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-親しくなりたいとき、二人の未来を確かめたいとき、関係が揺らいだとき……。意中の人と情熱的な関係になるために、ここぞというときに言うべき言葉を伝授。かけがえのない存在になる!※本書は、『かんじんなときに言うキメのひと言』(文春ネスコ)を電子化にあたり、加筆・再編集しました。【本文より】どう伝えていいか、どう答えていいか、言葉につまるとき、つきつめていくと、言葉の問題というだけで片づけられないことの方が多いものです。かんじんなときに言うキメのひと言がうまく出てこないというのには、なにか言葉にできないわけがあるように思います。ですから、この本ではその心理を探り、どのようにすればうまく伝えていけるかヒントをあげていきました。◆過去の恋愛話◆クイズで相性がわかる◆歩くだけでおしゃべりが楽しくなる◆自分の知らない自分が見つかる◆角の立たないことば◆夢の話がふたりの関係を深める◆モテる人には理由がある◆知人を友人に変えるには◆トラブルを抱えている友人への接し方◆好ましくない人物との接し方◆悪口の仲間に入らないガード術【著者】『ちょっとしたものの言い方』といった、ベスト&ロングセラーを出しつづける制作集団(代表・佐藤雄一)。そのほか、『ちょっとした日本人の知恵』『ごちそうさまイタリア』『おしゃべり用 心理ゲーム』『思いどおりにならなかった家』など。電子書籍『会話に困らない ちょっとしたものの言い方』『仕事に効くちょっとした一言』など。
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-あなたは、女の「OKサイン」を見逃している!?勇気を出してお誘いすべきか、今日は見(ケン)に徹するべきか?一歩を踏み出せないジレンマを払拭し、女性をベッドにエスコートするための洞察力を身につけろ!【試し読みはココから!】http://www.clapbooks.com/?p=1825【本文より】あなたに気になる女性がいるとして、彼女の本音を知りたいと思ったことはありませんか? もちろん彼女が、自分のことをどう思っているか、ひいては、女性と2人きりでお酒を飲んでいる場合なら、あなたとベッドインしてもいいと思っているかどうかです。読み終えたとき、あなたは女性の「したい」サインがたちどころに分かっているようになるでしょう。もちろんこれは魔法などではなく、女性である私が女性の心理を詳しく解説することで、あなたにそれ相応の洞察力が身につくからです。【著者】1995年、19歳でグラビアモデルとしてデビュー。90年代を代表するトップAV女優として君臨。「20世紀最後のAV女優」と呼ばれている。引退後は舞台やOVA、海外作品を含む映画にも出演し、女優業の幅を広げる傍ら、ライターとして雑誌や新聞にコラム、セックス関連のお悩み相談などを寄稿。インディーズCDデビューも果たし、現在もボーカリストとしてレコーディングやライブを行うなど、多方面に勢力的な活躍をしている。2014年、これまでの経験と知識を活かし、夜の性相談員(セクシャルアドバイザー)としての活動を本格的に開始。セックスアピール、セックステクニック、セックスコミュニケーション(心の繋がり)といった男女の性に関するアドバイスは、経験と知識に裏打ちされた説得力があり、分かりやすいと定評。モットーは「セックスとはお互いを知ること」。
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-いい靴を履くと、人生が変わる!男の意見と女の気持ち。異なる価値観から生まれる恋愛法則を知れば、最高のパートナーに出逢える! 【内容】恋愛は本来、人を幸せにする力を持っています。もし、今あなたが幸せでないなら、まずは靴をきれいにお手入れしてください。そして、お気に入りの靴や新しい靴を履いて外へ出かけましょう。そして、どうしたら幸せになれるのか、頭と気持ちを整理してみましょう。一歩ずつ前へ進み、ひとつずつ経験を増やし、ときどき自分をふり返る、それをくり返していればきっと幸せな恋愛へとたどり着くはずです。 恋をしたいと思う人へ/理想の相手と出会うコツ相手選びに使える指標/キレイになれば男は振り向く/お金の相性は男女の相性/男を魅了する技術/幸せを運ぶ靴選び/幸せな恋愛へとたどり着くために 【著者】佐々木月子:恋愛、美容、ビジネスなどの記事を執筆するフリーライター。広告代理店企画営業職、グラフィックデザイナー、企業経営、飲食店経営などを経て現職に。幸せになるための美容&恋愛アドバイスを行う。 えりっく:恋愛を独自の戦略的視点で思考する恋愛戦略コンサルタントでありアーティスト、ライターと数々の顔を持つ。元プロミュージシャンであり芸能界での数々の痛い恋愛経験も独自の恋愛論に活かされている。雑誌の執筆の他、講演会等幅広い分野でも活動を行う。
