吉野裕の作品一覧

「吉野裕」の「風土記」「風土記」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 風土記
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    王土のすべてを一望のもとに見渡して祝福しようと撰進された『風土記』は、王者の儀礼である国見の伝統のなかで継承され開花した。生活共同体の神話とつながった説話の宝庫。
  • 風土記
    -
    1巻3,080円 (税込)
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 王土のすベてを一望のもとに見渡して祝福しようと撰進された『風土記』は,王者の儀礼である国見の伝統のなかで受けつがれ,開花した。生活共同体の神話と結びついた民衆生活の説話の宝庫。

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ユーザーレビュー

  • 風土記

    Posted by ブクログ

    平凡社ライブラリー 328 風土記 訳:吉野 裕

    どうも風土記を編纂するタイミングは2つあったようである。
    また、もともと、普の平西将軍であった周処の著作「風土記」がモデルになっているようだ。

    感じるに、地誌には等しく地図がほしいところですが、望むべくもありません。
    内容はすべて現代語訳であって、日本の風土記の文献を集約しています。

    和銅6年(713)に、62国3島を対象に地誌を編纂するように、全国に通達があったようなのであるが、しっかりとした記録にはのこっていない。
    次に天平4年(733)に節度使の創設にともなって諸地方へ風土記を作成するように指示があった。
    風土記はどうやら、

    0
    2023年09月15日
  • 風土記

    Posted by ブクログ

    常陸、出雲など現存五風土記のほか逸文の現代語訳集。一口に風土記と言っても、常陸・播磨が土俗的(といっても天皇に関する話はやはり多い)なのに対し、出雲・豊後・肥前は地誌書の性格が強く、列挙的であるという違いを知った。訳者によると、前者が和銅時代に編纂されたのに対し、後者は天平時代であり、この間の変化を決定づけたものが、遣唐使による地誌の新知見の流入とのことである。作成されていたかもしれない和銅時代の出雲国風土記を読んでみたいと思うのは、私だけではないだろう。

    逸文のなかでは、天橋立や浦島伝説などを記した丹後国風土記がもっとも面白かった。

    0
    2020年09月25日
  • 風土記

    Posted by ブクログ

    古代史の本を読んでいると風土記に言及している個所に行き当たることがあったので、いつか読もうと買っておいた本。長いこと積読してた。

    解説から読んだ方がいいと思う。和銅6(713)年に撰新の勅があったが、完成を見なかった事情がある。まとまったものが散逸したんじゃなかったのね。時期的に日本書紀の編纂と同時進行だったというのも以外。

    以下、散文的に感想を述べる。
    「常陸国風土記」
    土地の名の由来が多いが、当てにならない話が多い。解説によれば大王の国見、国誉めに因ったものとのこと。たまに筑波山に集う男女の習俗や土地の豊かさを述べる読んで嬉しい文書に当たる。
    「播磨国風土記」
    出雲が古代に播磨まで勢力

    0
    2020年07月27日

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