amieさんのレビュー一覧
レビュアー
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雰囲気はいいが、惜しい面も
表紙からすると、よくあるエロマンガ?というイメージ。
ただ、読んでみると不思議な世界観でなかなか良い感じの作品。
どことなく「九龍ジェネリックロマンス」のような不思議な感覚が漂う。
(実際の内容は全く違うけれど)
絵も悪くない、どころか、この雰囲気に合っている。
が、色々惜しい点も目につく。
最初に書いた表紙もそう。
この表紙じゃ、この独特な世界観は全く表されていない。
人物の設定などもちょっと甘い。
マンション建設会社のオーナーという立場の人が、小説家をあそこまで馬鹿にするだろうか?
「何をどれだけ築いてきたか」という意味では、後世にも残りうる小説はかなりのものだと思う。
現代日本 -
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着眼点が面白い
「もしも日本が第二次世界大戦で本土決戦まで持ち込んで敗戦し、ソ連支配の東日本とアメリカ側の西日本とに分断されていたら」というIFの世界の東京を舞台に、東側に住む「西への脱出請負人」である女性を主人公とした物語。
まず、この着眼点が非常に面白い。
要は「ベルリンの壁で分断された当時のベルリンの日本版」であり、地名と登場人物を日本に替えただけではあるのだけれど、それでも十分新鮮。
昔読んだ村上龍の「五分後の世界」を思い出した。(内容は似てないけれど)
さらに、舞台が冷戦真っただ中の1960年代というのもちょうどいい。
これが現代だとまた色々問題があるだろうし。
どういう感じで物語が進むのかと -
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惜しい…かな?
透明人間と言う非現実的な題材をメインにしてはいるが、基本はサスペンスもの。
主人公や周囲の人間の闇がうまく描写されており、終始不気味で落ち着かない雰囲気が漂う。
この先、おそらくどんどん話がこじれ、主人公がドツボに嵌っていくんだろうなとは思うが、その持っていき方は想像ができず、先が気になる。
これらの点はすごくいい。
一方で、マンガを絡めてくるのは少なくとも今のところは直接は関係がなく、そこが身内の安易さのような気もする。
自分たちの専門分野なら描きやすいでしょうからね。
そこが非常に惜しいところ。
この先、「主人公が漫画家である必然性」が出てくるのかどうか、それが評価の大きなポイントに -
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スケール感がある
19巻から始まった9週目の2巻目。
最終目的である「ドラゴン討伐」や国家間の問題などが絡み、従来よりスケール感のある話が進む。
18巻のラストから始まった主人公を取り巻く三角関係も、未だ進展しないが話をより複雑にし、面白い。
また、物語中盤の巻にあった、「(おそらく作者の)価値観を主人公の価値観に転化して押し付ける」ような流れが、今巻では「登場キャラそれぞれに異なる独自の価値観を言わせる」という流れになり、押し付け感が減ったのも好感が持てる。
一方、やはり登場キャラが増えすぎて空気になっている人が多い点は気になるところ。
ところで、次が最後の10周目、これで本当に終わりなのか?と思って -
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良いアイデア
ゲームの中に転生するという今どき流行りの展開ではあるが、そのゲームが異世界ものではなく、現代のガンアクションものの世界。
この設定は新しい。
どうせ現代の海外が舞台ならゲームでなく現実で描いてもいいのでは?(実際そういう作品はいくらでも存在する)とも思ったが、ゲームと言う事でより非現実的なアクションや、アイテム等での補強も出来る訳で、これは良いところに目を付けたと思う。
これにより、現代社会でありつつも何でもあり、かつそれなりのリアリティがあるという上手いところを突けた作品。
もっとも、話の内容は現実社会を舞台にした類似作と似た感じではある。
例えば「ブラックラグーン」などとは細かいとこ -
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これはこれであり
「監獄学園」の社会人版かつアダルト版と言った感じの作品。
絵が比較的キレイであり、ありえないぶっ飛んだ設定・展開もここまで行けば笑って見過ごせる。
と言う事で、この絵とシチュエーションが気に入った人には良いんじゃないかと思う。
もっとも、ストーリーなんてあってないようなもので、あくまでもエロマンガとしてだけど。
一方、そんなハチャメチャな設定なのに、冒頭だけはリアル感を出そうとしたのか比較的現実的であり、それが逆によけいあり得なさを強調して冷めてしまう。
どうせ非現実的な展開になるのだから、冒頭のやり取りはいらなかったんじゃないだろうか? -
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うーん
取りあえず、冒頭の展開が強引かつ急すぎ。
おばさん、「かわいそうに」とか言っていた数秒後に役立たず呼ばわりとはどういう事なのか?
