ハーレクイン作品一覧
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-保育士のデイジーは平凡な娘だが、園児たちには人気がある。あるとき園で食中毒が発生し、保育園は閉鎖されてしまった。しかし、彼女は園児の母親に望まれて、やんちゃな双子の乳母の職を得る。食中毒騒ぎの時に病院で出会った医師セイムア。彼は双子の叔父で、子供たちを訪ねてきては彼女に何かと話しかけてくる。男性と交際の経験のないデイジーは困惑するばかりで、すてきな人だと心の中では憧れを抱きながらも反発するのだった。子供たちの父親の転勤で一家と一緒にオランダに移り住んだデイジーは、セイムア医師が訪ねてくるのを淡い期待を胸に心待ちしていた。ある日外出から戻ると彼の声が聞こえ、デイジーの胸は高鳴った。だが、セイムア医師は息をのむほど美しい人と一緒だった……。
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4.0保育士のデイジーは平凡な娘だが、園児たちには人気がある。あるとき園で食中毒が発生し、そのとき知り合った園児の叔父、医師セイムアが、以来、何かと声をかけてくるようになった。まだ恋すら知らないデイジーはひたすら困惑するばかりで、「先生は皮肉屋で傲慢で怖いわ」と反発してしまう。だが、内心では淡い期待を胸に、医師が訪ねてくるのを心待ちにしている自分がいるのだ。今日も彼の声が聞こえ、デイジーの胸は思わず高鳴る。ところが、セイムア医師は息をのむほど美しい人と一緒だった。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-初めてのボーイフレンドとゴールイン。それが望みだと信じていたはずだが……。■二十五歳の誕生日を六週間後に控えたキャシーには、九年越しのボーイフレンド、ジョエルがいた。左手の薬指には大切な指輪。でも、婚約はまだだ。キャシーの家に伝わるナイトガウンを二十五歳の誕生日に着て寝ると、運命の相手に夢で会えるはずだから。もちろん、夢に見たいのはジョエル。だけど…。そんなとき、幼稚園の保母であるキャシーは、姪を引きとろうとブラッドリーの町に来たライアンに、住みこみのベビーシッターとして雇われる。ライアンはコンピュターソフト会社の経営者で、ちょっと子供が苦手な都会の男性。出会ったことのないタイプだ。キャシーのなかに、新鮮ななにかが生まれはじめる。
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5.0インテリアデザイナーとして多忙な日々を送るキャンディダは、決して消えることのない傷を心の奥に抱えていた。ある日、彼女はリフォームを手がけた屋敷のパーティに招待され、億万長者のプレイボーイ、マックスと出会う。彼の不遜な態度にいらだちを感じながらも、キャンディダはなぜか無関心ではいられなかった。だが、ほどなくしてそのマックスこそが、彼女の心に痛手を負わせた張本人だと気づく。キャンディダの胸に激しい怒りがこみあげてきたとき、マックスが信じられないことを口にした。■サブリナ・フィリップスやナタリー・リバースに続く期待の新作家がハーレクイン・ロマンスに仲間入りしました。ヒロインの揺れる心が繊細な筆致で描かれた物語をどうぞお楽しみください。
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3.0十七歳のときに味わった屈辱的な体験から、アリソンはいまだに男性への恐怖と警戒心を拭えないでいる。だから今は、地味な洋服に身を包み、仕事に打ち込む毎日だ。そんな彼女が、友人に誘われて一夜の大胆な行動に出た。黒いレースのセクシーなドレスをまとい、パーティで知り合ったばかりの男性と夜をともにしたのだ。すばらしい夜だったけど、彼とは二度と会うこともないだろう。だがある日、オフィスに入ってきた男性を見て彼女は目を見張った。ジョージ!一度だけの夢を見させてくれた人。思わず胸が高鳴ったものの、次の瞬間、アリソンの心は打ち砕かれた。地味な格好をしたアリソンに、彼は気づいてもくれなかったのだ。★大変身をして過ごした情熱的な夜は思わぬ結果を生み……。★
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4.0エレンは政治家の家庭に生まれ、厳しいルールのもと育った。大企業重役のクリストファーと出会い恋に落ちた彼女は、男女関係においても慎重を期そうと心に決めていた。ところが初めて結ばれた夜、彼に強引に求婚されてとまどう。たった一度ベッドをともにしただけで結婚なんて……。エレンは彼の軽率さに不信感を持ち、別れを決断した。三カ月後、休暇で知人の豪邸を訪れた彼女は、その場でルームメイトの存在を聞かされる。言いようのない不安に駆られ、そっと部屋をのぞくと、そこには半裸のクリストファーが待っていた!
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3.0ニローリを訪れたコンタリーニ王国のベニート王子の世話をするため宮殿のメイドの中から選ばれたアリサ。王子が滞在するヴィラのバスルームを片づけていたとき、ガールフレンドが残していった口紅を見つけ手に取った。アリサは鏡に向かい、口紅を唇に……。それをベニートが見ていた。
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-小学校教師のイライザは旅先のローマで実業家レオと出会った。ふたりは急速に惹かれ合い、3週間後、彼は彼女に求婚する。ところが、イライザの返事は意外なものだった。婚約者がいるから結婚はできないと、彼の申し出を拒んだのだ。あれから4年、レオは二度と私の顔など見たくもないはず。そう考えていたイライザは、彼の突然の訪問に驚愕した。妻を亡くした彼は幼い娘の養育のためにナニーを探しており、教師のイライザなら適任だと考えて、その役を頼みたいという。戸惑う彼女の脳裏に、介護を続けている元恋人の姿が浮かんだ。婚約解消はできない。たとえ心がレオを求めているとしても。
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5.0★彼の欲望と彼女の事情が交差して、それは実行に移された。★父が賭事で作った多額の借金を返済するため、モデルのマクシーは、祖父ほども年の離れたリランドの愛人になった。愛人とはいえ、体の関係があるわけではない。リランドはひたすら若い女を見せびらかしたかったのだ。彼が病に倒れたとき、甥で大富豪のアンゲロスはマクシーに提案した。かねてから君には惹かれていた、今度は自分の愛人になってくれ、と。金のためなら自分を売ることも厭わない女だと思っていたのに、マクシーは”夫になる人にしか体は許さない”と言うばかり。何度迫ってもはねつけられたアンゲロスは、とうとう結婚を申し出た。しかしそれは世間には公表されない契約結婚で、いつの間にかアンゲロスに惹かれていたマクシーは憤慨する。だが、彼女のほうにも結婚を急ぐ理由があった。
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3.0スザンナは八年前に両親を亡くし、小さなペットサロンを切り盛りしながら、ずっと妹の面倒を見てきた。彼女には、どうしてもかなえたい夢があった。両親ができなかったパリへの旅行を実現し、広い世界を知ることだ。妹がもうすぐ結婚し、お金も貯まった今、旅立つ準備はできていた。ところが、そんな夢の実現を危うくしかねない、思わぬ人物が現れた。妹の花婿の親友で、ふらりと町にやってきたケインだ。彼とは結婚式で一緒に付き添いをするのに、戸惑うことばかりだった。素性がよくわからず、仕事の手伝いを頼んでも、犬と散歩もできず、簡単なサンドイッチさえ作れない。この世にこんな人が本当にいるの?あきれたスザンナは、ケインに“普通の生活”のしかたを教え始めた。
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-■わたしを大胆に変える魔法は、彼だけが使うことができる。■“彼は本心がつかみにくい”“彼は女性の扱いがうますぎる”まじめなジェシカはなんでもリストにしてしまう。でも、どんなにマイナス要素をあげてみても、イタリア人パイロット、ニックへの思いは募るばかり。誕生日を祝おうと、連絡もせずローマを訪れてみると、彼の別荘の寝室にはネグリジェ姿の先客がいた。さらに二人の女性も鉢合わせ!ジェシカは失恋した二人とトレビの泉に願いをかけた。ニックを嫌いになって、早く忘れられますように……。ところが、その夜ホテルで気分が悪くなり、翌朝になって病院を訪れた彼女は衝撃に襲われた。妊娠していたのだ――もちろんニックの子を。■同じ男性に失恋した三人はトレビの泉に誓いを立てた。もう男なんて信用しない! でも、本当はすてきな恋人が欲しい。
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3.8「デュア卿、私と結婚してください」デュア伯爵サイモン・ウェストポートは面食らった。結婚するなら物わかりのいい大人の女性が望ましい。しかし目の前に突然現れた見知らぬ美女は、社交界デビューもそこそこの世間知らずな令嬢だ。サイモンは即座に断ろうとしたが、頬を赤く染めたチャリティ・エマーソンが懸命に語る“便宜結婚のメリット”に、つい耳を傾けていた。全米屈指のベストセラー作家が贈る、キュートでセクシーなヒストリカル・ロマンス。
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2.5訪問者は、世間知らずで天真爛漫で、このうえなく魅力的。キャンディス・キャンプの人気作が復刻! 「デュア卿、私と結婚してください」デュア伯爵サイモン・ウェストポートは、付き添いも連れずに屋敷を訪ねてきた娘を興味深げに眺めた。結婚相手は物わかりのよい大人の女性がいい。しかし目の前にいる令嬢チャリティ・エマーソンは、まだ社交界デビューもそこそこのうら若き金髪の娘だ。すぐさま断るつもりだったが、彼女が懸命に語る、いかに自分が便宜上の結婚に適しているかというアピールに、笑みをかみ殺してつい耳を傾けていた――。19世紀後半の華麗なロンドンを舞台にしたチャーミングなヒストリカル・ロマンス、開演! *本書は、MIRA文庫から既に配信されている同タイトルの復刻版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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4.0恋は世界の街角で甘いキスの余韻を残し、消えた大富豪。2年後― リリーは21歳の夏、ロンドンのアルバイト先で世界的大企業の社長ラウフと燃えるような恋におちた。黒髪に金の瞳を持つ謎めいた彼は、義兄の心ない仕打ちのせいで男性恐怖症になり、キスより先に進めなかった彼女を、優しく包み込んでくれた。だが、そんなひたむきな愛は残酷にも踏みにじられた。ラウフは突然、故国トルコへ帰ってしまったのだ。2年後、窮地の父を救うためリリーはイスタンブールの土を踏む。待ち合わせ場所にまさか――ラウフが現れるとは夢にも思わず。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-リリーは困難な状況に陥っていた。家族で経営する旅行会社が配当金を払っていないとして、出資者に訴えられそうになっているのだ。会社の代表である父に、もちろんそんな覚えはないのだが。やっかいなことに、出資者であるラウフ・カサビアンを父に引き合わせたのはリリー自身だった。彼と話をするため、リリーはイスタンブール行きを決意する。だが待ち合わせの場所で彼の姿を目にしたとき、リリーは思わず立ちすくんだ。ラウフ……かつて私を捨てた人。彼女の胸に、2年前の苦い思い出がよみがえった。■HQロマンスを代表する人気ベテラン作家といえばL・グレアム。セクシーなトルコ人メディア王との再会物語をお楽しみください。来月はHQロマンスから新刊が、それ以降もリプリントを織り交ぜ続々刊行される予定ですので、どうぞお見逃しなく!
