伊東潤のレビュー一覧

  • 決戦!本能寺

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    ついつい読んでしまうシリーズだ。
    最初の感動程はないがやはり面白い。

    一つの戦いに関わる人物達を別々の作家が書いている為に、事柄や登場する人物の捉え方がこの1冊の本の中でも全く異なってくる。
    本当はどうだったのだろうかが分からなくなるシリーズだ(笑)。

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    2018年06月09日
  • 決戦!大坂城

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    このシリーズは間違いがないと思う。
    例えばこの「決戦! 大阪城」で言えば、秀頼、淀殿、真田信繁は知っていてもその他については全くと言っていいほど知らなかった。何万人もの人々がこの戦いに絡んでおり、その何万人ものストーリーがあるのだとも思った。
    一般的の史実を分かっているとフィクションの部分も楽しめて面白みも感じる。

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    2018年05月15日
  • 修羅の都

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    いい国つくろう鎌倉幕府でお馴染みの源頼朝とその妻北条政子の物語で、前半は義経討伐に至る経緯がメインとなっていて、どうして義経が討たれなければならなかったのかが描かれていて、あぁ、これなら討たれてもしょうがないわ、と思える内容となっている。
    後半は言っていいか悩むが、ほぼ若年性痴呆症の話になっていて、家族に同じ立場の人がいると、まぁ、よくわかる内容になっている(かくいう私もよく理解はできたw)。
    でもその分、物語としては、展開が希薄で同じパターンの繰り返しでなかなか読むのがしんどくなってしまった。
    しかしやっぱり、そもそも鎌倉時代って、ほぼ古事記とか神話の時代と変わらない感覚で、なんだかドラマ成

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    2018年05月10日
  • 黎明に起つ<文庫版>

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    戦国時代初期の北条早雲の国盗りを描いた作品。搾取する旧守勢力を憎み、伊勢新九郎(後の早雲)は民を主とする政治を目指す。

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    2018年05月04日
  • 修羅の都

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    ネタバレ

    今まで時代小説と言うと戦国時代以降しか読んでいなかったが、鎌倉時代を舞台にした小説を初めて読む。
    頼朝がこんなにも猜疑心の強い人間だったのか。おまけに老人性痴呆症に冒されている設定。史実がどうであったかわからないが、三代で終わった状況を見ると激しい権力闘争があったであろう事は推測される。

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    2018年04月25日
  • 城を攻める 城を守る

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    戦国~明治初期にかけて戦いの行われた城に着目して書かれた本。
    面白いのですが、私には少し前提知識が足りませんでした。

    一つ一つを掘り下げて欲しいのですが、その場合は著者の別の本を読むしかなさそうですね。

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    2018年03月27日
  • 黎明に起つ<文庫版>

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    北条早雲のお話し。
    激動の国取り合戦!室町時代。
    人物の名前も難しいしたくさんの人がややこしく登場するから読解が大変だったけど、武士は自らのため、国のためと戦うけど早雲は民が幸せになる世 楽土を作り上げるためにこそ、武士の世を終わらせようと関東統一を目指す人でした。
    志半ばで生涯を遂げてしまうけどその想いは子孫へ。
    豊臣秀吉登場までは北条家は民のために戦ったんですね。。

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    2018年02月20日
  • 鋼鉄の城塞 ヤマトブジシンスイス

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    造るものは異なるが、千人月強のプロジェクト管理をしてきた自身からすると、その難しさに加えて厳格な守秘義務のために全体像を関与者全員と共有することが出来ないのは、メンバーのモチベーションに与える影響は大でプロジェクトが成功するとは思えないが、それをやり遂げたのは大変なことだと思う。
    しかし、作り上げた巨大戦艦は時代の流れからする不要の長物だった残念でならない。

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    2026年01月17日
  • 決戦!大坂城

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    寄せ集めてもストーリーにはなりえないのだが、それでも各作家の特徴は良く出ていると思う。
    司馬遼太郎、池波正太郎、松本清張はとても詠みやすいし、安部龍太郎、火坂雅志は短いながらも濃厚。

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    2018年02月11日
  • 武士の碑

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    村田新八目線で書かれた西郷隆盛と西南戦争。
    無知で西南戦争の事をよく知らなかったので、読み終わるまで時間がかかりました。
    西南戦争って、こんな戦争だったんだ。
    切なすぎる。
    ラストは号泣してしまった。

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    2018年01月27日
  • 峠越え

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    帯や裏表紙で「伊賀越え」と書かれていたが、伊賀越えも入っているけど、伊賀越えの話ではないよねと思いました。

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    2018年01月16日
  • 山河果てるとも 天正伊賀悲雲録

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    天正伊賀の乱を描きながら、忍者ものではないのは好印象。逆に、忍者ものが読みたい場合は、他の作品を探してください。
    伊賀と甲賀が、敵対しているわけではないのも好印象。
    ただ、甲賀側に忍者色が出てしまっているのが残念。