また、「大聖女」と言われた姉(母)の事をニセモノ呼ばわりというのも、既に実績を残していた人ならありえないのでは?
その後の展開も早すぎで、これは配信マンガならではの「最初から読者の気を惹かないといけない」という「大人の事情」が現れているように思える。
もっと丁寧に描けば普通に良い作品になるだろうに。
絵はヒロインに関しては十分かわいく、いい感じ。
相手役のライアンがちょっとクセのある絵だが、これはこれでありなんでしょう。
配信と言う制約に囚われず、じっくりス -
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話題も納得
アニメ化もされた話題作。
誰もが知っているメジャースポーツであるフィギュアスケートだが、その内実に切れ込んだ作品はあまり多くない。
本作では小学生レベルから上を目指すストーリーが語られており、その内情は非常に興味深い。
一方、絵はややクセがある。
通常時は問題ないが、やたらと強調した絵になることが多々あり、当初はそれがかなり目についた。
もっとも、2巻目に入る頃には慣れてしまい、ほとんど気にならなくなったが。
(実際にそういう描き方が減ったというのもある)
あと、主人公の少女が小5にしてはやたらと大人びた口調なのも気になるところ。
「エモい」シーンには不可欠ではあるが、少なくとも高校生レ -
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なんかいろいろと雑
異世界のチート裏ボスに転生し、元の世界に戻るために自分を討伐すべき主人公を助けるという話。
異世界ものとしては比較的ありがちな展開だが、主人公パーティに加入して身近で行動するというのは少し新しい。
また、その主人公も本来の勇者的男性ではなく、別の女性に切り替わったという展開も変化がある。
一方、レーベルの問題だとは思うが、ページ数が短く、展開が非常に早い。
結果として描写が非常に雑になっており、この点は大きなマイナス。
本来この2倍くらいのページ数をかけてじっくりストーリーを進めさせるべきだろう。
さらに、主人公の行動原理が「早く戻らないとと大学を留年してしまう」というのも強引。
異世界 -
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独特な味がある
異世界転生もの。
かつ、当然のようにチートでもあるんだけど、制御が上手くできずにむしろ落ちこぼれに近い扱いを受けるという流れ。
作品全体に独特の「ぼけ」感があり、それが味を出している。
一方、そのぼけが強すぎて、どうしてそうなるの?的な面も強い。
冒頭の入りもどこかで見たような流れかつ、かなり大雑把に描かれており、これならもっと別の説明の方が良かったのではないかと思う。
それ以降も、シーンによって流れについていけず、「??」となるところも多かった。
このズレを感じるか感じないか、感じたとしてどう受け止めるかが評価の分かれるポイントじゃないかと思う。
個人的には、2巻まで読んでも相変わらず -
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設定がよく練ってある
最近多い、「異世界ゲーム世界転生」もの。
そして、ゲーム上の設定にかなり凝っているのも最近の傾向の1つ。
本作はそれらの中でも「シャンフロ」などと並んでかなり初期にスタートした作品と言えるか。
ゲームとしての設定にすごく凝っており、まさに「シャンフロ」と似たような感がある。
もっとも、作品としての傾向はかなり違うが。
コミック版としては、絵がキレイ。
主人公が「葬送のフリーレン」のヒンメルに似ている気はするが、もちろん偶然の一致だろう。
ヒロインキャラは十分かわいいし、その他のキャラ、そして描写もキレイで読みやすい。
「世界一位を目指す」という厨二病的な目標(もっとも、本作では主人公がか -
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普通…かな
某韓国マンガに似たタイトルだが、こちらはれっきとした日本の作品。
いわゆる異世界チートもの。
人間が魔物に虐げられている世界で、人間としてただ一人「レベルアップ」をして反逆するというストーリー。
強い魔物との絶望的な差がポイントなんだが、その割には甘い。
周囲は「レベル差が絶対」なのに、主人公だけは多少のレベル差があっても意に介さず勝ててしまうというカラクリが都合よすぎる気がする。
あと細かい点で言えば、レベルアップのペースに違和感。
レベル40台の敵を倒しても1しか上がらないのに、レベル5をいくら数多く倒してもレベルアップはしないものだと思う。
物語冒頭のレベルアップのペースも異常だっ -
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テンポがいい
原作:蛙田あめこ、作画:りりうら世都、キャラ原案:三弥カズトモの3人のタッグでの作品。
キャラ原案以外の2人は女性だろうか?