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-夫婦カウンセリングのプロフェッショナルが、男の欲望を徹底分析。男の本質を丸裸にし、女性としての生き方を問う! 【内容】男についての分析・解説から入りましょう。キーワードとしては、「マザコン・ロリコン・ドスケベ」の3つで、それぞれの象徴は、「母親・妹・娼婦」です。そもそも男から見た女とは、綺麗で、優しくて、柔らかくて、ふわふわしていて、いい香りがする存在なんです。それは、どこがどうのということではなくて、女性の特性そのものといえます。 楽しいのに満たされないのはなぜか/女子会の真実/男の根本を理解しよう/男は皆、マザコンである/男は皆、ロリコンである/男は皆、ドスケベである/女は男に愛されてナンボの存在である/男性に愛されるちょっとしたコツ/女としての人生を謳歌しよう 【著者】恋人・夫婦仲相談所所長。夫婦仲に悩む主婦会員1万3000名を集め、セックスレス、理想の結婚、EDについて幅広く考察。著書『モンスターワイフ』『夫婦仲がよくなるちょっとした習慣』など。電子書籍『となりの寝室 夫婦の性生活の真実』『夫に言えない妻のセックス裏話』『女の不倫 22人の告白』『セックスする脳!』など。
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-夜の銀座で口説かれ続けた元祖売れっ娘ホステスが、「いい人」と「いい男」を分かつちょっとしたモテ・ルールを伝授。男なら読んどけ!【本文より】恋にトキメキは必要不可欠。そのポイントを、ファーストインプレッションからハッピーエンドorジ・エンドまでの経過にそって、女性の視点で分析してみました。この本によって、世の中に沢山のモテ男が出現することを、私は心から願っております。だって、そんなモテ男達に心をトキメかせることによって、女性は美しく、可愛く生まれ変わっていくのですから。男と女の幸せのために、紳士諸君、是非ともよろしくお願いしますっ。【内容】女の「なんとなく」がモテと非モテを分ける◆ただのイイ人とイイ男の分かれ道◆かけがえのない男を目指す◆どんなイイ女もアナタの思いのままになる◆どんな女にモテたいのか狙いを定める◆ステディになっても安心しない◆どんな女もコワカワイイ◆多くの女に愛される紳士でいよう◆「モテ男=紳士」という鉄則【著者】東京都出身。OL、ライター、銀座高級クラブホステスを経て作家に転身。独自の語り口と鋭い洞察力で各メディアから注目を集めている。電子書籍『モテるひと言 女性に好かれる38のコツ』『女の仕掛け 男に好かれる賢女のルール26』『男心の掌握術 男を動かす女の駆け引き29』『育児モテ! 妻に感謝される、デキる男のサポート術20』『売れっ娘ホステスのダイエット泣き笑い物語 しくじって行きついた(秘)やせルール20』『銀ホス直伝 口説きのマナー25』『夜の女の恋愛「裏話」』など。
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-店選び、服装、しぐさ、話し方、飲み方、嫌われないエチケット……デートからセックスに至る仕掛け・気配りのコツを、伝説のトップAV女優が伝授!【本文より】この本では、「女性とうまく話せない」「食事には行けるのに、その後が続かない」「できるだけ早くエッチに持っていきたい」といった悩みを抱える男性のために、会話の基本から、食事の場所、エッチへ誘い方まで、詳しく説明していきます。女性との接し方が全く分からない人も、基本から学ぶことができますし、もう一歩で女性を落とせそうな方も、使えるテクニックが見つかると思います。ぜひ、この本で学んでいただいて、女性とのデートの際に活かしていただければと思います。【内容】まえがき 3回のデートでエッチまでもっていくために◆第1章 会話・しぐさ・身だしなみ◆第2章 3回の食事で女性を惹きつけよう◆第3章 セックスに至る食事の技術◆あとがき 何より大切にすべきは女性の気持ち【著者】1995年、19歳でグラビアモデルとしてデビュー。90年代を代表するトップAV女優として君臨。「20世紀最後のAV女優」と呼ばれている。引退後は舞台やOVA、海外作品を含む映画にも出演し、女優業の幅を広げる傍ら、ライターとして雑誌や新聞にコラム、セックス関連のお悩み相談などを寄稿。インディーズCDデビューも果たし、現在もボーカリストとしてレコーディングやライブを行うなど、多方面に勢力的な活躍をしている。2014年、これまでの経験と知識を活かし、夜の性相談員(セクシャルアドバイザー)としての活動を本格的に開始。セックスアピール、セックステクニック、セックスコミュニケーション(心の繋がり)といった男女の性に関するアドバイスは、経験と知識に裏打ちされた説得力があり、分かりやすいと定評。
