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  • 京都の甘味処は神様専用です : 1

    京都の甘味処は神様専用です

    小説・文芸
    3.7
    1~4巻506~550円 (税込)
    両親が亡くなり、姉のいる京都に引っ越してきた高校生・天野瑞樹。ある日、瑞樹は少年に『甘露堂』という甘味処まで荷物を持っていくのを手伝ってほしいと声をかけられる。甘露堂へたどり着き荷物を開けると、そこから「ナリソコナイ」と呼ばれるあやかしが出てきて、店の至る所を食い散らかしてしまう。賠償金を支払うため『甘露堂』でバイトをすることになった瑞樹だが、そこはなんと神様がお客様の甘味処で!?
  • 左目に映る星

    左目に映る星

    小説・文芸
    3.7
    1巻506円 (税込)
    【第37回すばる文学賞受賞作!】小学5年生の時に出会った奇跡のような存在の少年・吉住を忘れられないまま大人になり、他者に恋愛感情を持てなくなった26歳の早季子。恋愛未経験で童貞、超がつくほどのオタクで、人生をアイドル・リリコに捧げる宮内。どうしようもない星たちを繋げるのは、片目を閉じる癖、お互いが抱える虚像。透明度0%のこじらせ女子と、あまりにピュアな純度100%のアイドルオタク。二人の恋の行方は――。
  • わかれ(新潮文庫)

    わかれ(新潮文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻506円 (税込)
    親しい友人も愛した男も、皆この世を去った。それでも私は書き続け、この命を生き存(ながら)えている――。吉行淳之介との不思議な縁。幼い自分を容赦なく叱った職人の父との思い出。色恋に疲れた男と老女とのささやかな交情。流麗に達し合うことができる、女性同士の性と愛。円熟の筆が、「私」と艶やかな共犯関係を結ばせるように、読者を物語へと誘い込む。終世作家の粋を極めた、全九編の名品集。(解説・田中慎弥)
  • 鏡川(新潮文庫)

    鏡川(新潮文庫)

    小説・文芸
    5.0
    1巻506円 (税込)
    私の胸中にはいくつかの川が流れている。幼き日に見た真間川、蕪村の愛した淀川、そして母の実家の前を流れる鏡川だ――。明治維新から大正、昭和初期までを逞しくも慎ましく生きた、自らの祖先。故郷・高知に息づいた人々の暮らしを追憶の筆致で描く。脱藩した母方血族、親族間の確執と恋慕、母が語ったある漢詩人の漂泊……。近代という奔流を、幼き日の情景に重ね合わせた抒情溢れる物語。
  • Presents

    Presents

    小説・文芸
    4.4
    1巻506円 (税込)
    私たちはたくさんの愛を贈られて生きている。この世に生まれて初めてもらう「名前」。放課後の「初キス」。女友達からの「ウェディングヴェール」。子供が描いた「家族の絵」――。人生で巡りあうかけがえのないプレゼントシーンを、小説と絵で鮮やかに切り取った12編。贈られた記憶がせつなくよみがえり、大切な人とのつながりが胸に染みわたる。待望の文庫化!
  • 鎌倉やおよろず骨董堂 つくも神探偵はじめました

    鎌倉やおよろず骨董堂 つくも神探偵はじめました

    小説・文芸
    4.0
    1巻506円 (税込)
    物心ついた頃から骨董品に宿った「つくも神」が視える大学三年生の後田琴子は、その力ゆえに苦労することも多く、目立たないよう大人しく生きてきた。相棒は幼い頃、鎌倉の骨董店「やおよろず」でもらったアンティークのブローチに憑く、少年の姿をしたつくも神「蛍」だけ。しかし、お礼も兼ねて訪れた「やおよろず」で偶然起こった盗難事件を解決したことで、骨董店の若きイケメン主人・星史郎と、「自称」名探偵のぽんこつ警部・真暮の事件捜査に協力することになり―― 。小心者探偵の骨董ライトミステリー!
  • 京都烏丸御池のお祓い本舗

    京都烏丸御池のお祓い本舗

    小説・文芸
    3.8
    1~2巻506~528円 (税込)
    会社をリストラされた木崎朋美がレトロなBARで出会ったのは、ジョニー・デップさながらの弁護士・城之内隆一。その場でスカウトされ、彼の事務所に勤めることになった朋美だが、来るのは“猫探し”や“ストーカー退治”など奇妙な依頼ばかり。抜群にイイ男なのに普段は残念な京男子・ジョー先生と、絶世の美少年高校生・海斗君に囲まれた事務所の本業は“お祓い”だった!? 望月麻衣、待望の新シリーズ!
  • ナツイロ

    ナツイロ

    小説・文芸
    3.4
    1巻506円 (税込)
    大学のリゾートバイト研究会に所属する田中譲。とある出来事で大学から遠ざかり、住み込みのみかんアルバイターとして、ひとり愛媛へ。1歳下のシンガーソングライターの女子と出会う。次第に彼女のペースに巻き込まれ、アルバム製作の費用を用立てて、一緒に曲作りをすることに。彼女に振りまわされた季節は、それでもやっぱり輝いていた。青春まっただ中の男子と女子の物語。
  • ぐるりのこと(新潮文庫)

    ぐるりのこと(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.1
    1巻506円 (税込)
    旅先で、風切羽の折れたカラスと目が合って、「生き延びる」ということを考える。沼地や湿原に心惹かれ、その周囲の命に思いが広がる。英国のセブンシスターズの断崖で風に吹かれながら思うこと、トルコの旅の途上、ヘジャーブをかぶった女性とのひとときの交流。旅先で、日常で、生きていく日々の中で胸に去来する強い感情。「物語を語りたい」――創作へと向う思いを綴るエッセイ。
  • マダム・キュリーと朝食を

    マダム・キュリーと朝食を

    小説・文芸
    3.0
    1巻506円 (税込)
    どうして、目に見えないもののことは、大切にできないんだろう――。「東の国」に流れ着いた猫と、震災の年に生まれた少女、雛。猫は放射線を“光”として見ることができ、雛の母たちはその“光”を音として聞くことができた。ラジウムの発見は世の中を大きく変えたという。一体どんな風に? 一匹と一人は時空と場所を飛び超え、エネルギーの歴史を知る旅に出る。問題提起に満ちた長編小説。
  • 鼻に挟み撃ち

    鼻に挟み撃ち

    小説・文芸
    3.8
    1巻506円 (税込)
    御茶ノ水、聖橋のたもとで演説をする奇妙な男。ゴーゴリの「鼻」と後藤明生の「挟み撃ち」について熱く語るその男は、大声を出すには相応しくないマスクをしている。そしてまた道行く人々もみな同様に。なぜ誰もが顔を隠しているのか、男の演説の意図は何なのか。支離滅裂に思える内容に耳を傾けるうち、次第に現実が歪み始め――。政治小説の再来を目指した表題作の他三篇を含む幻惑小説集。
  • 森田博のファンタジー小説集「幸作と幸子と閻魔大王」

    森田博のファンタジー小説集「幸作と幸子と閻魔大王」

    小説・文芸
    -
    1巻506円 (税込)
    宇宙の創世を描いたSFファンタジー小説「二人の酔っぱらい」「仙人候補生」と姉弟、「幸作と幸子と閻魔大王」など 色んなジャンルの楽しい小説集となっております。ちょうど上方落語の「高津の富」のような何度聞いても笑ってしまう作品群だと思います。
  • 徘徊タクシー(新潮文庫)

