人物評伝 - 中央公論新社の検索結果

  • パリの福澤諭吉 謎の肖像写真をたずねて

    パリの福澤諭吉 謎の肖像写真をたずねて

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    1862年、文久遣欧使節団の通訳としてパリに渡った福澤諭吉は当時、27歳の若者。パリで撮影した肖像写真は、無名の下級武士だったにもかかわらず、フランスの人類学者デッカーから、「日本人の典型的なエリートの顔」と賞賛される。  後年、「日本のヴォルテール」と称された、若き日の福澤諭吉は滞在中、パリを縦横に駆けめぐった。帰国後、『西洋事情』を執筆し、20万部を超える大ベストセラーとなる。  本書は福澤諭吉のパリでの行動をつぶさに追うとともに、福澤の肖像写真を撮影した謎の写真家・ポトーの足跡をたどる。  フランスを最もよく知るジャーナリストとして名高い、パリ在住25年の山口昌子が10年にわたって取材を重ねた力作である。福澤が立ち寄った書店、ホテル、博物館を訪ねるとともに、日本ではほとんど無名の写真家、ポトーの生涯を追っている。写真はすべて著者の撮影。初めて明らかになった福澤諭吉のエピソードも満載である。
  • 土方歳三 新選組を組織した男

    土方歳三 新選組を組織した男

    小説・文芸
    3.8
    1巻817円 (税込)
    新選組「鬼の副長」土方歳三。多摩に生まれ箱館に散った三十五年の生涯を、彼が組織した新選組の変遷と対応させながら詳細に語る。新選組の平時と戦時の体制の違いなどに踏み込み、通説となっている幼少期の奉公説を覆し、世に知られる山南敬助の切腹、伊東甲子太郎暗殺事件の真実を暴き出す。新視点の史伝「土方歳三」決定版、ここに登場!
  • ヒマラヤのドン・キホーテ ネパール人になった男 宮原巍の挑戦

    ヒマラヤのドン・キホーテ ネパール人になった男 宮原巍の挑戦

    小説・文芸
    -
    1巻902円 (税込)
    ヒマラヤが秘境であった七〇年代初頭、世界最高所にホテルを建てた男・宮原巍。しかし彼を魅了したこの国は政治腐敗と環境破壊が進行していく。事態を憂えた宮原は、ネパール国籍を取得、自らの政党を設立し政治活動に身を投じる。挑戦と挫折を繰り返しヒマラヤのドン・キホーテと呼ばれる男の半生を、自らも登山家である著者が熱く綴った評伝。
  • 評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」

    評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」

    小説・文芸
    3.4
    1巻1,100円 (税込)
    【目次】 まえがき プロローグ 第一章 ナンシー関の才能とその影響力 ・作家 宮部みゆきの場合 ・天性の観察眼と「規格外」という自意識 ・「後悔はしないのか」 ・テレビプロビューサー 土屋敏男の場合 ・視聴率とは別の、もう一つの指針 ・コラムニスト 小田嶋隆の場合 ・視聴者と同じ目線の高さ ・イラストレーター 山藤章二の場合 ・“自己批判"という新しいジャンル 第二章 <ナンシー関>が誕生するまで ・照れ屋のちょっと変わった女の子 ・「ホットドッグ・プレス」での初仕事 ・改行なしのコラム原稿 ・たけしの「オールナイトニッポン」の影響 ・マブダチとの出会い ・丁稚で勝負 ・消しゴムを彫って生きる覚悟 ・「ビックリハウス」に単身で売り込みに行く ・「ミュージック・マガジン」の表紙に抜擢 ・自分自身の物差し ・独自のスタイルが完成 第三章 青森での関直美 ・子どもころから「大人」 ・実家でのナンシー ・クラスの中の“最後の砦" ・マツコとの鼎談 ・高校受験に失敗 ・サブカルチャーに傾倒 ・「演歌はいいけど、精神的演歌は嫌だ」 ・はじめて消しゴムハンコを彫る ・投稿ハガキが読まれ、拍手喝采 第四章 旅するナンシー、歌うナンシー ・香港でパーマをかける ・ハンコとスタンプ台を持ち歩く ・台湾社員旅行の過酷すぎるスケジュール ・「今考えれば、いいこと浮かぶかも」 ・ナンシーのバンド時代 ・染之助・染太郎の前座でバンドデビュー ・なぜか「嫌いじゃなくなった」カラオケ ・サブカル好きなお相撲さんと出会う ・憧れのムーンライダーズに緊張 ・いくつもあったカラオケの十八番 ・免許持つ人、持たぬ人 ・箱根への日帰りドライブ 第五章 ナンシー関の全盛期 ・はじめての単行本 ・愛用の消しゴム ・「噂の真相」での連載開始 ・見えるものしか見ない「顔面至上主義」 ・日常生活では「人の顔など見ちゃいない」 ・永ちゃんのコンサートに「潜入」 ・「フォーエバー毒蝮」 ・「テレビには出ない」という決断 ・本領発揮のプロレス技 ・ページはじまって以来の抗議の投書 ・大月隆寛との対談「地獄で仏」 ・ナンシーの外見と文章 ・週刊誌コラム連載で全国区に ・テレビコラムを主戦場に定めて ・デープ・スペクターとの論争 ・松本の外したような笑いのセンス ・定点観測の視点 ・リリー・フランキーとの対談「小さなスナック」 ・ワンアンドオンリーの存在感 エピローグ あとがきにかえて <巻末インタビュー> マツコから見たナンシー 〈解説〉 ナンシー関と雑誌の時代 与那原恵
  • フリードリヒ大王 啓蒙君主のペンと剣

