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  • 角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 旧石器~鎌倉時代【電子特別版 5冊 合本版】
    完結
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    発売から1年足らずで累計200万部を突破した角川まんが学習シリーズ『日本の歴史』全15巻から、【電子特別版】5巻ずつの合本版が登場。1巻から5巻までをまとめた本書では、旧石器時代から鎌倉末期までが一気に読める! 【電子特別版】は、まんがのみを収録。
  • 角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 よくわかる近現代史【電子特別版 全3巻 合本版】
    4.0
    ・親からも子どもからも圧倒的な支持を集め、「学習まんが 日本の歴史」ジャンル売り上げ5年連続第1位の大ヒットシリーズ『日本の歴史』の、別巻『よくわかる近現代史』全3巻からまんがパートを抜き出した合本版。手軽に近現代史が学べます! ・全3巻で、第一次世界大戦から平成の終わりまでを収録! ・2020年度からの新学習指導要領にも対応 ・日本史と世界史を織り交ぜたかつてない構成で、高校の新必修科目「歴史総合」の先取りに最適!
  • 古地図で大江戸おさんぽマップ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできません。 徳川三代は江戸の町をどのように造ったのか? それぞれの町は、どのような機能を持っていたのか? 古地図にどのように記されているのか? そして、さらに現在はどうなっているのか? …古地図を読んで東京を歩けば、江戸の街づくりが見えてくる!! ・様々な縮尺・体裁の江戸古地図を50図以上(各1ページ大)掲載 ・浮世絵や鳥瞰図など、古地図がより深く読める図版類が充実 ・今の地図や現在のランドマークなど、土地勘がつかめる補足情報も ・町歩きに役立つ「古地図散歩のヒント」つき 【目次例】 ■第一章 古地図でたどる江戸の町づくり 徳川三代、「大江戸」の基礎を築く【慶長江戸図】【武州豊嶋郡江戸庄図】 古地図で探報!大名屋敷の役割【江戸御上屋敷絵図】 「明暦の大火」で江戸が一変!【新添江戸之図】【江戸図鑑綱目】 通りを挟んでつくられた「両側町」【増補改正神田浜町日本橋北之図】 江戸の玄関口だった「江戸四宿」【弘化改正御江戸全図】 「御台場」はもともと軍事施設!【品川台場絵図】 道と橋を管理していたのは誰?【嘉永新鐫本所絵図】 ■第二章 古地図で読みとく江戸の暮らし 「大木戸」で不審者の通行を阻止【千駄ヶ谷鮫ヶ橋四ツ谷絵図】 江戸時代の交番「辻番」って?【京橋南芝口橋築地鉄砲洲辺絵図】 「町奉行所」が江戸の治安を守る【大名小路神田橋内内桜田之図】【町奉行所図】 公開処刑で犯罪を未然に防ぐ!【改正新刻今戸箕輪浅草絵図】 幕府は農村をどう支配した?【目黒筋御場絵図】 「小石川養生所」で庶民を救済!【東都駒込辺絵図】【東都下谷絵図】 ■第三章 古地図でわかる江戸城のつくり 江戸城にはどんな建物があった?【江戸城図】 古地図で見る本丸御殿【表】 【江戸城御本丸万延度御普請御殿向奥惣絵図】 古地図で見る本丸御殿【中奥】 【御本丸中奥絵図】 古地図で見る本丸御殿【大奥】 【大江戸御本丸大奥向惣絵図】 ■第四章 古地図で楽しむ江戸の娯楽 「新吉原遊廓」は城郭構造だった?【改正新刻今戸箕輪浅草絵図】【東都新吉原一覧】 江戸っ子を熱狂させた「江戸三座」【弘化改正御江戸全図】【校正新刻三座猿若細見図】 「富士塚詣で」が江戸で大流行!【東都駒込辺絵図】 八代将軍が「花見」の場を提供!【弘化改正御江戸全図】
  • 東大教授が教える! 超訳 戦乱図鑑
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    謀略、反乱、骨肉の争い、名勝負… 日本史を語る上で外せない60の戦乱! 本書は、日本史を変えた60の戦乱を、東京大学史料編纂所教授、山本博文先生のわかりやすい解説と、イラストでざっくり知ることができます。 また、勝つためにどのような戦略を駆使したのか、そこから学べる教訓は何か? 私たちが生活や仕事に活かすことができるアドバイスも収録しました。 ≪本書の内容の一部≫ 【丁未の乱】ライバルとの差を広げた蘇我氏の「イメージ戦略」 【乙巳の変】軽皇子・中大兄皇子の巧みな「根回し術」 【藤原広嗣の乱】「ビジョン」なく敗れ去った藤原広嗣。 【平将門の乱】傷口を広げてしまった藤原頼通の「人選」ミス。 【奥州合戦】「勝ち戦ムード」で戦う前に勝負を決めた源頼朝。 【承久の乱】「インセンティブ」でモチベショーンを上げた鎌倉幕府。 【霜月騒動】「見通し」の甘さが露呈した安達泰盛 【観応の擾乱】「パートナー」を頻繁に変えた足利尊氏。 【河越城の戦い】逆境を乗り切った北条氏康の「選択と集中」。 【姉川の戦い】「希望的観測」に頼り過ぎた織田信長。 【耳川の戦い】少数で大兵力に勝つための島津流「個別撃破術」。 【本能寺の変】明智光秀に必要だったのは「伝える力」。 【山崎の戦い】「機動力」「根回し」「人柄」すべてを完ぺきに調えた羽柴秀吉。 【小牧・長久手の戦い】羽柴秀吉の「使えない人」を使う極意。 【文禄の役】豊臣秀吉の失敗は「現場感覚」不足。 【大坂夏の陣】「口約束」が豊臣家を破滅に導く。
  • 戦国時代
    4.0
    大名はいかに戦ったか。民衆はいかに生き抜いたか。日本はいかに変容したか。戦後日本史学の巨人が、戦国時代というものの全体像を描き出した決定的論考。戦国大名たちはいかに統治し戦ったか。人々はいかにして戦乱の時代を生きたか。新技術によって木綿や鉄砲が普及し何が変わったか。後北条氏の台頭から豊臣政権まで、時代の全体像と動因を、明晰かつ生き生きと描き出す!―四つの「時代を見る目」で読み解く―第一に、群雄だけでなく全社会層の動きを構造的にとらえる。第二に、動乱のもたらす社会変動を、もっとも深奥から考える。第三に、革新と創造の時代として描く。第四に、世界史的な視野の中で見通す。解説(本郷和人・東京大学史料編纂所教授)より―永原の研究成果は、対峙する人間を選ばない。どんな立場から歴史を研究するにせよ、それが実証的であれば必ず、彼の到達に直面する必要に迫られる性質のものである。研究者は永原の提示した推論に学ぶ。それを学んで、乗り越えるべく努力を重ねていく。ある研究者は、努力の末に、永原論のある部分を乗り越えることに成功するだろう。ある研究者は懸命に挑戦しても、永原論の確かさを追認するだけにとどまるだろう。ともあれ、彼の研究業績は、後からやってくる研究者のチャレンジを静かに待っている。乗り越えられることを待っている。この意味で永原は実にフェアーで、尊敬すべき先達なのだ。中世史の良心というべき偉大な研究者、それが永原である。※2000年刊『戦国時代 16世紀、日本はどう変わったのか』(小学館ライブラリー)上下巻の合本復刊【主な内容】戦国時代の開幕惣・一揆と下克上の社会状況「世界史」の成立と新技術関東・東北の争覇戦中国・四国の戦い軍事力の構成領国経済体制都市と商人九州の情勢とキリシタン大名畿内政権と京・堺大名国家と日本国織田信長の進出一向一揆と本願寺「天下布武」
  • にゃんこ大戦争でまなぶ!日本の歴史人物100
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    ----- シリーズ累計15万部突破! 絶好調の『にゃんこ大戦争でまなぶ!』シリーズ最新作、 第5弾のテーマは…『日本の歴史人物100』にゃ! ----- 【特長1】 クスっと笑えるにゃんこたちの「会話」。 ネコ&オタネコがくり広げる楽しい会話で、 絶対に知っておきたい日本の歴史上の重要人物100人の特徴がみるみるわかる! 【特長2】 楽しい「クイズ」たっぷり。 各人物ごとの「ミニクイズ」や時代ごとの「まとめクイズ」、 そして「総まとめクイズ」もたっぷりの全263問! 1人でも友達や家族と一緒でも、クイズを出し合えば、歴史がどんどん好きになる! 【特長3】東京大学教授・本郷和人先生が監修! 教科の監修は、東京大学教授の本郷和人先生! 各歴史人物の重要ポイントがすっきり分かります。 さらに、「源平の合戦」って? 「応仁の乱」って結局なに?など、歴史のドラマがますます分かるコラムも収録! 【ほかにも魅力満載】 ★272ページ・全てフルカラーで生き生きとした歴史人物のビジュアルが楽しめる! ★すべての漢字にふりがなつき・巻末には便利なさくいんつき 小学生から始まる歴史学習の予習・復習に! 中学受験の準備に! もちろん大人の学び直しや教養に! 大人も子どもも、にゃんこたちと一緒に日本の歴史をふりかえりながら、 歴史大好きになりましょう!
  • 胸アツ戦略図鑑 逆転の戦いから学ぶビジネス教養
    5.0
    覚悟と戦略で道をひらけ。 この本は、「戦略」がテーマのビジネス書です。 日本史、世界史を含めた 古今東西のさまざまな「戦い」から、 「彼らはどうして不利だったのに勝てたのか?」 「なぜ、圧倒的有利だったのに負けてしまったのか?」 と、最新の歴史研究の見方をふまえて紹介。 たとえば…… ・勝ち目ゼロの状況から奇行に継ぐ奇行で相手を崩した桶狭間の戦い ・圧倒的不利を覆したバルチック艦隊との日本海海戦 ・ナポレオンの野望を阻止したイギリスの英雄 トラファルガーの戦い 戦術のセオリーでは考えられない発想で相手の意表を取った見事な戦略や、わずかな人数で大多数の敵を倒したジャイアントキリング、背水の状況からの奇跡の奇策 など、 知識として学べるだけじゃなく、 “思わず胸が熱くなる” 30の戦いを集めました。 イラストや図解もたっぷりで、 まるで小説を読むかのようにスルスル読むことができます。 人の歴史は、戦いの歴史でした。 激しく動く世の中で、 私たちが「どう生きるのか」を自分で選び、 決める、その参考になれば幸いです。 カバーイラストは、「三国志」「信長の野望」シリーズでおなじみの長野剛さんの描き下ろし! 監修は、『東大名誉教授がおしえるやばい日本史』(ダイヤモンド社)『承久の乱 日本史のターニングポイント』 (文春新書)の本郷和人先生と 『東大名誉教授がおしえるやばい世界史』(ダイヤモンド社)、『教養としての「ローマ史」の読み方』(PHP研究所)の本村凌二先生にご担当をいただきました。
  • 日本の合戦 解剖図鑑
    3.0
    古代の戦乱から明治維新まで 時代を動かした合戦を徹底解剖 日本の歴史を動かした出来事や時代の転換期には必ずと言ってよいほど武力衝突=合戦がありました。覇権争い、権力構造の変遷、世相など国の命運は合戦の結果に左右されてきたのです。 本書では古代から明治維新までの主要な合戦を網羅。戦況図、主要な場面絵、武将、時代への影響などをパッと見てわかるよう豊富なイラストで徹底的に図解。 古代から明治維新までの合戦を串刺しにして一気に読み解くことで日本という国の変遷と本質を鮮やかに浮かびあがらせます。 彼らはなぜ戦わざるをえなかったのか? 先人たちが紡いだ歴史を私たちの知見に変えることは、争いをなくすための未来への糧となるはずです。 【本書のポイント】 ◎61の合戦を見開き完結で一気に解説。要点をつかみながら深く学べる ◎戦況図、戦略、主要場面、武将をイラストで図解 ◎大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の合戦も網羅!