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-【内容】女子会を開くと、参加するのは自分と似たようなシングル女性ばかりになりがち。そして、友人の多くがシングルだと、自分も同じ状況でいることを「ふつう」だと思い込んでしまうことに。一方、幸せな恋愛をしている女性たちは、恋人がいる状態が「ふつう」になっています。運悪く彼氏と別れても、その知識は蓄積され、次の彼氏ができたときにはより上手な恋愛ができるようになっています。男心がわかるようになった恋愛力の高い女性は、やがて幸せな結婚を手に入れるのです。こうして、時間が経てば経つほど「彼氏ができる女性」と「彼氏ができない女性」の差は開いていきます。この本では、えりっくと月子が、恋愛のほんのちょっとの差を埋めるアドバイスをしていきます。一緒にいて心から幸せだと思える理想の相手をどうやったら見つけられるのか。その人に深く愛され、結婚するにはどうしたらいいのか。その方法もお伝えしたいと思います。【著者】佐々木月子:恋愛、美容、ビジネスなどの記事を執筆するフリーライター。広告代理店企画営業職、グラフィックデザイナー、企業経営、飲食店経営などを経て現職に。幸せになるための美容&恋愛アドバイスを行う。えりっく:恋愛を独自の戦略的視点で思考する恋愛戦略コンサルタントでありアーティスト、ライターと数々の顔を持つ。元プロミュージシャンであり芸能界での数々の痛い恋愛経験も独自の恋愛論に活かされている。雑誌の執筆の他、講演会等幅広い分野でも活動を行う。
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-RZ350とともに過ごした、数々の思い出が深い感慨といっしょに胸を去来した。初めて、この峠を走った日のこと。友人のバイクのタンデムシートで、〝風〟を感じたこと。ハンドルグリップを、初めて握った日のこと。RZで、友ともつれ合ってこの峠を走り込んだこと。数々の笑い。数々の汗。そして、失ったもの。悲しみ……。 オートバイと共に過ごした高校生活。友情、恋愛、ライバルとの峠レース。レーサー志望の少年と病身の少女をめぐる青春小説。 ●石井敏弘(いしい・としひろ) 1962年、岡山県倉敷市生まれ。岡山商科大学卒業。1987年、第33回江戸川乱歩賞を『風のターン・ロード』で受賞。岡山商科大学でミステリーを主体とした文学の教鞭を取りつつ、ミステリー・イベント用原作小説の書き下ろし他、現在は脚本家としても活動。
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-「マシンは絶好調! スプーンにオイルが浮いとるで!」浩二がヘルメット越しに怒鳴りつけてくる。千明は大きく頷いた。給油完了。「千明、出ろ!!」 曾我千明は17歳。16歳の誕生日に中型免許を取って、チーム〝バルカン〟に所属、鈴鹿8時間耐久レースに出場する女子高生レーサーだ。彼女が男たちに混じってバイクに乗っているのには理由がある。不世出の天才ライダー・池田直樹がレース中の事故で命を落とした時、彼女はある決意をしたのだ……。オートバイレースを舞台に繰り広げられる青春小説。 ●石井敏弘(いしい・としひろ) 1962年、岡山県倉敷市生まれ。岡山商科大学卒業。1987年、第33回江戸川乱歩賞を『風のターン・ロード』で受賞。岡山商科大学でミステリーを主体とした文学の教鞭を取りつつ、ミステリー・イベント用原作小説の書き下ろし他、現在は脚本家としても活動。
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-銀座高級クラブのバーテンダー、稲瀬谷健太郎にはもう一つの顔がある。裏の仕事は〝いかせや健太郎〟と呼ばれるコールボーイ。 健太郎は特異な体質で、腋の下のあたりから発する独特のフェロモン〝牡の匂い〟が女性たちを欲情させるのだ。 たとえば。 清純アイドル歌手として売り出し中の江見夕子はまだ18歳だが、本性は病的な淫乱娘。事務所社長に「金で買える男を世話して」と要求し、思い通りにならないと仕事はしたがらないし、マネージャーに当たり散らしたりと手が付けられなくなる。そこで夕子のガス抜きのために〝いかせや健太郎〟に指名が回ってきた。 アイドル歌手から、コメンテーターとしてテレビに登場する人気評論家、政治学者、有名ファッションデザイナー婦人、世界的ロックシンガー、外国人プロゴルファーから65歳のおばあちゃんまで、性的な欲求不満を抱える女性たちを、性技と誠実さで心底満足させていく。
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-郷田健一は杉並で開業した歯科医。結婚して8年になる貞淑な妻と幸せな家庭を持っているが、学生時代からの女遊びは止められない。 29歳の美しいOL由利にも偽名を使い旅行ライターをかたって口説き落とし、一夜限りの情交を楽しんだ。 その場限りのはずだったが、新宿のデパートで偶然再会したことで、由利の旺盛な性欲と奔放な性戯に「三度は会わない」という自らの禁を破ってしまう。 スリルを楽しみつつ、甘美な肉体に溺れたあげく、「好きだよ、由利」と囁いてしまう。 そんなことがあっても、何事もなく過ぎていくはずだった。 ところが、由利が彼の歯科医院に患者として現れて……。 美しくも淫らな描写と、男と女の愛憎の心模様が、読者を官能の世界にいざなっていく。