    フリードリヒ大王 啓蒙君主のペンと剣

    小説・文芸
    4.0
    1巻768円 (税込)
    十八世紀なかばに、オーストリア、フランス、ロシアなどの大国を相手に七年戦争を戦い抜いた小国プロイセンの王フリードリヒ。彼は戦略の大家であると同時に、ヴォルテールを師として詩作に耽り、自らフルートを奏でる芸術家でもあった。しかし、彼にまつわる諸伝説の多くは、プロイセンがドイツ帝国となった十九世紀に成立したものであった。本書は、歪められた虚像の奥から、啓蒙君主の魅力的な人間性を引き出す試みである。
  • 平成の100人

    平成の100人

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 エリツィン、コール、マンデラ、李登輝、金大中、ビン・ラーディン、ブッシュ、トウ小平、習近平、トランプ、竹下登、山岸章、細川護熙、小沢一郎、橋本龍太郎、小泉純一郎、安倍晋三、橋下徹、フクシマ50、今上天皇、加藤寛、橘木俊詔、鈴木敏文、湯浅誠、駒崎弘樹、出雲充、南部靖之、折口雅博、奥田碩、竹中平蔵、三重野康、宮澤喜一、平岩外四、孫正義、冨山和彦、ゴーン、五百頭旗真、クルーグマン、浜田宏一、黒田東彦、AKB48、東浩紀、麻原彰晃、宮台真司、宮崎勤、大塚英志、酒鬼薔薇聖斗、ホリエモン、勝間和代、加藤智大、宅間守、山田昌弘、古市憲寿、津田大介、吉田昌郎、乙武洋匡、奥田愛基、雅子皇太子妃、植松聖、小池百合子、川上弘美、奥泉光、庵野秀明、小島秀夫、宮城聰、三浦基、会田誠、菅野よう子、三輪眞弘、野村萬斎、小林よしのり、京極夏彦、西原理恵子、平田オリザ、高橋龍太郎、三谷幸喜、中園ミホ、安室奈美恵、木村拓哉、広末涼子、石黒浩、長谷川眞理子、諏訪元、松沢哲郎、古市剛史、上田泰己、丸山茂徳、松井孝典、安田喜憲、大栗博司、浅田真央、吉田沙保里、錦織圭、香川真司、松山英樹、高橋尚子、イチロー、三浦知良、桐生祥秀、内村航平
  • ペルソナ 三島由紀夫伝

    ペルソナ 三島由紀夫伝

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    三島生誕100年・没後55年。 近代日本の官僚制と天才作家の逃れられざる宿命とは―― 樺太庁長官を拝命しつつ不遇の晩年を過ごした祖父。 農商務省で岸信介と同期だった消極的ニヒリストの父。 そして大蔵省をわずか9カ月で辞め、作家に転身した三島由紀夫。 日本の近代化とともに形成された官僚制の暗部と一家の系譜を丹念にたどり、 三島文学の成り立ちと衝撃の自死までの道程を明らかにする画期的評伝。 〈解説〉鹿島茂/井上隆史 目 次 プロローグ 第一章 原敬暗殺の謎 第二章 幽閉された少年 第三章 意志的情熱 第四章 時計と日本刀 エピローグ 単行本へのあとがき 文春文庫版へのあとがき 中公文庫版へのあとがき 参考文献   文春文庫版解説  鹿島茂 解 説     井上隆史
  • 保科正之言行録

