
だんさゆりさんのレビュー一覧

レビュアー
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辻本さん最高
シリーズ4作目。今回はなんといっても辻本さん(還暦をすぎたいい男)が大活躍してくれてうれしい一冊だった。この人のしゃべり方(言葉遣い)とかふるまいはそんなに好きな感じでもないんだけど、なぜか愛嬌があって憎めなくて許したくなる。この辻本さんが弘に手を出すも、残念ながら未遂に終わってしまった。。。もちろん本作は弘と前原の恋愛話が主軸なのだから、未遂に終わってよいのだけれど、私は辻本さんになし崩しにされる弘が見たかった。。。今までのストーリーの流れや、弘の性格を考えたら、どんなことがあっても弘が辻本さんに流されてしまうはずはないのだけれど、やっぱりそんな弘を私は見たかった。そしてそのことで苦しむ前原
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まぶしい
シリーズ3作目。今回は渇水と台風の問題が工場を襲う。シリーズ3作目、前原と弘の物語を引き続き読めるのがうれしいことには変わりはないけれど、工場に降りかかる問題⇒それに一丸となって立ち向かう、の流れに私がちょっと慣れてしまったところがあったのと、弘が前原に対して、完全に恋人としての感情を自覚してしまって、くっつく前の、くっついたようなくっついてないような緊張感が好みの私としては、少し寂しい気持ちになったので★4に。
今回弘は、今まで自分にとって前原との関係があくまで仕事上での前原とのつながりを前提としていて、単純に恋愛感情に基づくものではなかったのに、ここにきて、同僚という関係では満足できなくな -
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爽快!最高!
シリーズ2作目。1作目もおもしろかったけど、2作目はさらにおもしろかった!ほんとよい!読み終わったあとのこの爽快感と昂奮をどこかにぶつけたい!ほんとよかった。 1作目同様前原と弘は仕事ばかり、残業、休日出勤は当たり前、そして工場に起こるトラブルを、工場一丸となって解決させるというストーリーがずっと展開されている、ある意味単純明快なストーリーなのに、すごく夢中になって読んだ。胸が熱い。よく意味のわからない専門用語のようなものがぽんぽん出てきて、本来であればもういいやってなりそうなのに、心躍るような展開のおかげで全然気にならなかった。 タイトルにもなっている慰安旅行の方のエピソードもエロがあってお
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おもしろかった
シリーズ1作目。仕事に一生懸命な攻めと受けの組み合わせが好きなので本作を読んでみようと思ったのだが、仕事メインの話すぎて、薬品の話なんか出てきたらエロ重視のわたしは読み飛ばしてしまうんではないかと読む前にはちょっと不安もあったけれど、結局は、ほぼほぼ仕事の話でしめられているのに、世の中の理系全般まるでわからない私でも、小難しく感じられた単語も読み飛ばすことなく強くひきこまれて読んでしまった。作品全体に、この社会がいろんな人の仕事で成り立ってるんだなという爽やかさみたいなものが充満してて読んでて気持ちよかったし、尊敬しあえる相手と一緒に仕事できる幸せみたいなものも感じられて、くされリーマンの自分
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攻めと攻めの攻防がよい
攻めと攻め(結局受けになるけど)の攻防、お互いゆずりあわない感じ、テンポのよいやり取り、細かいことは気にしない受け、というのはすごく好みでよかった。ただ神宮の性格というかキャラ設定みたいなものが、どうにも一定しないというか、この人がそんなこと言うかなとか、そんな行動に出るかなとか私には疑問に感じられる点があって、一馬が神宮を好きになったその理由を読者になんとか納得させるために、無理やり神宮が動かされているような感じがした。でも一馬が神宮に対し常に積極的で、どんなに喘ぎ声をあげようとも、自分の信念を見失うことなくなんとか神宮を押し倒そうとするその心構えはすごく好きだし、行為が終わってすっきりした
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やっぱりこの二人最高
シリーズ2作目。1作目に続きタッカーとエリオットがほんと最高。二人が同棲を始め、衝突をしつつもさらに愛は深まっていく。1作目同様ストーリーの主軸は事件解決にあり、ラブラブ甘々な展開というのはないけれど、それでも、二人の間の愛をはっきりと感じられるストーリー。あからさまで大げさな表現はなく、でもエリオットのちょっとした仕草や目線とか、タッカーとのさりげないやり取りの中に愛がにじみだしている。ほんといい。エロもいい、と書こうと思ったけど、なんかエロって言いたくなくなった、この二人はセッ○スという言葉のほうがしっくりくる感じがしてきた。セッ○スやキスなどのシーンはさほど多くはないけれど情感たっぷりと
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軽いノリがよかった
私の大好きなつきあって別れてからの再会もの。傲岸不遜で服脱ぎ散らかして足ふきマットをびしょびしょにするような最低なやつだけど、行動力があって有能で情に厚い有堂(攻め)と、そういう有堂を最悪だと思いつつ惚れた弱みで振り回されてるようで自分も有堂を振り回してる主人公英彦(受け)とのやり取りがテンポよく展開されて軽い感じで楽しめた。英彦は有堂に振り回されてはいるけど、負けてるわけでも弱いわけでもないし、彼自身いざというときは大胆な行動に出られるし、サラリーマン的なちょっとしたずるさもありつつ、いい人すぎないけど仕事に対して誠実っていう感じがよい。どんな小さな案件も手を抜かずに取り組むって大事。私はす