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  • 東大教授がおしえる 忠臣蔵図鑑
    3.5
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 映画『決算!忠臣蔵』の原作者、山本博文教授が監修(東京大学資料編纂所)、 一級資料にもとづき「討ち入り」という一大プロジェクトを解説 前代未聞の危機にあたり、リーダー・大石内蔵助はメンバー(藩士300人)と資金(8300万円)をどうデザインしたか!? 驚くほどたくさん史料が残されている「赤穂事件」をイラストとたくさんの図版で学ぶことができる一冊。プロジェクトドラマとして、江戸時代、武士の社会を面白く大づかみ! 【第一章 江戸城松之廊下事件】 「赤穂事件」の発端/松之廊下刃傷事件/吉良・浅野の事情聴取/下された幕府の裁定/浅野内匠頭の切腹/浅野内匠頭の埋葬/赤穂藩江戸屋敷の収公/赤穂に届けられた急報/赤穂城に押し寄せる商人/揺れる赤穂藩/江戸強硬派を説得/さらば赤穂城 【第二章 討ち入り前夜】 浅野家再興工作の開始/血気に逸る江戸強硬派/吉良上野介の隠居/遊興にふける大石内蔵助/円山会議で討ち入りを表明/討ち入りメンバーを選抜/吉良邸偵察開始/赤穂浪士の隠れ家/大石内蔵助の江戸入り 【第三章 いざ、討ち入り】 討ち入り前に吐露した思い/討ち入り道具の購入/逃亡する同志/討ち入り費用の決算/茶屋で開かれた作戦会議/討ち入り参加者は四十七人に!/吉良邸討ち入り 【第四章 その後の赤穂浪士】 亡君への報告/仇討ちを称える江戸っ子/赤穂浪士に下された処分/赤穂浪士たちの切腹/遺族に下された処分/吉良家、断絶す/芝居化された討ち入り 【終章 討ち入りの舞台を歩く】 【Cloumn もっと知りたい! 忠臣蔵の話】 ①「元禄」とはどのような時代?  ②「高家」とはどのような役職?  ③ 切腹の作法  ④ 赤穂事件時の赤穂城  ⑤ 江戸の通信制度  ⑥ 討ち入りに使われた化粧料  ⑦ 赤穂浪士最期の言葉  ⑧ 赤穂浪士辞世の句  【column 押さえておきたい! 「忠臣蔵」のお土産】 ① 切腹最中・義士ようかん  ② 元禄浪士あま酒  ③ 忠臣蔵の吉良まんじゅう・吉良せんべい
  • 東大教授がおしえる 日本史をつかむ図鑑
    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 細かいことにこだわらず、本書を通読して日本史を大づかみ! 東大史料編纂所 山本博文教授が解説する歴史をつかむコツ ★ 古代から現代まで日本史を大きな流れでつかむ ★ イラストで解説しているから自然と頭に入りやすい ★ 通説をくつがえした学説がわかる 旧石器時代人はどんな生活を営んでいた? 縄文人はどんな生活をしていた? 邪馬台国はどこにある? 古墳はなんのためにつくられた? 聖徳太子は実在しないって本当? 蘇我氏は本当は悪者ではなかった? 「大化の改新」は本当はなかった? なぜ古代朝廷は唐と戦った?  古代史最大の内戦壬申の乱はなぜ起きた? どうして聖武天皇は仏教を信仰した? 桓武天皇は怨霊を怖れて平安京を作ったって本当? どうして武士が権力を握った? なぜ源頼朝は鎌倉に幕府を開いた? なぜ北条氏は将軍にならなかった? モンゴル軍を退けたのは本当に「神風」?  鎌倉幕府はなぜ滅亡した? なぜ朝廷は南と北に分裂した? 信長は本当に革新的な人物だった? 関ヶ原の戦いで家康はなぜ勝てた? 家康はなぜ江戸に幕府を開いた? 江戸幕府はなぜ二百数十年も続いた? 江戸幕府はなぜキリスト教を弾圧した? 田沼意次の政策はなぜ「改革」と呼ばれない? ペリーはなぜ日本へやってきた?  なぜ井伊直弼は桜田門外で殺された? なぜ徳川慶喜は大政奉還を行なった? 西郷隆盛はなぜ反乱を起こした? なぜ日清・日露戦争で日本が勝利できた? 日本はどうして韓国を併合した? 日本はなぜ満洲国を承認した? 第二次世界大戦でなぜ日本は米国と戦った? バブル経済はなぜ起きてどのように終わった? (略) ~本書「はじめに」より~  日本史を学びはじめたとき、人類の誕生や旧石器時代からの細かな事象を覚えていくと、なかなか日本史の全体像が理解できません。そのうち、なにが大切なのかもわからなくなり、日本史嫌いになる人も多いようです。また、現代まで学んだあとも、断片的な知識は頭に残っていても、日本史がどのようなものかがつかめていないと感じる人も多いようです。  日本史を理解するうえで大切なのは、日本の歴史全体を大きくつかむことです。筆者は、かつて『歴史をつかむ技法』(新潮新書)でそのつかみかたのコツを書きましたが、本書では、イラストを交えてよりわかりやすくそのコツを示しました。 (略)  大河ドラマで人気の時代は、戦国時代や幕末維新の激動の時代です。戦国時代では上杉謙信や武田信玄、織田信長など、幕末維新では坂本龍馬や西郷隆盛など人気の人物がたくさん出てきます。  こうした人の生き方や考え方を知るのは、日本史を好きになるひとつの契機になりますから、自分が好きな時代から詳しく見ていくことも大切です。  それに加えて、戦国時代は、なぜ各地の戦国大名たちが争っていたのか、そもそもどうして戦国大名という存在が誕生したのかを考えようとすると、日本史全体を理解することが重要になります。  そのためには、室町時代の守護という存在を理解しなければなりませんし、応仁・文明の乱という争いが起きた原因を考えていくことが必要になります。そうしたことを細かく詰めていくことも大切で、本書でもイラストで理解できるようにしています。  本書を読めば、いままでつかみきれないでいた日本史の全体像が自然と頭に入ってくると 思います。細かいことにこだわらず、何度も通読してもらえれば幸いです。
  • ウケるゴロ合わせ《日本史編》 イヤでも覚える基本重要事項98
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1582年本能寺の変、その時、 信長はいちごパンツを穿いていた!? 「殿! 謀反にござります!」 駆け付けた森蘭丸の目に飛び込んできたのは、なぜか着替え中の織田信長――。 2022年より必修科目となった『歴史総合』。これにより選択制だった日本史も学生の必修科目となりました。 本企画では、柔らかい思考のゴロ合わせとインパクトのあるマンガを融合し、強烈なイメージで「イヤでも覚えてしまう」新感覚の歴史参考書を目指しました。 まずは楽しく、最低限の知識をギャグマンガでサクッと覚えてしまいましょう! 歴史監修には東京大学教授で日本史歴史学者の本郷和人さんを迎え、受験に耐えうる、非常に充実した内容になっております。
  • 決定版 江戸散歩
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 国会議事堂は、もと誰の家? --井伊直弼の上屋敷の一部だった。本書は、東京に残る江戸の面影を、切絵図と切絵図に重ねた現代地図、アクセス情報、豊富な写真とともに詳しく紹介。 江戸城本丸(皇居東御苑)、鬼平が設立した人足寄場(石川島公園・高級マンション)、徳川将軍家の庭(浜離宮恩賜庭園)、南町奉行所(有楽町駅前広場)、江戸の観光地(愛宕神社)、江戸幕府の最高学府・昌平坂学問所(湯島聖堂)、江戸のアウトレット(日本橋富沢町)など、著者自身が実際に歩き、江戸の息吹が感じられるおすすめの個所を厳選。 ベストセラー『東京今昔江戸散歩』(中経の文庫)に、新たに小石川谷中本郷絵図、麹町永田町外桜田絵図の2つの切絵図と、根津神社などの4項目を加え、単行本サイズに大きく見やすくなった待望の増補版! オールカラー! ※本書は2011年12月に中経出版から刊行された『東京今昔江戸散歩』(中経の文庫)を基にし、新たに「麹町永田町 外桜田絵図」「小石川谷中 本郷絵図」の切絵図と「桜田門外の変の舞台~桜田門」「加賀藩上屋敷の赤門~東京大学赤門」「江戸幕府の最高学府~湯島聖堂」「甲府宰相綱豊の屋敷~根津神社本殿」の四項目を加え、大幅に加筆・修正のうえ、改題して単行本化したものが底本です。
  • 東大流 教養としての戦国・江戸講義
    3.0
    1巻1,600円 (税込)
    なぜ秀頼は家康に戦いを挑んだのか? どうして鎖国したのか? 旗本はどうしたら出世できるのか? なぜ武士は切腹するのか? これら戦国・江戸に関する事柄は、NHK大河ドラマや時代劇などで取り上げられることが多いので、とても馴染みがあります。しかし、逆にドラマに影響されて、実際の歴史像は意外に正しく理解されていません。「知っているようで実は知らない歴史」を正しく理解することは、教養の基礎になります。本書では、東大名物教授の山本博文先生が戦国・江戸時代で特に知っておくべきことを、東大入試でも重視する「歴史の大きな流れをつかむ」ことをもとに、明快に解説します。決して細かい年号や事項を覚えることが、日本史を理解することではありません。歴史の流れをつかむことが大事なのです。“意外とわかっていない時代”を正しく理解する大人のための教養書。
  • 東大流 よみなおし日本史講義
    2.5
    1巻1,600円 (税込)
    東大の日本史入試問題や歴史研究の場で重視されているのは、「歴史の大きな流れをつかむこと」「史料や文献を読んで歴史をどのように解釈するかを問うこと」です。これが「東大流」で、決して細かい年号や事項を覚えることが、日本史を理解することではないのです。本書では、東京大学の山本博文教授による「歴史の大きな流れをつかむ」技法に基づき、古代から現代まで、最新の研究成果を取り入れつつ、歴史の重要ポイントを読み直します。学校の授業や教科書ではよくわからなかった「歴史の流れ」や「歴史の見方」がわかってきます。「聖徳太子はなぜ天皇になれなかったのか?」「武士はどのようにして生まれたのか?」「藤原道長はなぜ関白にならなかったのか?」「なぜ鎌倉幕府は滅びたのか?」「ペリーはなぜ日本に来たのか?」などといった疑問もスッキリ解消。東大教授による日本史再発見。

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  • 東大教授がおしえるシン・日本史
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 オモテがあればウラもある「え、マジ!?」誰かに話したくなっちゃう歴史のウラを炙り出す 学校で習った日本の歴史がひっくり返る!これがシン・日本史です! 誰もが学校で学ぶ必須の教科にもかかわらず、「なんだか、おもしろくない……」と思われがちな「日本史」。「歴史は暗記ばかりでおもしろくない」と感じてしまう人が多いのはとても残念なことです! 教科書にオモテだって書かれている歴史的な出来事のウラには、必ずその原因や結果が存在します。そして、そのウラを知ることが、歴史を学ぶおもしろさなのです! 本書では、そんな歴史の「オモテ」と「ウラ」をイラスト付きでズバッと解説します。 たとえば…… 「もっと生命を大切にしてほしい!」という綱吉の願いで作られたのに、杓子定規な解釈で「蚊を叩き潰しただけで切腹!」というトンデモ法になってしまった生類憐みの令! 史上初めて「日本をひとつにしよう」と考えた男・織田信長が、目的のためなら虐殺もいとわない魔王だった! などなど、古墳時代から昭和時代まで、40の項目のオモテとウラを1セットで学ぶことができる、子どもだけでなく親も興味津々の一冊です。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • おっさんずLOVEだらけの日本史
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 名前を挙げれば後白河法皇から足利義満、織田信長、武田信玄、伊達政宗、松尾芭蕉、平賀源内まで出るわ出るわ。赤裸々な恋文あり、BL春画あり、ドロドロのダブル男色不倫あり。実は“おっさんずLOVE”に溢れていた、衝撃の日本史読本。
  • 世渡りの日本史 苛烈なビジネスシーンでこそ役立つ「生き残り」戦略
    4.3
    1巻1,540円 (税込)
    日本独特の“権謀の歴史”から学ぶ「現代社会を生き抜く方法」とは?  彼らは誰を謀ったのか、何に謀られたのか……日本史の闇に隠れた  “権謀の歴史”から読み解く、日本独自の「企み」の構図とは?   現代社会に通じる「日本式裏工作」を見破る秘訣がこの1冊にある。 【ここがポイント!】  日本独自の「企み」は歴史によって実に巧妙に昇華されてきた。  ビジネスマンよ、日本独自の「根回し」や「忖度」の源流を理解し、日本独自の「企み」に潰されないために歴史から学ぼう!