    保科正之言行録

    小説・文芸
    -
    1巻754円 (税込)
    兄家光の遺命を受けた正之は、四代将軍家綱の輔弼役を忠実に果たして徳川幕政を文治主義体制に導いていった。その行動は誠実無私、家臣や領民に対しては寛容と仁心をもってことにあたり、彼の清廉な精神は会津士魂として後世まで多大な影響をもたらす。晩年、盲い、血を吐きながらも惑乱することなく最後まで使命をつとめた不世出の名君は、堂々たる死への準備を整える。保科正之。彼こそ幕政時代の理想の政治家であった。
  • 保科正之 徳川将軍家を支えた会津藩主

    保科正之 徳川将軍家を支えた会津藩主

    小説・文芸
    3.7
    1巻880円 (税込)
    徳川秀忠の子でありながら、庶子ゆえに嫉妬深い正室於江与の方を怖れて不遇を託っていた正之は、異腹の兄家光に見出されるや、その全幅の信頼を得て、徳川将軍輔弼役として幕府経営を真摯に精励、武断政治から文治主義政治への切換えの立役をつとめた。一方、自藩の支配は優れた人材を登用して領民の生活安定に意を尽くし、藩士にはのちに会津士魂と称される精神教育に力を注ぐ。明治以降、闇に隠された名君の事績を掘り起こす。
  • 星の文人 野尻抱影伝

    星の文人 野尻抱影伝

    小説・文芸
    -
    1巻1,100円 (税込)
    飽くことなく星への憧憬を語って大正・昭和の天文少年少女を魅了し尽した“星の文人”野尻抱影。ハマッ子の洒脱、江戸趣味人の博識、心霊学への肩入れ、末弟・大佛次郎に見せる長兄の厳しさ……。「二世天文屋」を自任した天文学者による決定版評伝。 『野尻抱影―聞書“星の文人”伝』を改題 〈解説〉渡部潤一
  • 本牧亭の灯は消えず 席亭・石井英子一代記

    本牧亭の灯は消えず 席亭・石井英子一代記

    小説・文芸
    5.0
    1巻924円 (税込)
    日本最後の講談定席として惜しまれつつ平成二年に休場した東京・上野の本牧亭。その席亭を務めた著者が四十二年間の軌跡を振り返る。家族ぐるみで交流した芸人達の素顔、伝統話芸を守らんと試行錯誤を重ねた日々。江戸っ子の爽やかな人柄がにじむ「おかみさん」奮闘記。 目 次 序 章 雪の夜の楽屋 第1章 生い立ち 第2章 娘時代の私 第3章 戦中から戦後にかけて 第4章 本牧亭再興 第5章 寄席の経営 第6章 父のこと 第7章 『巷談本牧亭』のこと 第8章 中国旅行 第9章 鉄筋ビルの寄席に 第10章 休席の顚末 第11章 講談の灯は消さない 第12章 人との縁 終 章 幸せな星の下に あとがき 文庫版あとがきにかえて  清水孝子 年 表 本書に登場する主な講釈師たち 〈対談〉本牧亭がつないだ講談の昔と今  宝井琴調×神田伯山 〈解説〉客と演者とおかみさん――本牧亭をめぐる人間模様  長井好弘 人物索引
  • ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死

    ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死

    小説・文芸
    3.8
    1巻796円 (税込)
    僕だって、戦争へ行けば忠義をつくすだろう。僕の心臓は強くないし、神経も細い方だから――映画監督を夢見つつ二十三歳で戦死した竹内浩三が残した詩は、戦後に蘇り、人々の胸を打つ。二十五歳の著者が、戦場で死ぬことの意味を見つめ、みずみずしく描いた記録。第36回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。
  • ボーイスカウト 二〇世紀青少年運動の原型

