最終法廷 ~ヨアヒム・フェルナウ弁護士~

最終法廷 ~ヨアヒム・フェルナウ弁護士~

ドイツ犯罪小説最優秀作品シリーズ、初邦訳!

名門フンボルト大学の法学部を出ながら、破産寸前の法律事務所を共同経営する弁護士ヨアヒム・フェルナウ。
ある日、ヨアヒムが窃盗の罪で弁護を担当したホームレスの若者が、裁判所の前で老女に銃撃される。ホームレスはとっさに逃げるが、老女はその場で発作を起こして倒れてしまう。

老女はマルガレーテという名で、ポーランド国境の小さな町ゲルリッツから巡礼にやって来たメンバーの一人だった。だがホームレスとは面識がなく、なぜ彼女が彼を撃ったのかはわからなかった。
ヨアヒムは老女に頼まれゲルリッツの家へ行き、机の引き出しに入った葉巻の箱と着替えを持ち帰ろうとする。と、そのとき、電話が鳴った。
泊まるつもりでいたヨアヒムは電話の男に誘われるまま食事に出かけるが、家に戻ると葉巻の箱が消えていた‥‥。

やがて、東西ドイツ統一直後のゲルリッツでの出来事、ヨアヒムを連れ出した男の存在、過去の悲劇的な交通事故など、多くの事柄と老女の銃撃の繋がりが見えてくる。

ドイツで770万人が視聴した超人気ドラマの原作にして、エリザベート・ヘルマン作品の初邦訳!
ミステリとして、人間ドラマとして非常に巧く構成された傑作である。

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最終法廷 ~ヨアヒム・フェルナウ弁護士~ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年06月06日

    ドイツの法曹ミステリー。
    いや、タイトルは「最終法廷」だし、主人公は弁護士なんだけれど、法廷内が舞台ではなく、むしろ「探偵ミステリー」という感じかも。

    不可思議な事件、依頼人の死。仕事のない貧乏弁護士フェルナウが、奇妙な事件の真相が知りたいと調査を始め、その謎がどんどん大きくなっていく。すべて謎が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月01日

    法廷、とは言ってもリーガルミステリーではない。前半は沢山の登場人物や込み入った内容でストーリーが頭に入って来なかったし主人公も魅力がなかったが、最後の最後でめちゃ変わった。諦めずに読んでよかった。東西ドイツの微妙な雰囲気も良かった。
    ひとつ、小学館さんにお願いしたい事、どうか登場人物のページを見開き...続きを読む

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