藤沢道郎の作品一覧
「藤沢道郎」の「物語 イタリアの歴史 解体から統一まで」「物語 イタリアの歴史II 皇帝ハドリアヌスから画家カラヴァッジョまで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「藤沢道郎」の「物語 イタリアの歴史 解体から統一まで」「物語 イタリアの歴史II 皇帝ハドリアヌスから画家カラヴァッジョまで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
アペニン半島の通史を、人物に焦点を当てながら物語る一冊。
教皇庁が強力な支配権を維持するために、イタリアの政治的統一を嫌っていたというのは、なるほどと納得。ダンテの「神曲」がホメロスやヴェルギリウスに劣らぬ世界文学の傑作となり、そこで使われていた俗語がイタリア語となり、国民統一の凝集力として大きな歴史的な意味を持っていく、という言語から見た歴史のダイナミズムも面白い。フィレンツェとミラノの対立は、その源泉から見れば共和制ローマと帝政ローマ、表現された芸術的側面から見れば反ゴシックとゴシックの対立。旅して見た二都市の建物や雰囲気の違いを鮮やかに思い出しながら楽しく読んだ。
「あとがき」は短いが
Posted by ブクログ
古代ローマから17世紀まで前作と同様時代ごとに人物をピックアップして語られるイタリアの歴史物語です。
今回の舞台はローマの聖天使城(カステル・サンタンジェロ)です。超イタリア行きたい。
前作『物語 イタリアの歴史(1)』も良作でしたが、これも凄く良い本でした。
読みやすい文章と程よい情報量で歴史が苦手でも飽きずに最後まで読めます。
もちろん(1)から読むのがお勧めですが、これ一冊でも十分興味深くて面白いです。
(1)に比べて今回取り上げられている人たちはあまりメジャーではない人が多かったのも良かった。
カラヴァッジョについては実はこの本を読むまで知らなかったのですが、読後にテレビで取り上げら