ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死

ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死

796円 (税込)

3pt

3.7

僕だって、戦争へ行けば忠義をつくすだろう。僕の心臓は強くないし、神経も細い方だから――映画監督を夢見つつ二十三歳で戦死した竹内浩三が残した詩は、戦後に蘇り、人々の胸を打つ。二十五歳の著者が、戦場で死ぬことの意味を見つめ、みずみずしく描いた記録。第36回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。

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ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    [未知にたじろいで]23歳の若さで戦死した竹内浩三。彼が生前に遺した詩や手記の数々に共感を覚えた著者は、それらを手がかりに、自らが経験したことのない戦争の実像、そして竹内にとっての戦争とは何であったのかに迫ろうとする。いわゆる「戦争を知らない」世代に属する人間が試みた、切ないまでの模索を描いたノンフ

    1
    2015年04月10日

    Posted by ブクログ

    単なる評伝ではなく、竹内浩三に関わった人々…著者自身も含め…の、浩三との関わりがその人たちの人生に及ぼした影響にまで、丁寧に踏み込まれていて良かったと思う。戦地での死も、空襲を受けた日本での死も、生き残った人たちのその後も…たくさんのことを改めて考えさせられた。

    1
    2021年03月14日

    Posted by ブクログ

    先日、水木しげる氏の戦時記を読んだばかり。こちらの竹内浩三氏は23歳で戦死した。不自由ない環境でのびのび育ち、映画監督になることを夢見た青年は、数々の詩を残しこの世を去った。行きて帰られたら、どんな人物になっていただろうか。戦争は未来ある人々の命をいとも簡単に奪ってしまう。

    1
    2017年07月08日

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