  • 元号
    4.3
    1巻1,540円 (税込)
    新元号を迎えるにあたって、知っておきたい247元号をすべて網羅! 日本史の資料として歴史ファン必携の1冊。●いま元号を使っている国は世界中で日本だけ ●元号に使われた漢字は意外や意外、わずかに72文字だった! ●一番多く使われた漢字は? 29回の「永」●なんとっ! 多くの元号の正確な読みが分かっていない ●「平成」の「成」は元号で初めて使用された漢字だった ●初めての元号「大化」はクーデターがきっかけ ●国内初の金産出というウソで決まった「大宝」 ●長屋王の祟りを恐れて「神亀」から「天平」に ●大地震で「元禄」から「宝永」に改元するも富士山大噴火! などなど、多くの日本人が知らない元号の秘密がすべてわかる、まさに「元号トリビア」!
  • 武士の評判記 『よしの冊子』にみる江戸役人の通信簿
    3.5
    老中松平定信が自ら陣頭指揮して、隠密たちに集めさせた情報報告書「よしの冊子」。当時の生の情報をもとに役人達の生態を明らかにする! 面白くてためになる、江戸時代のお役人事情。
  • 東大教授が教える 日本史の大事なことだけ36の漫画でわかる本
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 劇画ありギャグありBLあり実録モノありの漫画で、笑いながら一気読み! 授業ではとても覚えきれなかった「日本史」、 本書にある大事なことだけつかめば簡単に理解できて、こんなにも面白い! 日本史に燦然と輝く英傑や将軍たち、お姫様たちの実像から、権門体制論や東国国家論などの歴史学論争まで、これさえ押さえておけば古代~幕末の日本史重要事項がざっくり頭の中に入ります。 ◆第1章 英雄の真実 織田信長・豊臣秀吉・徳川家康・源頼朝 ◆第2章 毒武将列伝 北条義時・足利尊氏・毛利元就・斎藤道三・松永久秀・宇喜多直家 ◆第3章 貴族と武将の恋愛劇。そして愚かなる殿さま 細川忠興・北条政子・藤原頼長・奥平昌能・吉良上野介・徳川家斉・足利義政 ◆第4章 正直、過大評価されているかもしれない人々 伊達政宗・足利義昭・上杉謙信・真田幸村・後醍醐天皇・福島正則・平将門・崇徳天皇・菅原道真・鍋島勝茂 ◆第5章 歴史に残るやらかし 平清盛・直江兼続・鳥居元忠・井伊直弼 ◆第6章 踏み込むのが恐ろしいむ日本史、闇の禁忌 持統天皇・孝謙天皇・光厳天皇・淀殿・孝明天皇 ◆まんがでわかる歴史学 古代律令国家・権門体制論・東国国家論と二つの王権論・幕藩体制と大政委任論 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 古地図から読み解く 城下町の不思議と謎
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古地図と現代の図を「くらべて」分かる、城下町の成り立ちと特徴! 江戸・名古屋・大阪をはじめ、全国の主要な城下町を、古地図をもとに検証。国土地理院の現代の図と定点で比較することから、思わぬ町の機能が見えてくる! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできません。
  • 恋する平安京 コミック&小説を楽しむビジュアルガイド
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    1巻1,463円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 〈巻頭カラー〉  京都市 VS 大内裏 MAP  平安京の内裏 鳥観図  平安京オールスター1 後宮に暮らす貴族女性の世界  平安京オールスター2 官庁で競う貴族男性の世界            「あさきゆめみし」にみる 女性の装束と襲色目      「あさきゆめみし」にみる 和歌に詠まれた日本の草花    「陰陽師」にみる 平安京に響く楽の調べ         「あさきゆめみし」「陰陽師」にみる 男性の美=舞の姿  〈なるほど平安京1〉  平安女性の正装 裳唐衣(十二単)解剖!  長髪は女の命 平安女性〈髪〉スタイル集  恋歌で知る 平安 恋の作法             宮中の四季を彩るイベントカレンダー(旧暦)   今昔観光案内1 平安京の風水と四神相応            第1章 平安京の光 恋する都  現代人も胸焦がす! 平安ラブストーリー  紫式部・和泉式部・藤原薬子・藤原高子・式子内親王・待賢門院(藤原璋子)  ・常盤御前・在原業平・藤原頼長・西行(佐藤義清)    本郷先生の解説1                    〈なるほど平安京2〉  日記文学にみる 恋歌の世界              平安中期(10世紀頃)の官位相当制        「平安スター」6人の官位レース  今昔観光案内2 王城守護の神社と寺院                           第2章 平安京の闇 怨霊の都   除霊で解決!? 平安京あやしい事件簿  系図1 平安初期&末期の天皇家  桓武天皇・早良親王・安倍晴明・菅原道真・平将門・崇徳上皇・安徳天皇                          本郷先生の解説2                  〈なるほど平安京3〉  娘たちが支えた藤原家の繁栄           系図2 藤原北家から見た天皇家の系譜    年表 平安時代の光と闇             終章 その伝承 コミック&小説ガイド   『あさきゆめみし』大和和紀            『陰陽師』岡野玲子/夢枕獏・原作         『応天の門』灰原薬                 『烏に単は似合わない』『烏は主を選ばない』松崎夏未/阿部智里・原作  おすすめコミック 16作品                   おすすめ小説 26作品                      ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 面白くてよくわかる 新版 江戸の暮らし
    3.0
    1巻1,430円 (税込)
    花開いた粋でいなせな町人文化。江戸っ子たちのリアルな姿がよくわかる! お江戸に暮らす商人、職人、農民、武士の本当の姿がよくわかります。 監修は江戸時代研究の第一人者、テレビ、ラジオ、講演でも人気の東大教授・山本博文先生。「高級料亭から大食い戦士まで──大江戸グルメ事情」「治安維持の役割もあった吉原の本当の姿とは?」など、楽しく読める100のテーマで江戸時代の知識が身に付きます。 これまでと異なる新たな江戸の実像を紹介。落語や時代小説が10倍面白くなり、「江戸学力」向上に最適の一冊です。カバーイラストは、江戸時代を専門に繊細で色気あふれる絵柄で人気の漫画家、紗久楽さわ。 今、落語が大ブームとなっています。八っつぁんや若旦那、ご隠居が生活する江戸の町。佐伯泰英、藤澤周平、池波正太郎など人気時代小説の舞台でもあります。お江戸の商人、職人、農民、武士のリアルな暮らしぶりがよくわかり、落語や時代小説がもっと楽しくなる一冊です。これで、あなたも江戸時代通!
  • 戦いの日本史 武士の時代を読み直す
    3.8
    武士の時代、その闘争、そして武家政権とは何だったのか? 平清盛と源頼朝の対立から、鎌倉、南北朝、室町、戦国の世を経て、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の進めた天下統一事業まで。新解釈を鮮やかに示す。
  • 時代劇専門チャンネル「寺子屋ゼミ」 時代劇を見れば、日本史の8割は理解できます。
    -
    フィクションとしての時代劇と史実としての歴史は、とても近いところにあった! 鬼平犯科帳、大岡越前、水戸黄門など国民的人気を誇るテレビドラマから映画まで、時代劇の妙味を、東大史料編纂所教授と時代劇研究家が語り尽くす。歴史の流れをざっくり知るために、時代劇は最高のテキストなのです! CS「時代劇専門チャンネル」チャンネルガイド人気連載、大幅加筆にて書籍化。
  • 阪神タイガース岡田監督は武田信玄タイプの采配! もしプロ野球監督が戦国武将だったら
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歴代の名監督の采配は、日本史ではどの武将に近いのか。本書は、広岡達朗、三原脩、仰木彬、川上哲治、王貞治、長嶋茂雄、星野仙一、野村克也、秋山幸二、落合博満、原辰徳らを戦績やパターンから解析。その他、新監督3名が誕生した2024年プロ野球の12球団監督の采配のクセをベースに、彼らが戦国武将だったらどのタイプに近いかということをひもときながら、戦力分析やペナントレース優勝予想をする一冊。プロ野球OBで人気の評論家と、NPBはもちろん、高校野球にまで精通している日本史学者の本郷和人さんによる異色のコラボ企画です。
  • 戦国時代のタイムライン
    -
    1巻1,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「『いま風』だけど中身は本格」。もし戦国時代の武将たちがSNSをやっていたら? 応仁の乱、本能寺の変、関ヶ原の戦い……第一級の戦国ドラマをスマホ画面で振り返る、新時代の学び直し本! 監修は本郷和人・東京大教授。
  • 教科書には書かれていない江戸時代
    4.0
    「武士はなぜ腹を切るのか?」「赤穂浪士の討入りは主君のためだけではない!」 「参勤交代は超高速が当たり前?」「公文書偽造は江戸時代にもあった!」……… 本書は、江戸時代の武士と町人たちの実像を、当時の文書(もんじょ)から蘇らせ、人々が幕藩体制という社会制度のもと、どのように暮らし、どのような課題を抱えていたかを、江戸学の第一人者山本博文東大教授が、わかりやすく解説した書籍である。 江戸時代については、家康から幕末期の慶喜まで、映画やテレビ、小説などで様々に描かれているが、どうしても現代劇的な面が強調され、嘘とまではいかないが、かなり間違いが多い。例えば、有名な忠臣蔵の討入りは主君のためだけに行われたわけではない。背景には討入りをしなければならなかった武士としての理由があった。著者はわかりやすい文章でその背景を鮮やかに導き出して見せる。また、現代の人々は参勤交代というと「下にー、下にー」という厳格な面しか思い浮かべないが、どうもそうでもないらしい、ということを著者は教えてくれる。本書の面白さはここにある。この一冊から、教科書には書かれていない江戸時代が次々と出てくる楽しさを味わってほしい。 【参考】 江戸時代、人々は武士と百姓・町人という身分に大きく分けられていた。百姓は農業従事者だけではなく、漁業、林業、手工業を生業とする職人なども含む農村居住者全般を指した。町人は、都市に居住していた商人、職人などの総称である。当時の人口構成は武士7%、町人5%、百姓85%、その他3%である。 大坂夏の陣を最後に戦乱は止み、平和な時代が続くようになる。武士は公務員化し、戦で功を立てることは不可能なため、出世コースに乗ることが大きな目標となる。町人たちの多くは、貧富の差に関係なく、日々楽しく暮らすことを第一として生きるようになる。学問の世界では、自由闊達な雰囲気のもと様々な研究が登場し、最先端の「知」が江戸に花開く。学びは庶民にまで広がり、現代に繋がる学問の基礎が築かれたのも江戸時代である。

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  • 江戸人のこころ
    -
    親に小遣いをねだる御殿女中、家族をいたわる赤穂浪士、遊びほうける息子を叱る大名、ささやかな願いをかなえたい天皇――。日々の暮らしの中で書かれた手紙を読み解き、「江戸人」のこころの奥に迫る。
  • 宮廷政治 江戸城における細川家の生き残り戦略
    -
