伊東潤のレビュー一覧

  • 修羅奔る夜

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    青森のねぶた師をテーマにした作品だ
    長い冬の季節からねぶた作りは始まって、それにかける人々
    わずか1週間のためにあれだけ熱くなれる気持ちが少し分かった気がする

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    2022年09月10日
  • 黎明に起つ<文庫版>

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    登場人物が多く関係性の把握が難しい。まあ、そういう時代なのだろう。少し早雲が理想的な君主すぎ?カオスな状態を統一して治めたのは彼の功績ですが、結局は戦が強かったのだろうな。

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    2022年08月13日
  • 走狗<文庫版>

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    幕末の薩摩藩では下っ端だった川路利良が、周りの極悪人どもに揉まれて、だんだん悪の道に染まっていく話・・・のように思えた。胸糞悪い展開だが、悪役たちが生き生きとしている。

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    2022年07月31日
  • 決戦!関ヶ原

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    関ヶ原の合戦をさまざまな人物の視点から描いたアンソロジー。それぞれの物語が最後に繋がるのかと思っていたけれど、結局は完全に独立したままだったのが少し残念ですが、短編程度の文章量で立場を変えて見ることができるのは興味深い。

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    2022年07月26日
  • 琉球警察【電子特典付】

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    涙無しでは読めない一冊。「あぁ……」ってなって、ショックで何度が読む手が止まる。
    今まで沖縄には何度も行ったけど、敗戦から返還までの間の状況が垣間見ることができる。本当はもっと色々なことがあって、悲惨なこともあっただろうと想像させられる。今度沖縄に行ったらそういうことも考えながら、これからの沖縄のことも考えながら、過ごしてきたいと思う。

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    2022年07月03日
  • 虚けの舞

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    信長の子として生まれたものの才に恵まれず、国を失い秀吉の御伽衆となった織田信雄。北条に生まれ才に恵まれたものの小田原の役の結果、国を失った北条氏邦。共に秀吉から捨て扶持を与えられ血を残し、次世代に繋ぐ為、苦しみながらも生き残る男の物語。

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    2022年05月17日
  • 威風堂々(上)-幕末佐賀風雲録

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    ネタバレ

    志士の時代、九州にも義祭同盟という将軍藩主より
    天皇に忠誠を誓うグループが出来た(賢人会?)
    大隈重信も脱藩をして大政奉還を将軍に伝えんとす
    るが秘策を土佐に漏らし功を奪われる(史実は不明)
    なお本作では薩長同盟の意義が正確に語られている
    と思うが、薩摩藩士としての亀山社中と描いてない
    (通説はまだ健在?)
    四賢公と言われた閑叟だがギリギリまで幕府を支え
    たのに薩長土肥として存在感を示したのは日本最大
    の武器生産国だったためである
    中立とは敵に回したくないだけの存在(軍事力)を
    もって初めて可能になる(現代にも通じる真理)
    そして、新政府に加わった大隈重信の強みは英語と
    西洋人の考え方・合理性

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    2022年05月06日
  • 茶聖【電子特典付】

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    ネタバレ

    500頁の大作、しかも慣れない歴史小説…
    ずっと連れ歩いて、それでも8日間格闘。
    しかし、自身の栄養になっていく実感のある作品だった。
     
    本作で生きる利休は、時代のフィクサーに偏っている。
    茶の湯の存在も、繰り返し唱えられる「世を静謐へ導く」(荒武者達を抑える事で戦の無い世の中を創る)為、大いに利用されるのである。
     
    そして秀吉は利休に死を言い渡すが、切腹を命じてはいない。
    これも作者独自の解釈だろうか。
    紹安曰く切腹は武士達の美学の到達点であり、独占していたい自裁の方法である。
    一茶頭が、一茶人が切腹に及ぶと言う事は、秀吉に対する侮辱であった…
    と、言う。
     
    しかしながら歴史小説は史実

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    2022年04月23日
  • 威風堂々(下)-明治佐賀風雲録

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    ネタバレ

    真の武士は戦わないのが葉隠の教え
    武士である大隈重信は国家の為だけを想い
    経済で教育で外国に立ち向かおうとした
    (言うまでもなく早稲田大学創設者)
    実はイメージでは頭のネジが飛んだ人
    アメリカへの宣戦布告まがいの態度
    明治大帝の「大丈夫か?アイツで?」
    抜け駆け的な憲法草案の奏上未遂

    本書で五代友厚の忠告を読んで納得した
    短所5ヶ条(笑)頭が良すぎる故の欠点
    ①愚説愚論も最後まで聞く
    ②同様意見は部下のを採用し徳を広める
    ③見苦しい怒気を慎み徳性を保つ
    ④会議は意見百出で方向見えたら決断
    ⑤好まぬ人にこそ丁重に親しく交際
    そして明治天皇に嫌われていたから大成
    出来なかったのだと思った

    上巻

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    2022年04月19日
  • 覇王の神殿 日本を造った男・蘇我馬子【電子特典付】

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    歴史に疎い方でも教科書程度の知識があればグッと引き込まれそうなドラマティックな人間模様が盛り込まれている点に、著者の読者の裾野を広げたい気持ちが表れていると感じました。
    とくに恋愛模様は現代人に完全に寄せている感があります。
    時代考証で明らかになっていない部分は大胆に創作しエンターテイメント性で引き付け、大王と豪族の関係や三韓との関係など歴史の軸となる部分は大変分かりやすく、主に登場人物の台詞で解説されているので情報が入ってきやすいです。
    仏教を政治外交の具として導入しようとした馬子が、国づくりに邁進するなか生じる迷いや、老いの中で、次第に自身も心から仏教を信仰するようになってゆく様はこの物語

