風森章羽のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレアーネストと佐貴の関係が気になりすぎて、一気に既刊全部読んだ。
3巻目にしてふたりの関係が安定したというかはっきりしたというか。それと、今回はちゃんとミステリしててよかった。
由緒ある占い師の家、地守家において「予言は絶対」であるという、その意味の重さが明らかになる謎解きが、なかなか辛い。
謎解きのあとの浄霊は、だから必要なのだろう。それを終えたあと、アーネストが「本当に綺麗な笑顔を見せる」ことに救われる。
アトロポス、クロートー、ラキシス。人形見てみたいなー見てみたいなー
それと、時彦さんが佐貴のアップルパイを食べるくだりが欲しかった… -
Posted by ブクログ
最近ハマり出した霊媒探偵シリーズ。
前回の『ザミステリー』的な舞台とはまた変わり、現実味を帯びた事件と舞台。
前作と共通するのはミスリードのような引っ掛けがあちこちに散らばっていることと、霊媒探偵だけあってファンタジー色が時々見られること。あまり『霊媒』要素はなかったですが(笑)
前作の方が好みでしたが、今作も面白かった。
一気に読みたいのになぜか読んでいると眠くなり、少しずつ読みました。
キャラクター的には秋重くんが気になってきました……彼はあのままか、それともまさかの悪役になるのか!?(それはないか(笑))秋重くんの「マスター」呼びにちょっとにやけちゃいます。
次巻すぐ買いたいけど、 -
Posted by ブクログ
「新しい法律ができた」
の一文から始まる25個のショート・ショート。
25人の作家たちが各々の世界を作り出していく。ほっこりするものやかなり作り込まれたトリックを忍ばせているもの、思わず肝が冷えるものなど、"新しい法律"というテーマをどう使うかが如実に表される。新しい読書体験だった。
「Touch law if you can」 名倉編
途中まですごく楽しい話だと思っていた。
「ある死刑囚の回顧録」 真梨幸子
最後の最後にタイトルを読むと本当に肝が冷える。あまり他人事とは言えないのだ。
「もう、ディストピア」大沼紀子
何故人を殺してはいけないか。その問いに、殺人が許容されて -
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Posted by ブクログ
『黒猫を飼い始めた』のシリーズ。「新しい法律ができた」で始まる掌編がたくさん入ってお得。
圧倒的に面白かったのは白井智之「ぜんぶミステリのせい」
こんなにソフトな話書いてここから入る人いたらどうするつもりなんだろう。この短さで犯人当てに挑戦してミステリに向き合ってて好き。
大沼紀子「もう、ディストピア」も反転がうまくて面白かった。
五十嵐律人「革命夜話」はさすが得意分野って感じでこれがラストで締まってよかった。
退屈する話も特になく、各作者の色が出ていて軽く読むのによかった。赤川次郎の赤川次郎らしさたるや。
『異セカイ系』の名倉編が参加してて嬉しかった。また長編書いてほしい……! -
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Posted by ブクログ
「新しい法律ができた。」という一文から始まる短編小説が25編載っています。
25人の書き手が、もしこんな新しい法律ができたら、という視点でお話を綴ります。
「新しい法律」ができた理由がそれぞれ興味深いです。
例えば、
・金子玲介さん「ルパちゃん」では、「少子化対策」のために「子どもがわりに人口知能を搭載したぬいぐるみを所持することを禁止する法律」ができます。
・日野瑛太郎さん「推し活制限法」では、「推し活にハマり過ぎて身を持ち崩す人が出た」ために「推し活への課金上限を制定する法律」ができます。
(わたしが、ぜひ読んでみたいと思っていた、くどうれいんさんの場合は、)
・くどうれいんさん「ショ