あらすじ
霊媒師・アーネストのもとに持ち込まれたのは、十六年前、画家・藤村透基の屋敷から消えた少女の捜索依頼。屋敷には渦巻き状の奇妙な回廊があり、最深部には「持ち主の運命を狂わせる」と噂される人形が飾られている。依頼を引き受けた友人のことが気にかかって、若き喫茶店店主の佐貴も藤村邸に同行することに。年に一度開かれる紫陽花観賞会に招かれた二人の前で、新たな殺人事件が発生してしまい――。
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Posted by ブクログ
これは名作!
ジャンルで言うと周木律と同じ物理トリックに近いけど、数学・物理に対する魂、と逆の設定で素晴らしい!
ちゃんとした本格ミステリになってるし、霊媒探偵としての仕掛けもしっかりあって面白い。
クローズドサークル、密室、館、人形、探偵、素敵なガジェット満載で大満足!
Posted by ブクログ
う、うわああああああ!!!
ものすごく好みだったーーー!!!!!
特殊能力のえる美形の探偵、
そしてその助手、
奇妙な屋敷、
屋敷の中の渦巻く闇、
奇妙な死に方、
密室!!!!!
たまらないですね!!!!
他の小説の続きを買いに言ったら残り1冊になって置かれていたこの小説が目に入り、衝動買い!!!当たりでした(*´艸`)好みはあるとは思いますが、上のキーワードにそわそわした方はぜひ読んでみてください。
こういうクールでツンツンしつつどこか弱いところがある美少年と、正反対だけど相手のことをしっかり理解して支えようとする相方の少年という関係が大好きだ!!!
キャラだけでなく、内容もしっかりしたミステリーなのが嬉しい。
後半ちょっとファンタジー要素入ったのが気になったけど、そもそも霊媒の時点でファンタジーだからな……
あの二人目の被害者が予想外すぎて「いいの!?」って思ったけど斬新でよかった……
死者と話ができる、というのは嬉しいけど切ない場面ですね……
どうでもいいですが、まだ読み終わってないのに「こりゃ当たりだわ!!!すぐ次の巻読みたい!!」と、次の巻を買ってきてしまいました(笑)
さっそく読むぞー!!
ところで、タイガでも刊行??してるのか??それともタイガに移ったのか???イラストはこっちのがイメージに合ってるのでこのまま出てほしいなー
読むけども
Posted by ブクログ
自然な雰囲気で入り易く、深く考えず読み進めていたら、最終的にあれもこれもちゃんと繋がっており、最後の最後まで綿密に組まれていたことに驚かされた。
暗雲立ちこめる館の雰囲気や「探偵」のキャラ立ちが良くて憎めなかった。
誠に勝手ながら、桜井京介とダブってしまったところがある。かのシリーズが好きな人は、楽しめるかもしれない。シリーズとしての楽しみも深そうだ。
Posted by ブクログ
クローズドサークルに、隠し部屋。
耽美なキャラクター。
かなり好きなモチーフ。
無愛想な探偵とお人好しな助手。トリックも王道。ただ、探偵が霊媒師なので謎解きに霊を呼ぶというか憑依されるのが面白い。
アーネストと佐貴の関係はとても気になるので次も読んでみる。