    大名の親子の間で交わされた膨大な書状が、熊本藩・細川家に残されていた。そこには、江戸幕府の体制が確立していく過程と、取り巻く人々の思惑がリアルタイムに記録されていた! 江戸初期を知るための必読書。
  • ビジュアル百科 写真と図解でわかる! 天皇〈125代〉の歴史
    5.0
    1巻1,210円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★★天皇について知ることは、日本そのものを知ることに通じる。★★ およそ200年ぶり生前退位により、注目されている天皇という存在。 古代から今上天皇まで、全125代天皇のプロフィールから実績を、豊富な写真や絵、系図、図、年表等でわかりやすく紹介。 巻頭に「写真で見る天皇家の祭祀」を写真や図で解説し、わかりにくい儀式が詳しくわかります。 監修山本博文氏は日本の歴史学者。東京大学大学院情報学環教授、史料編纂所教授。著書多数。 【目次】 天皇の基礎知識 各時代の天皇の立場 現在の皇室と儀礼 1章 神話~古墳時代の天皇 2章 飛鳥・奈良時代の天皇 3章 平安時代の天皇 4章 鎌倉・室町時代の天皇 5章 戦国・江戸時代の天皇 6章 近・現代の天皇 <電子書籍について> ※本電子書籍は同じ書名の出版物を紙版とし電子書籍化したものです。 ※本電子書籍は固定型レイアウトタイプの電子書籍です。 ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。 ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。 株式会社西東社/seitosha
  • 誤解だらけの明智光秀
    3.5
    1巻1,200円 (税込)
    歴史は時としてウソをつく。 「そんなバカな」と思う人こそ、要チェック! 2020年の大河ドラマ『麒麟が来る』の 主人公に抜擢されて、大注目の明智光秀。 誰もが知っている名前ながら、 織田信長に40歳(推定)で出会うまで謎に包まれた人生ゆえに さまざまな憶測や仮説がまことしやかに語られる光秀――。 そこで、東京大学史料編纂所で歴史研究に勤しむ本郷和人教授が 明智光秀が生きた戦国時代の“リアル”を愉快に解説! 日本史上最大のクーデター「本能寺の変」を起こし、 謀反人として後世に伝えられた明智光秀の足跡をたどりながら、 歴史に混じるウソ、誤解、曲解を解いていきます。 大河ドラマがどう光秀を描いていくのか、 この一冊を通して楽しみ方が倍増すること必至です! 装画:羽賀翔一
  • 東大教授も惚れる! 日本史 アッパレな女たち
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 女性の活躍なしの日本史なんてありえない! 歴史を騒がせた女たちの華麗なるガチンコ対決! 「歴史は人間が紡ぐもの。男性と女性が織りなすもの。ですから、学校で教える女性なしの歴史なんて、本来はあり得ないんです」(あとがきより)ベストセラー『やばい日本史』でおなじみ、東大・史料編纂所の本郷教授が初めて語る女性が主役の日本の歴史。<ニッポンの女帝の中の女帝といえば、持統天皇と春日局のどちら?><絶世の美女の軍配があがるのは、お市と陸奥亮子のどちら?><女子教育の夜明けにより貢献したのは、新島八重と津田梅子のどちら?>歴史を彩る42人の美女・才女・毒女たちの華麗なるバトルを本郷教授が楽しく解説、ズバッと判定。全対決に、毒と笑いにあふれる、漫画家まんきつのイラストマンガ付き! ※本書はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 対馬藩江戸家老 近世日朝外交をささえた人びと
    5.0
    将軍吉宗の代替わりに際し、来日する朝鮮通信使。江戸時代、朝鮮との外交交渉・貿易業務の窓口だった対馬藩は、朝鮮御役を拝命する。莫大な出費、形式を重んじる使節、無理解な老中たち。日朝双方の本音と建て前の間にあって、ときに詭弁を弄し、ときに脅し、ときに屈辱に耐えつつ近世の日朝「交隣」をささえた小藩の苦悩と奮闘。
  • 知識ゼロからの忠臣蔵入門
    3.0
    日本人はなぜ『忠臣蔵』が好きなのか。誰も知らなかった赤穂事件の真実に迫る 忠臣蔵は、歌舞伎の演目として江戸時代から人気があり、また現在でも映画化やドラマ化など、数え切れないほどの関連作が制作されている。 しかし、映画やテレビで時代劇としての忠臣蔵は知っていても、その元となった「赤穂事件」については必ずしも正確な情報がなく、意外と知られていない。 本書では、赤穂事件の事実経過を詳しく紹介し、なぜこのような事件が起こったのかを、当時の武士の観念を見ながらわかりやすく解説している。
  • お金でわかる! ザワつく!日本の歴史
    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「安土城は入場料1万円で一般公開されていた」「豊臣秀吉は1日で約360億円をばらまいたことがある」「藤原道長の娘の教育費は年間1億円以上」などお金をキーワードに37のお話を掲載。楽しく面白がりながら、歴史の事件や人物、流れまでがわかる1冊。
  • ロマンス【合本版】 1
    完結
    4.0
    高見まこの名作マンガ『ロマンス』がボリューム感満載+お得感ありの【合本版】として登場! ※本作は、通常版『ロマンス』1~3巻を収録しています。酒造を営む裕福な家に生まれた少年・澤田吾郎は、実姉の史香に溺愛されて育つ。ある日、酒造所の片隅で、旅回り一座の女と同衾する父を姉とともに目撃。「もう慣れたわ」軽蔑を込めたその言葉から、姉の父への反発を知る。その後、いつのまにか進められていた縁談に反発した史香は家を飛び出してしまう。それを追いかけていく吾郎だが……? うつろいゆく明治を舞台に、地方から都会へ、そして数多くの女性との浮名を流しながら才能を開花させていき、やがて画家となる青年。その愛欲の青春を描く浪漫巨編。
  • 数字でわかる!ぎょうてんな日本の歴史
    3.5
    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「織田信長は2500人の兵で今川義元を破った」「豊臣秀吉が建てた一夜城は80日かけて造られた」「将軍・徳川家茂は虫歯が30本あった」など、数字をキーワードに38のお話を掲載。驚きながら面白がりながら、歴史の事件や人物、流れまでがわかる1冊。
  • 天下人の軍事革新
    -
    戦国時代を終わらせた軍事革新とは?群雄割拠の戦国時代、並み居る武将たちを従え、天下統一を成し遂げた織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。彼ら天下人は、いかにして軍事的・政治的勝利を収めるに至ったのか。本書は、3人が成し遂げた軍事革新を明らかにして、戦争と統治の本質に迫るものである。具体的には、織田軍の革新性、長篠の戦いで鉄砲よりも注目すべきこと、秀吉の奇策や大軍移動を可能にしたシステム、なぜ秀吉はデスクワークを重んじたのか、家康の性欲を減退させるほど苦しめた武将とは、家康の幕府防衛構想……など。戦国時代はどのように推移し、終焉したのか。その答えがここにある。
  • 殉死の構造
    -
    江戸時代に社会現象となった殉死は、主君が自然死した場合に家臣や家族など関りがあった者が後を追って自害することを指すが、殉死した多くは主君と近い距離にあった上級武士ではなく、下級武士だったことがわかっている。いったいなぜ下級武士は距離の遠い主のために殉死したのか。殉死は主君の死を悲しみ、死後もお供をするという「忠誠心」によるものと思われがちであるが、そうではない。殉死の本質は、戦争が非日常となった17世紀、戦いに命を懸けることもなくなり、武士、特に体制から疎外された「かぶき者」たちの自己主張のひとつの形であったのだ。さまざまな殉死の実例から、殉死の新解釈に迫った名著復刊。 ※本書は、1994年に弘文堂より刊行され、2008年に講談社学術文庫で刊行された『殉死の構造』を復刊したものです。底本には講談社学術文庫版第一刷を使用しました。復刊にあたり、著作権継承者の御了解を得て、改題の他、難読漢字に読み仮名を付すなどの表記上の整理を行いました。
  • 喧嘩の日本史
    NEW
    3.0
    弟・義経との小さな行き違いを大騒動に発展させて権力を手にし、鎌倉幕府を確立した源頼朝。抜擢されたことで激務に追われ、上司・信長への不満を溜めていった明智光秀。日本史の転換点となった対立・戦いのもとをたどると、日頃、誰もが経験するような「喧嘩」であることが多い。些細な喧嘩が、なぜ大きな戦いにまで発展してしまったのか。権力者は小さな火種をどう利用してきたのか。戦いを避けられる「もし」はなかったのか。平安時代から幕末までの10の「喧嘩」を、実証的に、かつ想像力を駆使して検証する
  • 歴史のIF
    3.9
    歴史通がはまった! ロングセラー『空白の日本史』に続く、第2弾! もし、あのとき、こうだったら? 日本史の「仮定」を解く! 些細な出来事が、後の世情を大きく変える転換点に! 【日本史、とくに日本中世・鎌倉、室町、戦国、関ヶ原好きにはたまらない1冊! 】 もしも、 ・石橋山で、梶原景時が「源頼朝を見つけたぞ! 」と叫んでいたら ・鎌倉武士たちに教養があったら ・足利尊氏が大好きな後醍醐天皇に反逆しなかったら ・畠山持国が、男としての自信にあふれていたら ・浅井長政が織田信長を裏切らなかったら ・本能寺の変のとき、織田信忠が逃げていたら ・豊臣秀頼が女の子だったら ・上杉軍が退却していく徳川軍の背中を襲ったら ・毛利輝元が大坂城に籠城したら 日本史はどうなっていたか!
  • 文藝春秋2024年7月号
    NEW
    -
    【波乱の円安時代を生き抜く】 ◎臆病者のための新NISA活用術 橘玲 ◎GW為替介入の裏に策士あり 岩本さゆみ ◎ノルマンディー上陸作戦に学ぶ経営戦略 山下裕貴 【目耳口のアンチエイジング】 ◎目の老化 学会が太鼓判のサプリあり 小沢洋子 ◎耳の老化 イヤホン難聴は認知症への道 小川郁 ◎口の老化 戦略的な抜歯のすすめ 角田愛美 ◎父・小澤征爾の娘として 小澤征良 【「日本の危機の本質」第2弾】 ◎開業医の既得権を打破せよ 憂国グループ2040 ◎石破不出馬という岸田の皮算用 赤坂太郎 ◎『竜馬がゆく』を読んで 塩野七生 ◎米中軍事競争の大接戦 布施哲 ◎二階俊博のすごい人心掌握術 垂秀夫 ◎直筆の藤原定家に仰天した 冷泉為人 ◎石原慎太郎の遺品は語る 石原延啓 【没後30年】 ◎アイルトン・セナよ、永遠に 中嶋悟×木内健雄×古舘伊知郎 ◎黄昏世代の恋バナをしよう 北方謙三×村山由佳 ◎たかがテレビじゃないか 久米宏×西川美和 ◎日本の顔 野沢雅子インタビュー ◎吉永小百合 聞き手 川本三郎 ◎伊勢ヶ濱親方 名伯楽のひみつ 取材・構成 佐藤祥子 ◎第55回 大宅壮一ノンフィクション賞発表&選評 【連載】 ◎新連載 いざ100歳まで日記2 柳田邦男 ◎新連載 地図を持たない旅人3 大栗博司 ◎秋元康ロングインタビュー7 ◎お笑い社長繁盛記6 太田光代 ◎有働由美子対談66 夏井いつき ……ほか

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  • 「外圧」の日本史 白村江の戦い・蒙古襲来・黒船から現代まで
    4.0
    遣唐使からモンゴル来襲、ペリーの黒船来航から連合国軍による占領まで、日本が岐路に立たされる時、そこにはつねに「外圧」があった――。メディアでも人気の歴史学者と気鋭の国際政治学者が、対外関係の歴史から日本の今後を展望する。
  • 人事の日本史
    3.8
    一大リストラで律令制を確立した天武天皇、人心を巧みに掴んだ武家政権生みの親・源頼朝、徹底した「能力主義」で人事の停滞を打破した松平定信……。「抜擢」「出世」「派閥」「査定」「手当」「肩書」などのキーワードから歴史を読み解く、現代人必読の書!
