感情タグBEST3
Posted by ブクログ
信長による天正伊賀攻めを題材とした歴史物
時勢の捉え方、己の生きざま、多種な捉え方をしている。
織田信雄の性格、そしてその取り巻きと謀略。
勝者よりも敗者に清々しさを感じさせる。
Posted by ブクログ
自分ひとりの力では抗えない、大きな力に出くわしたとき、人はどう生き方を選ぶのか。
立ち向かうのか、付き従うのか、逃げるのか。
作中の人物それぞれが導きだした結論に、あれこれ異議を唱えはしないけれども、竹馬の友ともいうべき間柄が崩れ去っていくのは、やはり悲しく迫ってきます。
引き裂かれた運命は、袂を分かれた人生は、再び交わることなく進むのみ。
Posted by ブクログ
天正伊賀の乱を描きながら、忍者ものではないのは好印象。逆に、忍者ものが読みたい場合は、他の作品を探してください。
伊賀と甲賀が、敵対しているわけではないのも好印象。
ただ、甲賀側に忍者色が出てしまっているのが残念。
Posted by ブクログ
全1巻。
織田信雄による伊賀攻めを
伊賀の若者たちを通して見た物語。
戦国当時、領土戦争に明け暮れていた日本の中で、
領土的野心とは無縁だった別天地、伊賀の郷。
このまま変わらない毎日を送ると思っていた若者たちだが、
織田信雄の欲のために人生を激変される。
みたいな話。
4人の若者たちが、
それぞれ戦争後に今までの人生観とは逆の生き方を選ぶ。
その葛藤や経緯を描いているんだけど、
なんでかいまいちのめり込めず。
背景描写がややくどいのと、
救いの無い感じがあまり好きじゃなかった。
あと、伊賀攻めだけどみんな武士。
忍者vs武士みたいなワクワク大合戦ではありません。