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Posted by ブクログ
中学生の安音と榊の物語。
自分がイジメを受けていた頃を思い出し、私も一歩間違えれば安音と同じように中学生で自殺していたかもしれなかった。
イジメは受けた者でなければ、その辛さは絶対にわからない。
安音の気持ちもわかるし、母親となった今では安音のお母さんの気持ちもわかって読みながら涙が止まらなかった。
イジメで精神的に追い込められた状態では絶対に誰かに助けを求める勇気すらも忘れてしまって、不思議と死が光り輝いた天国に見える感覚があったのを今でも私は覚えてる。
早くこの辛い状態から抜け出したい気持ちでいっぱいだった。
確かにイジメの首謀者+イジメに加担したクラスメイトを恨んだ時もあった。
中学生の頃は自分を守ることに精一杯だった。
だけど私は安音と違ったのは親友が私を裏切ることはなく、いつだって私の味方で居てくれたことだった。
凄く頭脳明晰な子でその子は勉強が出来るということでイジメられていた。
勉強が出来ない人間は自分が努力もしないのに、出来る人間を見ると虫の居どころが悪く同じような仲間を作り、集団で1人をいじめる最低人間の塊だと大人になった今では思う。
だけど、そのイジメをすることで日頃のストレスを発散する子たちも家庭環境やその他のことで憤りや辛さを抱えていたのだろう、と今だからこそ心を寄せることのできる思いがあるが、当時の13歳の私にはまだそこまで考える精神的余裕はなかった。
イジメはなくならない。
だからこそ、イジメに負けない精神を育てていく必要があるのだと私は思う。
無くなることが1番だが、それが出来ないのであるならば挑むことが最大の防御になるのでは?と考える。
イジメをする人間は寂しい心や辛い過去を抱えていることが多い。
イジメに負けない精神を作る為には親子関係を固める必要がある。
愛情溢れた育児、親の依存やエゴではなく、子ども本来の精神レベルを高めることが1番なのだろう。
そして、子どもがいつでも悩みを打ち明けることの出来る親子関係と環境づくりが大事。
今後は私も自分の体験を活かして、一人でも多くの悩める若者たちの支えになっていきたいと思った。
Posted by ブクログ
自殺した子が49日間、この世を彷徨い天国か地獄の選択をする。
いじめで憎んだ気持ちを伝えようとしていたが、実は過去にいじめられていた事を知り、その子も苦しかった事。いじめはいじめで虚勢を張るしかなかった事。
反省はして、この事はおさまったけど、このいじめ連鎖は、ずっと続くしなくならないんだろうな。
人は弱い奴を踏みにじって、ストレスの捌け口にする。それがいじめの火種になるんだろうな。
途中、悪霊との闘いでちょっとわからなくなるストーリーだったけど、榊との切ない淡い恋だったり、榊が大人になって、学校のカウンセラーになり、安音と似た子(生まれ変わり)に?会って、安音が天国に行っていた事がわかった事に読んでいて少し良かったなと思った。
49日間て、自分が生きてきた事を振り返る期間なのかな?なんて思わせる小説。
Posted by ブクログ
『49日間、下界で過ごし、その後、天国か地獄か自分の行きたい方を決めよ』
ひとりの少女の死から始まる不思議な物語。
14才の女子中学生・折原安音は、いじめが原因で飛び降り自殺を行う。
気が付くと、辺りが真っ白な世界で、天使(?)が告げる。
幽霊となってから、家族の悲しむ姿を見るにつけ、自殺を後悔する。
そんな中、クラスメートで無愛想な少年・榊洋人には、霊感があり、安音が見えて、会話が出来るという。
一見、人間と幽霊のラブコメのようですが、いじめの問題など、中身は重いですね。
最後、49日が経ち、安音が消えるシーンは、まさに映画『ゴースト』のようで、ウルウルです。
エピローグにて、あの日から16年経ち、大人になった榊は、学校のカウンセラーになっていた。
そこで出会った少しお転婆な中学生・荻原安音。
記憶は無くとも、生まれ変わりってあるんでしょうか?
希望を感じさせるエンディングで、とても良いと思います。
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