    徘徊タクシー(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.3
    1巻506円 (税込)
    徘徊癖をもつ90歳の曾祖母が、故郷熊本で足下を指しヤマグチとつぶやく。ボケてるんだろうか。いや、彼女は目指す場所を知っているはずだ! 認知症老人の徘徊をエスコートする奇妙なタクシー会社を立ち上げた恭平と老人たちの、時空を超えたドライブを描く痛快表題作と、熊本震災に翻弄された家族の再生を探る「避難所」など、三編を収める新編集小説集。巻末に養老孟司との特別対談を収録。
  • 生き直し

    生き直し

    小説・文芸
    -
    1巻506円 (税込)
    この感覚、きっと覚えておいでだろう。誰もが否応なしに放り込まれた、小中学校の友達同士のパワーバランス。一瞬の油断もならず、発言には細心の注意を払い、自分のポジションを確保するのに汲々とする――。子供といえど、毎日戦っているのだ。優等生の相原真帆は、ある事件をもとに“最下層”の境遇に陥る。転校先では、同じことを繰り返したくない。孤高とも言える幼き真帆の背筋の伸びた姿勢が胸を打つ、問題作にして傑作がここに。
  • 六本木を1ダース

    六本木を1ダース

    小説・文芸
    3.0
    1巻506円 (税込)
    日曜日の深夜0時近く。人もまばらな六本木で私を呼び止めた女がいた――知り合ったときには、彼女はまだ名門女子大の学生だった。彼女が結婚を考え始めた2年前、物書きとして何とか生活できるくらいにはなっていたが、見栄が邪魔をして踏み込めず、彼女は他の男と結婚した。そして行きつけの店で酒を飲むうちに、どこかに置いてきた時間が苦く解きほぐされていく……(「日曜の晩に」)。 六本木の夜から生まれる全6話の出会いや別れ。大人の恋愛小説集。
  • 切羽へ

    切羽へ

    小説・文芸
    3.5
    1巻506円 (税込)
    かつて炭鉱で栄えた離島で、小学校の養護教諭であるセイは、画家の夫と暮らしている。奔放な同僚の女教師、島の主のような老婆、無邪気な子供たち。平穏で満ち足りた日々。ある日新任教師として赴任してきた石和の存在が、セイの心を揺さぶる。彼に惹かれていく──夫を愛しているのに。もうその先がない「切羽」へ向かって。直木賞を受賞した繊細で官能的な大人のための恋愛長編。
  • ノベライズ この世界の片隅に

    ノベライズ この世界の片隅に

    小説・文芸
    4.5
    1巻506円 (税込)
    すずは広島の江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19年、18歳で呉に嫁いだすずは、戦争が世の中の空気を変えていく中、ひとりの主婦として前を向いて生きていく。だが、戦争は進み、呉はたびたび空襲に見舞われる。そして昭和20年の夏がやってきた――。数々の漫画賞を受賞した原作コミック、待望の劇場アニメ化。戦時下の広島・呉を生きるすずの日常と軌跡を描く物語、ノベライズ版。
  • サロメの乳母の話

    サロメの乳母の話

    小説・文芸
    3.7
    1巻506円 (税込)
    ホメロスが謳うオデュッセウスの漂流譚はでっちあげだ! と糾弾する妻ペネロペ。不器用で世渡りが下手な夫を嘆くダンテの妻。サロメの乳母、キリストの弟、聖フランチェスコの母、ブルータスの師、カリグラ帝の馬……歴史上の有名人の身近にいた無名の人々が、通説とはまったく違った視点から語る英雄・偉人たちの裏側。「ローマ人の物語」の作者が想像力豊かに描く短編小説集。
  • 光の山

    光の山

    小説・文芸
    4.0
    1巻506円 (税込)
    震災後の苦難に満ちた日々の中で、珠玉の小説が生まれた……地震・津波の記憶が鮮烈に蘇る「蟋蟀(こおろぎ)」「小太郎の義憤」、原発事故後の放射能や除染を背景にした「アメンボ」「拝み虫」、深い情感にみちた「東天紅」、厳粛さとユーモア、不思議な輝きに包まれる表題作「光の山」。福島在住の僧侶作家が、生と死の現実を凝視しながら描いた祈りと鎮魂の作品集。芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
  • 思い出のとき修理します

    思い出のとき修理します

    小説・文芸
    4.0
    1~4巻506~660円 (税込)
    仕事にも恋にも疲れ、都会を離れた美容師の明里。引っ越し先の、子供の頃に少しだけ過ごした思い出の商店街で奇妙なプレートを飾った店を見つける。実は時計店だったそこを営む青年と知り合い、商店街で起こるちょっぴり不思議な事件に巻き込まれるうち、彼に惹かれてゆくが、明里は、ある秘密を抱えていて……。どこか懐かしい商店街が舞台の、心を癒やす連作短編集。
  • バッテリー アニメカバー版

    バッテリー アニメカバー版

    小説・文芸
    -
    1~6巻506~594円 (税込)
    ≪TVアニメ放送記念!特別カバー版を配信!通常表紙版と内容が同じ商品です。ご注意ください。≫ 「そうだ、本気になれよ。本気で向かってこい。――関係ないこと全部すてて、おれの球だけを見ろよ」岡山県境の地方都市、新田に引っ越してきた原田巧。天才ピッチャーとしての才能に絶大な自信を持つ巧の前に、同級生の永倉豪が現れ、彼とバッテリーを組むことを熱望する。『これは本当に児童書なのか!?』ジャンルを越え、大人も子どもも夢中にさせたあの話題作が、ついに待望の電子化!
  • 大地のゲーム

    大地のゲーム

    小説・文芸
    3.1
    1巻506円 (税込)
    二十一世紀終盤。かの震災の影響で原発が廃止され、ネオン煌めく明るい夜を知らないこの国を、新たな巨大地震が襲う。第二の地震が来るという政府の警告に抗い、大学の校舎で寝泊まりを続ける学生たちは、カリスマ的〈リーダー〉に希望を求めるが……極限状態において我々は何を信じ、何を生きるよすがとするのか。大震災と学生運動をモチーフに人間の絆を描いた、異色の青春小説。
  • 娘と嫁と孫とわたし

    娘と嫁と孫とわたし

    小説・文芸
    3.4
    1巻506円 (税込)
    65歳の玉子は、亡き息子の嫁、里子と孫の春子との三人暮らし。お互いをいたわりあっての平穏な日々。そこに嫁にいった38歳の娘、葉絵がしょっちゅう帰ってきては、子供のころに心理的虐待を受けた、と身に覚えのない難癖をつけてからむ。実の娘よりも他人である嫁のほうがわかりあえるのか、いや、いざとなればやはり実の娘がたよりになるのか、玉子の心は複雑に揺れ動く。傑作連作短篇集。
  • シュウカツ[就職活動]

    シュウカツ[就職活動]

    小説・文芸
    3.0
    1巻506円 (税込)
    IT企業の最終面接に臨んだ河東俊介は、目を疑った。面接会場は無人で、テレビモニターとビデオカメラ、そしてスマホが置かれているだけだったのだ。スマホからの声は、彼にとんでもない指示を出し始めた――。(「見えない相手」) 強烈すぎる面接官、思いがけないトラップ……。学生たちの就職活動で起こる驚くべきできごとをリアルに描く、映画「シュウカツ」原作!
  • 山あり愛あり

    山あり愛あり

    小説・文芸
    3.0
    1巻506円 (税込)
    周三は銀行で不良債権処理に追われる日々を送ったのち、早期自主退職し、長らく封印してきた登山を再開するつもりでいた。だが母子家庭支援のNPOバンクに関わることに。周三自身は母親と義絶していたが、その母親が今、死に瀕しているという。人生の岐路に立った男が自分を見つめ直すとき。共感と静かな感動を呼ぶ長編小説。
  • 李陵・山月記 弟子・名人伝 アニメカバー版