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エリオットとタッカーが最高
エリオットとタッカーがほんといい、よすぎる。シアトルって雨の多い街というアメリカのドラマからのイメージしかないけれど、シアトルあたりが舞台というのもなんかいい。FBI捜査官だった主人公エリオット(受け)は、事件で負傷し辞職、同僚で恋人のような関係にあったタッカーとはそのせいで別れてしまい、教職につくもタッカーとの日々を忘れられずもんもんとする。ほんとこの二人の関係性、やり取りが好きすぎる。忘れたいけど忘れられない恋の残像、熱、感触、自分が求めているものを本当はわかっているのに、その通りには簡単に動けない。考えたくないのに、ふとしたときに思い出してしまうタッカーの熱さ、大げさな表現はないのにエリ
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あたたく、そしてエロい
タイトルはちょっとギャグっぽく感じられたが内容はいたって真面目でハートフル、そしてエロはエロい。ゲイであることを周囲に隠し、幼馴染で親友である男への恋心も必死でかくし、なんとかレンコン農家としてがんばっていこうとしている主人公(受)の前に現れたちょっと強引なゲイの攻め。強引な攻めに受けがほだされ落とされる話が大好きなので、そういった意味でも楽しめたし、主人公が片思いしていた親友とか、主人公のお姉ちゃんもいい人で、全体的に愛にあふれたいいお話だった。エロもだしおしみなくエロくてよい。単行本書きおろしの短編も切なくかつエロもちゃんとあってよかった。
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音楽って最高
悠季の相変わらずのうじうじっぷりはやっぱりちょっと好きにはなれないけれど、合宿で、悠季が一人で演奏し始めたらみんなが次々に演奏に加わってきたエピソードはすごくよかった。ああいうなんでもない場面で、そこにいたメンバーで自然発生的に合奏が始まるの、最高に楽しいんだよねと、自分が吹奏楽部だったころを思い出した。読んでるだけで楽しい瞬間が思い出されてうきうきした。また、「音楽ってすばらしい、皆さんも一緒に楽しみましょう」という悠季の想いは、まさに音楽の醍醐味というか、このすばらしい世界を人とわかちあうことの喜び、音楽って最高だという気持ちにさせられ、自分も何かの楽団に入りたくなった。
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1部の中では2作目が一番好き
長いシリーズの中、第1部の中ではこの2作目が一番好き。圭が悠季への思いを爆発させまいと必死に苦しみ悶える様が何ともたまらないし、悠季はほだされつつもまだ完全に陥落してはおらず、圭と悠季が完全にくっつく前の微妙な緊張感と攻防戦が楽しめるのがこの1部2作目と思う。大昔に初めて読んだころは特に気にならなかったのだけれど、今読むと文章の表現というか、セリフ回しとかにちょっと芝居がかったくささみたいなものを感じたけれど、それでも今読んでもやっぱりおもしろい。悠季がうじうじうじうじうじうじずっとしてるのも、今40代になった自分が20代前半を振りかえってみたらうだうだくだらないことでずいぶん迷っていたことを
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読んでよかった
秀吉のうんこが、めぐりめぐって今の私たちの命につながっているというようなことを語っていた学者がいて、つまりうんこは土の中で分解され、やがて誰かの栄養となり生命は連鎖しているということなのだそうだ。本作を読んで、ふとこのエピソードを思い出してしまった。
「チ。」の中では様々な人物が、志半ばで死ぬ。思いを遂げられずに死んだりする。
しかし彼らの”思い”は、彼ら自身がそうと知ることはなくとも、何かしらの形で別の誰かに引き継がれ、つながっていく。
引き継いだ側の人間は、志なかばで死んだ人間のことなど知る由もない。時には受け継いだという意識すらない。
今自分が生きているこの世界はまさに、ずっ -
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2巻から読みました
1巻目読んでません。いきなり2巻目から読みました。が、すごくおもしろかったです!なぜ1巻を読んでいないかというと、1巻のレビューを見て、私にはちょっと合わなそうだなと思ったからです(痛いのとか無理やりとか苦手です)。でもひなこ先生の絵は好きだし、レビューを見ると2巻目は1巻目よりマイルド?になっているような気配があったので思い切って購入したところすごくよかったです。攻も受も両方あんまりいい人間じゃないのもよいです。どっちかすごく悪い奴で、どっちかは純情健気みたいなのは私は好きではないのですが、本作はどっちもどっちな感じなので、その点も私好みでした。そして相変わらず作者様の絵はきれいです。わかり
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おもしろかったです!
なんというか、ほかにも40代のおじさんが出てくるBLはありますが、登場人物たちがなぜか妙にあきらめてたり、枯れてたり(枯れていると自分で思ってたり)といった面が強調されている作品が多い感じがして、まあ下の世代からすれば、40代なんてそういう印象なんでしょうか。それとも40代の人自身、もしくはそれより上の世代でさえも40代をそういう風に見てるんでしょうか。自分も40代になってみて思うのは、もちろんいろいろあきらめてしまった部分も多々ありますが、40代はどうせそういう世代だとひとくくりに決めつけられるのはどうも納得がいかないということです。結局何が言いたいかというと、この作品は、そういう他作品で変
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