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-春の東京を舞台に男女8人が織りなすドタバタ恋愛コメディ。 東京港沿いにあるみどり豊かな公園には一軒のカフェがある。なまえは「スターダスト・カフェ」。ここのコーヒーを飲めば、ステキな出逢いがおとずれるかもしれない。 理想的な可愛い女性と出逢った無職のシンジ。リッチな男性3人とつき合う美人派遣社員のメグミ。婚活に励むがうまくいかない冴えないサラリーマンのハジメ。大学の同級生に恋心を寄せる留学生のスギョン。たまたま助けた女性が有名人だったファミレス店員のエイスケ。同棲していた恋人が出ていったヨガインストラクターのユカリ。正社員になりたい一心で懸命に仕事する契約社員のキヨシ。ぐうぜんTV番組の企画に出ることになったショップ店員のノゾミ。 それぞれ何気ない日常の中で思い悩みながら求める幸せのかたち…。
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-脳の血管病を持つ広島の崩壊家庭に育った少年・ヒカル。その命を救った脳血管外科のパイオニアの老医師・火男。命は救われたものの、天涯孤独となったヒカルは高校をドロップアウト。一方、医療崩壊といわれるすさんだ医療現場での仕事に燃え尽きた火男は、故郷の長崎に帰る途中の三原で、偶然、ヒカルと再会する。そのふたりの前に建つ、1597年に殉教した二十六聖人の一人、トマス小崎の像。その二十六聖人に導かれるようにふたりの長崎への旅が始まる。とともに長崎に旅して、<時>について思いを巡らせ、1年かけて殉教と原爆について学ぶ。そして、生命の実相に触れることで心を被っていた殻が破られてゆく……。
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-ある事件をきっかけに10年のあいだ人付き合いを絶っていたスカーデイル伯爵ルンデンを、旧友マシューが訪ねてきた。驚くルンデンにマシューは、一向に縁談を承諾しない妹のアメリアを説得してほしいと頼み込む。妹は幼い頃、ルンデンの言うことだけは聞いたからと。 アメリアは不幸な結婚をした親友を見て、嫁ぐと自由にものも言えなくなってしまうと恐れている。自分の両親のように愛情によって結ばれた夫婦になれる伴侶を望んでいるのだが、幼い頃憧れていたルンデンから、愛は子どもっぽい夢の産物だと言われてしまう。それならば自分の三つの願いを聞いてくれれば嫁ぐと言い出したアメリアに、ルンデンは渋々応じるが、彼女の出した条件を叶えようとするうち、半ば死んでいたような心が動きはじめて……
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-軽井沢フィルを率いる美貌の指揮者・火渡樹理(ひわたり・じゅり)と難病を患う新進画家の緑川弦(みどりかわ・げん)が出会ったとき、三代にわたり二家を縛る不思議な因縁が露になる。第二次大戦中に起きた樹理の祖父の割腹自殺と弦の祖母の密室での縊死事件。短歌と楽譜、そしてロシア文字に隠された美しくも哀しい暗号とは? 樹理と弦にのみ聴こえるヴァイオリンの旋律が二人を真実の高みへと導く……。 現代のサナトリウム文学的恋愛音楽ミステリ。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
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-その時が来た。儀式の夜、浚は暗闇の中にいた。押入れの上段で息を詰め、ナナとキリストを待っていた。おはなしをすると、ナナはとても喜んでくれた。殺していいのね、なんにも悪いことしてないよね、と瞳を輝かせた。夏のナナの目だった……。 倒錯したセックスと殺人を繰り返す若い男女。彼らは美しくグロテスクで狂ったこの世界から逃れられるのか。原稿用紙1008枚を超える純愛ノワール大作。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
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-宮尾文学の原点ともいえる2作品を収録。付録は檀ふみインタビュー、川村湊の解説、プライベート写真ほか創刊を飾る企画満載! 『櫂』は大正から昭和初期にかけての土佐の花街を舞台にした、自伝的作品。宮尾が恥としてきた家業、生い立ちをモチーフに土佐の風土や気質を織り交ぜながら、練り上げられた文体で情愛を込めて書き上げた。 『岩伍覚え書』は父親の死後に見つかった日記を基に書かれた短篇集で、「三日月次郎一件について」「すぼ抜きについて」「満州往来について」「博徒あしらいについて」の4作品を収録。 付録は、著者と親交のあった女優・檀ふみインタビュー、当全集の監修者でもある文芸評論家・川村湊の解説、特集・写真で見る 高知の今昔、連載・宮尾登美子写真館、高知観光案内、DVD紹介などの企画で人気女流作家の根幹を探っていく。 ※この作品にはカラー写真が含まれます。
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-連載漫画を打ち切られ失業した漫画家月高歩夢は、女子高生にスカウトされ、なんでも漫画にする会社に就職。そこで変わった案件を担当することに……。JK社長&崖っぷちアラサー漫画家のユニークなお仕事物語!