    李陵・山月記 弟子・名人伝 アニメカバー版

    小説・文芸
    5.0
    1巻506円 (税込)
    ≪TVアニメ「文豪ストレイドッグス」放送記念! アニメ描き下ろしコラボカバー版を配信!通常表紙版と内容が同じ商品です。ご注意ください。≫ 五千の少兵を率い、十万の匈奴と戦った李陵。捕虜となった彼を司馬遷は一人弁護するが。讒言による悲運を描いた「李陵」、人食い虎に変身する苦悩を描く「山月記」など、中国古典を題材にとった代表作六編。 <シリーズ累計250万部突破!「文豪ストレイドッグス」シリーズとは!?> 中島 敦、太宰 治、芥川龍之介、与謝野晶子、泉鏡花、F・スコット・フィッツジェラルドなど国内外の文豪のイメージをモデルに擬人化されたキャラクターが、「人間失格」「羅生門」などといった各文豪に関連する異能力を用いて戦うバトルアクションコミックス。 舞台は横浜。孤児院を追われた主人公・中島 敦は、とある自殺志願の男・太宰 治を助けたことから、異能力集団「武装探偵社」に所属することに。やがて、ポートマフィアの芥川龍之介らや、北米の異能力集団・組合(ギルド)との対決が激化していく――!
  • 広場の孤独

    広場の孤独

    小説・文芸
    3.3
    1巻506円 (税込)
    朝鮮事変を契機として、再び動揺しはじめた世界情勢のなかで、当時、日本の誠実な知識人は、どのような方向へと動かんとしていたのか――。日本脱出を夢みる木垣が、去就を決する、まさにその土壇場まで来て、初めて日本人としての自覚に到達しながらも、なおたゆたわざるを得ない孤独な姿を、清新なタッチで描きあげて、異常な感動を与えた、昭和二十六年下半期の芥川賞受賞作。
  • 夫の息子

    夫の息子

    小説・文芸
    2.7
    1巻506円 (税込)
    15歳年上の高名な建築家と、7年の不倫を経て結婚をした三千花。順風満帆に思えた新生活、しかし夫の優先事項は年若い息子だった。手の届かない「かけがえのない」存在に、苛立ちを覚える三千花。その上、浮気のかげが見え隠れする。混乱が三千花を情事へと駆り立てる。不倫、結婚、情事の果てに夫婦に訪れたのは――。家庭を守りながら、恋愛もしたい。飽くなき欲望を赤裸々に描く、現在を生きる女性のための恋愛小説。
  • カクテル・パーティー

    カクテル・パーティー

    小説・文芸
    2.0
    1巻506円 (税込)
    本土復帰前の沖縄。主人公の「私」は、米軍基地内のカクテル・パーティーに招かれる。パーティーの主催者はアメリカ人のミラー。招かれたのは、中国語会話のグループの中国人弁護士、新聞記者。それは和やかな国際親善の雰囲気で終始した。その夜、M岬で主人公のひとり娘が米兵に犯された。犯人告訴の助力の為に仲間を訪ねた「私」はミラーの職業や意外な事実を知る。事件をきっかけに国際親善の仮面は暴かれ、秘められた傷痕がえぐり出された。第57回芥川賞受賞の表題作ほか3編。
  • とにかくうちに帰ります

    とにかくうちに帰ります

    小説・文芸
    3.9
    1巻506円 (税込)
    うちに帰りたい。切ないぐらいに、恋をするように、うちに帰りたい――。職場のおじさんに文房具を返してもらえない時。微妙な成績のフィギュアスケート選手を応援する時。そして、豪雨で交通手段を失った日、長い長い橋をわたって家に向かう時。それぞれの瞬間がはらむ悲哀と矜持、小さなぶつかり合いと結びつきを丹念に綴って、働き・悩み・歩き続ける人の共感を呼びさます六篇。
  • あなたに電話

    あなたに電話

    小説・文芸
    3.7
    1巻506円 (税込)
    期待を胸に握りしめた受話器から届けられる哀しい嘘、遠回しの別れの言葉、堪えられない沈黙、そして愛情に満ちた優しい声……。時に疎ましく、時に待ち遠しくも感じられる“電話”をモティーフに、洒脱な文体と洗練された会話で、男の本音と女の想い、恋愛の真実を鮮烈に描いたラブ・ストーリィ12篇。
  • 誓いて我に告げよ

    誓いて我に告げよ

    小説・文芸
    -
    1巻506円 (税込)
    昭和30年5月12日深夜、静岡県三島市の丸正運送店内で女主人が何者かに絞殺された。同30日、市内のトラック運転手2名と助手1名が逮捕され、内2名は、無期懲役と懲役15年の判決を受けた。その日から、2人の運命は暗転する。無実を訴えつづけながら、模範囚として獄中に耐えた20年。その間、著名な2弁護士による真犯人の“告発”と後援会の活動もむなしく、控訴・棄却、上告・棄却を繰返した。刑期満了と病気加療のため仮釈放の身となった今も、2人の魂は強く真実を訴えかけている。本書は、現実に起り、社会の大きな関心を集めた「丸正事件」を取材し、虚構化した問題の長編小説である。汚名を被せられた2人の人物の過去と現在をたどり、その内面の葛藤と痛切な心情を伝える。直木賞作家・佐木隆三が、真摯な情熱をもって取組んだ、深い感動を誘わずにはいない作品であり、受賞作『復讐するは我にあり』以来の力作である。
  • あたらしい家族

    あたらしい家族

    小説・文芸
    3.3
    1巻506円 (税込)
    医学部入学を目指し大学浪人中のアキラは、いとこの善男が営む老人グループホーム「八方園」に下宿することになる。三十半ばでバツイチ、元役者、めっぽう口が悪くて老人たちを婆ぁ呼ばわりする善男だが、なぜかホームに暮らすみんなからの信頼は厚い。赤の他人ながら共同生活を送るうち、彼らは互いにかけがえのない存在になっていく。著者の代表作『おれのおばさん』に繋がる連作短編小説。
  • 官能記

    官能記

    小説・文芸
    5.0
    1巻506円 (税込)
    1950年――昭和25年、11月。5歳の女の子が50歳くらいの男に手を引かれて、遠い親戚の家にいこうとしていた。その刹那、女の子の心の中に、その年齢にはいささか似つかわしくない、ある「思い」が地下水のように静かに湧きだしてきた。「わたしはこの世界に何の借りもない」と――。天涯孤独の身に生まれた“みーこ”が綴る、自由奔放に生きた波瀾万丈な女の一代記!
  • 美男の血
    値引きあり

    美男の血

    小説・文芸
    4.0
    1巻506円 (税込)
    梨園の名門に生まれた兄弟・蛍一郎と京二郎のふたり、女形として大成することを宿命づけられた美少年、そして、梨園の御曹司にして、天才肌の風雲児。四人の男が愛と葛藤の果てに掴んだものとは? 一気読み必至、めくるめく歌舞伎大河ロマン! ※本書は二〇〇五年三月に刊行された『花に舞う鬼』(文藝春秋刊)を改題、大幅加筆修正の上、文庫化したものが底本です。
  • 女優堕ち
    値引きあり

    女優堕ち(角川文庫)

    小説・文芸
    3.5
    1巻506円 (税込)
    旅役者一座に育ち、女優を目指す井元三津子。オーディションで思いもよらぬ方法で大役を手にした彼女は、女優の階段を昇っていくが……。生き馬の目を抜く芸能界をリアルに描いた、一人の少女の成長物語。
  • ちーちゃんは悠久の向こう