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-「ミス・デクスター、君と話がしたい」高貴な出で立ちの男性にいきなり声をかけられ、仕事中のタミーは驚いた。いったいだれだろう?外見どおり、マルクというその男性はヨーロッパにある国――ブロイテンブルグ公国の摂政を務める王族だった。マルクの話を聞いて、タミーは茫然とする。彼女はまだ見ぬ幼い甥の後見人に指名されているが、その子は将来公国の君主となるべき人物だから、親権を放棄する書類に署名してほしいと言われたのだ。寂しげな様子の甥に引き合わされたとたん、タミーは心を決めた。たとえマルクと争うことになっても、この子は絶対に渡さない。■“シンデレラのような物語”――惨めなヒロインが、恋の力で人生を塗り替え大きな幸せを掴んでいく夢のある名作です。同じテーマで、ハーレクイン・ディザイアから「恋と数字と王子様」、ハーレクイン・イマージュから「幸せのジングルベル」が好評発売中です。
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-17歳――早すぎる結婚が過ちのすべてだったのだろうか。夫は浮気を繰り返したばかりか、君は魅力に欠ける女で、ベッドを共にする気にもなれないとケイトを近寄らせもしない。愛を知らず、女としても未成熟なまま2年が過ぎたとき、夫の友人で富豪ドミニクにケイトは誰にも感じたことがないほど、芯から血がさわいだのだ。だが、初めて心惹かれた彼にすら、ふしだらな女と誤解されて、ケイトは打ちのめされる。やがて夫は亡くなり、静かに暮らす彼女に思いがけぬ再会が――いまだにケイトを蔑む、ドミニクが現れたのだ。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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4.0早すぎる結婚がすべての過ちだったのかもしれない。夫は幼な妻のケイトにはばからず浮気を繰り返した。結婚したのは土地がほしかったからで、愛など元よりないというのだ。君は女としての魅力に欠け、夫婦生活をする気にもなれないと。愛を知らず、女としても未熟なまま2年ほど経ったとき、夫が連れてきたドミニクに、ケイトは強烈に心を奪われてしまう。けれど、それを見抜いたドミニクにふしだらな女と誤解され、生まれて初めて感じたときめきは残酷なまでに砕かれた。その後夫は亡くなり、ひっそりと暮らしていたケイトに、思いがけない再会が……いまだ彼女を蔑む、ドミニクだった。■偉大な作家ペニー・ジョーダンの名作を、ハーレクイン・ロマンスの 黎明期を支えた翻訳家、小林町子が訳した1988年のベストセラーです。 今日のハーレクインで活躍する後進の翻訳者も数多く育てた名訳者が贈る、珠玉のロマンスと愛の言葉を、どうぞご堪能ください。
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3.5令嬢ハニーはとある事情から、必死に車で逃げ続けていた。その途中、不注意で私有地の湖に車ごと転落してしまい、意識を失ったところを敷地内に住む医師ソーヤーに助けられる。病院へ行くのを拒んですぐ出ていこうとするハニーを、ソーヤーは引きとめ、自宅で手厚い看護をしてくれた。彼の優しさやセクシーな笑み、ムスクの香りにときめきつつも、ハニーは決して素性を明かそうとはしなかった。事情を打ち明けて、この男性を頼ってはいけない――そんなことをすれば、彼まで危険に巻きこんでしまうから。
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-病におかされた私を救ってくれた彼に、一生をかけて恩返ししたい……。 若くして重い病におかされたゾーイにとって、治療の支援基金を創設したギリシア大富豪ヴァッソは命の恩人だった。火事で両親と住む家を失い、退院後の行くあてがない彼女に、ギリシアにあるヴァッソの基金で働かないかと誘いがかかる。実業家として有能で、思いやり深いうえにハンサムなヴァッソに、ゾーイは胸の高鳴りをおぼえずにはいられなかった。でも、またいつ病が再発するかもわからない私が、同じ病で父親を亡くした彼を愛していいはずがない。もしものことがあったら、お互いつらい思いをすることになるから。厳しい現実に打ちのめされ、ゾーイは身を引く決心をするが……。 ■なにくれとなく気遣ってくれるヴァッソに対して、ゾーイの恋心は日を追うごとに募っていきます。“余命”と向き合う彼女は、運命は幸せを求めることさえ許してくれない、と心を痛めますが……。大作家R・ウインターズが描く、感涙必至のシンデレラストーリー! *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-ダニエルは継父であるアラブの石油王ハッサンを実の父親のように慕って暮らしてきた。ハッサンの一族はダニエルの母と彼の結婚を認めておらず、ダニエルは継父の親族のことについてはほとんど何も知らない。そんな彼女が、継父の仕事仲間の息子から聞いたのは、継父のお気に入りの甥―ジョルダンの名前だった。
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3.0母親の再婚によってアラブ石油王の娘となったダニエルは、義父のハッサンから実の娘のようにかわいがられて育った。義父の一族はハッサンとダニエルの母の結婚を認めておらず、将来、巨万の富を継ぐ娘の身を案じた義父は、自分の甥ジョルダンを結婚相手に決めた、と彼女に告げる。親の決めた見ず知らずの男性と結婚なんてできないわ!ダニエルは猛反発し、縁談はどうにか断れたものの、ハッサンに頼み込まれて代わりに一族を訪れることになった。誇り高い砂漠の男ジョルダンが怒りをたぎらせていると知らずに。 *本書は、初版ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-24歳のステラはある日、1通の手紙を受け取った。差出人はギリシア大富豪、テオ・パンテラス。ステラの生涯で唯一の恋人にして、最愛の息子の父親だ。当時交際を反対されたふたりは、妊娠を機に駆け落ちを決めた。だが約束の日、彼はいつまでたっても姿を現さなかった。おなかの子もろとも私を捨てたのに、また会いたいだなんて。6年間、たったひとりで息子を産み育ててきたけれど、どんなにつらくても、テオを恨むことはできなかった……。千々に乱れる心を抱えたまま、ステラは彼との再会を選んだ。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-24歳のシングルマザー、ステラは1通の手紙を受け取った。差出人はギリシア人大富豪のテオ・パンテラス。生涯ただひとりの恋人にして、ステラの最愛の息子の父親だ。交際を反対されていた二人は、妊娠を機に駆け落ちを決めたが、当日、彼はいつまでたっても約束の場所に現れなかった。おなかの子もろとも私を捨てたくせに、今さら会いたいだなんて。6年間、たったひとりで息子を産み育ててきたステラは、千々に乱れる心を抱えたまま、テオに会う。どんなにつらくても、彼を恨むことはできなかったから……。そして、あの運命の夜の、恐ろしい秘密を知ったのだった。 ■感動のラブストーリーで多くのファンを魅了している大スター作家、R・ウインターズの再会ロマンスです。あの夜、テオが現れなかった衝撃の理由とは……? ご期待ください。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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4.0“明日までに連絡が欲しい。息子といられる権利を求めて、裁判に訴えるようなまねはさせないでくれ”見覚えのある筆跡の手紙を読んで、ステラの体は凍りついた。テオ。六年たって、彼は再びわたしの前に姿を現した。貧しい家の出のテオとの付き合いは、父から反対された。それでも子どもができたと告げると、彼はすぐにも結婚しようとステラに言ってくれた。二人で逃げようと待ち合わせた教会……。だが、彼は来なかった。恋人に捨てられ、打ちひしがれたステラは、兄の助けで息子を産み、周囲の支えでなんとか立ち直れたのだ。そんなひどい仕打ちをしておきながら、なぜ今さら?やがてステラは、テオから当時の信じられない真相を知らされる。■ヨーロッパの国々を舞台にした作品で、多くの読者を魅了する作家、レベッカ・ウインターズ。今月は美しいギリシアの島々を訪れながら深まっていく、家族の絆のすばらしさを描きます。ご堪能ください。
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-どうか少しでもなにかわかりますように。シェルビーは必死に祈りつつ、玄関ベルを鳴らした。自分を捨てた産みの母親の家かもしれないと聞きはるばる車を走らせてきたのだ。ドアが開くとそこには小さな男の子と女の子、それに信じられないほどハンサムな男性グレイがいた。兄夫婦がいないあいだ双子の甥と姪の世話をしているという。しかしどうやら彼は子どもの扱いになれていないらしい。「帰らないで。どうしたらいいかわからないんだ」そんな彼の頼みを断れる強さがシェルビーにはなかった。★D~1283『オフィスの秘密』、D~1292『キスより甘く』の関連作をお届けします。人気作家ジョー・リーの次回作は6月5日に刊行予定。どうぞお楽しみに!
