伊東潤のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ西郷の首を発見
大久保卿を暗殺
この二人は無二の親友であり、幕末に右往左往
している間に没落していった加賀藩の物語
島田一男の名は途中で思い出したが安重根に比
べてマイナーかもしれない
本書は明治御一新に乗り遅れた状況が悲しいぐ
らい克明に描かれている
「西郷ノ首ナキヲ以テ、登文ニ探索ヲ命ゼラル」
「探索ヲナシタルニ、果シテ門脇ノ小溝ニ埋メ
アルヲ発見シ、登文、首ヲ齎シテ、浄光明寺ニ到
リ山県(有朋)参軍、曾我(祐準)少将ニ呈ス」
本書の主役の一人千田文次郎が発見した時の様子
でも昭和50年に鹿児島市の松平墓地で、鉄鍋に
入っている頭骨を発見と言う処から「西郷どん」
の首発見とか新聞ネタ -
Posted by ブクログ
緊急事態宣言の中、令和二年のGWに読んだ歴史小説です。何も活動のできなかったGWでしたので、読書だけが楽しみでした。
この本は有名な本能寺の変を題材にしていますが、7人の武将の立場から見た形でストーリーが展開しています。新しい歴史小説の形で楽しいです、事件現場の空から中継を見ている感じです。
以下は気になったポイントです。
・源頼朝の鎌倉幕府も、足利尊氏の室町幕府も、どちらも憎悪と野心をたぎらせた親族と家臣達が互いに憎しみ合いながら敵と戦っていた。だからこそ彼らは幕府を開けた(p67)
・肩衝(かたつき)とは肩の部分が尖った茶入れで、楢柴は初花肩衝、新田肩衝と並び「天下三肩衝」と称され -
ネタバレ 購入済み
強過ぎた大将
武田勝頼
歴史的には評価され難い存在である武将。
が、実際には武田信玄存命中を超える最大版図を築いた非凡な大将であった。
この武将の魅力はなんと言っても軍事の才能。
妾腹ということもあり、順当に行けば家督を継ぐことなく、諏訪衆を束ねる戦闘集団の旗頭かつ有力一門として名を轟かせたことと思う。
家督を継承しないとなれば気安く前線での戦いに身を置くことも出来、戦功著しい猛将となったはずである。
しかし、歴史の流れは勝頼を武田家陣代としてしまう。
先代の負の遺産を背負ったまま、家臣の軋轢が多い家を切り盛りしなければならない環境。
更に周囲を強力な大名に囲まれ、政治力が必要とされる場面での人材不足。