    ちーちゃんは悠久の向こう

    小説・文芸
    3.9
    1巻506円 (税込)
    幼馴染のちーちゃんと穏やかな日常を送っていた「僕」。しかし、ある怪異事件を境に2人の日常は一変し……。”変わるはずのない日常”が崩壊する恐怖と青春時代の瑞々しさを描いた、日日日の鮮烈デビュー作、復活!
  • ゴルファーは眠れない

    ゴルファーは眠れない

    小説・文芸
    3.0
    1巻506円 (税込)
    何かに魅きつけられるように、グリーンに集う人々。ここは、人生の始発駅でもあり、終着駅にもなる。そして、ときには愛を捜しにくることも……。表題作ほか「オーバー・ザ・レインボー」「ゴルフ島奇譚」「葡萄畑にボギーマン」「サンドグリーンへ、ようこそ」「北の旅人」を収録。グリーンの波間に垣間見た、6人の様様な人生劇場を描いた、渾身のゴルフ小説短編集。
  • On The Beach

    On The Beach

    小説・文芸
    4.3
    1巻506円 (税込)
    湘南、ハワイ、ロス……夏の風が吹き抜ける海辺の街で生まれた5つの愛の物語――。小学生の頃、塾の先生から教わったビートルズの曲を2人で口ずさんだ初恋の思い出を切なく綴る「あの日、『ペニー・レイン』を歌ったね」、ひと夏だけ滞在した大学生との恋を明るく描いた「風を見ていたサバ」など、夏のカラッとした爽やかさの中に、ほろ苦さ、切なさが溢れるハート・ウォーミングな物語。ほかに「ノース・ショア・セレナーデ」「敗戦投手に、口づけを」「潮風のパスタ」。大人のための恋愛小説集。
  • きみの愛が、僕に降りそそいだ

    きみの愛が、僕に降りそそいだ

    小説・文芸
    3.0
    1巻506円 (税込)
    カメラマンとして活躍する哲男は、ある日、心身の異変を覚え、愕然とする。医者は「原因は心の“金属疲労”」だと言う。傷つき、故郷に戻る哲男。そんな時、一人で食堂を切り盛りする女性・凪に出会い、彼女の生命力あふれる純朴さに惹かれていく。やがて、哲男は彼女との触れ合いに生と性の回復を感じる。が、凪は、ある理由から最後の一線を越えることを拒んだ……。ひとつになれない男女の切なさを本音で描く、極上の恋愛小説。
  • 何の印象もない女

    何の印象もない女

    小説・文芸
    3.8
    1巻506円 (税込)
    グレゴール・ザムザは困っていました。ついこの間朝起きてみたら一匹の虫に変身していて往生したばかりなのに、今度は一台の顕微鏡に変身していたのです(――「顕微鏡になった男」より)。 魔法使いが売った呪文に始まり、神様の悩みや同情するロボットまで、出会いから出会いへ、九つのおとぎ話が一つにつながった奇跡的傑作「九つの物語」(ナイン・ストーリーズ)や、書き下ろし作品「僕の国」を含むオリジナル短篇集。小説の新たなる可能性を探る著者が、引き出しの奥に秘めていたとっておきの物語です。
  • ぶたぶたのおかわり!

    ぶたぶたのおかわり!

    小説・文芸
    3.6
    1巻506円 (税込)
    「ぶたぶた」シリーズの名物店が、再び登場! とびきりの朝食を提供するカフェ「こむぎ」。秘密をひとつ話さなければいけない不思議な会員制の喫茶店。町の和風居酒屋「きぬた」。そして今回、新たに築地のお寿司屋さんとしても、ぶたぶたが大活躍! 山崎ぶたぶたは、今日もどこかであなたのために、料理の腕を振るっています。すこぶる美味しい、短編コレクション。
  • 無理矢理な人たち ~この素晴らしき世界~

    無理矢理な人たち ~この素晴らしき世界~

    小説・文芸
    -
    1巻506円 (税込)
    物語の語り手である《おれ》は、とあるバーで出会った奇妙な老紳士《傷の痕》氏から、人の内面をのぞき見ることができるという不思議なコンタクトレンズを受け取る。《おれ》は個性豊かな7人の人生を覗き見て老紳士に語り聞かせる。 一見普通に見かけるような人々…。愛嬌がある太めの女の子。データ入力を生業にする痩せ細った男。変態性癖を隠し持つビルの清掃員兼ブルースギタリスト。勘違いな超ナルシストのビジュアル系バンドマン。男性不信の三十代後半独身キャリアウーマン。過去のトラウマゆえ人形にしか心を開かないSV(スーバーバイザー)の男。石膏のような厚化粧をした良家の令嬢。 物語はそれぞれの人生を細やかに描き出していく。彼らがそれぞれに抱えている決して普通ではない闇と光、痛みと喜び。何が今の彼らをつくったのか。やがてそれぞれの物語が交錯して絡み合ってゆき、《おれ》と老紳士《傷の痕》の関係にも劇的な変化が訪れるのであった。 救いのないようにも思えるエピソードの中で、愚かでどうしようもない、それでも愛すべき「人という生き物」を軽妙な語り口で描いた一冊。 ※本作品は2010年に、ぶんか社より電子出版されていたものを加筆訂正し再発売。 表紙絵・寺澤晋吾
  • 僕の行く道

    僕の行く道

    小説・文芸
    3.8
    1巻506円 (税込)
    離れて暮らす母に会うため、小学3年生の沖田大志はひとり、旅に出る。途中、さまざまなトラブルが大志に降りかかるが、行く先で出会う人々の優しさに助けられ乗り切っていく。心細い思いをしながらも健気に旅を続ける大志は、果たして母に会えるのか? 「涙でページがめくれませんでした」という読者が続出した、親子愛溢れるハートフルストーリー。
  • 奇貨

    奇貨

    小説・文芸
    4.0
    1巻506円 (税込)
    男友達もなく女との恋も知らない変わり者の中年男・本田をとらえたのは、レズビアンの親友・七島の女同士の恋と友情だった。女たちの世界を観察することに無上の喜びを見出す本田だが、やがて欲望は奇怪にねじれ……。熱い魂の脈動を求めてやまぬ者の呻吟を全編に響かせつつ、男と女、女と女の交歓を繊細に描く友愛小説「奇貨」と、著者26歳の時に書かれた危うい思春期小説を併録。
  • ポプラの秋

    ポプラの秋

    小説・文芸
    4.1
    1巻506円 (税込)
    父が急死した夏、母は幼い私を連れて知らない町をあてもなく歩いた。やがて大きなポプラの木のあるアパートを見つけ、引っ越すことにした。こわそうな大家のおばあさんと少しずつ親しくなると、おばあさんは私に不思議な秘密を話してくれた──。大人になった私の胸に、約束を守ってくれたおばあさんや隣人たちとの歳月が鮮やかに蘇る。『夏の庭』の著者による、あたたかな再生の物語。
  • 言語小説集

    言語小説集

    小説・文芸
    3.7
    1巻506円 (税込)
    ワープロのディスプレイ上でカギ括弧同士が恋をした。威張り腐った●や■に他の記号たちが反乱を起こす「括弧の恋」。方言学の権威が、50年前自分を酷い目に遭わせた特高の元刑事を訛りから見破って復讐する「五十年ぶり」。ある日突然舌がもつれる青年駅員の悲劇を描く「言語生涯」など言葉の魔術師による奇想天外な七編に加え、抱腹絶倒の四編を新たに収録した著者最後の短編集。
  • スリーピング・ピル 幻想小品集