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-高校時代の思い出がうっかり顔を出す。彼女はそれを覚えていないのか?彼は白状するのか? 高校の同級生だった西条美樹子に、作家になった倉田明彦が仕事を頼みます。美樹子は絵描きであり、かつて倉田は美樹子の絵の才能を目の当たりにして、絵の道を諦めたという過去があります。それ以上に、美樹子や同級生たちと過ごした、博多の海の思い出が倉田にはクッキリと残っています。もう30も半ばの年齢になって、しかし、まだ残る博多の海の思い出は、美樹子と話している最中にも、うっかり顔を出し、当然のように、彼女に何かあると気がつかれます。彼女はそれを覚えていないのか、彼は白状するのか、片岡流リドルストーリーの趣の物語です。 底本:『この冬の私はあの蜜柑だ』講談社 2015年11月 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
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-主人公の秋野が踏み出す新しい一歩。時代が大きく変わる瞬間を捉えた大人の青春小説。 1971年の神保町を舞台に、何でも書く器用さで仕事だけは沢山ある31歳のフリーライター秋野文彦のある一日を描いた物語です。取材旅行から帰って、CCRの「トラヴェリンバンド」を聴くことも、その後、いくつかの打ち合わせをして、仕事を依頼されることも基本的にはいつもの日常。行きつけのバーのホステスでもあり大学の後輩でもある女性と偶然会うのも、編集者とビールと冷奴を楽しむのも、日常の内なのだけれど、その全てが繋がることで、秋野は新しい一歩を踏み出すことになります。時代が大きく変わる瞬間を捉えた大人の青春小説です。 底本:『この冬の私はあの蜜柑だ』講談社 2015年11月 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
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-今やシャッター街となった商店街で生まれ育った長谷川那美。彼女のさまようための旅物語。 残暑が続く中、地元の四国へフラリと戻った長谷川那美は、マンガの原作を主な仕事にしている。今やシャッター街となった商店街で生まれ育った彼女は、地元のショッピングモールでレストランを成功させている兄のダットサン・トラック720を借りて、地元を徘徊します。若い女性とダットサンが奇妙にマッチする地方都市の風景と、大きなショッピングモールで飲める自慢のコーヒー、兄の仕事上のパートナーの女性との食事。彼女の地元での徘徊は、そのまま、彼女の仕事であるマンガの原作へと繋がっていきます。さまようための旅の物語です。 底本:『この冬の私はあの蜜柑だ』講談社 2015年11月 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
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-遠河れんは幼馴染の彼――平間律と海を見ながら昼休みを過ごすのが日課。彼さえいればいいと他人と距離を取り、ある嘘をついていた。が、不思議な空の写真を見て以来、同じ高校で撮影者の黒百合とそれに感化された赤穂と一緒に過ごすようになる。黒百合は幻と現世の境、“現実から外れた”瞬間を写真に収めていた。やがて彼らの関係が変わり、嘘が暴かれて……。どうしようもない喪失に心が震える、青春の煌きと幻想を描く衝撃作。
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-天才であるが故に誰とも協調することができない孤高のプレイヤー・琢磨。 練習熱心だが、とあるトラウマから他人を信用することができなくなった駆。 高校の名門テニス部で出会った二人は、入部当日から衝突してばかり。プレースタイルも真逆で、初めてコートで向かい合ったときからお互いのことが気に食わない。 だけどある日突然、「お前ら、ダブルス組んでみない?」と理不尽な部長命令が下り――。 喧嘩ばかりの凸凹コンビが、練習と敗北を重ねる中で徐々に成長し、絆を深めていく熱血部活テニス物語! 少年たちの、熱い夏が始まる。 ※本電子書籍は、『DOUBLES ―ダブルス―』全5巻を1冊にまとめた合本版です。
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-≪TVアニメ「文豪ストレイドッグス」 アニメ描き下ろしコラボカバー版を配信!通常表紙版と内容が同じ商品です。ご注意ください。≫ エリート官僚の太田豊太郎は、留学先で孤独に苦しむ中、美貌の舞姫エリスと恋に落ちた。世紀末のベルリンを舞台に繰り広げられる激しくも悲しい青春を描いた「舞姫」と、「うたかたの記」「文づかい」のドイツ三部作、そして翻訳佳編「ふた夜」、帰国後の元留学生官僚を描く「普請中」の計5編を収録。 <「文豪ストレイドッグス」シリーズとは> 中島 敦、太宰 治、芥川龍之介、与謝野晶子、泉鏡花、F・スコット・フィッツジェラルドなど国内外の文豪のイメージをモデルに擬人化されたキャラクターが、横浜を舞台に「人間失格」「羅生門」などといった各文豪に関連する異能力を用いて戦うバトルアクション。