  • 日本史の違和感
    NEW
    -
    江戸期の鎖国は嘘? 秀忠が天皇に激怒? 信長は英雄ではない? 中世から近代までの通説に「そんなバカな!」──人気歴史学者が〝威勢のいい学説〟を疑う。 「歴史研究者に大切なのは、史料を疑って読む。1つの事件の理解にも疑いをもつ。つまりは歴史に違和感をもつ、ということです。その上で、小さな違和感を拾い集め、定説に立ち向かう。それが新しい歴史理解を生む一歩となる。本書では、そうした試みを書いてみました」〈「文庫版のまえがき」より〉
  • 恋愛の日本史
    4.0
    「夜這い」「盆踊りでの乱交」など戦前まで行われていた民俗文化の由来とは? しばしば言われる「性のタブーのない日本」ですが、本当に日本は性に大らかな国と言えるのか。2024年の大河ドラマ『光る君へ』の主役・紫式部と『源氏物語』にも言及しつつ、性愛、恋愛、男女の歴史をひもといていきます。
  • 武士道の名著 日本人の精神史
    3.5
    武士道とは何か。武士はいかに生き、死すべきなのか――。戦乱の世が生み出した軍学書『甲陽軍鑑』『五輪書』から、泰平の時代の倫理書『山鹿語類』『葉隠』へ。そして、幕末維新期の吉田松陰、西郷隆盛へと連なるサムライの思想水脈を経て、武士道を世界に知らしめた新渡戸稲造まで。日本人必読の名著12冊で知る、高潔にして強靭な武士の倫理と美学。章末には、各書から選りすぐった人生指南の「名言」を付す。 【目次】 《総論》 武士道、その精神と系譜 《著作解説》 1 小幡景憲『甲陽軍鑑』江戸時代初期 軍学第一の書 2 柳生宗矩『兵法家伝書』寛永九年(1632) 柳生新陰流の奥義 3 宮本武蔵『五輪書』寛永二十年(1643) 必勝の思想 4 山鹿素行『山鹿語類』寛文五年(1665) 武士の職分とは何か 5 堀部武庸『堀部武庸筆記』元禄十五年(1702) 武士の一分を貫く 6 山本常朝『葉隠』宝永七年~享保元年(1710~16) 「死狂い」の美学 7 新井白石『折りたく柴の記』享保元年(1716) 古武士の風格 8 恩田木工『日暮硯』宝暦十一年(1761) 為政者の理想の姿 9 佐藤一斎『言志四録』文政七年~嘉永六年(1824~53) 朱子学と陽明学の合体 10 吉田松陰『留魂録』安政六年(1859) 至誠にして動かざる者なし 11 西郷隆盛『西郷南洲遺訓』明治二十三年(1890) 義に生きる 12 新渡戸稲造『武士道』明治三十三年(1900) 理想の日本人論
  • 鎌倉幕府の真実
    -
    1巻990円 (税込)
    人気歴史学者が定説・新説を覆す ●誰が「頼朝の助命」を嘆願したのか ●「実朝の首」はどこに消えた? ●『吾妻鏡』が書かない「粛清劇」 なぜかくも陰惨な闘争が続いたのか 『吾妻鏡』に頼朝が亡くなる前後の記事がないのは有名ですね。 ぼくは今まで、まあそんなこともあるよね、とあまり真面目に考えていませんでした。 ところが広常誅殺の前後も記事がない。これは偶然で済ませられるのでしょうか。(本文より) 東京大学史料編纂所教授の新解釈 〈目次〉 はじめに 第1章 鎌倉時代の武士の謎   ◎源氏の一族・平賀氏とは   ◎頼朝から重用され一門の筆頭に   ◎大内氏が「七カ国守護」の訳   ◎頼朝から愛された「暴れん坊」   ◎合戦の「兵数」を吟味する   ◎「実朝の首」はどこに消えた?   ◎実朝が見た「母・北条政子」像 第2章 鎌倉幕府を分析してみた   ◎「文書のかたち」は変えられない   ◎整合性のとれた説をつくるために   ◎大内・平賀の拠点を奪った伊賀氏   ◎梶原景時‖石田三成?   ◎なぜ景時が弾劾を受けることになったのか   ◎人物の「特質」に焦点   ◎「武士政権」3パターン   ◎『吾妻鏡』が書かない「粛清劇」   ◎頼朝は朝廷に近づきすぎた 第3章 人物像を掘り下げる   ◎「武士の鑑」畠山重忠が悪役に?   ◎文武両道の武人だった梶原景時   ◎名将・韓信と義経の違い   ◎義経の勝利は幸運だっただけ?   ◎大将は自ら突撃しないはず   ◎戦争にも「禁じ手」はある   ◎頼朝が最も信頼した一族   ◎なぜ安達盛長は北条に鞍替えしたのか 第4章 古文書抜きに日本史は語れない   ◎歴史研究者に向くタイプ   ◎文書の出し方にも身分あり   ◎中世文書は「形式」が重要   ◎古文書は応用がきく   ◎受取人のヒントは二重敬語にあり   ◎貴族がキレる「超越」   ◎異例の手紙が示す朝幕関係 第5章 「実証」と「推測」   ◎書き間違えこそ本物の証?   ◎鎌倉幕府の草創担った文官   ◎下文の数奇な運命   ◎あなたたちの「実証」とはつまらないものなんだな   ◎ガンプラ転売に思う「倫理」   ◎部下を「下げつつ上げた」頼朝 第6章 歴史研究者を悩ませる「自作自演」   ◎後醍醐天皇が部下になりきった?   ◎文書一枚が発想の転換の端緒に   ◎歴史研究者を悩ませる天皇直筆の「自作自演」   ◎忘却の大学者・平泉澄の「大発見」   ◎権力者の私宅=役所?   ◎一筋縄ではいかない事情
  • 「お金」で読む日本史
    3.0
    歴史の新たな一面を知る――あの偉業も、あの事件も、裏には「お金」があった!日本史にまつわるお金事情を繙く番組「この歴史、おいくら?」の調査データをもとに、新規情報をふんだんに盛り込んで書かれたのが本書である。具体的には、北条政子が買った夢の価格、武田信玄が払った山本勘助のスカウト料、浅野内匠頭と吉良上野介の経済力比較、激安だった徳川吉宗の朝食、勝海舟の曽祖父が購入した旗本株の価格、西南戦争の経済的意義など。現在のお金に換算することで、当時の状況が生々しく迫ってくる。楽しみながら、歴史の新たな一面を知ることができる意欲作。
  • 東大教授がおしえる さらに!やばい日本史
    3.9
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歴史がきっと好きになる! シリーズ55万部の『やばい日本史』シリーズ第3弾! 「すごい」ばかりの人はいない。「やばい」もあるから、おもしろい! アイドルと結婚してはしゃぐ中臣鎌足、言い寄る男を凍死させる小野小町、妻が信長をボコる明智光秀、おしっこを飲んで危機を逃れるジョン万次郎、うんこをすると見せかけ脱走する木戸孝允、アメリカで奴隷にされる高橋是清……など、日本史の偉人37人のエピソード。
  • 変わる日本史の通説と教科書
    3.6
    昭和、平成、令和と変わり、いまや親子で歴史の知識や認識も大きく異なることがしばしばです。かつて1万円札の顔だった「聖徳太子」の肖像は「聖徳太子と伝えられる肖像画」となり、その存在も議論を呼んでいます。鎌倉幕府の始まりの年号といえば、1192年で「いい国作ろう」と覚えましたが、現在では1185年で「いい箱作ろう」という語呂合わせに。新事実や研究の進展で変わる日本史の教科書。その経緯や事例の紹介を通じて、新しい通説がわかる一冊です。
  • 東大教授がおしえる やばい日本史
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人物を知れば、日本の歴史がざっくりわかる!聖徳太子、紫式部、織田信長、徳川家康、坂本竜馬……日本の歴史を作った「すごい」人は、同じくらい「やばい」人だった!歴史の「表」と「裏」がわかると、おもしろいほど流れがわかり、日本史が好きになる。
  • 古地図でわかる!大江戸 まちづくりの不思議と謎
    -
    意外と知らない「大江戸八百八町」の構造に迫る! 慶長8年(1603)、江戸に幕府を開いた徳川家康が江戸城を中心とした本格的な町づくりに着手した。以降、たび重なる「天下普請」によって都市インフラが整備され、「大江戸八百八町」と呼ばれる巨大都市が完成した。その当時の様子を知るよすがとなるのが、江戸時代に制作された古地図である。江戸の街はどのような都市計画によって築かれたのか、人々はどのような生活を営んでいたのか。古地図をもとにして、江戸の町づくりを解説する。 ■古地図でたどる大江戸四〇〇年の街づくり 将軍とその家族が住んだ江戸城、内部はいったいどうなっていた? すべての道は日本橋に通ず! 五街道を掌握して全国を統轄した幕府  徳川幕府の威光を示す? 日本橋に仕掛けられた巧妙なカラクリ  明暦の大火で焼失した天守はなぜ再建されなかった? 世界最大級の都市・江戸、その大半を占めていたのは武家屋敷! 大江戸のメインストリートが不自然に屈曲しているワケ ■古地図でわかるお江戸のしくみとルール 江戸近郊に置かれた宿場町は江戸っ子の遊興の場でもあった!  江戸時代の牢屋敷はお金次第で待遇が変わった!?  江戸のお金は金・銀・銭の三貨制、金座と銀座が江戸経済の中心を担う 街道沿いに刑場が置かれたのは犯罪を事前に防ぐため!  ■古地図で読み解く江戸の暮らし~武士編~ 武家政権のトップとして日本を治めた将軍はどんな生活を送っていた?  将軍の正室が暮らした大奥にはどんな部屋があった?  百万都市の治安を守った町奉行所、しかし勤務実態はかなりブラック!?  幕府の年貢米が収納された浅草御蔵前で巨万の富を築いた札差って何者? ■古地図で読み解く江戸の暮らし~町人編~ 城下町づくりに貢献した御用職人と御用商人  火事と喧嘩は江戸の華! 花形の職業となった町火消 貧民のために設置された無料の病院、しかしその内部は腐敗していた? 江戸の不夜城・新吉原遊廓は「城郭」のような構造をしていた?  「富士塚」に登れば功徳が得られる! 江戸市中に築かれたミニ富士山
  • 愛憎の日本史
    3.0
    大河ドラマ『光る君へ』が100倍面白くなる! 史実の裏側に隠されたドロドロの人間模様 情愛、嫉妬、寵愛、慕情…… 歴史を動かしたのは、男女の「欲」! ・天智天皇と弟の天武天皇は、ディープな「三角関係」だった!? ・『源氏物語』の紫式部や『枕草子』の清少納言の役割は恋愛の演出家 ・五十代の平清盛と十八歳の祇王の関係が「愛人」でなく「恋人」だったワケ ・なぜ源頼朝は北条政子を深く愛したのか ・織田信長は女性に対して愛情が薄かった? ・無類のお姫様好きだった豊臣秀吉 ・浜松時代の徳川家康に性欲がなかった可能性 【目次】 第1章 天皇家の「愛」と「憎しみ」 第2章 『源氏物語』の時代は恋愛至上主義 第3章 源頼朝が政子を大切にしたのはなぜか 第4章 戦国時代の英雄と剛毅な妻たち 第5章 「三英傑」の知られざる女性観
  • 「違和感」の日本史
    3.7
    1巻968円 (税込)
    中世から近代までの通説に 「そんなバカな! 」 人気歴史学者が“威勢のいい学説”を疑う ●江戸期の鎖国は噓? ●秀忠が天皇に激怒? ●信長は英雄ではない? 島国であることが歴史の形成に大きな影響を与えた。 だからこそ、外交を考えることがとりわけ重要になります。 ぼくが「江戸時代の日本は鎖国していなかった」とする 最近の近世史の解釈に執拗に疑いをもち、 批判せざるを得ない理由がそこにあるのです。(本書より) 歴史は疑問に満ちている 〈主な内容〉 第1章 江戸時代に鎖国はなかったのか 第2章 2代将軍が天皇に激怒の「違和感」 第3章 信長の「天下」とは京都周辺だけか 第4章 なぜ西郷どんは大隈重信を嫌うのか 第5章 「男と女」の立ち位置の行方 第6章 天皇をめぐる歴史の謎 第7章 夏目漱石のワケありな門人たち 第8章 人物を語らない歴史研究でいいのか
  • 日本史ひと模様
    3.5
    日本史研究者としてジャーナリズムの世界でも多面的に活躍している本郷和人・東大史料編纂所教授が令和改元をはさんだ1年余り、日経新聞日曜版に連載していた歴史エッセイ「日本史ひと模様」を一気読み!  連載の性格から時々刻々と移り変わる世相を枕に、歴史上の人物のタテマエを考察した連載は、本郷節とも言える自在な筆捌き、わかりやすい語り口ともあいまって、広範な読者を魅了したが、本書では一気読みによって、今も昔も変わらぬ日本人の思考・行動パターンが浮かび上がってくるのが最大の魅力と言えよう。 取り上げる人物は専門である日本中世史から平氏、源氏、北条氏周辺の人物、そして戦国大名、明治の元勲まで時代的に多岐にわたる。「地位は権力を約束しない」「古文書や古記録が言及しない史実はある」「日記はウソをつく」「鎌倉時代に幕府という言葉はなかった」「秀吉の天下統一まで日本という言葉はなかった」「源氏と平氏は昔からのライバルではなかった」等々の日本史上の「タテマエ」の裏に隠された「ホンネ」をユニークな切り口で一刀両断、「実はこの事件にはこういう意味があった」「今も昔も日本人はこういう時にこう行動する」などと大胆不敵に解説していく59編。時代的にも身分的にも一見結びつかないような人物の意外な連関性を明らかにして刺激的であり、本郷氏の膨大な著作群、ひいては日本史を学び直すための最良の道しるべともなっている。
  • 空白の日本史