    スリーピング・ピル 幻想小品集

    小説・文芸
    3.7
    1巻506円 (税込)
    ねぇ君、愛は痛いのです――。パール、ピアス、チョコレート、睡眠導入剤……乙女の日々になくてはならない偏愛アイテムが、物語へと昇華する。単行本未収録作品をボーナストラックとして収録。
  • 不幸な恋の終わらせかた

    不幸な恋の終わらせかた

    小説・文芸
    4.0
    1巻506円 (税込)
    「カラダの、つきあい」略して「K2」を重ねてしまうあたしは、なぜ不幸な恋からぬけだせないのだろう? 本当の恋をもとめるすべての人に贈る、究極の恋愛小説!
  • アゲイン 28年目の甲子園

    アゲイン 28年目の甲子園

    小説・文芸
    3.9
    1巻506円 (税込)
    もう一度、甲子園を目指しませんか――。40代半ばの元高校球児、坂町は見知らぬ女性に突然、声を掛けられる。彼は高校時代、ある出来事が原因で甲子園への夢を絶たれていた。記憶の蓋をこじ開けるような強引な誘いに苛立ちを覚える坂町だったが、かつてのチームメイトと再会し、ぶつかり合うことで、再び自分自身と向き合うことを決意する。夢を諦めない全ての大人におくる感動の物語。
  • ぼけナースいつもオドロキ編 新米看護婦物語

    ぼけナースいつもオドロキ編 新米看護婦物語

    小説・文芸
    3.5
    1巻506円 (税込)
    病棟に獅子舞がやってきた! 患者さんにつけ届けをもらっちゃった! 患者さんが自殺しようとしてる! 病院はいつも驚きでいっぱい、新米ナースのドキドキには終わりがありません。それでもさりげなく進んでいく病院の日常を、ナース経験をもつ著者が愛情こめて描きました。医療現場に吹き始めた新しい風も予感させつつ、好評の「ぼけナース」シリーズ、ついに完結編です。
  • ぼけナースたまにオトボケ編 新米看護婦物語

    ぼけナースたまにオトボケ編 新米看護婦物語

    小説・文芸
    3.0
    1巻506円 (税込)
    ナース十人いれば看護も十色。新米ナース・有福のこだわりは、「白衣の天使」とはちょっと違います。患者さんの髪にかぶせてあげるネット。床ずれの効果的な治療法。そして、死にゆく人の最期の言葉……。力みかえったり、ホロリとしたり。天然ぼけと正義感の絶妙なバランスで、現代社会の縮図・病院の日常を生き生きと描きます。「病気になんか縁がない」と思っている人にもおすすめしたい、人気コミック『おたんこナース』の原案小説化です。
  • 誰の中にでもいる彼

    誰の中にでもいる彼

    小説・文芸
    3.4
    1巻506円 (税込)
    人生には忘れがたい瞬間がある。十四年前、東京駅のプラットホーム。そこにいたのは互いに縁もゆかりもない29歳の人妻と27歳の独身商社マン。運命が連れ添うはずもない二人を引き寄せたのだった。だが、輝かしい時間も歳月とともに色褪せてゆき……。燃えるような恋とその後の顛末を綴った文庫オリジナル作品「誰の中にでもいる彼」ほか6編を収録。ベストセラー『水曜の朝、午前三時』の著者が贈る、珠玉短編集。
  • 東京観光

    東京観光

    小説・文芸
    3.7
    1巻506円 (税込)
    アパートの水漏れがきっかけで、下の階に住む男と親しくなったあかり。男はある日、奇妙な相談を持ちかける。「俺と、部屋を交換しない?」(「天井の刺青」)。街のあちこちに灰色の公衆電話が存在していた、あの時代。初めて東京を訪れた私が泊まったホテルの部屋には、なぜか外国人女性が住んでいて……(「東京観光」)。不思議で、ユーモラスで、じんわり染みる。直木賞作家が贈る、味わい深い七つの物語。
  • 花が咲く頃いた君と

    花が咲く頃いた君と

    小説・文芸
    3.6
    1巻506円 (税込)
    気鋭の作家が四季を彩る花とともに描く青春小説。4編からなる連作集。祖父との交流を描いた「椿の葉に雪が積もる音がする」は必読の1編。
  • これからの誕生日

    これからの誕生日

    小説・文芸
    4.0
    1巻506円 (税込)
    千春はバス事故で友人や教師を失い、一人生き残った罪悪感に打ちのめされる。そんな千春を取り巻く弟、伯母、担任教師、亡くなった友人の母親、新聞記者、ケーキ店店主という6人の視点で、人間が新たな一歩を踏み出してゆくまでの道のりを丹念に見つめる。明日を生きるための強さを優しく描きだした連作短編集。
  • あなたの気持ち

    あなたの気持ち

    小説・文芸
    -
    1巻506円 (税込)
    30歳を目前に控えたなつき。イラストレーターと物理学者の卵という、二つの顔を持つ。恋人は妻子持ち。気ままな独身生活の心地よさの中で、何か大きな変化に飢えていた。ある日、なつきは、出版社のパーティーで、カメラマン・矢沢と出逢う。大酒呑みで、離婚歴2回、しかも仕事でほとんど日本にいない矢沢。そんな彼に、アザラシ・ウォッチングの旅に誘われた。彼の「人生観が変わる」という言葉に惹かれて、なつきはマドレーヌ島へ。二人の心に、運命の扉が開きつつあることを、まだ気づかずに……。傑作結婚小説。
  • 終の住処

    終の住処

    小説・文芸
    3.8
    1巻506円 (税込)
    結婚すれば世の中のすべてが違って見えるかといえば、やはりそんなことはなかったのだ──。互いに二十代の長く続いた恋愛に敗れたあとで付き合いはじめ、三十を過ぎて結婚した男女。不安定で茫漠とした新婚生活を経て、あるときを境に十一年、妻は口を利かないままになる。遠く隔たったままの二人に歳月は容赦なく押し寄せた……。ベストセラーとなった芥川賞受賞作。
  • 乙女の密告

    乙女の密告

    小説・文芸
    4.1
    1巻506円 (税込)
    ある外国語大学で流れた教授と女学生にまつわる黒い噂。乙女達が騒然とするなか、みか子はスピーチコンテストの課題『アンネの日記』のドイツ語のテキストの暗記に懸命になる。そこには、少女時代に読んだときは気づかなかったアンネの心の叫びが記されていた。やがて噂の真相も明らかとなり……。悲劇の少女アンネ・フランクと現代女性の奇跡の邂逅を描く、感動の芥川賞受賞作。
  • まじめ半分

    まじめ半分

    小説・文芸
    3.3
    1巻506円 (税込)
    結婚披露宴でのジョークを一つ。「夫婦円満のコツは、相手をほめることです」というスピーチを聞いて、花嫁がその夜ベッドの中で早速実行したそうだ。「あなたって上手ね」と。阿刀田高は、現実と非現実の境目にあるぼんやりしたものをすくいとる天才だ。意気消沈している人は、この本を読んで元気になって下さい。真面目すぎる人は、少しは笑って下さい。ジョークなしの人生なんて考えられないのだから……。阿刀田高の頭の中を全面公開したこの一冊、お見逃しなきよう!!
  • 空想列車(上)

    空想列車

    小説・文芸
    -
    1~2巻506~550円 (税込)
    同じ列車に偶然乗り合わせた四人の女性。二十代、三十代、四十代――年齢も境遇もまったく違う彼女たち。現在の生活に不満はないが、特別満足しているわけでもない。ただ、ほんの少しの願望を持っているだけ。その空想をそれぞれが想い描いている時、突然、列車事故で自分の空想が他人に取り込まれてしまった。ちょっとした出来事。それは、彼女たちの運命の歯車を少し動かしただけのようにみえたが……。男と女の不透明な時間。
  • テロルのすべて

