伊東潤のレビュー一覧

  • 城を攻める 城を守る

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    ≪目次≫
    はじめに
    第1部  北海道・東北
    第2部  関東
    第3部  甲信越
    第4部  東海
    第5部  西日本

    ≪内容≫
    雑誌「歴史人」連載の記事をまとめたもの(一部書きおろしあり)。いわゆる紀行文や蘊蓄本と言うよりも、小説家の著作なので、史料を超えてフィクション的な感じも見受けられる。むろん、新書なのでそれなりの本を読んでの分析も見られ、ときどき「へえ」となる部分も見受けられる。
    もう少し地図や図版を増やした方がよかったと思う。

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    2014年03月06日
  • 黒南風の海 「文禄・慶長の役」異聞

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    全1巻。
    秀吉の朝鮮出兵が舞台。

    朝鮮出兵を歴史の流れとしてなぞったくらいの話はたくさんあるけど、
    それ自体を舞台として詳細を描いた作品は珍しく、読んでみる。

    いろんな方面への問題もあって
    なかなか踏み込んだものが少なかった朝鮮出兵。
    いろいろ初めて知って、へーって感じ。

    朝鮮に降伏した日本人と、
    日本に降伏した朝鮮人の運命の交差がテーマで、
    上記の2人が実在したってことにびっくり。

    日本人からみても首を傾げざるをえない老いた秀吉の決定は
    朝鮮側からすれば悪魔の決定に他ならず、
    いまだにそれを持ち出して非難してきたりする隣国の姿勢も
    気持ちの上では分からなくはないなと思った。
    まあ、当

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    2013年12月17日
  • 黎明に起つ

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    この作家さんの作品は、味付けが淡泊ですよね。
    なので自分の興味のある時代(人物)の時は、それが良い方向へ作用して
    素直に安心して読めていいんですけど、逆に興味の薄い時代の場合は
    惹きこまれるような手応えがないまま終わる…みたいな物足りなさを
    感じる事があります。今回は後者でした。

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    2013年12月13日
  • 黎明に起つ

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    北条早雲(作中では使われないけど)の物語。

    この時代をあまり知らないからなのかもしれないけど、少年期から描かれているのが新鮮でした。

    備中時代…
    兄や妻のエピソードは何とも切なかった…。

    あと、この頃の東国の動きって分かりにくいので、説明を何回か読み直したりしてなんとか理解。

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    2013年11月15日
  • 山河果てるとも 天正伊賀悲雲録

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    全1巻。
    織田信雄による伊賀攻めを
    伊賀の若者たちを通して見た物語。

    戦国当時、領土戦争に明け暮れていた日本の中で、
    領土的野心とは無縁だった別天地、伊賀の郷。
    このまま変わらない毎日を送ると思っていた若者たちだが、
    織田信雄の欲のために人生を激変される。
    みたいな話。

    4人の若者たちが、
    それぞれ戦争後に今までの人生観とは逆の生き方を選ぶ。
    その葛藤や経緯を描いているんだけど、
    なんでかいまいちのめり込めず。

    背景描写がややくどいのと、
    救いの無い感じがあまり好きじゃなかった。

    あと、伊賀攻めだけどみんな武士。
    忍者vs武士みたいなワクワク大合戦ではありません。

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    2013年05月07日
  • 幻海 The Legend of Ocean

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    内容(「BOOK」データベースより)
    1588年、イエズス会士シサットは日本での布教の行き詰まりを打開すべく、豊臣秀吉と会談。北条家征伐に同行し航海学の知識を貸すなら東国に布教の拠点を作ってよいとの条件をのみ、豊臣水軍に加わる。だが戦いのさなか「奥伊豆に黄金の国がある」という噂を耳にした一行は危険な海域を目指す。彼らがそこで目にしたものとは!?迫真の海洋スペクタクル合戦譚。

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    2013年03月14日
  • 武田家滅亡

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    勝頼と北条から嫁いだ正室・桂の武田を軸とした、武田家滅亡までの群像劇。裏切る者、忠義を尽くす者、愛憎の姿、父と子の姿など、それぞれが対比して鮮やかに書かれています。
    桂や釣閑、帯刀など脇役の話の立て方がよくて、予想よりずっと面白かったです。この勝頼は悩み苦しんでいますが、無能な二代目という書かれ方ではなく、むしろ悲運の武将と言えます。
    でももし、勝頼が昌幸の進言に従って岩櫃城に立て籠もったならどうなったのかな~と、少し残念に思いながら考えてしまいました。

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    2012年03月13日