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-卒業したいの――あなたの“妹”でいることを。 キャットが7歳のとき、母親がルークの父親と再婚した。兄になった7つ年上のルークに、彼女ははじめから夢中だった。たしかな恋心を意識したのは15歳、以来ずっと彼ひとすじだ。けれどもルークは、いつまでも彼女を子ども扱いしてくる。もう妹ではいたくない……。あるときついに一大決心をして、キャットは部屋を引き払い、ルークの家に転がり込んだ。愛する男性は彼だけなのに、このまま一生バージンはいや。思い切って彼の胸に飛び込み、一人の女性として愛されたい。そんな必死の想いも空しく、彼は相変わらずつれなくて―― *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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3.3キャサリンは決死の覚悟で家を売り、義兄の部屋へ転がりこんだ。幼いころから彼に恋い焦がれ、今も思いはふくらむ一方だけど、いつまでたってもルーカスは、私を女性として見てくれない。彼を振り向かせるには、このくらい思いきった行動に出なければ。もうこれ以上、“妹”なんて呼ばせないわ――絶対に!かたやルーカスは、繰り返し自分に言い聞かせていた。血縁がないとはいえ、キャサリンは“妹”として慈しむべき相手。彼女がどれほど魅力的でも、一つ屋根の下で暮らしていても、あやうい感情は隠し通さなければならないんだ――絶対に!
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-カーリーは、クリスマスイブの花嫁になれなかった。式の前日、友人どうしだった兄と婚約者が雪山で命を落とし、思い描いていた輝かしい未来は、ぷつんと途切れてしまった。兄の親友ジェイクは、なぜか二人の死に責任を感じているようで、あの悲劇以来、町を離れた彼女を遠くから支え続けてくれている。七年目のクリスマス、家族に請われ仕方なく戻ってきた彼女は、思いがけずジェイクのやさしい笑顔に迎えられた。「おかえり、カーリー。きみを待っていたんだ」雪に覆われたあの山を見るのはいまだに辛いけれど、ジェイクの温かいまなざしに、カーリーの心は甘くざわめき……。■時には兄のように、時には恋人のように彼女を見つめるジェイク。カーリーはそんな彼に戸惑いを覚えます。彼の本心は? そして彼が兄たちの死に責任を感じている理由とは? M・マクローンらしい、ちょっぴり切なくキュートなクリスマスの物語です。
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-テキサスの恋 33 グラント家の物語 初恋の人に“便宜結婚”を申し込まれ―― この求婚を拒むなんてできない…… たとえ彼の心が、別の女性にあっても。 『指輪はイブの日に』特別収録! 1週間前に父親を亡くしたダナは、遺言書を前に頭を抱えた。 父が遺した小さな牧場を相続する条件は、結婚すること―― それも、近隣で大規模な牧場を経営するハンク・グラントと! ハンクは、17歳のときから密かに想い続けてきた人。 こんな一方的な遺言、受け入れてくれるはずがない。 ところが意外なことに、ハンクは「結婚しよう」と言った。 その理由はすぐに明らかになり、ダナは打ちのめされる。 彼は体面を保つために形だけ結婚しようとしているんだわ……。 まだ愛している元妻が、新しい夫を連れて町に戻ってくるから。 *本書に収録されている『初恋にさよなら』『指輪はイブの日に』は既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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4.0つい先日、最愛の父親を亡くしたダナは、父の遺言書を読んで愕然とした。遺言の指示に従わなければ、父が遺した小さな牧場を相続できないというのだ。その指示とは1カ月以内にダナが結婚すること。それも、ダナが昔から想いを寄せる隣人のハンクと!
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3.0メリは枕に顔をうずめて泣きじゃくった。なんて最悪な誕生日だろう。今日で十七歳になったメリは、兄の親友であるジャックに、長いあいだ秘めてきた恋心を思いきって打ち明けたのだ。結果は散々なものだった。ジャックは怯えたように後ずさると、恋愛対象には見られないと言い残し、振り返りもせず去ってしまった。ひどいわ。確かに私は太っていて醜いけど……あんまりよ。メリは顔を上げ、胸に誓った。いつか美しくなって彼を見返そうと。あれから十一年。復讐のチャンスはついにやってきた。ジャックが、メリの兄が建てたロッジに一カ月滞在するというのだ。歳月を経てセクシーな美女に変身したメリは、さっそくロッジに向かった。ともに一カ月滞在し、彼を誘惑するために。★〈男たちの約束〉もついに最終話です。最後の滞在者として亡き親友のロッジにやってきたジャックは、親友の妹と十一年ぶりに対面します。彼女はジャックとベッドをともにすると宣言し、あからさまに誘ってくるのですが……。感動のフィナーレをお楽しみください!★
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-幼さを脱ぎ捨て、もう一度、初恋の男性に出逢う。 ベスは父の死を機にヨーロッパから帰郷し、5年ぶりに初恋の相手フィリップと再会した。彼はかつて、亡き従姉と婚約していた相手。5年の間に痩せて美しいレディに変身したベスに驚いた様子で、舞踏会では、ブラックウッド子爵との仲を冷やかしてきたが、ベスはといえば、別の令嬢が彼に急接近し、気が気ではない。その矢先、ベスはほかならぬ子爵とともに誘拐されてしまった!幸い二人とも無事救出されたが、ベスの名誉を守ろうと求婚したのは、子爵だけではなく――なんとフィリップ!どうして? あなたとだけは、絶対に結婚できないのに。 ■忘れえぬ初恋の男性からの思いがけない求婚に、苦悩するベス。なぜなら従姉の身代わりになっても、彼に愛してもらえる日は永遠にこないから……。根強いファンを持つリージェンシーの名手アン・アシュリーが描く、珠玉の初恋&再会ロマンス! *本書は、ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャルから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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3.0父の死後、ヨーロッパから帰郷したベスは五年ぶりに隣人フィリップと再会した。彼は、実らなかった初恋の相手。だが彼と従姉の婚約にショックを受けベスが逃げるように異国へ旅立った直後、従姉は不慮の死を遂げていた。五年の間に痩せて美しいレディに変身したベスをフィリップは晩餐会に招待する。忘れたいのにふたたび燃えたつ恋心がせつなくてベスはついフィリップによそよそしく接してしまい……。■従姉以上に魅力的になって彼の心を射止めたい―五年間女に磨きをかけてきたヒロインが、彼の言葉に一喜一憂。リージェンシーの名手アン・アシュリーの作品を、どうぞお楽しみください。
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3.0まさか、故郷を出ていったダリウスが戻っていたなんて。クロエは実家に戻ったその日に彼とでくわし、愕然とした。昔あこがれていた、准男爵家の次男ダリウス・メイナード。ある晩の舞踏会でクロエを誘惑しておきながら、翌朝には自分の兄の妻と駆け落ちしたという、心ない男性だ。でも、彼のことなんてもうどうでもいいわ。わたしは恋人のイアンと結婚するために帰ってきたのだから。ところがダリウスは何かとクロエにつきまとい、淡い恋心と、あの夜の甘美な記憶を呼び覚ました。一方、イアンの態度は煮えきらず、彼女の心は揺れ始める……。■ハーレクイン日本創刊の1年後、1980年に『幻のシャトオ』でデビューし、今なお年2作のペースで精力的に執筆しつづけているS・クレイヴン。常に新旧のファンを魅了している彼女が、これぞイギリス発のロマンスといえる雰囲気たっぷりの新作を書きました。
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4.0ミーガンはこの道を足繁く通ったことを思い出していた。かつて、初恋の相手クリスチャンを思って心を躍らせた道のりだ。「きみが十八歳になったら婚約しよう」七年前、そう約束した彼は、突然ロンドンで絶世の美女と結婚した。そのあと妻を事故で失い、インドに渡っていたが、ミーガンの姪の後見人として、再び彼女の前に姿を現した。彼は姪を屋敷に引き取るにあたり、ミーガンもお目付け役としてしばらく一緒に滞在するよう請うてきたのだ。クリスチャンの屋敷に向かう馬車に揺られながら、ミーガンは未だ癒えぬ傷心を隠しとおす決意を新たにした。■“初恋の物語”――今まで知らなかった喜び、そして痛み。愛に目覚めたばかりのヒロインが紡ぐ、ナイーブな初恋の物語。
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-たとえ不義理な大富豪だとしても、彼への想いは、あの日のまま……。 ミーガンはかつてこの道を足繁く通ったことを思い出していた。大好きな初恋の相手、クリスチャンを想って心を躍らせた道のりだ。“きみが18歳になったら婚約しよう”7年前、彼はそう約束したのに、別の女性と結婚してしまった。ほどなくその妻を不慮の事故で失ってからは異国に渡っていたが、今、ミーガンの姪の後見人として再び姿を現し、こう告げた。「姪御さんを引き取るにあたり、そのお目付け役として、きみにもしばらくぼくの屋敷に滞在してほしい」一度裏切られたこの胸はまだ痛むけれど、同時に高鳴ってもいる……。ミーガンは彼の屋敷へ向かいながら、これは姪のためと自らを戒めた。 ■時は18世紀末、陰のある大富豪と無垢なレディの破れた初恋が再び幕を開けます。愛しのクリスチャンとの結婚を心待ちにしていた17歳のミーガンは、あろうことか新聞で彼の不義理を知ったのでした。もう傷つきたくないと思う半面、恋心はいまだに消えておらず……。 *本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-愛なき結婚を控えた花嫁に、初恋の未練がよみがえる……。 名門アシュトン家の養子である長男との結婚を間近に控えたセア。愛のない政略結婚を受け入れたのは、家族のため、ビジネスのため。だが式の数日前、思いもよらない人物が彼女の前に現れた――元恋人で初恋の人、アシュトン家の正統な血を引く次男のジーク。父親の後継者に選ばれなかった8年前から、一族とは疎遠になっている。当時セアは、家を出る彼に、一緒に来てほしいと言われたが、やむにやまれぬ事情との板挟みになり、理由も言えずに断ったのだった。その後、彼は独力で実業家となり、今や父親の大企業をも脅かす存在だ。大人になった彼の色香に、そして彼が向けてくる意味深な強い視線に、セアは身も心も震わせた。ああ、彼はいったい、なぜ戻ってきたの? ■名門アシュトン家が養子を迎えた直後にこの世に生を享けたジーク。つねに“よそ者”という意識を持ち、周囲からも放蕩息子と思われ生きてきた彼が長年の音信不通を経て現れたのは、憎き父と渡り合うため? それとも血のつながらない兄からセアを取り戻すため?
