの美学を感じる。

    0
    2014年08月25日
  • 山河果てるとも 天正伊賀悲雲録

    Posted by ブクログ

    信長による天正伊賀攻めを題材とした歴史物
    時勢の捉え方、己の生きざま、多種な捉え方をしている。
    織田信雄の性格、そしてその取り巻きと謀略。
    勝者よりも敗者に清々しさを感じさせる。

    0
    2014年08月24日
  • 山河果てるとも 天正伊賀悲雲録

    Posted by ブクログ

    自分ひとりの力では抗えない、大きな力に出くわしたとき、人はどう生き方を選ぶのか。
    立ち向かうのか、付き従うのか、逃げるのか。

    作中の人物それぞれが導きだした結論に、あれこれ異議を唱えはしないけれども、竹馬の友ともいうべき間柄が崩れ去っていくのは、やはり悲しく迫ってきます。

    引き裂かれた運命は、袂を分かれた人生は、再び交わることなく進むのみ。

    0
    2014年07月27日
  • 城を攻める 城を守る

    Posted by ブクログ

    他の天守閣とかの写真で城をもてはやすのではなく、戦いを前提に今は城跡、ただの山みたいになってる城をも取り上げ、歴史を自説も交えて説明してくれるんだよね。そこがおれの感性に凄くあったとゆうか、こういった知識を持って城跡巡りしたらもっと学こと大なんだろな。

    0
    2014年07月27日
  • 城を噛ませた男

    Posted by ブクログ

    個人的に、真田昌幸という武将が好きなのだが、表題作で昌幸がとてつもなく卑怯な人間として描かれていたのに衝撃を受けた。確かに戦乱の世のおいては、騙されるのが悪い、という価値観はあったのだろうけれど、本書では義もへったくれもなく、単に嘘をついて騙しただけであったので、読後感が極めて悪かった。収録されている他の作品も読後感はあまりよくないけれど、滅びゆくものとは実際こんなようなことなのかもしれない。

    0
    2014年07月25日
  • 城を噛ませた男

    Posted by ブクログ

    腹の底にズーンと響く懸命で骨太な生き方の数々。それは上下の身分を問わない。
    自分の生き方や信念を貫いて、結果、それぞれの役目を完遂した人たちの清々しい余韻が残る「鯨のくる城」と「江雪左文字」の読後は快感。
    あっさりとしか触れられていないが、「見えすぎた物見」の宝衍の弟の生き様然り、表題作登場の主水然り、潔い決断と覚悟にも頭が下がった。

    0
    2014年05月31日
  • 黒南風の海 「文禄・慶長の役」異聞

    Posted by ブクログ

    朝鮮出兵の話で、戦地に赴いた日本兵の葛藤と、突然の侵略を受けた朝鮮の人たちの苦しみや怒りがドラマチックに描かれている。
    朝鮮出兵というと、教科書では文禄・慶長の役がありましたってくらいしか知らなかったからおもしろかった。
    加藤清正の周辺の人々について語られていて、清正のイメージもだいぶ変わった。おもしろい。

    0
    2014年04月23日
  • 城を噛ませた男

    Posted by ブクログ

    戦国時代、しかも、関東が舞台である。
    それぞれの話が非常によく考え、練られている。
    主人公たちも、お馴染みの顔ぶれと違い、新鮮である。

    0
    2014年04月19日
  • 黒南風の海 「文禄・慶長の役」異聞

    Posted by ブクログ

    本屋が選ぶ時代小説受賞作。文禄・慶長の役(秀吉の命で日本軍が朝鮮へ出兵)したことを題材とした物語。日本側の鉄砲隊の隊長と、朝鮮側の役人の二人が主人公。ネタバレをしたくないので内容は記さないが、二人の生き様に涙が出ることまちがいなし。この小説を両国民が読めば、恩讐を越えて仲良くなれるかも知れない。

    0
    2014年01月07日
  • 黎明に起つ

    Posted by ブクログ

    北条早雲一代記。
    戦国時代最初期に下剋上を成し遂げた謎に包まれた人物を少年時代から描く。最新説に従い生年月日をずらして没年齢を64歳としているので、今までの北条早雲像と随分違う。
    司馬遼太郎の「箱根の坂」だと87歳が没年齢になっている。
    その差23歳!これだけ違うと話を変えざるを得ない。
    今までの枯れたイメージとは違う、アクティブな早雲、勇壮な早雲、命知らずな早雲、に描かれている。
    が、至極真面目に作文しているなぁ~と言うのが正直な感想。
    これだけ前半生が不明な人なんだから、もっと放埓・奔放に描いても良かったのでは。得体の知れない戦国大名No,1は「国盗り物語」で描かれる斉藤道三だと未だに思い

    0
    2013年12月16日
  • 黒南風の海 「文禄・慶長の役」異聞

    Posted by ブクログ

    半分を過ぎるまでは…残虐な戦の描写に息が詰まりそうだった。

    秀吉の朝鮮出兵の陰で翻弄された幾人もの男や女たち。しかしそれぞれが、自らの置かれた境遇の中で目覚め、成長し、大きくなっていく。朝鮮も日本も関係ない。もう人が死ぬのは嫌だ…そんな思いに従うことは、戦乱の世にはそれだけで自殺行為であることは、近くに太平洋戦争史をひもとくだけで知れること。