    3.7
    その時、実際には何があったのか? 歴史の「穴」を検証する! 建前ではなく、本質がスッキリわかる! ・日本の天皇は、なぜ「キング」ではなく「エンペラー」なのか・実は3セットある「三種の神器」の矛盾点・「神仏分離」の誤認が「廃仏毀釈」へと発展・なぜ、鎌倉時代に貨幣経済が日本で発達したのか・「崇」「徳」……無念な最期を遂げた天皇に贈られた名前・日本で軍事史の研究がタブー視されている理由・「承久の乱の幕府軍は十九万人」が誤りである歴史人口学的な理由・『吾妻鏡』に記されなかった源頼朝と上総介広常の死・「色好み」として知られた和泉式部の奔放な恋愛模様・資料がウソをつくことはあるのか―― 千利休がお金の無心!?・なぜ光圀は、徳川家でありながら「勤皇思想」に傾いたのか…
  • 怪しい戦国史
    3.8
    1巻968円 (税込)
    専門バカを疑え! 軍事忌避は戦国史研究にもある 東京大学史料編纂所 本郷教授が定説を疑いまくる ●信長の兵力 ●秀吉の行軍力 ●信玄の城攻め ●謙信の用兵 ●家康の「遺産」 ●大名たちの忖度 【主な内容】 合戦史の「定説」は本当か――はじめに 第1章 戦いを決する「兵力」の謎 第2章 秀吉の天下取りと「行軍力」 第3章 武将が「城を攻める」意外な理由 第4章 関ケ原と大坂の陣にみる「大名」の実像 第5章 信長・信玄たちの古戦場で見えること 第6章 家康の隠れた「遺産」 第7章 三成はなぜ「忖度」できなかったか 《太平洋戦争に敗れた後、日本史という学問は大きく変わりました。……日本の国をリードしてきた将軍権力を構成する要素とは、大づかみには「軍事と政治」です。でも大学の歴史教育において、各時代の政治のありようを教えてくれる講義はあまたあっても、軍事を科学的に検討するような授業は見ない。社会への発信もほとんどない。だからへんな理解がまかり通ることもある。》(「はじめに」より) 歴史は疑うから面白い
  • 東大流 「元号」でつかむ日本史
    -
    元号が変わるとき、歴史は動く――古来より様々な思惑が錯綜してきた改元の裏側。その一つ一つに濃密なドラマがあった!時代を映す「元号」を手がかりに、東大教授が新たに紐解く日本史。
  • 戦国武将の選択
    3.7
    いま決めなければ生き残れない! 信長、秀吉、家康、元就、光秀……。彼らはそのとき、何を考えていたのか やわらかな語り口で最新研究を紹介しながら、 通説にも疑問符! 歴史家による実情の読み解きで、 真実の日本史が見えてくる。 《過去に生きる人の意識をつかまえるのはきわめて難しい。(中略)あるときはぼくたちの常識がじゃまになる。でもあるときは常識を活用して史料の読解に当たらねばならない。そうした矛盾を止揚しながら考えを進めていく。要はバランス。バランスが大事なのです。》 (「まえがき」より) 東京大学史料編纂所の教授を務める著者が自らセレクト、解説を施した戦国武将たちの肖像画など、画像64枚を一挙収録。 【主な内容】 まえがき 史料とのつきあいはバランスが大事 第1章 あの兵力差で信長は本当に桶狭間を戦ったか 第2章 「天下統一」という新概念はどう生まれたか 第3章 部下・光秀が「本能寺」を決めた出来事 第4章 「戦国最強の武将」は誰か 第5章 武将たちが残した人生哲学 第6章 執権北条氏、粛清政治の手法――戦国前夜(1) 第7章 「大義名分」がない中世武士の感覚――戦国前夜(2) 第8章 利休は強欲だから秀吉に殺されたのか 第9章 「利休七哲」と徳川大奥 第10章 武将の名から人間関係が見える 第11章 家康と「信康切腹」と「長篠」
  • 上皇の日本史
    4.0
    外国では、退位した王・皇帝に特別な呼称はない。それは、王・皇帝という地位に権威・権力が付随し、いったん退位すれば、その権威・権力はすべて次の王・皇帝に引き継がれるからである。ところが日本では、退位した天皇は「上皇」と呼ばれ、ときに政治の実権を掌握してきた。上皇による政治=「院政」という言葉は、引退しても権力を手放さない実力者のあり方を指す表現にもなっている。では「上皇」とは、どのような存在だったのか? 200年ぶりの天皇譲位を前に、上皇の歴史を辿り、現代における天皇・皇室、そして日本と日本人を考えるための視座を提示する。
  • 流れをつかむ日本史
    4.0
    時代が動くには理由がある。その転換点を押さえ、大きな流れの中で歴史を捉えることで、歴史の本質をつかむことができる--。  日本列島に人類が住むようになった遥か三万数千年前の原始・古代時代から現代まで、各時代の特徴と、時代が推移した要因を解説。  なぜそれが起きたのか、その時代に生きた人たちがどのように考えていたのか、史実の間の因果関係を丁寧に紐解いた、第一線の歴史家による最新日本通史! ■日本人はどこから来た? ■縄文時代と弥生時代はどこが違うか? ■邪馬台国はヤマト政権の源流か? ■奈良時代はなぜ政争が多いのか? ■院政はなぜ始まったのか? ■鎌倉幕府滅亡の最大の原因は? ■慶喜は、なぜ大政奉還を決意したのか? ■大正デモクラシーがなぜ戦争の時代につながったのか? ■アメリカ映画「パールハーバー」のウソとは? ■なぜ無謀にも、戦艦大和は沖縄へ向かったのか? など [もくじ] 序 章 日本史の流れ 第一部 原始・古代 第二部 中世 第三部 近世 第四部 近代 終 章 現代の日本と世界
  • 東大教授の「忠臣蔵」講義
    3.8
    「大石は遊廓を総揚げしていない」「討ち入りのとき、赤穂浪士たちは太鼓を持っていなかった」「吉良は浅野の美しい奥方に横恋慕してはいなかった」――。  時代劇や小説に埋もれた真実を、テレビでおなじみの山本先生が、根拠となる史料を丁寧に引きながら、ライブ講義形式で解説。事件の発端から切腹までの流れを、その背景や当時の常識、史料に残された証言、浪士たちが遺した手紙、間取り図や地図なども多数紹介しながらひもといていく。史料によって伝えることが大きく違う赤穂事件。その最も真実に近い姿を浮き彫りにする待望の一冊。 あなたの「忠臣蔵」観が大きく変わる決定版! 索引付き。 [紹介している図版例] ・江戸城、「松之大廊下」あたりの間取り図 ・浅野内匠頭が切腹した田村邸間取り図 ・大石内蔵助が渡した割符金 ・赤穂浪士の江戸潜伏先一覧 ・吉良邸と美作屋善兵衛の店があったところの当時と現在の地図 ・箱根から日本橋石町までのルート ・討ち入り時の吉良邸屋敷図 ・討ち入り時の赤穂浪士の配置と武器一覧 ・細川邸での切腹絵図を再現 ・当時と現在の地図多数紹介   …ほか多数。 [もくじ] 第1章 刃傷松の廊下 ~ドラマはここからはじまった 第2章 赤穂城開城 ~揺れる赤穂藩 第3章 江戸急進派と大石内蔵助 ~討ち入りか、浅野家再興か 第4章 御家再興運動の挫折 ~脱盟していく同志たち 第5章 討ち入り前夜 ~時は至れり 第6章 吉良邸討ち入り ~決戦の時 第7章 赤穂四十六士の切腹 ~その後の赤穂浪士たち 終 章 泉岳寺墓所にて
  • なぜ幸村は家康より日本人に愛されるのか
    3.5
    1615年大坂の陣で、何が滅び、何が始まったのか? 敗者と勝者が、戦いのない日本を作った! TVでも人気、注目の本郷史観でNHK『真田丸』を読み解く。 2016年NHK大河ドラマ『真田丸』の主人公としても話題の、戦国時代を代表する武将・真田幸村。 なぜ幸村は、時代を超えて日本人の心をとらえて放さないのか。 東京大学史料編纂所教授で、数々の戦国武将に関する著書を記し、大河ドラマで時代考証も務めた本郷和人氏による、「幸村のかっこよさ」を考えるオリジナリティ溢れる一冊。
  • 江戸の組織人 現代企業も官僚機構も、すべて徳川幕府から始まった!
    4.0
    武士も巨大機構の歯車の一つに過ぎなかった。幕府の組織は現代官僚制にも匹敵する高度に発達したものだった。「家格」「上司」「抜擢」「出向」「経費」「利権」「賄賂」「機密」「治安」「告発」「いじめ」から歴史を読み解く、現代人必読の書。
  • 北条氏の時代
    4.1
    「大河」ファン必携の北条全史 鎌倉幕府百五十年の歴史をつくった謎の一族、北条氏。名もなき一介の武士の一族が、なぜ政権を奪取し日本を動かし続け、最後は族滅したのか。時政、義時、泰時……、歴代の北条家当主のリーダーシップから読み解く鎌倉通史の決定版。 ――北条家のリーダーたちに学べ 第一章 北条時政 敵を作らない陰謀術 第二章 北条義時 「世論」を味方に朝廷を破る 第三章 北条泰時 「先進」京都に学んだ式目制定 第四章 北条時頼 民を視野に入れた統治力 第五章 北条時宗、貞時 強すぎた世襲権力の弊害 第六章 北条高時 得宗一人勝ち体制が滅びた理由
  • 「将軍」の日本史
    5.0
    幕府のトップとして武士を率いる「将軍」。源頼朝や徳川家康のように権威・権力を兼ね備え、強力なリーダーシップを発揮した大物だけではない。この国には、くじ引きで選ばれた将軍、子どもが50人いた「オットセイ将軍」、何もしなかったひ弱な将軍もいたのだ。そもそも将軍は誰が決めるのか、何をするのか。おなじみ本郷教授が、時代ごとに区分けされがちなアカデミズムの壁を乗り越えて日本の権力構造の謎に挑む、オドロキの将軍論。
  • 最期の日本史
    4.3
    知られざる「死」の歴史を紐解く! 首切り、切腹、怨霊…なぜ日本には独特の「死に方」が生まれたのか? ●憎き敵に、生首を踏ませて辱めた源義家 ●処刑された首はどこへ行く? ●刀を呑み込む今井四郎、集団自殺の加茂一族……壮絶な武士の死に方 ●なぜ、ペストは日本にやってこなかったのか? ●庶民の遺体があっても、悲しまない? 『明月記』に見る貴族の感覚 ●政治闘争に敗れて左遷され、怨霊となった菅原道真 ●悲惨な死に方をした天皇たちの名前にまつわる不思議 ●日本でも万能薬として売られていたミイラ ●当時と現代における、大きな「死」への価値観の違い
  • 「合戦」の日本史 城攻め、奇襲、兵站、陣形のリアル
    3.8
    戦後、日本の歴史学においては、合戦=軍事の研究が一種のタブーとされてきました。 このため、織田信長の桶狭間の奇襲戦法や、源義経の一ノ谷の戦いにおける鵯越の逆落としなども「盛って」語られてはいますが、学問的に価値のある資料から解き明かされたことはありません。城攻め、奇襲、兵站、陣形……。歴史ファンたちが大好きなテーマですが、本当のところはどうだったのでしょうか。本書ではこうした合戦のリアルに迫ります。 ■第一章 合戦の真実 ■第二章 戦術――ドラマのような「戦術」「戦法」はありえたか ■第三章 城――城攻め・籠城・補給・築城 ■第四章 勝敗――勝利に必要な要素とは ◎内容例 本当に軍師は存在したのか? 川中島の戦いの勝者を考えるポイントは? 奇襲は有効だったのか? なぜ城攻めをするのか? 各城にどのくらいの兵力を置くか? お粗末すぎる日本の城壁 合戦のコストを考える 大将の討死は実は少ない 関ケ原の戦いと指揮系統 ほか……
  • 「失敗」の日本史
    3.7
    出版業界で続く「日本史」ブーム。書籍も数多く刊行され、今や書店の一角を占めるまでに。そのブームのきっかけの一つが、東京大学史料編纂所・本郷和人先生が手掛けた著書の数々なのは間違いない。今回その本郷先生が「日本史×失敗」をテーマにした新刊を刊行! 元寇の原因は完全に鎌倉幕府側にあった? 生涯のライバル謙信、信玄共に跡取り問題でしくじったのはなぜ? 光秀重用は信長の失敗だったと言える? あの時、氏康が秀吉に頭を下げられていたならば? 日本史を彩る英雄たちの「失敗」を検証しつつ、そこからの学び、もしくは「もし成功していたら」という“if”を展開。失敗の中にこそ、豊かな“学び”はある!
  • 天皇125代と日本の歴史
    4.7
    天皇の退位を巡る議論が有識者会議で行われ、天皇の地位や権限、譲位や後継者について国民の関心が集まっている。本書は、神武天皇から今上天皇まで日本の天皇125代を振り返る、東京大学史料編纂所の名物教授による画期的天皇史である。天皇を知れば、日本史がわかる。国家が見える。生前退位を知るためにも今、押さえておきたい一冊。
  • 東京今昔江戸散歩
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 江戸に生きた人々や大名が愛した庭園など江戸の面影を味わう! 自らの命を懸けて囚人たちを救った石出帯刀、悪役として描かれることが多い柳沢吉保の意外な素顔と六義園、町人のために橋をかけた将軍綱吉、鬼平こと長谷川平蔵発案の石川島人足寄場、将軍の御庭・浜離宮恩賜庭園、東京ミッドタウンの裏によみがえった江戸で評判の名園「清水亭」、悲しい記憶の残る元吉原・新吉原……。東京に今も残る江戸の面影を、江戸・日本近世史の第一人者が、アクセス情報と写真、当時の切絵図とともに、知る人ぞ知る穴場も多数紹介!