    テロルのすべて

    小説・文芸
    3.0
    1巻506円 (税込)
    一九八六年に生を受けた僕、宇津木の鬱屈の正体、それはアメリカという国家だ。都合のいいようにルールを決め、世界の覇者気取りで澄ましているあの国を、心の底から軽蔑している。嫌いじゃない、大ッ嫌いだ。では、僕の取るべき行動は何か。強者の脳天に斧を振り下ろすこと。そう。テロルこそもっとも有効な手段なのである! 僕はまずアメリカの大学への留学を決め、そこから事を始めた。
  • 8月のカモメたち

    8月のカモメたち

    小説・文芸
    4.0
    1巻506円 (税込)
    18歳の薊は、死んでしまった祖父の相続税を払うため、夕陽の当たる海辺のバー〈サンセット〉でアルバイトを始めた。過去を語らぬ店長の浩一に魅かれ、彼がかつての新鋭作家だと知った。……薊は初めての恋に落ちていた。人生への不安、胸の痛み、そして抱きしめてくれた腕の熱。彼の残した唯一の小説を探り、いつしか薊は小説家を目指す。人生で一番濃密で、一番短い夏が終わる。薊はその夏失った大切な命を描こうと誓った。小説に寄せる著者の切実な想いを込めた青春ロマン。
  • 地図のない旅 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VIII

    地図のない旅 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VIII

    小説・文芸
    4.1
    1巻506円 (税込)
    誰一人として、勝利くんを罰しようとしなかった。その結果、彼はあそこまで追い詰められたんです――中沢の言葉を反芻しながら、風見鶏のマスターは、自分がかれんの兄であることを花村家に告げに行く。由里子さん、若菜ちゃんもそれぞれのつらい経験を乗り越えようと、一歩ずつ足を前に進める。あのとき以来、時間がとまったままの勝利だったが、急遽オーストラリアから帰国することになり……。
  • プールサイドで踊ろう

    プールサイドで踊ろう

    小説・文芸
    -
    1巻506円 (税込)
    ハワイ。ホノルル国際空港。今朝も僕はロケ隊を迎える。ケン・タナベ、27歳。日系四世。ロケのコーディネーターをしている。――夢と挫折に揺れる和美。終わった恋を胸に埋めた美樹。泣きたい程の不安を抱いた明実。そして、いつも大人でいようとした信子…。次々と訪れるロケ隊。瞬間の煌めきと一粒の涙を残し、少しだけ違う自分を見つけて、彼女たちは日常へと帰っていく。生命の輝きを映す四つの書き下ろしラヴ・ストーリー。
  • 湿った空乾いた空

    湿った空乾いた空

    小説・文芸
    -
    1巻506円 (税込)
    可憐でやさしく、それでいて嫉妬深く自己中心的な女性M・Mと、ゼンソクの持病がある作家の「私」が、外国旅行をする。ラスベガスでの大喧嘩からはじまって、パリの空港で別れるまでの、一組の男女の繊細な感情の揺れ動きを吐露した表題作。他に、別居した妻と入籍を迫るM・Mとの間で、自己の“青春の復活”を凝視する「私」の緊張感を表白した『赤い歳月』を併録する。
  • 少し酔って

    少し酔って

    小説・文芸
    4.0
    1巻506円 (税込)
    ホテル・ルームで、バーで、レストランで、二人がグラスを合わせる時、物語(ラブ・ストーリー)の幕が上がる。あるいは、物語の幕が下りる。ブランデーで、バーボンで、カンパリで、少し酔っている。男も女もグラスを武器にする。ハッピー・エンドでもない、悲しい結末でもない、贅沢で粋な10篇。
  • ジョーカー

    ジョーカー

    小説・文芸
    3.0
    1巻506円 (税込)
    父の愛人・カオルの店で過ごす時間は、19歳の万穂子にとって唯一くつろげる時であった。またそれは、父と秘密を共有することも意味していた。19歳、27歳、32歳――自らの愛の局面で、知らず知らずのうちに誰かの切り札(ジョーカー)を演じてしまう万穂子。そのことはいつも誰かを救ったが、どこかで誰かを、時には自分をも傷つけた――祈るような人間へのいとおしみをクールにそして暖かく描く、著者初の連作長編小説。
  • 花刑

    花刑

    小説・文芸
    3.0
    1巻506円 (税込)
    サラ金地獄で首が回らなくなった男が企てた高利貸しの老婆殺害計画――社会問題化する生活破綻の実態をリアルに描いた表題作「花刑」をはじめ、定年を迎えた男がかつて通勤電車の窓から目撃した“白いハンカチを振るOL”を探す「完全犯罪の鏡像」。異なる家族が暮らすマンションでおこる人間関係の憎悪をテーマにした「凶隣の巣」など、身近にある殺意を収めた傑作社会派推理短編集! 完全犯罪の鏡/凶隣の巣/死媒祭/花刑を収録。
  • 悪夢喰らい

    悪夢喰らい

    小説・文芸
    3.4
    1巻506円 (税込)
    「走れ、もっと早く走るんだ!」謎の声に導かれ、憑かれたように走って死を迎える男。獣臭と血臭の入り混じる山小屋の中で繰り広げられた、血塗られた饗宴。漆黒の闇の中を泳ぐ巨大な竜。濃霧の中から突然広がる死屍累々の世界……。夢枕獏ワールドのエッセンスが凝縮された、珠玉の恐怖小説集!
  • 黒い蝶

    黒い蝶

    小説・文芸
    4.0
    1巻506円 (税込)
    商売に失敗した三田村は、偶然に江藤という富豪と知り合った。江藤は死んだ娘のためにソ連の世界的ヴァイオリニスト・ムラビヨフを日本に招聘することを思いつく。三田村は招聘の運動費と称して江藤から金を引き出し、自分の新しい事業に注ぎ込むが、江藤の美しい妹にその魂胆を見透かされた時、奇妙にも本気でムラビヨフを招んでやろうと考え始める……。著者唯一の書下ろし長編。
  • 日本三文オペラ

    日本三文オペラ

    小説・文芸
    3.5
    1巻506円 (税込)
    大阪造兵廠跡のスクラップをねらう食いつめ者たちの集団、アパッチ族の動物的エネルギーと愉快にして滑稽な行状、原始共産制を思わせる泥棒社会の、妙に活気に満ちた姿を描く。最低の生活条件のなかで、社会的な虚飾や被覆を一切はぎとられた時にかえって逞しくうごき出す生の諸欲望をさわやかに描き出す。
  • おれがあいつであいつがおれで

    おれがあいつであいつがおれで

    小説・文芸
    3.9
    1巻506円 (税込)
    斉藤一夫は小学六年生。ある日クラスに斉藤一美という転校生がやってきた。なんと彼女は幼稚園で一緒だった、ちょっとやっかいな女の子。みんなの前で秘密をばらされたり、ちょっかい出されたりで弱った一夫は、ちょっと脅かしてやろうと「身がわり地蔵」の前で一美に体当たり。ところが二人ともでんぐりかえって気を失ってしまった。気がつくと、二人の体は完全に入れ替わっていた!!
  • 浮舟寺

    浮舟寺

    小説・文芸
    -
    1巻506円 (税込)
    結婚詐欺にあっても、心からは女を憎めず、怒れず、それどころか女の勝手気儘な大らかさを羨望する「浮舟寺」の稲次郎。燃えるような恋の道行には、なりうるはずもなく、何やら佗しいがほのぼのとしたアバンチュールに終わる「中年」の妻子もちの有川とハイミスの私の一泊旅行。――酸いも甘いも知りつくした中年男と女の、あいまい模糊とした愛情のありようを、上方芸人の世界や関西の商家を舞台に自由奔放なタッチで描く好短篇集。
  • 家族場面