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-看護師のタラは困った人を見ると放っておけない。記憶喪失の女性を自宅で世話しようと思ったところ、その患者の警備を担当するクリントが現れ、猛反対した。初恋の彼がすっかり大人の男性になった姿を見て、タラは図らずも胸を高鳴らせた。それでも患者の希望を優先して家に連れ帰ってしまう。すると、クリントが怒りの形相でやってきて宣言した。「きみにつきまとうことになるから、覚悟しておけ」そう言い放った彼の瞳に、誘惑するような光がきらめいた。★大人気ミニシリーズ『華麗なる紳士たち』第四シリーズが先月よりスタート!二話めを執筆したのは人気急上昇中のローラ・ライトです。胸に残る傷跡が呪縛となってつらい過去に苦しむヒーローの心を、ヒロインはどのように開かせるのでしょうか?★
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-私のお腹に愛を残し、彼は帰らぬ人となった。 心の深くに染みる、涙の感動作! 遠い夏。16歳のキャラはデビッドと出逢い、恋に落ちた。 だが必ず迎えに来ると誓ったのに、デビッドは戦場に赴き…… 永遠に帰らぬ人となったのだ。キャラのお腹に赤ん坊を残して。 いまは静かに暮らすキャラの前に、ある日、ひとりの男性が現れた。 「キャラ」懐かしい声……ああ、デビッド! 彼は生きていた! キャラの頬に涙が伝う。これが夢なら、覚めてほしくない。 あの頃と変わらぬしぐさでデビッドに抱かれ、キャラは恍惚に浸った。 まるで時を取り戻そうとするかのように、甘い蜜月を過ごす二人。 けれど別れは唐突に訪れた。ほどなくして、彼が姿を消したのだ。 “愛している”という走り書きと婚約指輪を残して――
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3.0遠い夏。16歳のキャラはデビッドと出逢い、恋に落ちた。だが必ず迎えに来ると誓ったのに、デビッドは戦場に赴き……永遠に帰らぬ人となったのだ。キャラのお腹に赤ん坊を残して。いまは静かに暮らすキャラの前に、ある日デビッドが戻ってくる。どうして? いまごろ? 呆然と見つめるキャラを抱き締め、何も言わず彼は微笑むだけだった。あの頃と変わらぬしぐさで。まるで時を取り戻そうとするかのように、甘い蜜月を過ごす二人。けれど、別れは唐突に訪れる。その朝、彼が姿を消したのだ。“愛している”という走り書きと婚約指輪を残して―― *本書は、ハーレクイン・プレリュードから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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4.0デビッド・ウィルソンはキャラが愛したただひとりの男。かつて彼女と、おなかの赤ん坊を残して戦場へ赴き、そのまま帰らぬ人となっていたはずだった……。その彼が、キャラのもとへ突然戻ってきた。別れたときと変わらず、精悍で力強さをたたえた姿のまま。ふたりは失った時間をとり戻すように繰り返し熱く体を重ねた。だが、そんな幸せな日々も長くは続かなかった。デビッドは現れたときと同じように不意に姿を消してしまう。彼が話していた兄との対決に向かったのかもしれない。でも今度は~愛している~という言葉と婚約指輪を残していってくれた。デビッドはきっとまた帰ってくる――キャラは彼を信じて待った。◆追いつめたはずの宿敵サイモンが実の兄だと知り、愕然とするデビッド。彼は最後の対決を前に、初恋の人を訪ねます。シャロン・サラが描く、恋人たちの一途な愛の物語をお見逃しなく。◆
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-●『無垢な恋人』(ダイアナ・パーマー著)ああ、やっと懐かしいオーストラリアに帰ってきた。ハワイで大学生活を終えたプリシラは 空港に降り立ち、迎えの両親の姿を探していた。 そのとき、人込みの中でひときわ目立つ男性が目に飛び込んできて、彼女の心臓は破裂しそうになった。それはかつてのフィアンセ、ジョン・スターリングだった。 ●『とらわれの夜』(ジョアン・ロス著)ジリアン・キャシディーは父を救いたかった。父ジョージは脅迫されているのだ。脅しているのはハンター・セント・ジョン。父のかつての教え子だ。研究を盗んだ過去を暴露されたくなければ、ジリアンと三十日間ベッドをともにさせろというのだ。ハンターはジリアンの初恋の相手でもあった。彼がそんなことをするはずがないと信じるジリアンだったが……。★“初恋の物語”――今まで知らなかった喜び、そして痛み。愛に目覚めたばかりのヒロインが紡ぐ、ナイーブな初恋の物語。★ *現在、配信中の『とらわれの夜』と内容が重複しています。ご購入の際は十分ご注意ください。
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-婚約間近のステファニーは、海辺の町で静かに暮らしていた。しかし、その平穏な日常もジェラードが現れたことで一変する。18歳。大人になりかけていた清純なステファニーは、洗練された美貌のジェラードと恋に落ちた。だが悪夢のような出来事によって、地獄に突き落とされ――ジェラードは彼女の愛と純潔を疑って、去ったのだ。永遠に。5年の月日が流れ、再会した彼の瞳には凶暴な光が眩いていた。「綺麗で汚れていないと思っていたのに。君はまた人を欺くのか」君の真実の姿を君の恋人に暴くとでも言いたげに。
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-わたしの愛する一人息子は、 初恋のあの人と同じ目をしている……。 身代が傾いたシャーロットの一族の屋敷を買い取ったのが、 かつて愛を捧げた恋人ローハンと知り、彼女は打ちのめされた。 シャーロットの兄が川で溺れて亡くなったあと、 兄と一緒にいたローハンは責めを負って、追われるように町を出ていった。 その彼が、幾年もの年月を経て今、大富豪となって再び彼女の前に現れた。 「これはわたしへの仕返しなの、ローハン?」 あまりの衝撃に気が遠くなり、その場に倒れ込んだシャーロットは、 彼の強くたくましい腕に抱え上げられたことにも気づかなかった。 ただ、ローハンに知られることが怖かった――7歳になる息子が、 彼と同じブルーダイヤモンドのような瞳をしていることを……。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン・イマージュ版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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4.0これは周到に計画された、私への残酷な仕打ち?シャーロットはローハンを前に、そう思わずにいられなかった。一族が代々暮らす広大な屋敷を買い取ったのが、彼だったなんて。あんなに愛していたのに、彼は追われるように町をあとにした。シャーロットの兄が、川で溺れて帰らぬ人となったりしなければ、すべては今と大きく違っていたかもしれない。一緒にいた兄の死の責めを負って、ローハンが町を出たのち、シャーロットは兄の友人と結婚した。結婚せざるをえなかったのだ。そのとき彼女は、かわいい息子のクリスを授かっていたのだから。シャーロットは怖かった。亡き夫と過ごした愛のない結婚生活よりも、ローハンになじられることよりも、彼がクリスを見てどう思うかが……。★昨年10月、上下巻の長編『地上のエデン』を刊行し、好評だったマーガレット・ウェイ。彼女のオーストラリアへの愛が余すところなく描かれた力作を、心ゆくまでご堪能ください。
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-これは周到に計画された、私への残酷な仕打ち?一族が代々暮らしてきた広大な屋敷を買い取ったのが、かつて愛を捧げた恋人ローハンだと知り、シャーロットは打ちのめされた。兄が川で亡くなったあと、母は心を病み、一緒にいたローハンは責任を感じて町を出た。そして、シャーロットは秘密を抱えたまま兄の友人と結婚した。やがて父が投資に失敗。夫も亡くなり、屋敷を売らざるを得なくなった。そんな辛い日々の中、息子のクリスだけが心の支えだった。シャーロットは怖かった。暴力的だった亡夫との結婚生活よりも、ローハンに、クリスの父親は自分だと知られることが……。 ■ヒロインが別の男性と結婚した事情を知る由もなく、彼女が心変わりしたと信じこんでいたヒーロー。しかし、ヒロインの息子をひと目見て我が子と気づき……。ベテラン作家マーガレット・ウェイが描く、波瀾に満ちた再会劇をお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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3.5没落貴族の娘アンジェラは使用人の少年キャメロンと恋に落ちた。輝くような喜びも束の間、アンジェラは資産家と結婚させられ、キャメロンは追放された。13年後、夫の暴力に耐えかねて離婚したアンジェラは、実家の窮状を救うため、ふたたび意に染まぬ結婚を強いられる。アメリカの富豪だという求婚者の姿を見たとたん、アンジェラは驚きに身を硬くした。「こちらがトレモント社社長のミスター・キャメロン・モンローです」ヒストリカルの女王C・キャンプがヴィクトリア朝時代のイギリスを舞台に描く、切なくも美しい愛の物語。
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4.0ミッチ・ヴァレンタイン――高校を出て路上生活を送り、初めて作ったビデオゲームが大ヒット。やがてソフトウェアの開発に乗り出し、出版の分野にも進出。二十八歳にしてふたつの会社を所有する……。ケリーは職場の同僚から渡された新聞を食い入るように見ていた。名前は違うけれど、彼は高校時代の恋人、マイケルに間違いない。十年前、彼女を捨てて姿を消した、あのマイケルに……。ケリーは私立探偵の兄に頼んで彼の行方をずっと捜していた。今では九歳になる娘のことを伝え、彼が父親なのだと告げたくて。写真で見る彼はたくましく、自信にあふれ、何もかも魅力を増している。でも、この目と口元はよく覚えている。彼以外にはありえない。ケリーは地元の大学で催される彼の講演会に、すがる思いで向かった。★12月に続き、人気連作「都合のいい結婚」の最新作をお届けします。今回は前作にも登場したケリーとその娘のディディが主人公です。おなじみの人々が繰り広げる心温まる物語をお楽しみください。★
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-ヨーロッパの小国ジェマニアを統治する王族、ディアマンテ家とエメラウド家の間には取り決めがあった。和平の証に、両家の若き王子と王女を将来結婚させること。そして、その約束があと1週間で現実となるいま、エメラウドの王女ジュリエンヌは自分の身の上を嘆いていた。このまま婚礼の日を迎え、運命に身をゆだねてしまうの?私にはやりたい仕事があるし、なにより愛する男性がいる。長い間ひそかに慕っていた、ディアマンテの皇太子アンドレ。でも私が結婚する王子は、彼の退屈ないとこのほうなのだ!ジュリエンヌはある決意を胸に、アンドレに会いに行く……。