    しかし、嘉兵衛、金宦はその思いに生きた。その男たちの強さに自らの守ってきた価値観すら捨て、戦の終結に動いた加藤清正。清正に、本当にあるべき指導者の資質を見た。

    これがどこまで史実に迫っているかはわからないが、それでも読んでよかった。そう思う。

    0
    2013年11月27日
  • 武田家滅亡

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    長篠の戦の後から武田家滅亡までの話
    北条から武田勝頼に嫁いだ桂を軸に武田家の終焉を描いた。
    長篠の戦いに負けたことが原因でなく、マネジメントの失敗が武田家滅亡の原因であった。

    0
    2013年04月21日
  • 武田家滅亡

    Posted by ブクログ

    長篠の戦の後から武田家滅亡までの話。偉大な先代を父に持つ勝頼の、出生から持ち続けた苦悩と、陣代として武田家をまとめきれない心痛が描かれている。

    おかげで戦バカ的な印象しかなかった勝頼像だったのが変わってきた。

    また、勝頼の周りにいる正室や重臣たちだけでなく、下級武士たちの武田家に対する想い・感情も描かれており、本作が武田勝頼一人を主人公としたものではなく、タイトルどおり武田家滅亡にからむ多くの人物の視点からとらえた大作といえる。

    0
    2012年07月17日
  • 武田家滅亡

    Posted by ブクログ

    すごい面白かった!武田詳しくないんですが、真田太平記を思い出したり、天地人を思い出したり(笑)しながら前後関係の把握してました。




    しかし桂の勝頼への気持ちは男女の恋愛じゃダメだったのかしら?
    そもそもその辺の桂の心の遷移が共感できなくてそこだけはイマイチかな〜…

    0
    2011年09月07日
  • 決戦!大坂城

    Posted by ブクログ

    冬、夏の大坂の陣をテーマにしたアンソロジーですが、主要人物の個性に独自の解釈を加えて史実の裏側を想像している幾つかの作品はそれなりに面白かったものの、それ以外はただ奇を衒った仕掛けを放り込んだだけで小説としての質は全く物足りず、前作と比べてかなり残念な一冊でした。

    0
    2026年05月22日
  • 天下を買った女 室町擾乱

    Posted by ブクログ

    文庫本巻末の解説を読んで、夜叉の都、一睡の夢 家康と淀殿、に続く日本三代悪女の著者作品を
    読んだのだと気づいた。

    0
    2026年05月19日
  • 城を攻める 城を守る

    Posted by ブクログ

    読んでいて面白くはあるのだけど、
    地図とかと文章がなかなか紐づかず、
    読むのに苦労した。

    行ったことのある城はある程度イメージがついたが、
    ない城はこの本だけで想像を膨らませるのは、少し辛いな。
    読んでいて、この著者もっと書きたいことあるんちゃうと思ってしまった。
    中途半端とも違うが、期待していた内容とは違ったな。

    0
    2026年04月08日
  • 浪華燃ゆ

    Posted by ブクログ

    「こうしたい。だがそれは今ではない」と思って無為に時を過ごしてしまう。そのうち若い頃の英気が失せてしまうのだ。
    それでは駄目だ。こうと思った時が立つべき時なのだ。
    この1文が心に響いた
    やらない後悔で悔やむのはもう止め
    挑戦の1年に決意した

    理想の社会を描いて与力を辞めてまで
    私塾を開いたにも関わらず
    1番弱い庶民だけが泣きをみるという
    最も皮肉な結果に乱が終わってしまったという
    何とも皮肉な人生を描いた本

    内容的には1番の盛り上がりの
    大塩平八郎の乱の内容が1番盛り上がらず

    前半がとても素晴らしい作品だったのに
    非常に残念
    乱の首謀者ことごとく⭕️亡しているので
    内容自体が残っていない

    0
    2026年03月16日
  • 叛鬼<文庫版>

    Posted by ブクログ

    面白かったんだが、似てる名前が多すぎて、やはり登場人物の区別がつかなかった。主役の長尾景春と太田道灌、上杉定正、上杉顕定が区別できるのが物語の中盤じゃ…

    0
    2026年03月02日
  • 覇王の神殿 日本を造った男・蘇我馬子【電子特典付】

    Posted by ブクログ

    今までにない視点で面白く読み進めた。
    倉橋宮での崇峻天皇の描かれ方が斬新。
    厩戸皇子の死が日本書紀では唐突だと感じていたので、これもありかなと思うが、厩戸と馬子の関係性はしっくりこない。また、推古天皇の感情の描かれ方も雑だと感じた。
    誰にも本当のことがわからない歴史の解釈としては面白いが、一方、感情を持った人間関係の機微よりも、解説的でやや強引に物語を進めることを優先している感がある。

    0
    2026年03月01日