    家族場面

    小説・文芸
    3.5
    1巻506円 (税込)
    気がつけば、おれは石川五右衛門だった…。神出鬼没に時空を飛ぶ作家一家。読者を物語のブラックホールに突き落とし、ねじれた迷宮へと誘う表題作。被害者の遺族が死刑囚の刑を執行するという狂気の設定で、獄中で執筆し続けた囚人作家の断末魔を描く『天の一角』。長年の忍従に暴発した作家夫人の怒濤の糾弾を活写する法廷劇『妻の惑星』等、表現への熱い慟哭が刻まれた傑作7編。
  • 鬼の女房

    鬼の女房

    小説・文芸
    4.5
    1巻506円 (税込)
    王朝の夜は、一寸先も見えない漆黒の闇だった。その闇の中を、鬼は、御所の内に、橋のたもとに、北山に、時に天空を翔り、彼岸・此岸をも自在に往来し、わが物顔に徘徊した――。若く美しい人間の女房をもてあました、中年のユーモラスな鬼、当代随一の歌よみに挑んだ芸術鬼など、さまざまな鬼の姿を軽妙洒脱な語り口で描く、鬼ものがたり六話。
  • 雨の中に死ぬ

    雨の中に死ぬ

    小説・文芸
    2.5
    1巻506円 (税込)
    指名手配の強盗殺人犯を追っていた捜査一課の山崎刑事が何者かに腹を刺されて殺害された。ところが、雨上がりの路上に倒れていた山崎の死体の左手には何かを示すように三本の指が伸びていた……。(雨の中に死ぬ) 大都会の片隅に残された死者からのメッセージをテーマに描く表題作他、人間心理の奥底を照射し、意外な結末で贈る傑作オリジナル短編集!
  • いちにち8ミリの。

    いちにち8ミリの。

    小説・文芸
    5.0
    1巻506円 (税込)
    好きな美澄に会いたくて、1日8ミリずつうごく石と、その石と話のできる恋敵のペットの猿を描いた表題作。他2篇も、どこかにありそうで、どこにもなかったおとなの読む童話のような短編小説です。父・中島らもを超える物語の紡ぎ手の登場!
  • 岸辺の祭り

    岸辺の祭り

    小説・文芸
    -
    1巻506円 (税込)
    凄惨な戦闘、正月休戦の短い平和、米兵や村民たちの日常、日本人少年との美しい友情。南ヴェトナムにジャーナリストとして従軍した久瀬の鮮烈な体験を描く秀作「岸辺の祭り」。ヒトラーの貧しい美術学生時代を描いて人間の孤独の深淵を抉った初期の傑作「屋根裏の独白」。他に「一日の終りに」「兵士の報酬」「森と骨と人達」を収める。
  • 田辺聖子の今昔物語

    田辺聖子の今昔物語

    小説・文芸
    4.2
    1巻506円 (税込)
    今は昔。いつのころか、一昨年のことだったか――。何だか怪しいなとは思ったが、不思議でならなんだが――。こんな話があった。ほんとの話だ。見果てぬ夢の恋、雨宿りのはかない契り、愛嬌のある欲ボケ、猿の才覚話――。貧しい若者、ならびなき風流男、帝、生霊、動物、遊芸人、美女と主人公は様々だ。徹底して滑稽で、哀切で、怪(こわ)くて、ロマンティックな29話を語り伝える田辺流今昔物語。
  • 延命の負債

    延命の負債

    小説・文芸
    3.0
    1巻506円 (税込)
    “死にたくない。商売がこんな大事なときに死んでも死にきれない”――町場の印刷工場の主・村野末吉は、病院のベッドで思った。苦労を重ね続けた人生が、ようやく好転しかけていた。彼は意を決して、縁者から多額の借金をし、最上等の個室に入り、心臓手術の担当医にも十分な謝礼をした。そして無事、退院を果せたが……。表題作ほか「湖畔の人」「ひとり旅」「九十九里浜」「賞」「春の命」など、人生の皮肉、孤独をテーマとする初期作品12編を収録。
  • ワンス・ア・イヤー 私はいかに傷つき、いかに戦ったか

    ワンス・ア・イヤー 私はいかに傷つき、いかに戦ったか

    小説・文芸
    3.8
    1巻506円 (税込)
    もうこの男の手の届かないところにいる――このフレーズをつぶやくまでに、私はどれほど傷つき、戦ってきたことか。就職が決まらなかった女の子がベストセラー作家にステップ・アップしていく道のりは、身を切るような恋の出会いと別れの日々でもあった。23歳から36歳まで、その人生を決定づける大切な14年間の、愛と葛藤のすべてを一年ごとに描き切った、画期的自伝長編小説。
  • ローマの休日 小説 ロマンチック洋画劇場

    ローマの休日 小説 ロマンチック洋画劇場

    小説・文芸
    4.0
    1巻506円 (税込)
    平凡で色あせた日常に光のように射し込んで来た「恋」に酔う18歳の2人は、やがておとずれる中年期や倦怠のことなど思いもよらないことだった――「いつも2人で」。結婚目前の私、見合いを始める愛子。いくつもの諦めを胸にアトランタへと旅立った――「風と共に去りぬ」。その他「ローマの休日」「卒業」など12の名画の名場面、名セリフをモチーフにした、映画より心おどらせ、胸つまらせる、私たちの恋愛小説集。
  • バルセロナの休日

    バルセロナの休日

    小説・文芸
    -
    1巻506円 (税込)
    パリでバレエ留学中の安奈は、ある日窃盗事件に巻き込まれる。忌まわしいその体験が甘美に思い出されるのは、その時に出会った美しい男の黒い瞳のせいだ。もう一度会いたい。安奈は彼から手渡された「鍵」を手がかりに、パリからバルセロナへ旅立つ――。光と闇に彩られた「カタロニア」を舞台にくり拡げられる恋と冒険と希望の物語。極上の、ラブサスペンス!
  • 失恋カレンダー

    失恋カレンダー

    小説・文芸
    4.0
    1巻506円 (税込)
    正月帰省や卒業や新学期、バレンタインとか夏休みとかXマスとか。女の子の年中行事は、恋がめばえたり、深まったりしそうな絶好のチャンス。だけど、あれこれ期待する胸のうちとはうらはらに、いつもその機が裏目に出て、恋がぎくしゃくしてしまう……。移りゆく四季の情景をバックに、恋する娘心の機微と哀楽をたくみに描いた12ヶ月の失恋物語。
  • 旅人の心得

    旅人の心得

    小説・文芸
    4.0
    1巻506円 (税込)
    宮古島の祭り、パーントゥに参加して、宵闇に異界の怪物に追い回され、泥を塗りたくられる。カンカカリャーと一緒に聖地を辿る。その土地に積み重なった歴史と人々に向き合えば、ホテルに泊まってドライブした島とは、全く違うものが見えてくる。私はずっと旅人でありたい。遠くへ、近くへ、外へ、内へ。沖縄、メキシコ、カンボジア、タスマニア、広島、旅をしながら聴いていたのは、遠くから響いてくる内なる鼓動だった。
  • 夜の終り

    夜の終り

    小説・文芸
    2.5
    1巻506円 (税込)
    浅草の映画館で、妊娠三か月の女性の死体が発見された。死因は青酸死。中年女性顔まけの濃いアイシャドーをつけた厚化粧の下には意外に稚ない顔が覗いていた。だが死体のまわりには、女の身許を明らかにするようなものはなにもなかった。被害者は、一体どこの誰なのか? 事件の謎をとく鍵は、彼女が残した黒いハイヒールに!? 複雑な男関係。都会で一人生きていくために少女から女へと変身しようとした彼女に何が起こったのか。オリジナル短編集(単行本未収録)。
  • もういちど走り出そう

