数多のモチベーションに関する本を読んだが、
地に足ついた方法が目白押しで、最も参考になる一冊だった。
全ての人にお勧めしたい。
以下、ネクストアクションとメモ。
◎ネクストアクション
思い悩んで「考えすぎている」時ほど、あれこれ考えずに、とにかく動いてみる
→やる気を司る「淡蒼球」「線条体」を刺激できるため
→目に見えるタスクをまずこなす
→考えるのをやめて歩く
→作業興奮: 乗り気ではなかったけれど、やるべき事を済ませている、という達成感が脳の報酬系をさらに刺激してやる気を起こす
自分にとっての理想を「妄想」する
→毎日思い続けられる理想を妄想しよう
→妄想力が強いと、生きる意欲を司る「前頭前野」を刺激し、行動とやる気を起こさせる
→「なりたい像」が明確だと、あたかも「なりたい像」になれたかのように振る舞い始め、実際に叶ってしまう
→妄想には抗うつ作用もある
「自分が好きな、自分だけの休み方」を実践する
→休日にあまり緩みすぎない、「疲れを癒せた」「有意義な休日を過ごせた」と思えないと疲れが取れにくい
ワーキングメモリーがパンクした時は、今抱えている仕事に優先順位をつける
→「今、すぐにやらなければならないことはこれだけだ、落ち着こう」
→好きなこと、簡単さ、〆切時間を加味する
仕事をやり切ったご褒美を「3つ」設定する
→「週単位」と「季節ごと」で用意する
→ブランドのスーツを買う、レストランに行く、1泊2日の旅行に行く、等具体的に!
→何かを目指して頑張る、そして〆切を設けることはやる気アップに繋がる
新しい事を始める時は「形から入る」「身銭を切る」
→ある程度のコストをかけることは自分に対する決意表明にもなる
5分間の「クイック瞑想」でリセットする
→静かな所に座り、周囲の物や人をなんとなく眺め、ぼーっとしながら、何も考えずに頭と心を空にする
朝の光を浴びて「セロトニン」を活性化する
18〜19時に運動、「ほどほどに疲れている状態」で寝つきをよくする
◎メモ
行動でしか人は変われない。
日本は「出る杭は打たれる」だが、「出すぎる杭は打たれない」国でもある、後者になれ
とにかく「すぐやる」ことが当たり前の時代には、やる気の問題等起こらなかった
→やらないと生きていけなかったから
→「すぐやる」ことが出来なくなりつつある昨今、それが出来るだけで差別化できる
→やる気を出さないでいる人は、使い捨てられるどころか、使われずに終わる
VUCA、自身のステータスが「いいね」で常に評価されている昨今、承認欲求は「昔のように人を押し除けて成長するためのもの」ではなく、「自己防衛=野心がなく、失敗を恐れるほど打たれ弱いのに、できれば褒められたい」になった
危険さえ感じる若者の「植物化」
→「その場でいかに自分を美しく見せるか」に終始し、動物のように「生きるために泥に塗れ、他と協働する」ことを避けている
やる気は「ご褒美」で高められる
→物質的なご褒美よりも、他者から褒められることが何物にも代え難いご褒美になる