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-子爵令嬢のブランシュは過去に婚約をしていたが、訳あって自ら身を引いた。以来、結婚とは無縁だったが、父が他界したあと彼女のもとに多くの求婚者が来るようになった。どうせ皆、財産狙いだと思うと気が沈む。すると、そんな様子を見かねた親友が一計を案じ、ブランシュの元婚約者の弟レックスの領地を旅行しようと誘った。社交界で“世捨て人”と呼ばれる彼に、ブランシュが恋心を抱いているのを見抜いていたのだ。そうとも知らないブランシュは、土壇場で行けなくなったという親友の言葉を信じ、一人でかの地へ向かった――。
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-「きみがその気にならないかぎり、キスはおあずけだよ」 大学卒業後、故郷を離れてNYで働くことにしたキャサリン。ところがただ一人、それに猛反対する者がいた。義理のいとこの大牧場主マット──キャサリンの初恋の人だ。彼にとってキャサリンは、いつまでたっても“妹”なのだ。守られはしても、愛されはしない。彼には恋人がいるから……。報われない片想いからも、やっと卒業できると思ったのに。「私を支配するのはもうやめて!」キャサリンが絞りだすように放った抗議の言葉は、次の瞬間、マットの荒々しいキスで遮られた―― *本書はハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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3.0大学を卒業したてのキャサリンは故郷テキサスを離れ、ニューヨークで働くことを決めた。ところがただ一人、それに猛反対する者がいた。義理のいとこで大牧場主のマット──キャサリンの初恋の人だ。彼にとってキャサリンは、いつまでたってもただの“妹”。庇護はされても、愛されはしない。彼には恋人がいるのだから……。ようやく報われない片思いからも卒業できると思ったのに。「私を支配するのはもうやめて!」キャサリンが絞りだすように放った抗議の言葉は、次の瞬間、マットの荒々しいキスで遮られた。
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-夫の愛よりほか何も要らない。新妻は叶わぬ願いに押し潰されて…。 16歳で孤児となり、ホワイトホール家に引き取られたレイシー。兄のような存在の長男コールに憧れを抱き、寡黙で無愛想な彼がときおり見せる優しさに胸を躍らせる青春を送った。けれど時代は非情だった。コールが出征のため旅立ったのだ――今にもくずおれそうな彼女に、「待っていてくれ」とだけ言い残して。レイシーはひたすら無事を祈りながら待ち続けた。だが帰還した彼は人を寄せつけず、彼女をひどく戸惑わせた。やがてコールはある出来事の責任をとってレイシーと結婚するが、初夜を最後に、二度と新妻に触れなくなってしまった……。最愛の夫との赤ちゃんがほしいと願うことさえ、私には許されないの? ■あのリンダ・ハワードをして「誰にも真似できない」と言わしめた、大スター作家ダイアナ・パーマーの幻のヒストリカル! 1920年代アメリカが舞台の、ヒロインのひたむきな愛が光る感動傑作で、ヒーローの弟妹の恋愛も楽しめる読み応え充分の群像ロマンスです。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ・スペシャルから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-その口づけが、二人の関係を変えてしまった――リンダ・ハワードも絶賛するD・パーマーの切ない恋物語。 テキサスに暮らすケイトは、隣に住む牧場主ジェイソンに憧れていた。ジェイソンはケイトより10歳も年上で、気性の荒さから誰もに恐れられる男。そのうえ根っからの女嫌いだが、なぜかケイトにだけは兄のように親しく接してくれるのだった。そんなある嵐の日、二人はふとしたきっかけでキスを交わしてしまう。もしかしたら彼も、妹以上に見てくれているのだろうか……ほのかな期待に夢見心地のケイトだったが、やがて突きつけられたジェイソンの冷たい言葉に打ちのめされた――君と真剣な関係を結ぶつもりはない、この先ずっと。
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3.0幼なじみのハリーが、一年ぶりに故郷に帰ってきた。彼と顔を合わせるなり、エマはいつもどおり、抱えあげられてくるくる振り回された――久々に会った小さな妹みたいに。いまや大富豪になったというのに、彼は昔とちっとも変わらない。少年のような瞳も、くしゃくしゃの髪も、私との接し方も。歓迎の笑みを浮かべながら、エマは決意を固めた。長いあいだ、彼への思いは胸に秘めてきたけれど、そろそろ私が大人の女性だってことをわからせなくちゃ。長すぎた初恋を実らせるときがきたのよ!★大都会メルボルンを舞台に、せつない初恋を描いた物語。ロマンチックな展開に胸がきゅんとします。★
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4.5冷たい親に育てられた18歳のヘイリーにとって、恋人マックが心の支え。だがドライブ中に不幸な事故が起き、マックだけが重傷を負ってしまう。彼の家族から面会すら拒絶され、失意のヘイリーは彼に別れを告げることなく故郷を去った。それから10年後……。
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-まさか、ありえないわ!臨時の秘書として採用され、デスクに座っていたミンディは、ドアから入ってきた男性を見て目を見開いた。出張中だったボスが今日から出社するとは聞いていたけれど、それが高校時代の同級生、ジェイソンだったなんて。あのころの彼は、群れを嫌う一匹狼のように友達を避けていた。当時、学校一の人気者だったミンディも、彼に憧れを抱きながらも近づくことはできなかったのだ。あれから十一年、互いに過去を持つ二人は、もはやあのころの少年と少女ではなかった。★大都会ニューヨークを舞台に、しゃれた恋物語の数々をお届けいたします。★
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-六年前、ジュディスはダンと泣く泣く別れた。彼女の継母の悪意に満ちた中傷のせいでダンの名誉に傷がつくのが耐えられなかったからだ。そして今、ジュディスは結婚することに決めた。彼女ももう二十五歳。意地の悪い継母と暮らす家を出るには、結婚するよりほかにない。しかし、相手にはぺてん師だという評判があった。彼女がおじから相続した莫大な遺産が目当てだと言う人もいる。そんな折、ダンが突然目の前に現れ、ジュディスは彼のことを思いきれていないのに気づいた。★英国摂政期(リージエンシー)の劇的な物語を描いて人気のメグ・アレクサンダーの作品をご堪能ください。★
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-彼は知らない――この子の存在を。 ギリシアの美しい島でキャサリンは、旅行中の世界的な億万長者フィンと運命的な恋に落ちる。だがフィンとの関係を、キャサリンの上司が嗅ぎつけ、著名人の醜聞として暴露してしまう。その日、フィンは花を抱えて現れた。いつもと変わらぬ熱心さで彼女を求め――許されたと安堵したのも束の間、フィンの表情が一変し、辛辣な言葉で別れを告げたのだった。キャサリンは泣きながら、花をバラバラにした。予期せぬ妊娠に気づいたのは何もかも終わったあと……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-ギリシアの美しい島でキャサリンは、旅行中の世界的な億万長者フィンと運命的な恋に落ちる。だがフィンとの関係を、キャサリンの上司が嗅ぎつけ、著名人の醜聞として暴露してしまう。その日、フィンは花を抱えて現れた。いつもと変わらぬ熱心さで彼女を求め――許されたと安堵したのも束の間、フィンの顔が変貌し、辛辣な言葉で別れを告げたのだった。キャサリンは泣きながら、花をバラバラにした。予期せぬ妊娠に気づいたのは何もかも終わったあと……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-★何が嘘で何が真実か、彼は何者なのか。その答えをどうしても知りたかった。★プラスキ家の五人姉妹の末娘マルヤは開業医を目指す研修医。勤務を終えた帰り道、車の前に飛び出してきた男をはねてしまった。しかも男は何者かに撃たれてすでに傷を負っている。なぜか病院には行きたくないと言い張る彼をマルヤは危険を顧みず自宅に連れ帰って手当てした。たしかに危険な香りのする男……でもその瞳は犯罪者には見えない。彼はケイン・ドランと名乗っただけで姿を消したが、一週間後、二人は思わぬ場所で再会した。マルヤが勤務する病院に用務員としてケインが雇われたのだ。それでもマルヤにとって彼は相変わらず謎の男のままだった。
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4.0人のために身を尽くす優しい彼へこの心を捧げたいけれど……。 若きレオナは結婚を2カ月後に控えたいま、深い悩みをかかえていた。すべてを支配しようとする婚約者の独善的な態度に不安をおぼえ、話し合いを申し出ても、いつも取るに足りないと一蹴されてしまうのだ。母をはじめ周囲のみんなもこの結婚を楽しみにしているので、いまさら誰かに相談することもできなかった。居ても立ってもいられず、レオナは心の曇りを取り払おうと、花咲き乱れるフロリダへの小旅行に出かけることにした。だがそこで、青く澄んだ瞳の青年ザックと出会い、病で脚が不自由な妹をかいがいしく世話する姿に心を打たれる。やがて、無私に生きるザックに、どうしようもなく惹かれていき……。 ■豊かな国アメリカにおいて清貧を貫くアーミッシュ。ともにそんな社会に生まれ育った、自己犠牲的な青年ザックと真実の愛を探し求めるレオナの、いまだかつてない究極の純愛物語をお贈りします。アーミッシュの“知”に学び、心洗われ、癒される珠玉作です。
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-ジャックはロンドンから車を走らせ田舎町までやってきた。売りに出ている邸宅を見るためだ。ようやく姿が見えてくると笑みが浮かんだ。期待したとおりだ。レコーディング・スタジオを作り、野外コンサートを開く――そんな夢を叶えるには完璧の場所になるだろう。車から降り立ち、家の持ち主アリシアの飾り気のない様子に驚く。いつも見慣れている女性たちとなんという違いだ。運命的な誘引力を感じるが、アリシアからは敵視されているようだ。アリシアの心を開くにはまずは信頼を勝ちとらなければならない。そう、そのためにはたっぷり一緒に過ごす必要がある。
