国内文学作品一覧
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【 目次 】・覚書 ―序に代えて― ・言文一致 ・二葉亭主人随想 ・藤村覚書 ・植村正久・内村鑑三・巌本善治 ・明治三十年代の青年小説家 ・一葉雑記 ・川上眉山の最後 ・小説文体の推移 ・「おもかげ」 ・「野辺のゆきき」 ・和歌の革新 ・胎動期を回想して (※本書は1983/4/1に発売し、2021/12/30に電子化をいたしました)
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 明治の頃、名人による落語・講談を忠実に再現した速記本は、ある種の大衆文学として人気を博していました。そんな速記本の中で最も支持されていたのが「百花園」でした。本シリーズは、明治22(1889)年5月から明治33(1900)年11月に刊行された落語・講談速記本「百花園」(金蘭社刊)を完全復刻したものです。大衆芸能史研究家で神田神保町の古書店「いにしえ文庫」店主である岡田則夫氏所蔵の全240号を1ページずつ写真撮影してデジタル化しました。現在では入手困難な「百花園」を、手元で読むことができます。高画質なので、文字やルビを拡大して見ることも可能です。明治時代の舌耕文芸の全貌が見渡せ、当時の風俗や話し言葉を知るための資料としても貴重です。(古書を元に制作した電子書籍ですので、その状態により一部読みにくい箇所がございます。予めご了承くださいますようお願いいたします。)
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-戦前にはプロレタリア文学運動に身を投じ、共産党員や政治家としても活躍した作家・中野重治。中野の著作は、天皇制との闘争や転向など、共産主義運動との関連で批評されてきたが、中野が敗戦後から晩年まで取り組んだ朝鮮問題の実態や全体像は語られてこなかった。 中野が書いた戦後のテクストにおける朝鮮や在日朝鮮人の言説を丹念に読み込み、安保闘争や浅間山荘事件、東西冷戦などの社会的な事件・状況を踏まえながら、彼の朝鮮認識の変容と実像を明らかにする。 植民地主義やナショナリズム、転向、親日/反日、民族的連帯など、朝鮮や在日朝鮮人をめぐる諸問題に誠実に向き合い、それまでにない連帯のありようを模索した中野の思想的・政治的な実践が示す可能性を浮かび上がらせる。
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-上方落語「旅ネタ」ジャンルの代表作、完全復刻。 著者自身による解説と貴重な資料を収載。 太平の世となった江戸時代に、「一生に一度はお伊勢さま」と言われるほど大流行したお伊勢参りを題材にした大河落語。大坂から見て伊勢は東にあるため、通称『東の旅』としても知られる。 喜六と清八というウマの合う二人の若者が大坂から奈良を通り伊勢神宮に参拝し、鈴鹿峠を越えて近江・京都をまわり大坂へ戻るまでの道中を描く。 『伊勢参宮神賑』は旅の道すがらに巻き起こるそれぞれが独立した噺の総称で、全編を通して口演されることは約百年以上なかった。時代を追うごとに演じられなくなり消滅してしまった噺もあるため、全体の三分の二ほどしか残っておらず、伊勢参りネタにもかかわらず伊勢神宮に参拝する場面が欠落していた。それを落語に関する資料・文献の収集家としても知られる著者が綿密なリサーチのうえ復元し、一部創作を加えて全二十二席によみがえらせた。 上方落語の陽気さ賑やかさをお供に、「七度狐」で狐に化かされ、「うんつく酒」では弁口達者で危機を切り抜け、「宮巡り」で伊勢神宮を参拝及び観光し、宿屋で騒動を繰り広げる。当時の風情や風俗を感じられる落語読本。 ――これからは、この二十二席が『東の旅』の典拠となるだろう。 民俗学者・旅の文化研究所所長 神崎宣武 ※本書は『上方落語『東の旅』通し口演 伊勢参宮神賑』(2014年10月、青蛙房)を加筆修正したものです。
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4.0明治から現代までの作家の名品を、作品の時代背景順に収める『近現代作家集』。III巻には日本文学の未来を切り拓く18篇を集成。内田百間、村上春樹、津島佑子、筒井康隆など。 昭和から平成、「3・11」、そして宇宙へ。 日本文学の未来を切り拓く名品18篇 解説=池澤夏樹 月報=池澤春菜・山本貴光
