少し前に訪れた馬子の墓とされる石舞台古墳につられて手に取った。
1500年近くも昔の事で史料もあまりないだろうから、人間関係などはほぼ作者の創作と思われるが、天皇(大王、おおきみ)の権威が確立されていたこと、当時最新の思想かつ知識であった仏教による立国を実現しようとしていたことは確かだろう。
舞台が奈良近辺に限定されるため、国史の物語でありつつ地方豪族レベルの話にみえてしまうがやむを得ない。
プロローグで大化の改新で勢力図は変わっても馬子が築いた国のあり方は変わらないとあったが、それは十分に回収されていないように思う。