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-≪TVアニメ「文豪ストレイドッグス」 アニメ描き下ろしコラボカバー版を配信!通常表紙版と内容が同じ商品です。ご注意ください。≫ 国際社会にふさわしい人間となるために学問をしよう! 維新直後の明治の人々を励ます福沢のことばは現代にも生きている。現代語訳と解説で福沢の生き方と思想が身近な存在になる。略年表、読書案内付き。 <「文豪ストレイドッグス」シリーズとは> 中島 敦、太宰 治、芥川龍之介、与謝野晶子、泉鏡花、F・スコット・フィッツジェラルドなど国内外の文豪のイメージをモデルに擬人化されたキャラクターが、横浜を舞台に「人間失格」「羅生門」などといった各文豪に関連する異能力を用いて戦うバトルアクション。
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-≪TVアニメ「文豪ストレイドッグス」 アニメ描き下ろしコラボカバー版を配信!通常表紙版と内容が同じ商品です。ご注意ください。≫ 飛騨から信州へと向かう僧が、危険な旧道を経てようやくたどり着いた山中の一軒家。家の婦人に一夜の宿を請うが、彼女には恐ろしい秘密があった。耽美な魅力に溢れる表題作や、滝の白糸で知られる「義血侠血」、「夜行巡査」「外科室」「眉かくしの霊」の5編を詳しい解説とともに収録。 <「文豪ストレイドッグス」シリーズとは> 中島 敦、太宰 治、芥川龍之介、与謝野晶子、泉鏡花、F・スコット・フィッツジェラルドなど国内外の文豪のイメージをモデルに擬人化されたキャラクターが、横浜を舞台に「人間失格」「羅生門」などといった各文豪に関連する異能力を用いて戦うバトルアクション。
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-「全てに絶望してしまわないために、たった一つでいい、手つかずのまま残しておきたいことがある。そこに希望を託していたいと私まで思うようになったのは、いつの頃からだろう。」雑誌やチラシから文字を切り抜き続ける文彦と生活をともにする数子。いまある日常から抜け出す術もなく、静かに絶望が忍び寄ってくる。あらゆるものが廃れていくこの街で明るい未来はどこにあるのだろう。不器用に生きる二人にとっての希望とは――。
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-21歳の僕は「物語」の中を生きていた。同じ大学に通う恋人の香澄、彼女と同郷の先輩、プラネタリウム、そして失われた文庫本。手の中に果実はない。未来など見えない。見えるはずがない。しかし、何かを知っている人は何かを知らない人に伝えなければいけないのだ。不在を抱えて生きる若者の、追憶と哀しみを描く。
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-そういう考え方もないわけではない――。婚約者とデパートの宝飾売場に出かけた僕は、ある女の子と出会う。真帆と名乗った彼女の誕生日にホテルの一室で、祖母そして父親との奇妙な思い出話を聞く。その思い出を辿り富山の港町に旅立つのだが……。理屈抜きに惹かれる女性に導かれ、過去と現在、ネガとポジが入れ替わるひと夏の旅に出る物語。
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-漁港のある銚南は野球の町だ。幾重にも重ねられた野球に込めた喜びや悲しみが、この銚南の町かもしれない。そして、豊富な魚貝類。古鬼家で食べられてきたのが元気丼だ。感覚が萎えつつある家族が抱える悲しみと喜びを、野球そして元気丼を通し描いた心温まる物語。
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-さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ)=紙の書籍の50ページ程度) 【書籍説明】 「人生お疲れさまでしたー!」 自ら死を選んだ誠太郎の前には、巨大なフェリー、ツノの生えたカチューシャをした女性、冥土の入り口に並ぶ露店、3人の閻魔様、そして刑務所のような地獄……。 生前にイメージしていた死後の世界とのギャップに戸惑う誠太郎の元に、自らが殺してしまった女性、杏が現れる。 「殺しても殺し足りないくらい、殺し飽きるくらいに殺してやりたい、そう思っていますよ」 殺意むき出しの杏から提案された7つの死後の仕事、「死後事」をこなす研修、四十九日制度。 誠太郎の49日の物語が始まる。 【目次】 第一章 あなたは死にましたよね? 第二章 人生お疲れ様でしたー! 第三章 まったく、ここにもお役所仕事はあるのか。 第四章 自殺は無条件で地獄行き? 第五章 ここは文字通りの「地獄」だ。 第六章 死後事……ですか。 第七章 私が私でいるためですよ。 第八章 巻き糞とかでいいんじゃないですか? 第九章 奪衣婆及び懸衣翁業務。 第十章 人から教えられるものじゃなく、自分で気づくもの。 第十一章 ゴンゴン、船長さんだから。 第十二章 「でも」、「だって」、「どうせ」 第十三章 時間ほど虚しいものはない。 第十四章 死は終わりじゃない。 【著者紹介】 椎名晴(シーナハル) 1993年、広島県生まれ。 落語とカープと駅伝を愛する引きこもり。著書に「こたつむり彼氏の日記~」がある。