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-十三年ぶりに生まれ故郷に帰ったケイトは、別れた恋人ジャックとばったりでくわした。かつて自分の可能性を試したくてロンドンに行くことにした彼女を、ジャックは温かく送り出すかわりに冷たく別れを告げたのだ。そして腹いせのように、すぐに別の女性と結婚した。しかし、再会したジャックは以前よりいっそう魅力的になり、ケイトの耳元でささやいた。「妻とはとっくに離婚したんだ」あんな仕打ちをしておいて、今さらよりを戻したいとでもいうの?ケイトは激しい反発を覚えながらも、意に反して胸が高鳴りだすのを抑えられなかった。
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-慣れた手つきで赤子を抱く彼の姿に、小さな恋のつぼみがほころんだ。 新生児室の看護師ハナは、献身的にある赤ん坊を看病している。英国旅行中に事故に遭ったオランダ人女性が産んだ未熟児だ。順調に母子が回復し始めたころ、オランダから見舞い客が訪れた。赤ちゃんの母親が心酔する名医の“ファレンテインおじさま”だわ。おじさまという呼び名から想像していたよりずいぶん若々しく、人目を引く端整な顔立ちに、ハナは思わず心を奪われた。でも、彼の態度は冷淡で、私のことなんて目に入らないみたい……。もう会うことはないのだから、とハナは胸の痛みをやり過ごした。ところが後日、そのファレンテインが、赤ん坊の看護のためにハナをオランダへ連れていく手はずを整えていることがわかり―― ■没後20年を経た今なお、唯一無二の作風で世界中のファンを魅了し続けるベティ・ニールズの、永遠の名作。ファレンテインとの初めての食事で、緊張のあまりワインを飲んでしゃべりすぎてしまったハナ。彼に好感を抱かれていないと感じて落ち込みますが……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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3.3新生児室の看護師ハナは、献身的にある赤ん坊を看病している。英国旅行中に事故に遭ったオランダ人女性が産んだ未熟児だ。順調に母子が回復し始めたころ、オランダから見舞客が訪れた。母親が心酔する“ファレンテインおじさま”に違いない。意外にも若々しく端整な顔立ちにハナは思わず心を奪われたが、ファレンテインの態度は冷淡で、彼女など目に入らないようだ。もう会うことはないのだから、とハナは胸の痛みをやり過ごした。ところが、そのファレンテインは思いがけない申し出をしてきた。赤ん坊の看護のため、ハナに1カ月オランダに来てほしいと。
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5.0灰色のロンドンから、愛と自由がきらめく、魅惑のパリへ――放蕩貴族の手練手管と街の魔法が、堅物秘書を美しく花開かせて……。 秘書として慎み深く生きてきたインディアの最愛のおばが、たった一人で海外旅行に出かけ、消息を絶った。いても立ってもおれず、彼女はおばの旅を斡旋したと思しきデレク・ソーンダーズを訪ねる。放蕩者として悪名高いこの次期伯爵は、責任をもっておばを連れ帰ると宣言したが、彼を信用できないインディアは自らも捜索の旅に同行する決心をする。かくて二人は万博開催中の華やかなりしパリへ赴くが、花の都のめくるめく魔法と放蕩貴族の巧みなエスコートに、堅い蕾のようだったインディアの心は、甘く優しくほどかれていき……。
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-あなたの子を宿したなんて…言えない。 ブリナは信じられなかった――このわたしが妊娠9週目?このところの体調不良がそのせいだなんて、夢にも思わなかった。思春期のころの手術のせいで子供は望めないと言われ、泣き暮らした時期もあったけれど、いまはもう、つらい運命を受け入れた。そして半年前、金融界の大物ラフ・ギャラハの愛人になったのだ。だけど約束も束縛もしないという二人のルールは、もう守れない。ブリナは何も告げずにラフのもとを去った。愛していたから。子供が欲しくない彼の重荷にはなりたくなかったから。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-ブリナは信じられなかった――このわたしが妊娠9週目?このところの体調不良がそのせいだなんて、夢にも思わなかった。思春期のころの手術のせいで子供を持つことはできないと言われ、運命を恨んでさんざん泣き暮らした時期もあったけれど。いまは彼女なりの愛される資格を探りながら、半年前、金融界の大物ラフ・ギャラハの愛人になったのだ。だけど約束も束縛もしないという二人のルールは、もう守れない。ブリナは何も告げずにラフのもとを去った。愛していたから。子供が欲しくない、彼の重荷にはなりたくなかったから。
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3.0消防士のブラッドが花屋を営むトーニにひと目ぼれしたのは三カ月前。その場で食事に誘い、あっさり断られたがあきらめきれない。毎週花屋に通い、クリスマスを前についに食事の約束をとりつけた。トーニは一度きりのつもりだった。彼の魅力にあらがえなくなるまでは。
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3.0ソーシャルワーカーのスーザンは思い悩んでいた。かつてやむなく養子に出した息子を引き取りたいのに、独身のままでは親権を得られる見込みはほとんどない。苦悩のあまりスーザンは、普段は宿敵の市長マイケルに思わずすべてを打ち明けていた。「ぼくと結婚すればいい」返ってきた言葉にスーザンは唖然とした。名家の御曹子で有名人の彼が、なぜいつも対立している私と?聞けば彼は、病弱な父親の望みをかなえるため、一時的な契約結婚を望んでいるのだという。願ってもない解決策にうなずきつつも、スーザンの心にはかすかな不安が芽生えていた。
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-デジーはどうしていいかわからなかった。ウエディング・コーディネーターとして働いて長いが、花嫁が式の最中に逃げ出したのは初めてだ。とりあえず花婿をなんとかしなくては。そう思って置き去りにされた花婿――セスに目を向ける。高校時代、先輩だった彼にデジーはずっと片思いしていた。大人になった今も胸はざわめくけれど、今はプロとしてこの場を収めて彼の力になろう。デジーは心を決め、セスに歩み寄った。その決断が彼女にどんな運命を招き寄せるかも知らずに。■年月を経て、再び初恋の相手セスと巡り合ったデジー。愛よりも理論を信じる彼に、デジーの思いは届くのでしょうか? 二人の絶妙な会話も必見です。
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-秘書が眼鏡の奥に隠す、ギリシア富豪への十年愛。 アレクサンドラは茶色い髪を引っつめ、眼鏡をかけて、巨大企業の経営者ディミトリオスの秘書を務めている。9年も前から彼に密かな想いを寄せ、仕事で尽くしているのだ。あえて地味な外見にこだわるのは、秘書として信頼されるため。なぜならディミトリオスは、罪深いほどセクシーなのに潔癖で、女はみな魔性で嘘つきだと信じている――特に、美しい女は。だから、彼のそばにいたいなら女らしさを見せてはいけない。それなのに、ふとしたときに眼鏡を外した姿を見られて以来、なぜか彼に熱く見つめられているような気がして……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-上司との結婚を夢見るなんて、真面目で有能な秘書として失格だ。■アレックスはブロンドの髪を茶色に染め、地味な服を着て、多国籍企業の社長ディミトリオス・パンダキスの秘書を務めている。数年前、採用面接を受けたとき、少しでも真面目で有能な女性に見られたくて外見を偽ったのだった。アレックスは彼に恋心を抱き続けてきたが、こんな野暮ったい姿の自分が愛される可能性はないと思い知った。ディミトリオスは名うてのプレイボーイで、結婚など絶対しないと断言している男性。これ以上そばにいるのはつらすぎる……。ついにアレックスは会社を辞めようと心に決め、最後の仕事として、彼のギリシア帰国に同行した。ところが、ディミトリオスは壮麗な自宅に到着するやいなや、まるで恋人同士のように振る舞い始め、アレックスの度肝を抜いた。
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3.5アレックスはブロンドの髪を茶色に染め、美貌を隠して巨大企業の経営者ディミトリオスの秘書を務めている。9年前、男性に襲われかけたところを救われて以来、ディミトリオスのことを一途に想い続けているのだ。外見を偽るのも秘書として信頼され、彼の近くにいるため。だが近くて遠い毎日がつらくなり、彼女は退職を決心した。ところが、最後の出張先のギリシアに着いたとたん、彼はまるで初めて会ったかのようにアレックスを見つめてきた。熱い視線に親密な振る舞い……いったい、何が起こっているの? *本書は、初版ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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3.0幼なじみで、ずっと憧れていたリチャードとの結婚――レクシーは幸せの絶頂にいるはずだった。だが結婚式のあと、レクシーはみなの前でいきなり花婿に銃を向けた。式の直前に、あいついで亡くなった父と兄を死に追いやったのは、実はリチャードだったと知ったのだ。妻としての財産も手に入れた今、私がこの手で彼をあやめてみせる。しかしリチャードは、落ち着いた様子で彼女に取り引きを申し出た。半年の間に無実を証明できなければ、君のいいなりになろう、と。それまでは普通の夫婦を演じてほしいという彼の提案で、憎き男性との奇妙な結婚生活が始まった。
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-■期せずしてできた、最愛の人との絆。だけど、彼は私を愛してなんかいない。■最近、ボスのケインの様子がおかしい。マギーは、仕事に身が入らないケインのことが心配だった。ゴージャスで気さくなケインはまさに理想の上司で、女性社員の憧れの的だった。むろんマギーも例外ではない。彼の秘書になってからずっと、密かな思いを寄せてきたのだ。ある日意を決したのか、ケインはマギーに事情を打ち明けた。精子バンクの手違いのために、彼の精子が使用されてしまい、身ごもっている女性がいるのだという。そしてその女性は自分の会社に勤めているらしい、と。マギーはショックを受け、真っ青になって立ち上がった。なぜなら、ケインの子供を宿しているのはほかでもない、マギー自身だったからだ!
