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Posted by ブクログ 2015年02月02日
主な視点人物は、北条家から武田家に嫁いだ桂と、彼女を迎えた武田勝頼ということになるのだが、本作は“群像ドラマ”の体裁だ。“派閥”のようなものが形成されて纏まらない武田家中の人々から地侍に至るまで、多くの人々が登場し、それぞれの「武田家滅亡」が、勝頼・桂夫妻の運命に収斂して行く…
「上の立場」の物語...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月15日
信玄亡き後の甲州武田家の棟梁となった勝頼だが、長篠で信長と家康の連合軍に破れたことにより、勢力が弱まる。しかしそれだけが原因で武田家は滅亡へとむかったわけではない。
長篠後の武田家は増大する信長の勢力に対抗するために、南関東を支配する北条家から桂姫を輿入れさせ、同盟を結ぼうとする。
嫁入...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月19日
勝頼の奥さんが輿入れしてから武田家滅亡までの5年間?の話。600ページくらいあって、こんなに話あるのかな?と思いながら読んでいたが、北条、上杉、徳川との駆け引き、高天神の話、物語を彩る魅力的な登場人物、武田家を見限る家臣たち、そして滅亡へ…と話がてんこ盛りであり、読み応えあり!
勝頼の奥さんを見てい...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月17日
長篠の戦の後から武田家滅亡までの話。偉大な先代を父に持つ勝頼の、出生から持ち続けた苦悩と、陣代として武田家をまとめきれない心痛が描かれている。
おかげで戦バカ的な印象しかなかった勝頼像だったのが変わってきた。
また、勝頼の周りにいる正室や重臣たちだけでなく、下級武士たちの武田家に対する想い・感情...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月22日
長篠合戦後から武田家滅亡まで物語。
「武田勝頼」、その妻「桂姫」。
武田家家臣、長坂釣閑。
「小宮山内膳佑友晴」。
辻弥兵衛。
武田家国衆片切監物・「宮下帯刀」。
信玄亡きあと大国を受け継いだ武田勝頼は、内憂外患を抱えていた。
近隣諸国からの脅威に加え、財政逼迫や家臣との対立も勝頼の孤立を深めてゆ...続きを読む
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