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Posted by ブクログ 2021年06月13日
幕末期から明治期を舞台とする時代モノだ。「意外に知られていない?」と見受けられる事柄が扱われている。そして「時代の奔流」という中で生きた“竹馬の友”という2人が主要な登場人物ということになる。
冒頭の「プロローグ」で、80歳代に差し掛かった男が高台に上って故郷の街を望むというような場面が在る。題名の...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月19日
本作品の著者は、以前から注目していたものの、直近では、やや作品の仕上がりが低迷していた印象があったが、久々に完成度の高い作品であったと思う。個人的に歴史小説としては、史実に基づいた作品が好きであるが、一方では、小説化し易い史実は、既に多くの作品が存在し、新鮮魅に欠けるところがあるが、本作品はその両...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月03日
本作の主人公の一人は西南戦争で西郷隆盛の首を発見した軍人・千田文次郎。もう一人の主人公は大久保利通暗殺事件の実行犯・島田一郎。この二人がかつて親友同士だったというのはなかなか面白いですね。主人公たちの関係が西郷・大久保の関係と重ね合わせて物語が進むあたりは、確かに目の付け所がいいなと思いました。個人...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月02日
面白くて一気読みしてしまった。
残りのページ数がもうこれしかないって思ったのは久しぶり。
幕末、維新の対照的な生き方をした男二人の話。
ドストエフスキーの駅員を書いた短編にちょっとテーマが似ている気がした。
体制の変革を願いながらも、どこかで旧体制である「武士」しがみつかなければいけなかった男が悲し...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月17日
西郷の首を発見
大久保卿を暗殺
この二人は無二の親友であり、幕末に右往左往
している間に没落していった加賀藩の物語
島田一男の名は途中で思い出したが安重根に比
べてマイナーかもしれない
本書は明治御一新に乗り遅れた状況が悲しいぐ
らい克明に描かれている
「西郷ノ首ナキヲ以テ、登文ニ探索ヲ命ゼラル...続きを読む
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