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-孤高の富豪に捧げた夜は、無垢な乙女に思わぬ誤算をもたらした。 リアは友人のバレエ公演会場のロビーで途方にくれていた。チケットが見つからない……。と、現れた美貌の黒髪の男性にチケットを譲られ安堵する。いったい誰なのかしら?その夜、公演後の祝賀パーティで偶然再会した彼はテオドロス・サバス――ギリシアの富裕な銀行CEOだった。身長が高すぎるのがコンプレックスで恋に臆病なリアだったが、彼の巧みでセクシーな誘惑に、初めての情熱をかきたてられ、気づけば熱く応えていた。ああ、彼は明日帰国してしまうのに。なぜこんなにも彼に惹かれるの? 純潔を捧げたリアは、やがてテオの銀行を訪ねる――妊娠を告げるために。 ■リアが銀行の受付で追い返されかけたとき、現れたテオは、妊娠を知ると、子供のための別居結婚を提案。リアは愛のないプロポーズにショックを受けますが、おなかの子を思うと拒めなくて……。セクシーな作風で人気のN・アンダーソンが綴るピュアな初恋物語。
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3.0冒険を探しているイーデンの前に、まさに理想的な男性が現れた! ■「ライリー、あなたとは結婚できないわ」結婚式の当日、控え室に投げ込まれた花嫁からの手紙。ライリーは愕然としながらも、彼女の望みどおり、自分が結婚を取りやめたことにして教会を出た。すると、はなからライリーを快く思っていなかった新婦の家族が、ここぞとばかりに彼を追いかけてきた。少女は祝福のための米を投げつけるし、老婆は杖を振り回す。行き場を失った彼の前で、タイミングよく一台の車が止まった。とっさにライリーは言っていた。「頼む、乗せてくれ」冒険を探していたイーデンにとって、それは願ってもないことだった。タキシードを着た、琥珀色の瞳の男性。降りかかるお米に罵声。退屈な日常から抜け出したいのなら、こんなチャンスを逃す手はない。地味でお堅い司書が、冒険の―そして変身の第一歩を踏み出すのだ!!イーデンの胸は期待に高鳴った。「いいわ。あなたが運転して」。
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-お天気キャスターから新しいトーク番組の司会者に大抜擢され、意欲に燃えるアビーは大物ゲストの出演をもくろむ。かつて伝説的な時事番組の司会者として名をはせ、スキャンダラスな事件をきっかけに姿を消したマックスだ。彼を引っ張り出すことができたら話題をさらうこと間違いない。アビーは説得のためにマックスの自宅に押しかけた。内心、彼の男っぽい魅力に圧倒されながらも、アビーは果敢に話を進めようとした。するとマックスはにこりともせずに言った。「君はチャンスをものにするためにディレクターと寝たのか?」
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-「君はわかっているはずだ。僕のような男はほかにいないことを」 アリスは10年前の恋人、ギリシア大富豪キュロスを待っていた。故郷で同国の女性と結婚し、子供を沢山作ると明言していた彼は、一方的に別れを告げてアリスの心に深い傷を残した男。なのに突然電話してきて、ちょっと立ち寄るだなんて!それでもアリスは、別れたことを後悔させたくて、黒いサテンのドレスで美しくセクシーに装い、彼を出迎えた。浅黒い肌、海賊のようにたくましい体――すべて昔のままだ。その姿を見たとたん、アリスの心はかき乱された。彼の魅力には抵抗できない。いくら歳月が流れても……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-アリスは客の訪れを待っていた。十年前の恋人、キュロスを。彼は故郷のギリシアに帰って同じギリシア人の女性と結婚すると言い、一方的に別れを告げてアリスの心に深い傷を残した男だ。なのに突然電話してきて、ちょっと立ち寄るだなんて。それでもアリスは、彼にきれいだと思ってほしかった。別れたことを後悔させたくて、黒いサテンのドレスでセクシーに装い、彼を出迎えた。浅黒い肌、海賊のように野性的な風貌、たくましい体は昔のままだ。その姿を見たとたん、アリスの心はかき乱された。彼の魅力には抵抗できない。いくら歳月が流れても……。★1月刊「情熱と絶望のはざまで」(R~2352)に続き、ハーレクイン・ロマンスの人気作家シャロン・ケンドリックがギリシア人双子兄弟をヒーローに据えて贈る華麗な物語をお楽しみください。★
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-■長い間、憧れ続けた華やかな生活。身も心も、華麗に変身しよう。■ジュリアンは幼いころから大の本好きだった。今は図書館員として、地味ながら充実した日々を送っている。彼女には双子の姉がいたが、十七年間会ったことがない。少女時代、両親が離婚し、姉は俳優の父に、ジュリアンは母親に引き取られ、別々の環境で育てられたからだ。そんな二人に、再会の機会が訪れる。長期休暇で、姉の暮らすマリブに滞在できることになったのだ。ジュリアンはひそかに姉の華やかな生活に憧れを抱き、今回の訪問に胸をときめかせていた。だが、急な撮影の仕事が入り、姉はメキシコに行ってしまう。せっかく夢が実現したのだから、いつもの引っ込み思案な自分は捨て、姉のように華麗にふるまい、思う存分、休暇を楽しもう。そう決めた彼女に、突然のハプニングが……。■幼いころ離婚した両親にそれぞれ引き取られ、十七年ぶりに再会した二人。女優の姉と図書館員の妹。まったく違う環境で育ち、性格も違う二人が、本当の幸せを手にするまでのすてきなストーリーです。
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-ローレンは亡き夫の故郷スペインの、彼の生家である古城を訪れた。幼い双子の息子たちを、夫の親族に引き合わせたかったのだ。義兄のラファエルは、傲慢で、絶大な権力を持つ男性だった。彼はローレンの結婚生活が夫の生前から破綻していたことや、彼女のイギリスでの経済状態についても、すっかり調べていた。甥には最高の教育を受けさせなくてはならないと言い、ローレンの経済力ではそれは無理だと断言する。息子たちを取り上げられるのではとおののいたローレンに、ラファエルは結婚を申し込んだ。愛だって生まれるかもしれない……彼女は承諾するしかなかった。だがその後、ローレンが知ったのは、ラファエルが一方では以前からの恋人と密会している事実だった。■“ラテン系ヒーローとの恋物語”―情熱的で強引、圧倒的にセクシーなラテン系ヒーローの魅力が満載の名作をお楽しみください。
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-●『恋に落ちるまで』(スーザン・マレリー著)薄暗いバーは、ぎらぎらした目の男たちで込み合っていた。みんな、女性に声をかけるチャンスを狙っているのだ。内気で臆病なレイチェルには、途方もない冒険だった――たとえそれが、友人の別れ話に付き合わされたのだとしても。そんな彼女を目指し、一人の男が静かに近づいてきた。 ●『妻を演じるとき』(エリザベス・ベヴァリー著)“幸せいっぱいの新婚の妻を演じること”それが、有能なFBI捜査官ブリジットに科せられた新たな任務だ。だが、彼女にしてはめずらしく、今回の任務には漠然とした不安を感じていた。“夫”のサムと対面した瞬間、彼女の不安は確信へと変わった。
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-■この豪奢な屋敷の中には、愛と裏切りと陰謀が渦巻いている。■リチャードの目は、陰気な病室の中にいる女性に釘付けだった。女性は痩せ細り、かつては美しく輝いていた目にも生気がない。〝そのうえ、彼女は僕が誰だかもわからないんだ〟リチャードは、自分の妻を薬漬けにして、記憶を奪った病院に、怒りを抑えきれなかった。自分を見捨てて家を出た妻、レクシーに対しても。七カ月前、レクシーは事故で瀕死の状態にあったリチャードに、離婚と多額の財産分与を要求して姿を消した。少なくとも、彼の母はそう言っていた。だが、今、レクシーは記憶を失って怪しげな病院に閉じ込められている。いったい、七カ月の間に何があったんだ?そして、妻の裏切りに対する僕の怒りはどこに向ければいいんだ?
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-平凡な店員にすぎない私が、富と権力を誇る王様の妃に? 30も半ばを過ぎたからには、世継ぎをもうけなければならぬ。黒い瞳の王オマールは世界中から才色兼備の女性20人を選び、パリの豪邸に招待した。愛の存在など信じていない彼は、義務のためだけの花嫁選びを慣習に従って行おうと決めたのだ。26歳でバージンのエリザベスは壮麗な舞踏場で愕然とした。たぐいまれな美貌や才能を誇る女性たちが居並んでいる。双子の姉の身代わりでこんな場所に来たけれど、似合わぬドレスを着た冴えない私が王の興味を引くわけないわ!だが恥辱に震える彼女を熱く見つめていたのはオマールで……。 ■“大スター作家ペニー・ジョーダンの再来”との呼び声も高い作家ジェニー・ルーカスが描く夢のようなロマンスをお届けします。思いがけず異国の王に見初められ、光り輝く王宮に招かれたヒロインの運命は? 最後までハラハラドキドキの展開にご注目ください!