まず、会話のノリがよく、各キャラの個性も立っている。
おかげでテンポよく話が読め、読んでいて爽快。
絵も十分キレイで、読みやすい。
一方、女性蔑視要素がかなり強く(というか、それに反発する女性パーティというストーリー)、かつ女性同士の百合要素もある。
女性が書いているなら別にいいが、もし男性が書いているとすればこれはかなり気持ち悪い。
蛙田あめこという名前からすれば女性っぽいが…女性だと信じよう。
今のところは主人公たち周辺のドタバタ劇という感じだが、この設定な -
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なつかしい
連載時期を調べたら、1983-1985年でもう40年前の作品と言う事になる。
北斗の拳と同じ年の連載開始であり、ドラゴンボールや気まぐれオレンジロードの前の年というから、ここから10年の「ジャンプ黄金期」の初期の作品ともいえる。
今見返すとさすがに設定や絵に古さも感じる。
が、1巻の終わりころには早くも絵がこなれてきており、古さは感じなくなる。
内容は少年マンガの王道的なもの。
自分が小学生だった頃、本作に憧れた友達が「チェイング」と変身ポーズを取っていたのを思い出した。
つまり、正義の味方に憧れる主人公が活躍する本作を、実際の子供たちが見て憧れていたということ。
少年マンガとしてこれは素 -
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なんとも不思議な作品
異世界転生だが並のストーリーではない。
モンスター、それもイカ(クラーケン)と融合し力を得るという斬新な発想。
さらに、ありきたりな冒険譚ではなく、女性だらけの特殊監獄で獄卒として働くという発想もまた斬新。
キャラ絵はキレイで、エロ要素もある。
一方で、動きのある絵はゴチャゴチャしており、戦闘シーンなどは細かい判別が困難。
そもそも、イカ要素のあるヒーローもののような変身も意味不明で、見ていてあまり気持ちの良いものでは無い。
と言う事で、斬新さは認めるが、斬新すぎてちょっと…というところか。
1巻のみではまだストーリーの深みも判別しがたく、取り合えず平均的評価というところ。 -
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懐かしい
遥か昔、少年ジャンプ連載時もたまに見ていたが、基本飛ばしていた作品。
今読み返しても相変わらずゴチャゴチャの絵。
一方、今になって読むと、キャラ(特に女性)絵が完全に「きまぐれオレンジロード」なのが面白い。
(本作の作者は、元々オレンジロード作者のまつもと泉のアシスタント)
ただし、5巻を過ぎたあたりから画風が変わり、10巻過ぎではほぼオリジナルキャラとなり、20巻過ぎでは当初の面影は全く消えて別人になっているが。
さらに、当時の少年誌らしくエロ・グロも実はかなり控えめであるところ(これも当初だけ)や、「北斗の拳」や「ダイの大冒険」と言った当時の作品の影響を大きく受けている(というかパロデ -
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惜しい!
2巻まで無料で読み、その後試し読み。
まず1巻は線が太く、文字が大きい。
コマ割りもタテにしかなく、これはスマホ閲覧向けに描かれたマンガなんじゃないだろうか?
普通のサイズで見るとゴチャゴチャしすぎている印象。
ただし、絵自体はたまに崩れるものの、悪くない。
ヒロインはかなりかわいいし、手書き感あふれる絵も今の時代むしろ新鮮。
絵に関して言えば、4巻あたりからタッチが細くなり、5巻になると文字も普通の作品と変わらなくなる。
デジタルに移行したんだろうか?
こうなると違和感はなくなる一方で、個性もやや乏しくなる。
肝心のストーリーだが、わかりやすい展開なのはいいが、もうひとひねり欲しいと -
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そんなにいいかな?
ジャンプ派生誌の話題作。
巷ではかなりの評価を得ている作品だが、個人的には今回無料で2巻までが初読。
絵はキレイで、登場キャラはまあカッコいいという類。
「世の中を正す為、敢えて悪事にも手を染める」という理想も、マンガとしてはカッコいい。
と言う事で、細かいところを気にしなければいい作品…なのかな?
ただ、細かいところでかなりボロが多い。
トリックだってありきたりで、あれで疑われないはずがないじゃないかと言うレベル。
極めつけは2巻冒頭の軍隊突入シーン。
物語は1870-80年代あたりだと思われるが、極めて現代的な装備をした特殊部隊が突入している。
これはないでしょ。
と言う事で、「
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