    ボーイスカウト 二〇世紀青少年運動の原型

    小説・文芸
    3.5
    1巻726円 (税込)
    英国軍人ベーデン-パウエル(B-P)は大英帝国の国力衰退を予感し、青少年運動「ボーイスカウト」を提起した。第一次世界大戦の予想を超えた惨状に、厭戦気分が蔓延し反戦運動が起きたため、B-Pはスカウトを国際的で平和的な野外活動団体へと路線転換したが、その方法論は彼の意に反して他国の為政者たちに利用されてしまう。大正時代に始まった日本の少年団運動にも大きな影響を与えた運動の軌跡を、B-Pの生涯とともに描く。
  • 負けたくなかった 具志堅用高、波瀾の半生を語る

    負けたくなかった 具志堅用高、波瀾の半生を語る

    沖縄の日本復帰から四年、石垣島出身の無名ボクサーが世界王者となった。沖縄の人々を勇気づけ熱狂に包んだ「うーまく(ガキ大将)」は、日本のスターになっていく。デビューした一九七〇年代後半、日本ボクシング界は危機的な状況にあった。「ボクシング冬の時代を救った男」が、夢のような沖縄期、緊張に晒され続けたボクサー時代、引退後のタレントでの活躍、そして、世界王者を育て上げたジムの運営まで、無我夢中で進んできた道を縦横に語る
  • マダム・トキ物語 代官山の一軒家レストラン

    マダム・トキ物語 代官山の一軒家レストラン

    小説・文芸
    -
    1巻2,640円 (税込)
    向田邦子が愛したフレンチレストラン「マダム・トキ」。 代官山にたつ洋館は、ドラマ「王様のレストラン」の舞台ともなった。 マダムの林トキへのインタビューを中心に、店を支えるスタッフ、舘ひろし、赤川次郎ら常連客の証言も交え、1978年のオープンから約半世紀の間、愛され続ける理由を探る。
  • マッカーサー フィリピン統治から日本占領へ

    マッカーサー フィリピン統治から日本占領へ

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,210円 (税込)
    連合国軍最高司令官として日本占領の責任者となり、日本人にとって最も印象深いアメリカ人の一人となったダグラス・マッカーサー。彼の考え方や行動を知ろうとしても、厚木飛行場に降り立ったとき以降を見ただけでは判明しないことが多い。本書では、父の代から関係の深いフィリピンとの関係、またコレヒドール島脱出時に同行した側近たちについて詳しく足跡を辿りながら、稀代の英雄の全貌を明らかにするものである。
  • 松平定信 政治改革に挑んだ老中

    松平定信 政治改革に挑んだ老中

    小説・文芸
    4.5
    1巻1,034円 (税込)
    貨幣経済を刺激した田沼時代は商業の活性化に貢献したが、農村、都市双方に疲弊を招き、しかも浅間山爆発や大洪水という自然の脅威によりその政策は破綻、各地で百姓一揆や打ちこわしが続出、ついには定信の登場となる。彼は内外に危機を抱える幕府の立直しに腐心、直面する課題を慎重に処理して「名君」を称されたが、気紛れな世間に、いつしか保守政治家の烙印を押されて挫折し権力の場を去る。バブル崩壊の今、定信は甦るか?
  • 松本清張の昭和史

    松本清張の昭和史

    小説・文芸
    4.3
    1巻2,420円 (税込)
    社会派推理の開拓のみならず、小説、ノンフィクション、古代史、現代史など、領域を自在に超えた執筆活動を展開し、「国民作家」の名をほしいままにした松本清張。その膨大な仕事のなかでも、自らの同時代史に取り組んだ『昭和史発掘』『日本の黒い霧』は重要な柱といえる。清張は、軍部をはじめとする国家権力、二・二六事件で蹶起した将校たちにどのような眼差しをむけていたか。占領期に起きた不可解な事件をいかに捉えていたか。没後30年を経て、清張史観はいかに評価されるべきか。松本清張から「時代の記録者」としてバトンを託された著者が清張史観の核心を平易な文体で伝える。阿刀田高、加藤陽子各氏との対話を収録。
  • 向田邦子 恋のすべて

    向田邦子 恋のすべて

    小説・文芸
    3.0
    1巻796円 (税込)
    向田邦子のドラマに溶かし込まれた、秘められた「恋」とは? 晩年の恋に関する取材から明らかになった新事実・新証言をもとに、向田ワールドを再構築する。書き下ろし特別エッセイ「久世さんの一周忌に寄せて」を収録。
  • 明治を生きた男装の女医 高橋瑞物語