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-彼女と同居するため、主人公が「2000冊の蔵書を全て売却する」という行為は、誰かと一緒に住むという真実を顕にする。 この物語の主人公は、京都で働く女性と結婚し、しかしそのまま京都と東京で別々に暮らしていました。そして1年を経て上京し東京で働く彼女と同居することになります。結婚し、同居するという行為にまつわる事の全てが、ここにあると言っても過言ではないくらい、主人公が決断する「2000冊の蔵書を全て売却する」という行為は象徴的に、誰かと一緒に住む、という事の真実を顕にします。最終的に二人が決める新居は、彼が本を売らなければ見つからなかった場所です。ということは、やはり増え過ぎた本は売るのが正解なのでしょう。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
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-この書籍は、2018年11月23日から25日にかけて開催された出版創作イベント「NovelJam(ノベルジャム)」に参加した32人が、初日に提示されたお題「家」に基づきゼロから生みだした16作品を合本したものです。 NovelJamとは「著者」と「編集者」、そして「デザイナー」が集まってチームを作り、小説の完成・販売までを目指す『短期集中型の出版創作イベント』です。今回も合宿形式で実施し、創作漬けの濃厚な3日間となりました。そこから生まれた熱い創作の成果をお楽しみください。 チーム いちばん堂 『あなたが帰る場所は』一之瀬楓 『みんな釘のせいだ』最堂四期 ふくだりょうこ/杉浦昭太郎 チーム Bukkowasu 『リトルホーム、ラストサマー』藤宮ニア 『いえ喰ういえ』維嶋津 宮坂琢磨/CAROL チーム 東蛇(イースト・スネイク) 『しのばずエレジイ』坂東太郎 『異世界?いかねぇよ』白色黒蛇 武原康滋/田島佳穂 チーム みかんグミ 『ハコニワ』吉川キイロ 『フェイク・ポップ』西山保長 腐ってもみかん/古海あいこ チーム モリサワ 『あなたは砂場でマルボロを』森田玲花 『マイ・スマート・ホーム』沢しおん 天王丸景虎/恩田未知子 チーム アンジェロと雪の女王 『おかえり、ただいま、また明日』藤谷燈子 『みそしる戦争』太田有紀 アンジェロ/新月ゆき チーム GOMERA 『川の先へ雲は流れ』藤城孝輔 『【大好き】センパイを双子コーデでコロしてみた!』西河理貴 波野發作/ほさかなお チーム RISE 『帰りゃんせ』日野光里 『BOX』澤俊之 つきぬけ/米田淳一
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-中公文庫『レイテ戦記』全四巻を合本したものです。既刊電子版と内容に変更はありません。 太平洋戦争最悪の戦場・レイテ島での死闘を、厖大な資料を駆使し、鎮魂の祈りを込め描く戦記文学の金字塔。毎日芸術賞受賞作。巻末に、講演「『レイテ戦記』の意図」、インタビュー「『レイテ戦記』を語る」、大西巨人との対談「戦争・文学・人間」、エッセイ「『レイテ戦記』を直す」を付す。 一 第十六師団 昭和十九年四月五日 二 ゲリラ 三 マッカーサー 四 海軍 五 陸軍 六 上陸 七 第三十五軍 八 抵抗 九 海戦 十 神風 十一 カリガラまで 十二 第一師団 十三 リモン峠 十四 軍旗 十五 第二十六師団 十六 多号作戦 十七 脊梁山脈 十八 死の谷 十九 和号作戦 二十一 ブラウエンの戦い 二十二 オルモック湾の戦い 二十三 オルモックの戦い 二十四 壊滅 二十五 第六十八旅団 二十六 転進 二十七 敗軍 二十八 地号作戦 二十九 カンギポット 昭和二十年一月二十一日―四月十九日 三十 エピローグ 連載後記 あとがき 改訂版あとがき 補遺 講演「『レイテ戦記』の意図」 インタビュー「『レイテ戦記』を語る」(聞き手・古屋健三) 対談「戦争・文学・人間」(大西巨人・大岡昇平) エッセイ『レイテ戦記』を直す 付録 太平洋戦争年表 レイテ島作戦陸軍部隊編成表 書誌
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-狂気の世界に踏み込む精神科医の深淵を描く。 フランス北部に広がるフランドル地方のサンヴナン精神病院に勤務する日本人留学生コバヤシの精神科医としての日々を描く、著者自身の留学経験をベースにした長編処女作。 1967年に発表され、芸術選奨新人賞を受賞。糞臭たちこめる不潔病棟や、素裸の精神病患者――コバヤシは青空が殆どないフランドルで精神科医として働くうち、自己と患者との境界を踏み越えて、正気と狂気の間をさまよい始める。 若い看護師との同棲やフランス人医師たちとの交流も深まるものの、人間存在の孤独に耐えきれなくなっていく……。復刻にあたっての著者あとがきも併録。
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-高校2年生の美島陸(みしまりく)は、何故かいつもの帰り道で迷子になった。いざなうような三毛猫についていくと、どこまでも続く階段に、不思議な姿をした神様が二人。その場所にたどり着けたことがすでに、奇跡の始まりだったのだ――。人を探したくて言葉を喋る猫、幸せを求めて後ろ足で立つ犬、家族のために、早熟な才能を得た小学生。そして陸が願った未来とは……!