    もういちど走り出そう

    小説・文芸
    3.6
    1巻506円 (税込)
    たぶん初めは小さな穴だったのだ。歯医者として成功をおさめ、美しい妻とかわいい娘がいる。上品なアシスタントの働く清潔な職場。自分の美学で建てた城に住むちょっとした王様。だから、妻が小説を書いて新人賞を受賞したことなど、僕にっとっては、意外な、けれども些細な事に過ぎないはずだった―――。インターハイ三位の実力を持つ四00メートルハードル選手だった主人公が、順調な人生の半ばで経験した、思いもかけない挫折と再生を、繊細に、そしてほろ苦く描いた感動作。
  • 無印不倫物語

    無印不倫物語

    小説・文芸
    4.0
    1巻506円 (税込)
    あこがれの彼に超ブスの奥さん。仕事はぼんくらでも浮気はマメ。清楚な美人が実は……。誠実そう、優しそうで始まる恋が、意外な奥行きを見せてくる――。恋にトラブルはつきものと、覚悟はあってもまさか!の事態。恐怖と陶酔で盛りあがる、明るい略奪愛の物語。大人気無印シリーズ愛情編。
  • 無印おまじない物語

    無印おまじない物語

    小説・文芸
    3.5
    1巻506円 (税込)
    子どもの首には不釣合な地味で重い水晶玉。明るい未来を招く不恰好な幸せ体操。懸賞品を射止めるために、必ずしなければならないある行為――。しようもないガラクタに望みをたくし、陳腐な思い込みをふりかざし、人よりも多くの幸せをつかもうとする女たちの、おかしくて、少し哀しい物語。
  • 非常識の美学

    非常識の美学

    小説・文芸
    4.0
    1巻506円 (税込)
    遅刻することも、嘘をつくことも、あの女(ひと)ならステキにみえてしまうのは、なぜ? 我がままが似合う女になるための秘密の数々。森瑶子が全ての女性に贈る、非常識の楽しみ方。
  • 母

    母

    小説・文芸
    4.3
    1巻506円 (税込)
    「わだしは小説を書くことが、あんなにおっかないことだとは思ってもみなかった。あの多喜二が小説書いて殺されるなんて……」明治初頭、十七歳で結婚。小樽湾の岸壁に立つ小さなパン屋を営み、病弱の夫を支え、六人の子を育てた母セキ。貧しくとも明るかった小林家に暗い影がさしたのは、次男多喜二の反戦小説「蟹工船」が大きな評判になってからだ。大らかな心で、多喜二の「理想」を見守り、人を信じ、愛し、懸命に生きたセキの、波乱に富んだ一生を描く感動の長編。
  • 21世紀のブルース

    21世紀のブルース

    小説・文芸
    3.3
    1巻506円 (税込)
    いまの時代は、恋にかぎらず、すべてのことが冒険になりにくく、何かに挑戦していくことが少なくなっていく時代なのかもしれない。海洋学部に学ぶ大学生朋子は、テレビ局に勤める恋人・田島との関係に満足しながらも、どこか充たされぬものを感じていた。そんな時、若手の学者沢木が現われ、朋子は彼に惹かれていく。一方、田島も混血タレント・ロミのマネージャーをしているうちに次第に恋が芽ばえて……。若者たちの恋と冒険を描く長編青春小説。
  • ドサ健ばくち地獄(上)

    ドサ健ばくち地獄

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻506~528円 (税込)
    人はただ、やつのことを「健」と呼ぶ。無籍者で、住所不定。どの組織にも属さない一匹狼だ。かつて「麻雀放浪記」のなかで、出目徳の死体を裸にひん剥いて、泥溝の中に叩きこんだ、あの健とご承知おき願いたい。但し、あれから十年たった頃のお話である――。種目は麻雀、チンチロリン、手ホンビキ。一匹狼達の、身を切られるより辛い金を張っての凄まじい闘いが始まる! 「麻雀放浪記」の阿佐田哲也が放つ、長編悪漢小説(ピカレスク・ロマン)。
  • どこにもない短篇集

    どこにもない短篇集

    小説・文芸
    3.7
    1巻506円 (税込)
    いつもと同じはずなのに、何かがしっくりこない。テーブルの角が見つめている。部屋に穴があいている。何かがおかしい。この前買ってきたアンティークの鏡台が? 祖父が? 彼女が? それとも僕自身が――? 日常にひそむ些細なずれが、人を恐怖に、あるいは不可思議な世界へと招き入れる。原田宗典が想像力の限界に挑み、現実と虚無の間にひそむ異空間を描いた奇妙な短篇集。
  • 四十雀の恋もステキ

    四十雀の恋もステキ

    小説・文芸
    3.5
    1巻506円 (税込)
    四十過ぎて恋をするのはむずかしい。まず、誰かにときめくのがむずかしい。いや、めくるめくときめきを覚えているのが、むずかしいのだ。重要なのは、若さよりも女力と記憶力。シワのないデブか、シワのあるスリムか。はたまた同窓会で恋人を見つけられるか。三重四重の壁を乗り越え、四十からの恋の道は、まだまだ続く。恋愛の達人が贈る愛と笑いにあふれたステキな恋愛実践録。
  • 詭弁の話術 即応する頭の回転

    詭弁の話術 即応する頭の回転

    小説・文芸
    5.0
    1巻506円 (税込)
    詭弁とは“ごまかしの話術”。でもその良さをわかっていれば……? クールで知的な会話をあやつりたい方へ贈ります。大人の会話で必ず役に立つ、洒落た話術の見本帳!!
  • 葛橋

    葛橋

    小説・文芸
    3.6
    1巻506円 (税込)
    東京で、証券会社に勤務する青年・竜介。多忙を極める仕事と、半年前に妻を交通事故でなくした心の傷から逃れるがごとく、郷里、高知の寒村に帰省した。そこで後家の篤子と再会し、次第に心惹かれて行く。向こう岸の山の斜面に建つその家を訪ねるには葛橋を渡らねばならない。古事記の伝説に基づき、黄泉の国とこの世をつなぐといわれる葛。その葛で編まれた吊り橋が竜介にもたらしたものは……。男と女の心に潜む亀裂と官能が、深い闇から浮かび上がる表題作を含む、傑作中編小説集。
  • 思いどおりの恋をする80の方法

    思いどおりの恋をする80の方法

    小説・文芸
    -
    1巻506円 (税込)
    男性に振り回されることなく、もっと恋の主導権を握りたい。彼をもっと惹きつけたい。そして、思いどおりの恋をしたいというあなたに80のヒントをおくります。それは特別なことではありません。相手の立場に立って考えることだったり、信頼し、許してあげることだったり。本書は、恋に悩み、苦しんでいるあなたの助けになり、未来に向かって、幸せの扉を開いてくれるバイブルになるでしょう。
  • 今からはじめる恋のLesson 恋愛AtoZ

    今からはじめる恋のLesson 恋愛AtoZ

    小説・文芸
    4.0
    1巻506円 (税込)
    「いつも片思いばかり」「いい男に出逢わない」「どうせ私なんて」なんて、いつもぼやいているあなた。もしかして恋愛の基礎ができていないのかもしれません。若くて魅力もあるのに、いつも恋はうまくいかない。そんなあなたのために、恋愛の達人が初歩から、応用テクニックまでを特別伝授。「遠回りに見えても、実は恋につながる近道」とは? 「リスクの少ない恋の始め方」ってわかってますか? いつまでも魅力的な恋愛体質でいるための恋のバイブル。

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