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  • 学校で教えない 日本史人物ホントの評価
    -
    映画やドラマ、漫画に登場する日本史の人物たち。その姿はスーパースターだったり偉人だったりするが、史実を細かくひも解いたら実はそれほど活躍していなかったり、むしろ評判が芳しくなかったりする人物も。反対に、暴君や無能のレッテルを貼られているイメージの人物が、別の角度から見ると実は高評価されていたりすることも。 そんな人物の実像を改めて見つめ直せば、教科書にない“日本史”が見えてくる! ■目次例 <PARRT1>大河ドラマの主人公「明智光秀」 その真の人物像 ・織田信長と似たもの同士だった!? 明智光秀の立身出世 ・本能寺の変の新解釈! 史料の発見で脚光を浴びる「四国説」 ・丹波領主として善政を敷いた!? 地元では今も称えられる光秀 <PARRT2>有名なのに、一般的な評価に疑問が残る人物 ・斎藤道三の下克上は親子2代で成し遂げられた!? ・“義将”こと上杉謙信は私利私欲と無縁ではなかった!? ・速やかに新時代へ移行させた? 徳川慶喜の“敵前逃亡” ・坂本龍馬は「維新回天」の立役者ではなかった!? <PARRT3>世間のイメージとは、別の一面を持つ人物 ・恐れられるほどの人格でも、足利義政は有能な政治家だった!? ・領国を失った今川氏真は、内政に熱心で文武両道だった!? ・老人を集団暴行!? 巌流島の決闘での宮本武蔵が取った行動 ・評価が悪いのは政敵のせい? 経済改革を断行した田沼意次 <PARRT4>トップとはタイプが異なる、No.2の人物 ・親子同然の絆で結ばれた? 細川頼之と足利義満 ・東大寺の放火は冤罪? “梟雄”松永久秀の真実 ・“米”にたとえられた? 万能の武将・丹羽長秀 ・謀反人でありながら、家康に“友”と呼ばれた本多正信 <PARRT5>いまひとつ知名度は高くないが、重要な人物 ・織田信長の政策を先取り! 畿内を制覇した三好長慶 ・大坂の陣のもう1人の主役! 毛利勝永が見せた武勇 ・工業立国・日本の原点? 小栗忠順が残した横須賀造船所 ・坂本龍馬ではない! 「薩長同盟」の真の立役者・小松帯刀 <PARRT6>全国ではイマイチでも、地方では知名度抜群の人物 ・関連の地は100カ以上! 北海道に残る松浦武四郎の足跡 ・海なし県が生んだ海軍の先駆者 先見の明にあふれた赤松小三郎
  • 大名の『お引っ越し』は一大事!? 江戸300藩「改易・転封」の不思議と謎
    -
    『引っ越し大名』松平直矩より スゴイ転封があった!? 改易=「取り潰し」と転封=「引っ越し」の面白事情に迫る! 江戸時代にたびたび起こった、「改易」(取り潰し)や「転封」(引っ越し)。御家騒動や刃傷沙汰、世継断絶から、職務の怠慢に色恋沙汰に酒席の狼藉に至るまで、その理由は多岐にわたる。大名や家臣たちはその都度、多大な苦労を強いられ、特に転封では長距離の移動、負担する費用など、負担もただ事ではなかった。 彼らがなぜ取り潰されたか、転封を命じられたか、そしてその後どうなったか。これらをひもとくことで、江戸期の政策や各地の国づくりが浮き上がってくる! ■だれがどう決めていた?改易・転封のしくみ 御家騒動から、発狂、跡継ぎ不在、陰謀まで改易と転封のさまざまな理由 生涯で7回の転封!「引っ越し大名」松平直矩の苦労 引っ越し費用は大名が全額負担! おかげで財政が逼迫する藩続出 転封前後でもっとも石高に差がついたのは、関ケ原の戦いで敗れた上杉景勝 もっとも遠い藩へ転封されたのは、磐城平藩から延岡藩への移動、その距離は? ■勢力図の一大書き換えとなった!関ケ原の戦いによる改易・転封 関ケ原西軍の主力たちの末路 敗戦で解体された大名たち 東軍勝利の立役者となるも改易された小早川秀秋 あわや改易の危機! 激動の御家騒動 主君の謀反をわざと訴え改易回避 ■徳川幕府には逆らえない!江戸期の改易・転封 世嗣断絶、乱心、幕法違反……。江戸期の改易・転封の理由はさまざま 幕府もあきらめて匙を投げた! お家騒動で改易された最上義俊 万策を打つも子どもができずに御家断絶となってしまった蒲生忠知 詐欺にあい改易された有馬晴信が、切腹できなかったワケ ■意外と多かった!幕末?明治の改易・転封 歴史上、最後の改易は幕府でなく新政府に命じられていた! 明治維新後、徳川家の都合でこぞって房総半島に移された静岡の藩主たち 新政府にたてつくも西郷隆盛の意向で減封だけですんだ庄内藩 ■自業自得すぎる……!ざんねんな改易・転封 密貿易がバレて切腹、御家断絶となった竹中重義 ただ寒ブリが食べたかっただけなのに! 追い詰められて鉄砲自殺した稲葉紀通 高級遊女を身請けして贅沢に遊び放題。隠居・転封させられた榊原政岑
  • ふぅ~ん、真田丸
    完結
    -
    2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』が100倍楽しくなる歴史ビジュアルムックです! また、東京大学史料編纂所の本郷和人教授のインタビューを交え、“謎多き武将”真田幸村の素顔に迫ります。家康を追い詰めた鮮烈な戦いぶりによって、“日本一(ひのもといち)”と称賛される「真田幸村(信繁)」。ところが、その生涯は謎に包まれている。本書は、「真田家のルーツ」から、「戦術」「築城術」「人間関係」「伝説」まで、あらゆる角度から、不世出の名将とその一族の“実像”に迫る一冊!
  • まんが人物伝 織田信長
    -
    うつけ(ばか者)とよばれた少年・信長は、わくにはまらない革新的な考えの持ち主だった。桶狭間の戦いや長篠の戦いなど、新しい戦法で混乱の戦国時代にめきめきと頭角を現していく。はたして信長は天下統一することはできるのか…!? ■『織田信長』監修 山本博文先生のポイント紹介 尾張(愛知県)・美濃(岐阜県)を支配下に入れた織田信長は、足利義昭を奉じて京都に上り、周囲の戦国大名を打ち破り、義昭も追放してほぼ天下を手中にします。その生涯は戦いの連続で、今回の人物伝では、駿河の今川義元を討った桶狭間の戦い、鉄砲を有効に使って武田勝頼を撃退した長篠の戦いなど、信長の多くの戦いを、確かな史料で再現しています。なぜ信長が強かったのかを考えながら読んでください。 ■目次 第1章 大うつけとよばれた男 第2章 「天下布武」のはじまり 第3章 信長包囲網 第4章 宿敵・武田との戦い 第5章 本能寺の変
  • 徳川家康という人
    3.9
    徳川家康とはどんな人物か? その生きざま、家臣団、軍事、政治・経済、外交、文化への関心……重要ポイントを徹底解説。頼朝、信長、秀吉とはまったく異なるリーダー像が浮かび上がる。
  • 歴史学者という病
    4.1
    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■     ぜんぶ、言っちゃうね。   このままでは日本の歴史学は崩壊する!? 歴史を愛する人気学者の半生記にして反省の記――。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 歴史学は奥も闇も深い ●「物語の歴史」と「科学の歴史」の大きな違い ●時代が変われば歴史も変わる怖さ ●実証と単純実証は断じて違う ●皇国史観VS.実証主義の死闘 ●教育者の一流≠研究者の一流 ●修業時代とブラック寺院 ●私は認められたかった ●「博士号」の激しすぎるインフレ ●「古代+京都」至上主義の嫌な感じ ●「生徒が考える」歴史教科書はNGだった ●歴史学衰退の主犯は大学受験 ●私を批判する若い研究者たちへ ●唯物史観を超えるヒント ●網野史学にも検証が必要だ ●民衆からユートピアは生まれるか ●「日本史のIT化」は学問なのか ●次なる目標はヒストリカル・コミュニケーター 本書のテーマは「歴史学者」、つまり歴史を研究するということの意味について考えること――だ。(中略)聞きようによっては、同僚や他の研究者の批判に聞こえてしまうようなところもあるかもしれないが、もちろん個人攻撃や人格攻撃などの意図はまったくない。あくまで学問的な批判だと考えていただければよい。ここまで心中を正直に吐露したのは本書が初めてであろう。  幼年時代の私は、偉人伝などをはじめとする「物語」としての歴史にハマった。だが、本格的な歴史研究者を志すために大学に入ると、そこには「物語」などではない、「科学」という、まったく新しい様相の歴史が待ち構えていた。  学生時代の私は、史料をひたすら読み込む「実証」という帰納的な歴史に魅了された。その一方で、いくつかの史実をつなげて仮説を組み立てようとする演繹的な歴史のもつ面白さにハマった時期もあった。だが、実証を好む人々からは「仮説」というものは徹底して異端視され、しばしば私も批判されることになった。 さらに学びを深めるうちに、歴史学、歴史というものは決して悠久でも万古不易でもなく、それどころか、むしろその時代のもつ雰囲気や世論、世界の流れなどによって、簡単に姿を変えてしまう、ある意味恐ろしいものなのだという現実も知った。また、受験科目としての安直きわまりない「歴史」が、数多くの歴史嫌いを大量生産し、結果的に歴史という学問の著しい衰退を招いてしまっている事実にも言及したい。  こうした機微な話は歴史の授業や歴史学の講義ではなかなか話題にならない。(「はじめに」を一部改稿)
  • 日本史の論点
    3.0
    【「承久の乱」をめぐる新説】【北条時宗は「救国」の英雄か】【鎌倉幕府を倒したのは、後醍醐天皇か】 【足利義満は天皇になろうとしたのか】【鎖国はなかった説】…… ――あなたはその説に納得できるか? 日本史の「定説」を疑う! 歴史の上っ面ではなく、深層を理解できる! 【目次】 第1章「権門体制論」と「東国国家論」 第2章「鎌倉幕府の成立年次を」探る 第3章「承久の乱」をめぐる新説 第4章 北条時宗は「救国」の英雄か 第5章「永仁の徳政令」の裏側 第6章 鎌倉幕府を倒したのは、後醍醐天皇か 第7章 足利義満は天皇になろうとしたのか 第8章「くじ引き将軍」足利義教と神仏の存在 第9章「応仁の乱」の本質 第10章 織田信長の「天下布武」が意味すること 第11章「異なる江戸幕府成立年」の定義 第12章「鎖国はなかった説」の盲点 第13章 幕藩体制における「天皇の権威」
  • 日本史の法則
    3.4
    日本は一つ、ではない。歴史も一つ、ではない。日本の歴史は、ぬるい……この国の歴史はこういうふうに動いてきた! 研究生活40年を経て辿り着いた6つの法則とは? 本郷日本史の集大成
  • 日本史のミカタ
    3.7
    日本には三つの国があった、武士を動かす「おねえさん力」、日本最初の絶対王政・室町幕府、寺は租税回避地、明治維新の陰のスポンサー……などなど、これまでの常識を覆し、日本史の新たな見方を提供する本格対談。京都史観の井上教授と関東史観の本郷教授がユーモアを交えながら時に対立、時に協調。ヘトヘトになるまで語り尽くした。語り口はやわらかく、おもしろいけれどかなり深いところまで掘り下げる。歴史ファンにはたまらない!