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-現役医師が入念な取材を重ね臓器移植の危険性や問題点を世に問う、本格派医療小説。主人公の新町京祐は、医師を目指す医学部生。しかし、突然襲いかかった病魔で入院、腎炎から慢性腎不全を患う。退院後、引き続き医師を目指して研修を行うものの、人工透析が必要な、不具な身体になってしまう。日本では合法的方法として、脳死から提供される生体腎移植があるが、希望して待っていても絶対的に提供者の数が少なく、物理的に不可能といわれる。そんな彼の元に、全国腎移植推進協会を名乗る男から、フィリピンでの臓器移植の話が持ち込まれる。貧困のため、二つある腎臓の一つを売りたい人がたくさんいて、裏で売買されているとか。倫理観にさいなまれる主人公だが、ついに決心をし旅立つ。手術は成功したかのように見えたが……!?
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-生まれ育った町を振り返りながら書き綴った「私の長崎地図」を中心に、筆者の長崎へ対する思いが溢れる小説、随筆を編纂した作品集。――生まれ故郷・長崎。しかし、そこは再訪するのに四半世紀の時を必要とした地でもあった。強い郷愁と訪れることへの不安が、町の色や海の香に彩られた過去から、現在に至る心の風景を紡ぎ出す。長崎を舞台にした「私の長崎地図」「歴訪」「色のない画」などの小説や随筆を精選したこの作品集は、『私の東京地図』と対をなす著者の魂の彷徨である。※本書は『佐多稲子全集』(講談社・昭和52年11月~昭和54年6月刊)、『小さい山と椿の花』(講談社・昭和62年10月刊)、『思うどち』(講談社・平成元年6月刊)を底本としました。
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-「お前のやりたいように世界を生きてみろ??」 圧倒的世界観でファン急上昇中の新鋭・佐伯春人が放つ、限界空間で生きる少年少女を描いた群像活劇! 半円形の薄い膜で覆われた巨大都市・ターミナルドームに暮らす少年・リツ。絶対的権力を誇るクチキ総帥のもと一部の住民に独占されていたエネルギーの源「マナ」をめぐる暴動に巻き込まれ父を失う。 首謀者の一人として追われる身となったリツを救ったのは、見たこともない青い髪をした美しい少女だった――。 この世界の外には何があるのか? 隠された世界の真実を知ってしまった孤高の少年・リツの、世界を取り戻すための戦いが始まる。 ※『永久少女』は投稿サイト「monogatary.com」から誕生した物語レーベル「namamono(ナマモノ)」からリリースされた電子書籍オリジナル作品です。
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-昭和43年東北の田舎町から幸運に恵まれて東大に入学した室井は、ひょんなことからカトリックの修道会が経営する大学生寮で生活することになった。 そこでカナダ人修道士の舎監ベランと出会う。ベランは戦時中、敵国人として日本国内の強制収容所で過酷な抑留生活を送った経歴の持ち主だが底抜けに明るく包容力のある暖かな人柄で寮生の絶大な信望を得ていた。室井は忽ちその人格に魅せられ傾倒するようになる。 入学時から東大は学内紛争で紛糾していたが入学式は何とか実施されたものの、その後、総長による機動隊導入に端を発して全学が騒乱状態に陥り七月ついに駒場も無期限ストに突入してしまう。そんな渦中にあって室井は集団に対する拒絶反応から紛争に対しては肯定とも否定ともつかないあいまいな態度に終始していた。九月には新左翼系活動派が駒場中心部建物のバリケード封鎖を強行する。 ついに室井も遅まきながらクラス連合という新しい組織に加わり活動に参加することとなった。 一月には突然転勤によるベランとの別離に見舞われる。 二月にはバリケード封鎖されていた安田講堂が機動隊の強行突破により解放されるに及んで学内紛争は、ようやく終息を迎えることになった。 自己の確立を模索しながら彷徨する一大学生の一年間の軌跡を描いた作品である。