    明治を生きた男装の女医 高橋瑞物語

    小説・文芸
    4.5
    1巻902円 (税込)
    明治23年(1890)、横浜港を出航したドイツ汽船に乗っていた唯一の日本人女性、高橋瑞。 ドイツへの女子留学生、それも私費で渡ったのは瑞が最初だった――。  嘉永5年(1852)、西尾藩士の末っ子として生まれた瑞は幼い頃から利口な娘だった。 維新後に家は没落、未婚のまま長兄の家で子守として過ごす。 しかし、「瑞は学問をやるといい」という亡父の言葉を胸に24歳で家を出る。 旅芸人の賄い、住み込みの女中、短い不幸な結婚など、様々な職を経て、明治13年(1880)、前橋の産婆・津久井磯子の内弟子となる。 磯子の後押しで東京に出た瑞は、28歳で念願の学生となり、産婆の資格を取る。 だが、産婆では救えない命がある、医者になりたい―― 瑞は、女にも医術開業試験の受験を許可するよう、内務省への請願を始める。  この頃、荻野吟子(公許女医第一号)や生澤久野(同第二号)、本多銓子(同第四号)らも個別に請願を行っていた。 彼女らの動きが実り、ついに明治17年(1884)、女子受験者を迎えた初の医術開業試験が行われた。 瑞は女学生として初めて済生学舎に学んだ後、2年間の医学実習を終え、明治20年(1887)、公許女医第三号として医籍登録し、翌年、日本橋に「高橋医院」を開く。36歳だった。 医院は繁盛したが、1年半後、「もっと産婦人科学を究めたい」とドイツへの留学を決める。 女には大学で研究する道が閉ざされていたため、外国へ行くしか方法がなかったのだ……。 ドラマチックな高橋瑞の人生とともに、瑞が出逢い、見送った無名の女たちの運命、また、女医誕生への門戸を開いた仲間たちとの友情も感動的である。
  • 物語 イタリアの歴史II 皇帝ハドリアヌスから画家カラヴァッジョまで

    物語 イタリアの歴史II 皇帝ハドリアヌスから画家カラヴァッジョまで

    小説・文芸
    4.0
    1巻814円 (税込)
    ローマ、テーヴェレ河畔に威容を誇るカステル・サンタンジェロ(聖天使城)は、紀元2世紀に皇帝ハドリアヌス自らの陵墓として築かれて以来、数々の歴史的事件に立ち会ってきた。本書はハドリアヌス帝、大教皇グレゴリウス、ロレンツォ・デ・メディチ、画家カラヴァッジョら8人をとおして、古代ローマ帝国の最盛期からバロック文化が咲き誇った17世紀までの1500年を描く、もうひとつの「歴史=物語」である。
  • 物語 スペインの歴史 人物篇 エル・シドからガウディまで

    物語 スペインの歴史 人物篇 エル・シドからガウディまで

    小説・文芸
    3.6
    1巻836円 (税込)
    国土回復のイスラム掃討戦で勇名を馳せた伝説の騎士エル・シド、皇帝カルロスの生母ながら幽閉の半世紀をすごした悲劇の女王フアナ、新大陸支配における同胞の悪行を告発した修道士ラス・カサス、不朽の名作『ドン・キホーテ』の著者セルバンテス、数多の傑作を描き残した宮廷画家ゴヤ、そして未完の聖堂サグラダ・ファミリアの建築家ガウディ。時代や出身地、活躍した分野もさまざまな六人の生涯を通して千年の歴史を描く。
  • 遊学I

    遊学

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻1,100円 (税込)
    古今東西より選ばれし知の巨人たち149人を評じた松岡遊学の原点。伝説の雑誌「遊」より生まれた渾身の著。I巻ではピタゴラスからエジソンまで。
  • 夢の宴 私の蕗谷虹児伝

    夢の宴 私の蕗谷虹児伝

    小説・文芸
    -
    1巻726円 (税込)
    大正・昭和を通じて、女性を熱狂させた挿絵画家蕗谷虹児。一代の流行児の波瀾の生涯を克明にたどり新境地を開く、長篇伝記小説。〈解説〉尾崎秀樹
  • 吉田松陰 変転する人物像