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    2018年01月16日
  • 走狗

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    ネタバレ

    初代警視総監(大警視)の川路利良を描く歴史小説。

    林真理子の「西郷さん」にがっかりだったので、口直しに幕末維新の薩摩ものに手を出しました。
    「翔ぶが如く」でも登場した川路を主人公にしていて、司馬さんの作品が群像劇なのに対して、主人公視点なのも読みやすかったです。
    新政府、特に大久保に与してからの暗躍は史実ではないにしてもありえそうだし、川路の最後に関わる架空の人物も伏線が効いていて、物がガタリとして面白かったです。
    それにしても大久保や黒田の西郷に対する後悔する姿や伊藤博文の冷淡さや、斉藤一のかっこよさは他著者の作品以上に際立たせていたように思います。

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    2017年12月28日
  • 決戦!大坂城

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    うーん、無知な私には人間関係がわかりにくく難しかった。
    こんなにもいろんな解釈が成り立つのかと驚き。
    けれども、つくづく家康嫌いと思ってしまった。

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    2017年12月20日
  • 武田家滅亡

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    結末がわかっているだけに、武田勝頼ものはあまり積極的に読みたいテーマではなかったけど、この作品はフィクション、というか、“大胆な仮説”により、物語としての厚みが増していて、ただツライだけではない、作品になっていると思う。ただ、大胆な仮説があまりに粒が小さく、そうはならんやろーとこころでツッコミながらも、上下二段組みの長い文章を読みきることができたのは、サイドストーリー的な帯刀の存続が意外と大きかったなと感じた。

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    2017年12月03日
  • 北条氏康 関東に王道楽土を築いた男

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    小説家と歴史ライターの共著なので、研究書ではありません。著者の思いのフィルター通過した後の内容ですが、北条5代の歴史がわかりやすく頭に入ります。織田信長、豊臣秀吉らの富士川の向こう側の武将とは、違うイデオロギーで領国を統治していことは確かなように思います。
    家臣たちへ与える土地が不足していた秀吉にとって、「どのように振る舞おうとも、最終的に秀吉は、北条氏を許す気持ちはなかったと言い切れる」という著者の考えにうなずける。北条氏は時代の流れを、確実に捉えていたと思う。

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    2017年11月11日
  • 北天蒼星 上杉三郎景虎血戦録

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    「御館の乱」の敗者、上杉景虎の物語。話自体は北条家関連の作品が多い著者らしく完成されているが、ライバルの上杉景勝と樋口与六こと直江兼続の悪役っぷりが尋常ではなく、辟易してしまう。物語に悪役がいるのは必然だがここまでやると引いてしまう。

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    2017年10月02日
  • 走狗

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    この時代において下層武士又はその下の身分にあったものが時流に乗って出世欲に取り憑かれる心情は現代の人間には計り知れないものがあるんだろう。
    長い封建制度が崩れ新しい日本が一国家として作られるには裏や醜い闘争があって当たり前だろう。以前から大久保利通は好きになれないが、矢張り彼も暗殺される。
    伊藤博文も然り。
    人に恨まれす事を成す事など出来はしない。
    主人公川路利良も時流が引き上げた人間の一人。

    明治時代、国家として産声をあげた日本に命を懸けた男達の物語。良くも悪くも…

    伊東潤さんファンとしてはこれからも色々な視点から歴史小説を書いて欲しい。

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    2017年07月23日
  • 走狗

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    初代警視庁長官川路利良の生涯。
    立身出世を目指していた若者が、権力の力に気づき取りつかれて、身を滅ぼすまでの物語。見事なまでに、上昇と下降の曲線描きます。
    川路利良の自己評価と他人の評価のギャップが、結果論だけど分不相応なものを追い求めてしまって、使い捨てのような最後になってしまったのではないでしょうか。
    とはいえ、他人から使い走りと嘲笑われても、自分の職務を忠実にやり続けるというのは、なかなか。仕事の義務や意義以外でやりがいを見出さないと難しいのでは。それを補うのはシンプルに、個人への忠誠心だったりするのかな、と思います。
    やはり、西郷を裏切るべきではなかったのか。裏切った先にあったのが、国

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    2017年05月09日
  • 江戸を造った男

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    江戸初期の商人の河村瑞賢の物語。

    直前に門井慶喜の「家康、江戸を建てる」を読んだところでしたので、時代や登場人物やエピソードが重なるかと思いましたが、タイトルは似ているものの、時代は4代将軍家綱から5代将軍綱吉の時代で、河村瑞賢の一代記でした。前半は小説らしく、七兵衛(瑞賢)の過去と明暦大火後の現在を交互にラップさせる構成でよかったです。
    後半は幕府からの難題を、これまでの経験を生かして解決していく問題解決プロジェクトリーダー向けビジネス書であり、謙虚に崇高に生きる生き方指南書でした。
    そういう点で、七兵衛の功績は時系列的にもよく理解できて、歴史好きの自分としては、名前とメイン功績くらいしか

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    2017年04月29日