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4.6『苦海浄土』で知られる、戦後日本文学における最重要作家。ふるさと水俣で過ごした幼少時の甘い記憶が豊かに綴られる。「椿の海の記」他、エッセイ「タデ子の記」、詩などを収録。 月報=多和田葉子/小野正嗣
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4.0「ある本が読めるか、読めないかを決めるのに一番確かな方法は、その本が繰り返して読めるかどうか験(ため)して見ることである」──本を読み、文学に親しむ喜びを様々な視点から語りつくす長篇評論「文学の楽しみ」、ヨーロッパという文明が十八世紀に完成し、人間の自由を重んじるその精神が再生したのが十九世紀末だとする記念碑的著作「ヨオロッパの世紀末」の他、酒を愛する男が灘の技師と出会って体験する不思議な一夜を描く小説「酒宴」、若くして別れた母への思いを綴った「母について」、市井の旨(うま)い店と料理をめぐるエッセー「食い倒れの都、大阪」など傑作19篇を厳選。 解説=池澤夏樹 解題=島内裕子 月報=松浦寿輝・柴崎友香
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-嘘いつわりが嫌いで、文士仲間から重症の正直病患者といわれ、世渡りが下手だった里見とん。明治・大正・昭和の文学界を悠然と歩み去った大作家初の本格的評伝。作品総覧、人物索引付。 よく、漱石や志賀直哉について、作品以前に人格を褒め称える人がいる。しかし私は、とんこそ、人格において褒め称えられる人だと思うに至った。何人もの女を愛したなどということは、とんの人格にとっての枝葉末節である。馬鹿正直というのが、とんの最も尊い人格である。とんの素行、書いたもの、いずれをとっても、徒党を組んだり、仲間のために嘘をついて作を褒めたり、卑怯な論陣を張ったりしたことはない。(本書「トンよ、トン――あとがき」より)
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大正から昭和初期、モダニズムと大衆文化の時代-。新聞や雑誌、ラジオ、レコードなどのメディアを介して、文学とスポーツはそれぞれの最前線で交錯した。レトリックと身体が衝突し、神話とアスリートが握手をかわす“文学とスポーツのアリーナ”を物語や表象などから多面的に分析する。現代に続くスポーツをめぐる文化の配置図のルーツは、ここにこそある。
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4.0ディズニー、ピクサー、ソニー・ピクチャーズ…全世界で2万人が学んだ人気講座、待望の翻訳! “映画界のベスト・スクリプトドクター”が明かす全く新しいストーリー創作術! 海外では広く認知されている、“脚本のお医者さん=スクリプトドクター”。その中で最も尊敬を集めるジョン・トゥルービーによる、待望の創作講座! 本書では脚本にかぎらず、小説にも応用できるストーリーの組み立て方を指南。 脚本の伝統的な構造である「三幕構成」を進化させ、より緻密にプロットとキャラクターを組み立てるためのハウツーが凝縮されている。 また、物語構造について、網羅的・徹底的に解剖。観客の感情を最初から最後まで揺さぶりつづけるような、ドラマ性の強いストーリーづくりを目指す人にとって必読の脚本術となっている。
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4.3室町時代の瀬戸内海、宝物をめぐって海賊や遊女、幻術使いたちが縦横無尽に躍動する幻の長篇エンタテインメント活劇「乱菊物語」。「妹背山婦女庭訓」「義経千本桜」「葛の葉」などの浄瑠璃や和歌と、母恋いを巧みに織り交ぜて綴る吉野探訪記「吉野葛」。女性への思慕を夢幻能の構図を用いて描く「蘆刈」。王朝文学に材を取った奇譚「小野篁妹に恋する事」、異国情緒に彩られる「西湖の月」、エッセイ「厠のいろいろ」を収録。巨人が紡いだ豊饒幻妖な物語たち。 解説=池澤夏樹 年譜=千葉俊二 月報=桐野夏生・皆川博子