    吉田松陰 変転する人物像

    小説・文芸
    3.5
    1巻770円 (税込)
    長州藩の兵学師範をつとめ、松下村塾を主宰して維新の俊傑たちを育てた吉田松陰は、安政の大獄を断行する幕府から政道批判を咎められ死罪となった。その思想的影響は没後も衰えることはなく、三十年の短い生涯にかかわらず、公刊された評伝は膨大な数にのぼる。「革命家」「憂国忠君の士」「理想の教育者」など、時代の状況によって描かれ方が目まぐるしく変化したのはなぜか。維新に先駆けた思想家の人物像を再構築する試み。
  • 梁山泊 水滸伝・108人の豪傑たち

    梁山泊 水滸伝・108人の豪傑たち

    小説・文芸
    -
    1巻792円 (税込)
    水滸伝の舞台となる梁山泊は黄河が作る水溜まりであった。そこに集まる大親分宋江をはじめとする天こう星三十六人、地さつ星七十二人、あわせて百八人の豪傑たち。彼らは皆、日本の豪傑とは異質な存在である。先ず梁山泊をはじめ水滸伝の四つの舞台を検証する。ついで大豪傑宋江、魔法使い公孫勝、花和尚魯智深、殺陣の達人李逵ほかの役柄と彼らの虚実おりまぜた活躍を紹介・分析し、現代の日本人が水滸伝の魅力に接近する道筋を探る。
  • 流転の王妃の昭和史

    流転の王妃の昭和史

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    嵯峨侯爵家に生まれた美貌の姫君・浩。軍部の政略から満州国皇帝弟の溥傑に嫁ぐが、終戦後は夫と離ればなれになり次女を連れて混乱する大陸を流浪。帰国してからは物資不足の苦しい生活、そして長女の死……。日中のかけはしとして、激動の人生を生きぬいた、ひとりの女性の自伝的昭和史。
  • 歴史に消えたパトロン 謎の大富豪、赤星鉄馬

    歴史に消えたパトロン 謎の大富豪、赤星鉄馬

    小説・文芸
    -
    1巻1,430円 (税込)
    武器商人として活躍した父から受け継いだ莫大な資産を惜しみなくつぎこんで20億円を寄付、日本初の学術財団「啓明会」を設立し、柳田国男ら錚々たる学者の研究を支援。アメリカからブラックバスを移入し釣りの世界で名を馳せ、弟たちと日本のゴルフ草創期を牽引。樺山愛輔や吉田茂をはじめとする華麗なる人脈を持ちながら、ほとんど何も残さずに世を去った実業家、赤星鉄馬。評伝に書かれることを注意深く避けたかのようにさえ見える、その謎に満ちた一生を追った本格ノンフィクション。【解説】宇野重規
  • 歴代陸軍大将全覧 大正篇

    歴代陸軍大将全覧 大正篇

    世界大戦と日独戦争、シベリア出兵、そして吹き荒れる軍縮の嵐。激動する大正期の日本陸軍の姿を、大将41人の事績とともに詳細に記す。写真、資料も充実。明治篇に続く陸軍史一大巨編。
  • 歴代陸軍大将全覧 明治篇

    歴代陸軍大将全覧 明治篇

    陸軍大将全員の人物像と事績を4人の歴史家が洩らさず紹介した、リーダブルな陸軍史の決定版。本書は西郷・山県・児玉・乃木など、明治期の大将31人を扱い、その実像を伝える。
  • 魯迅 阿Q中国の革命

    魯迅 阿Q中国の革命

    小説・文芸
    4.3
    1巻924円 (税込)
    帝国主義列強に侵略され、半封建社会であった清末から民国時代の旧中国には、様々な「馬{マー}々{マー}虎{フー}々{フー}」(欺瞞を含む人間的な「いい加減さ」)が存在した。そうした「馬々虎々」は支配者によって利用され、旧社会の支配体制を支えていた。魯迅は中国民衆を苦しめてきた悪霊支配を憎み、その支配を助長する土壌を憎んだ。彼は中国社会にいまなお存在する「馬々虎々」を中国(民族)の死敵と見なし、終生それと真正面から闘いつづけた文学者である。
  • 渡邉恒雄回顧録

    渡邉恒雄回顧録

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,361円 (税込)
    生い立ち、従軍、共産党東大細胞の思い出、政治記者として立ち会った権力闘争の修羅場、鳩山一郎・大野伴睦・池田勇人・佐藤栄作・田中角栄・中曽根康弘・橋本龍太郎・村山富市・小沢一郎・小渕恵三ら為政者たちの横顔――。読売新聞主筆による生々しい証言。

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