  • 乱と変の日本史
    4.8
    中世を中心に、日本史の転換点、あるいは転換点を引き寄せる要因となった10以上の乱と変を読み解いたのが、本書である。背景、構図、経過、結果を明らかにし、当時の状況、人々が求めたものを考察する。個々の事例を掘り下げ、つなげることで、歴史を貫くものが見えてくる。この国では誰がどのような時に勝利し、敗れる者は何ゆえ敗れるのか。700年にわたる武士の時代を概観、日本および日本人の本質に迫る。
  • 考える日本史
    4.1
    教科書や通史は退屈だという人へ。東京大学史料編纂所教授が教える、新しい歴史の愉しみ方。たった漢字一字から歴史の森に分け入る、新感覚・日本史講義。日本史はまだまだ奥深い。
  • 武士の人事
    4.0
    長谷川平蔵は「人物は宜しからず」――。天明七年、八代将軍吉宗の孫・松平定信が老中首座に任じられた。賄賂の田沼時代からの脱却を目指した寛政の権力者・定信が集めさせた、江戸役人たちの発言や噂話。出世欲、保身、家庭の悩み――当時の役人の生態が赤裸々に書き留められた希有な記録『よしの冊子』を読む。 [もくじ] 第一章 政権交代─松平定信と田沼意次 第二章 老中たちの評判 第三章 幕閣大名の生態 第四章 町奉行の勤務ぶり 第五章 勘定奉行と勘定所役人 第六章 江戸の機動隊、火付盗賊改 終 章 松平定信の退場 付表・諸役職就任者  [紹介している人物] 吉宗の血をひく貴公子──松平定信   地に落ちた権力者──田沼意次   賄賂で老中になった名門大名──阿部正倫 温厚、何の害もこれ無く──松平康福   心得違いを反省──水野忠友   真っ先に登用された若手の俊秀──松平信明 側用人から老中格へ──本多忠籌   次代を担う若年寄──堀田正敦   刀を忘れて自ら謹慎──京極高久 将来を嘱望された寺社奉行──脇坂安董   出世を厭う坊ちゃん育ちの大名──井上正国   失言で左遷──曲淵景漸 町方から馬鹿にされた町奉行──柳生久通   天国から地獄へ──初鹿野信興   萎縮した金太郎侍──池田長惠 御三卿・清水家を改革──柘植正寔   型破りの豪傑──根岸鎮衛   御城が家より好き──柳生久通 人々が感服する能吏──久世広民   上をだます勘定吟味役──佐久間茂之   母のために昇進を厭う──堀帯刀 江戸町人に大人気──長谷川平蔵   定信との関係を自慢する自信家──松平左金吾   平蔵の毒気に当てられる──太田資同
  • 家光は、なぜ「鎖国」をしたのか
    3.0
    東アジア情勢、貿易摩擦、宗教問題、特異な為政者──徳川家光政権時に「鎖国」に至った道筋は、現在の状況によく似ている。世界的にも「内向き」傾向の今、その歴史の流れをつかむ。
  • 疫病の日本史
    4.0
    新型コロナウイルス対策では中国や欧米諸国のようなロックダウンも行わず、世界中から「ゆるい」と指摘されていた日本。にもかかわらず、結果的には感染者・死者の数も世界的に低い数字で抑えられ、その衛生文化について注目が集まっています。本書は「ペスト」など世界で流行した歴史上の感染症のうち、日本で大流行しなかった疫禍を取り上げ、それがなぜなのかということを探るとともに、日本で大流行した「結核」その他の疫病が、日本史上、どのような政変をもたらしたのかについてまとめた一冊です。
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント
    4.2
    『日本史のツボ』(文春新書)、『ヤバイ日本史』などで知られる人気歴史学者が、専門である鎌倉時代を舞台に、満を持して取り組んだ意欲作です。本郷さんは鎌倉時代の基本史料『現代語訳 吾妻鏡』の編者の一人でもあります。 誰もが日本史上の重要トピックとして覚えた経験はあるが、敗れた後鳥羽上皇が隠岐島に島流しにされたこと、北条政子の演説で鎌倉武士がひとつにまとまったことくらいで、実はよく知られていない「承久の乱」。 そもそも後鳥羽上皇はなぜ幕府に戦いを挑んだのか? 「錦の御旗」を敵に回して勝利したリーダー、北条義時はどんな人物だったのか? それを理解するには、後鳥羽上皇が歴代天皇のなかでも指折りの文武に長けたカリスマだったこと、そして頼朝以降の鎌倉幕府で繰り広げられた、血で血を洗う「仁義なき政争」を知る必要がある、と本郷さんは説きます。 さらにこの戦いは、朝廷と幕府の関係を決定的に変えました。以後、明治維新までのおよそ六百五十年間、武士が日本の政治を動かす時代となったのです。まさに承久の乱の起きた一二二一年こそ日本史の大きなターニングポイントといえます。 日本史ブームの中、第一人者による決定版の登場です。 主な内容 ・鎌倉幕府の正体は「頼朝とその仲間たち」 ・まったく異質だった武士の殺生観 ・上皇の絶大な経済力 ・北条氏よりも優遇された比企氏、平賀氏 ・なぜ源氏将軍は三代で絶えたのか? ・血で血を洗う闘争に勝ち残った北条義時 ・武士の切り崩しに成功した後鳥羽上皇 ・実朝暗殺の“仕掛け人”は? ・戦いの本質は「在地領主vs.朝廷支配」だった
  • 日本史のツボ
    4.0
    日本史は暗記科目じゃない! 天皇、土地、宗教、軍事、地域、女性、経済。七つのツボを押さえれば、日本史の流れが一気につかめる。 最もコンパクトな日本通史、登場。 大事なのは疑問を出す力、仮説を立てる力、そして常識の力。 人気歴史学者が面白くかつ明快に日本史を解説する。 「天下分け目の関ヶ原」は三度あった 律令制は「絵に描いた餅」 応仁の乱、本当の勝者は? 銭が滅ぼした鎌倉幕府 皇位継承 ヨコとタテの違い 川中島の戦い、真の勝者は武田信玄 貴族と武士の年収は一桁違う? などなど、目からウロコのトピックも満載
  • 鎌倉殿と13人の合議制
    3.6
    源頼朝亡き後、家督を継いだ頼家の代に導入された「13人の合議制」とは何だったのか。頼朝以前にさかのぼって鎌倉幕府の本質を明らかにしながら、北条時代への移行期の真相に迫る。
  • 日本史 自由自在
    3.8
    考えれば考えるほど日本史は奥深い。たった漢字ひと文字のお題から日本史の勘どころへ。教科書や通史は退屈だという人へ。東京大学史料編纂所教授が教える、新しい歴史の愉しみ方・第二弾。
  • 黒幕の日本史
    3.5
    黒幕を知れば日本社会がわかる この国をウラで動かした16人 黒幕を知れば、この国の組織原理が見えてくる! 歴史の陰に隠れた真実を東京大学史料編纂所教授が大胆推理! 北条政子 「尼将軍」の政治力 信西 世襲の壁に阻まれ「黒幕」になった天才  海住山長房 後鳥羽挙兵に反対した実務貴族 三宝院賢俊 「錦の御旗」を持ち帰った尊氏の密使 高山左近 家康の陰謀から前田家を救った「意外な黒幕」 伊奈忠次 家康から過小評価された民政家 ほか
  • 日本の歴史(1) 日本のはじまり 旧石器~縄文・弥生~古墳時代
    完結
    4.2
    東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! まんが本編は充実の201ページ、さらにカラー写真や記事も完全収録した電子書籍版。第1巻は「日本のはじまり 旧石器~縄文・弥生~古墳時代」。
  • 日本史を疑え
    4.0
    「定説」も「最新学説」も一から見直そう! 45のクエスチョンで日本史を総ざらい。 人事、経済、組織、リーダー、国際環境―― 古代から近世まで「時代を動かす力」がわかる! 【目次より】 日本史は何の役に立つのか 歴史用語を疑え 史実とは何か 史料の使い方、疑い方 流れを押さえる四つの視点 世襲のメリット実力のメリット 史料が少ない古代史を読み解くには ヤマト王権のフランチャイズ戦略 「日本」をつくった警戒レベルMAXの外圧 律令体制を税金問題として考えてみよう 朝廷は全国を支配できていたか 「面」の支配と「点」の支配  貴族の地方放置が武士を育てた 平将門の乱を再評価する 実はもろかった摂関政治 東国の武士たちはなぜ流人の頼朝を担いだのか? どうして源氏将軍が絶えたのに鎌倉幕府は続いたのか 元寇は本当は避けられた? 「銭」に負けた得宗専制 鎌倉幕府を倒したのは後醍醐天皇ではない 応仁の乱は尊氏派vs直義派の最終決戦だった 信長最大のライバルは一向宗だった 江戸時代 近代から見るか、中世から見るか 徳川幕府の名君と暗君 「鎖国はなかった」説を外圧理論で考える 江戸幕府を滅ぼした「働かないおじさん」問題 ほか
  • 壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか
    3.9
    古代最大の内戦・壬申の乱、室町幕府を確立させた中世の戦闘・青野ヶ原の戦い、近世最大の会戦・関ヶ原の戦い。三つの戦いはいずれも同じ地(不破=青野ヶ原=関ヶ原)で行なわれた。なぜ、この地だったのか? そして、その結果が歴史を大きく動かしたのはなぜなのか? この謎解きに、中世政治史を専門とする著者が挑む。歴史の醍醐味を味わえる、スリリングな1冊。
  • 「関ヶ原」の決算書(新潮新書)
    4.0
    金がなければ戦はできぬ! だが天下分け目の大いくさで、東西両軍で動いた金は総額いくらになるのか? 『「忠臣蔵」の決算書』に続き、日本史上の大転換点をお金の面から深掘り、知っているようで知らない「関ヶ原の合戦」の新常識を提示する。そもそも米一石は現代なら何円? 徳川家康は本当に儲かったのか? なぜ敗軍に属した島津家がおとがめなしで生き延びたのか? 史上最も有名な戦の新たな姿が浮かび上がる。
  • 日本史でたどるニッポン
    3.8
    日本という国はひとつの民族が、ひとつの言語を使い、ひとつの国家を形成して、長い長い歴史を持っていると習います。けれどそれは明治時代から戦前までの教育の名残です。では、どのように今の日本になったのか? 日本史を通して学びましょう。
  • 権力の日本史
    4.0
    誰が一番偉いのか? 何故みんなが従うのか?? なぜトップが責任をとらないのか??? この国を動かす権力のリアルに迫る! 将軍よりも執権よりも「家長」が強かった鎌倉幕府。上皇が複数い たら誰が一番偉いのか? 実力で抜擢すると貴族の人事は荒れる? 日本史の出世と人事をつぶさに見ると、そこには意外な法則が! 人気歴史学者が解き明かす「この国の権力のかたち」。 出世と人事は何で決まってきたのか? ・上皇、女性天皇を生んだ「権力抗争」 ・戦国大名の家柄をチェックすると ・「令和」がなぜいけないのか? ・貴族が悔しがる「超越」とは? ・僧侶の世界も家柄次第 ・父が強すぎる武家の論理 ・明治維新は特異な「実力主義」革命だった ほか ※この電子書籍は、2010年に文春新書から刊行された『天皇はなぜ万世一系なのか』を大幅増補し、再構成した新版を底本としています。「天皇と上皇どちらが偉いのか」「女性天皇を日本史から考える」「令和という年号への違和感」を新章として書き下ろしました。
  • 日本の歴史 別巻 よくわかる近現代史1 大正から激動の昭和へ
    完結
    4.5
    歴史学習の現場で年々重要度を増している近現代史に焦点を当て、第一次世界大戦から現代までを、全3巻でじっくりしっかり描く『日本の歴史 別巻 よくわかる近現代史』、第1巻「大正から激動の昭和へ」。 1914年に始まった第一次世界大戦は、大きな被害を出しながら4年余り続き、社会のあり方を変えました。この戦争の間に、ロシアでは社会主義革命が起き、ソビエト社会主義共和国連邦が成立します。 世界の変化を受け、日本でも自由や権利の拡大を求める社会運動が広がります。しかし、あいつぐ恐慌で経済が苦しくなるにつれ軍部の力が増し、日本はドイツやイタリアなどファシズム諸国に近づいていきます。 日本史と世界史がひとつの流れでスラスラ読める! 新学習指導要領(2020年度導入開始)の、高校必修科目「歴史総合」の先取りにも最適です!
  • 日本の歴史 別巻 歴史まるわかり図鑑
    3.0
    本書には、歴史の大きな流れをつかむことができるようにまとめた、角川まんが学習シリーズ『日本の歴史』全15巻のエッセンスがつまっています。 歴史を学ぶうえで最重要な事項を時代順に押さえていますので、歴史に触れる初めての1冊として最適です。 おもしろい兜や忍者の秘密道具、城の大きさを見比べられる「比べる歴史図鑑」。かっこいい武将のエピソードや変な死に方などの「なんでも!歴史ランキング」は、楽しく読み進めるうちに歴史への理解が深まります。 さらに、歴史上の重要人物42人を含む62人をイラストで紹介する「人物絵巻」や、日本と世界の歴史が一目でわかる「その時世界は? 比べる年表」、「全国ご当地史跡マップ」などの資料も大充実で、もっと歴史が好きになる1冊です。

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