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-時ならぬ春の嵐が吹き荒れる。モンタナの大地と、一人の女の胸に。■季節はずれの吹雪とともにキンケイド牧場に現れたのは、不安を目にたたえた華奢な都会の女性、スーザン。牧場をあずかる牧童頭のランドにわかるはずもなかった。それが、花嫁募集の広告に返事をくれた相手だとは。もっとも、正確には、返事を書いたのは彼女自身ではなかった。むずかしい年頃の彼女の弟、マックの仕業だ。都会に嫌気がさし、牧場暮らしに憧れる少年は、姉がカウボーイと結婚すれば自分も都会を抜け出せると考え、姉の名前で偽りの手紙を書き、他人の写真を同封したのだ。肌もあらわな、ブロンドのピンナップガールの写真を……。家出して一人モンタナへと向かったマックを追ってきたスーザンは、もちろん、すぐに弟を連れてボルチモアへ帰るつもりでいた。なのに、この雪嵐!道が雪に埋まり、とても帰れそうにない。荒くれたカウボーイたちと一緒に何日も過ごせというの?
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-初めて愛した人に、すべてを捧げた。 まさか……騙されていたなんて。 レイチェルは父親のため、品行方正な娘として生きてきた。決められた婚約者アイアス・クーロスはギリシアの大富豪で、そこに愛はなくても、結婚を拒否する理由などなかった。独身最後の思い出に旅したコルフ島で、アレックスと出会うまでは。ふたりは激しい稲妻に打たれたようにひと目で惹かれあい、眩暈のするような時間を過ごした。そしてレイチェルは捧げた――未来の夫のために守りとおしてきた純潔と、心からの愛を。だが翌朝、アレックスがその正体を現す。彼は運命の人などではなく、宿敵アイアスに復讐するためだけにレイチェルを誘惑した、大金持ちの投資家アレクシオス・クリストフィデスだったのだ!過ちはそれだけでは済まなかった。レイチェルは妊娠してしまい……。■『身代わり花嫁のため息』で結婚式を逃げだした姉レイチェルの物語をお届けします。婚約者の宿敵の子を宿し、姿を消さざるをえなくなったレイチェル。けれど復讐のためだけに彼女を誘惑したはずのアレックスが結婚式に現れ、花嫁を連れ去った理由は――?
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-ロンドン出身のビーは親友エミリーに誘われて、オーストラリアの有名な大牧場で働くことになった。気が進まなかったが、エミリーの頼みだから断れない。婚約者に裏切られ呆然としていたのを救ってくれたのだ。現地に着いた彼女を出迎えたのは、アイスブルーの瞳をした男性だった。目と目が合った瞬間、なぜかビーの体に震えが走った。彼の名はチェース、牧場主の弟だという。豪華な屋敷での仕事にやっと慣れたころ、エミリーが牧夫と恋に落ち、家庭教師の仕事を捨てて出ていってしまう。ビーもビザの関係上もうすぐ帰らなければならない。しかし、エミリーが世話をしていた子供を放っておけなくて、やむなくビーはチェースに提案した。「あなたが一時的に結婚してくれれば、ここにいられるわ……」
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-五歳の息子マットを幼稚園に迎えに行った帰り道、停車中の赤いフェラーリから降り立った男性を見て、スカイは凍りついた。歳月を経ても、魅力的な姿は見間違いようがない。ルチアーノだ。六年前、スカイはイタリア名家の長男である彼と愛し合っていた。だが彼の弟が、自分もスカイと関係を持っていると言いだし、彼女には身に覚えのない証拠写真まで持ち出してきた。弟を信じたルチアーノは、罵声とともにスカイを捨てたのだ。その彼が、いったいなぜここにいるの?スカイはパニックに襲われ、隣にいるマットの手を握り締めた。ルチアーノに生き写しの、息子の手を。
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5.05歳になる息子を幼稚園に迎えに行った帰り道、停車中の高級車から降りたった男を見て、スカイは凍りついた。歳月を経ても、魅力的な姿は見間違いようがない。ルチアーノだ。6年前、スカイはイタリア名家の長男である彼と愛し合っていた。だが彼の弟が突然、自分もスカイと関係を持っていると言い、あげくにスカイには身に覚えのない証拠写真まで持ち出してきた。そして弟を信じたルチアーノは、罵声とともにスカイを捨てたのだ。その彼がなぜここに……? スカイは混乱し、息子の手を握った。ルチアーノに生き写しの、息子の手を。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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4.0兄が決めた結婚相手は美しい。でも、さらってまで妻にしたいと思ったのは…。中世イングランドで剣と情熱が火花散る★四年前、イザベルの父は反逆罪で死刑となり、その日を境に彼女の運命は一変した。伯父に引き取られたものの、従姉イヴリンにいじめられ召使い同然の暮らしを強いられる、どん底の日々が続く。けれども、そんなイザベルを見初めた男性がいた。お節介な兄たちの差し金でイヴリンに求婚しに来たジャスティンだ。彼は、美しいが性格の悪いイヴリンではなくイザベルに惹かれ、イザベルを得るため、ある夜、大胆このうえない行動に出た。
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-美しく礼儀正しき貴公子の正体は、手並み鮮やかな“花嫁泥棒”―― 4年前、父が命を奪われた日を境に、イザベルの運命は一変した。母があとを追うように亡くなると伯父に引き取られたが、美しくも性悪な従姉にいじめられ、召使いのようにこき使われていた。ある日から、従姉のもとに求婚者ジャスティンが日参するようになる。聞くところによると、彼はひと月以内に婚礼の儀をあげなければ、いま治めている領地も城も没収されてしまうのだという。好条件を引き出そうと返事をもったいぶる狡猾な従姉のかたわらで、イザベルはこの礼儀正しい貴公子に淡い恋心を抱くようになっていった。だが残り2日に迫った夜、とんでもない事態に巻き込まれる――粗末な小部屋で眠るイザベルを、ジャスティンが強引に連れ去ったのだ!■くる日もくる日も疲れ果てるまで働かされているイザベルに狙いを転じたジャスティン。よそで奴隷のように扱われている彼女の弟も引き取ると約束して、結婚を申し込みます。彼の大胆な実力行使に呆然としつつも、イザベルは弟のために一世一代の決断をし……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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4.0裕福だが冷淡な名家への当てつけに、貧しく地味な私が花嫁に選ばれたとは……。 幼い娘を女手一つで育てるジュリエットは、細々と営むサンドイッチ店が倒産したショックで運転を誤り、高級車に追突してしまった!車から優雅に降り立ったのは、セクシーなスペインの大富豪でプレイボーイと悪名高い、ラファエル・カシージャスだった。震えながら詫びるジュリエットに、彼は驚愕の提案をする。「君に僕の妻になってもらいたい。報酬は500万ポンドだ」そんな大金があれば今の苦境を乗り越え、娘を幸せにしてやれる。でも、なぜこれほどゴージャスな男性が私なんかに……? ■祖父の会社を引き継ぐためにどうしても花嫁が必要な富豪に買われた、不遇なヒロイン。今まで出会った誰よりもハンサムな男性の口から飛び出した突然のプロポーズに、とまどうばかりでしたが、そこには思いもよらぬ罠が……。傑作シンデレラストーリー!
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-■窮地に立つ彼女を救ったのは、名門一族の次男だった。■結婚式直前に婚約者の裏切りにあったハンナは、それまでの生活を捨て、オーストラリア各地を旅していた。資金が底をついてきたころ、うってつけの仕事を見つけ、グレート・バリア・リーフをめぐる豪華客船の料理係に応募する。明るい性格を買われて、ハンナは見事採用された。雇主のトニーは見るからにエネルギッシュで、ハンナはたちまち心がときめいた。でも、名門キング家の次男が雇人と恋に落ちるわけがない……。一方、雇主のトニーはハンナを見て困惑した。たちまち相手をとりこにする強烈な魅力がある。危険だ! 雇人との恋愛は最も避けたいトラブルだというのに。警戒しながらも、トニーの頭は彼女のことでいっぱいになっていた。■今作は、名門キング家の次男トニーが主人公として登場し、運命的な出会いを経験します。
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-広告代理店に勤めるグレース・バーノンは、深い心の傷をかかえ、むなしい日々を送っていた。二年前のある日曜日、義妹の残酷な嘘により、最愛の婚約者コンスタンチン・キリアジスとの仲が挙式一週間前に壊れてしまったのだ。そんな彼女を見かねた同僚がなんとかしようとして、自分の誕生パーティにグレースとコンスタンチンを招いた。再会した二人は互いに相手を必要としていたことを確認し、情熱のおもむくまま、その日のうちに結ばれる。グレースは天にも昇る心地だったが、幸せは一瞬だった。結婚を口にしたグレースに、コンスタンチンは冷たく言い放った。君は僕の妻にはなれない、と。
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-21歳の掃除人マグダは、派遣先の豪奢な邸宅で、若きイタリア人実業家ラファエッロと初めてはち合わせた。ハンサムな顔に思わず見とれていると、いきなりこう言われた。「10万ポンドの報酬で、半年だけ僕の妻になってくれないか」亡き友人の赤ん坊を育てる彼女は、戸惑いながらも引き受ける。だが、跡取り息子が不器量で貧しいシングルマザーを妻にしたと、由緒あるラファエッロの実家の両親の逆鱗に触れてしまう。それこそ彼の思惑どおりだったが、責めを受けるマグダが不憫で彼女を美容室に連れていき、ドレスも買ってやる。すると……。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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5.0こんな豪華なアパートメントに住むのはどんな気分かしら?生活のために掃除人として働きながら、マグダは思った。そのとき突然、留守と聞いていた主人のラファエッロが姿を現し、狼狽する彼女にきみは独身か、と尋ねた。マグダがうなずくと、彼は驚くべき話を持ちかける。「十万ポンド支払うから、ぼくと結婚してくれ。今すぐ」何か深い事情があるらしいが、イタリアの実業家だという彼がなぜ、初対面で身分も違うわたしを選んだのだろう?正気の沙汰とは思えず、マグダはきっぱりと断ったが、その夜、ラファエッロが自宅に訪ねてきた。