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    2022年04月03日
  • 威風堂々(下)-明治佐賀風雲録

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    薩長土肥といいながら薩長土の影に隠れがちな肥=佐賀。

    名君といわれた鍋島閑叟やからくり儀右衛門も知られているが、本書の主人公である大隈重信が薩長のような倒幕活動ではなく、官吏としての有能さや実績で新政府に登用され、その後首相にまで上り詰めたことは知らなかった。

    佐賀新聞での連載とのことで多少美化されているのかもしれないが、藩閥政治、特に伊藤、山縣の長州閥政治を横からの客観的な視点でみる景色は新鮮。

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    2022年03月23日
  • 横浜1963<文庫版>

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    作者とほぼ同じ年代で、横浜に住み30年の私としては、非常に馴染み深く読みました。1963年の横浜を直接知るわけではないが、黒澤監督の「天国と地獄」の情景を思い浮かべながら楽しみました。

    犯人探しのミステリーとしては標準作だと思う。が、社会派ミステリーとしては、重たいテーマも孕み中々読み応えもあった。芯のある二人の捜査官の生き方がカッコいい。

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    2022年03月04日
  • 山河果てるとも 天正伊賀悲雲録

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    人にはそれぞれの゛世界゛がある、かぁ。私の゛世界゛は、どこだろうか。

    読み終わって、改めてタイトルの秀逸さに溜め息がでる!

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    2022年02月13日
  • 叛鬼<文庫版>

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    ネタバレ

    「長尾景春」という人物はこの作品で初めて知った。
    順風満帆とはかけ離れた人生の中で信念を持ち続け行動する姿に心が惹かれた。また、おそらくどの時代よりも下克上の難しい時代の中で、成り行きとはいえそれを実行したことは、並大抵の苦悩ではなかっただろうが、それに押し潰されずに生きていく姿は、ただただ尊敬に値すると感じた。

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    2022年02月06日
  • 北条氏康 関東に王道楽土を築いた男

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    氏康を中心に、後北条氏5代についてよくまとまっている。伊勢宗瑞の出自や当時の関東における政治的な権威、北条家の税制改革、三国同盟の評価、祿壽應穩の印判、上杉謙信の越山と収奪、今川氏真と早川殿の消息など、面白い。

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    2022年02月06日
  • 修羅の都<文庫版>

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    ネタバレ

    義仲の嫡男義高が人質として鎌倉に送られてきた。人質とは言え、義高は大姫を娶ることになっており、このまま何も起こらなければ頼朝と義仲の関係は好転するはずだった。
    ところが平家を破って入京した義仲は、粗暴な振る舞いで後白河院の怒りを買い、頼朝に追討の院宣が下る

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    2022年01月12日
  • 国を蹴った男

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    五味与三兵衛貞氏、長束正家、毛利秀広、佐久間盛政、山上宗二、今川氏真と、比較的マイナーな人物についての短編。どれもこれもあり得るな、と思わせるストーリー展開で大変面白い。
    佐久間の独断専行が言われる賤ヶ岳についても、まつの話はさておいても、前田への期待を前提とすれば佐久間の意図は近いところなのかな、と思わされる。
    メジャーどころの大名クラスについては大御所が書ききってしまっているので、若手の作家さんはマイナーどころからスタートせざるを得ないのだろうけれど、この手の武将に光が当たって小説になるのはとても嬉しい。

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    2022年01月10日
  • 叛鬼<文庫版>

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    講談社文庫版。
    以前、職場の先輩に「You’re stranger.」と言われたことがある。もちろん、「変人」というわけではなく、「開拓者」の意味である、と。新しい時代の匂いを嗅いで、良くしていきたいと思う。でも、なかなかうまくいかないこともある。挫けることもある。でも、また頑張ろうかなと思う。長尾景春。妙に親近感と共感を覚える。

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    2022年01月03日
  • 城をひとつ―戦国北条奇略伝―(新潮文庫)

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    簡単に説明すると歴史小説×スパイ小説。
    まず書き出しの「城をひとつ、お取りすればよろしいか」の言葉だけで、カッコいいたらありゃしない!

    城攻めというのは本来落とされないように厳重に作られ、敵の装備や食料などの準備も万端なところを攻めるわけなので、長期戦になりがち。
    そのため攻め手にとってもかなりリスクの伴う戦いなのだけど、それをこともなげにこう言い切ってしまう。それだけで先のしびれるものがあるし、先の展開にワクワクしてしまいました。

    関東を治めた北条五代。彼らに陰から使えた大藤一族を描く連作短編。時の武将たちの欲や心理のスキを突いた鮮やかな手法と展開の数々! いかに敵を惑わし分断するか、心

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    2021年12月05日
  • ライト マイ ファイア

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    ネタバレ

    なぜ、この本を読もうと思ったのか(たぶん、誰かのレコメンドを読んだ)わからないけど、すごく面白かった。
    学生運動からよど号ハイジャックの時代背景に書かれたフィクション。
    登場人物も魅力的な人が多かった

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    2021年10月25日