あらすじ
最下層遊郭に売られた少女が見る、この世の地獄!! 明治後期、瀬戸内海の伊之島で生まれ育った活発な少女・チヌ。母はなく、幼いころから父親と、美しい姉・サヨリとともに暮らしていた。ある時、父が死に、姉妹は人買いの競りにかけられる。サヨリは高値で女衒に売られ、チヌは下層遊郭の「須賀屋」へ売られた。生きていればいつか姉に会えると希望を持つチヌだったが……。
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相当面白い
金額が安くなっていての購入。
最初は、ただの女郎のドロドロした話かと思ったが、主人公の性分がたくましく、読み終えてとても清々しかった。読みごたえあり。
次回も購入し続きを読みたい。
おもしろい!
よくある胸糞系の漫画かと思ったら、ぜんぜんちがった!
女郎として売られた主人公が強くたくましく成長していく話だった。
主人公がほのかな恋心を抱く男性(若様)や、仲間の女郎のエピソードなどもしっかりと練られてあって面白いです。
女郎の話なので、もちろん悲惨なことも多いんですが、主人公がただ耐えるだけの性格ではないので、読んでいて気持ちがいいです。
幼い頃に引き離された姉と主人公との出会いもそのうち描かれるんだろうなと思いつつ、続きを楽しみに待っています!
匿名
有名ではないけど名作です
貧困ゆえに女郎として売られ、毎日 客を相手するも、お金は店に上前ハネられ遊郭のシステム上逃げれば半殺し、折檻当たり前、病気になったら放置、若さが無くなったら廃棄。昔の日本の実話に基づいたお話。
時々ストーリーが「こんな幸運に恵まれるなんて現実にあるわけない」展開になるのは、作者の意図やバランス感覚だと思う。もしこういう題材を読むとして、超リアルなノンフィクション作品だったら、私はこんなに夢中になれたかなと思う。
現代でも、パワハラとかいじめとか、人を人とも思わない現場や状況は、無くなってなどいないと思います。どうしたら主人公チヌちゃんのように、いかなる時も自分で自分を貶めないか、自尊心を失わないか、知りたくて、読み続けている作品です。
面白いです。
重い内容になりがちなテーマだったので
読むのを躊躇しましたが無料巻を読み始めたら
続きを購入していました
『女郎』を扱ったものなので
嫌な気持ちになるようなところもありますが
それでもおもしろいと思える作品です
主人公のちぬの生き方が素晴らしいし
だからこその話なんだろうなって思います
紙媒体でじっくり読みたかったな~
匿名
声
購入して、よみました。最下層遊郭に売られた少女がヒロインですが、逆境でも、たくましく生きるヒロインの姿に、感銘をうけました。絵がきれいだとおもいます。
まだ最後までは読めていないですが、それでもすごい大作だなーというのはわかります。貧しい女の子がお金持ちの男性と結ばれる展開自体は王道ですが、当時の遊郭などの描写が細かく、世界観に思わず入り込んでしまう作品です。
良作
遊郭に売られた女性の悲しみと生き方がよくわかる作品。
1つ1つのエピソードが非常に味があり、深い。
ほっこりくる話やせつない話、悲しい話など、どれも非常に良い感じ。
また、絵も十分キレイで読みやすい。
舞台は広島県の瀬戸内海沿岸部。
恐らく、大崎上島の木江、または大崎下島の御手洗、はたまた本土の尾道や福山の鞆の浦が舞台か?
瀬戸内海は内海航路の要所であり、古来より汐待ち・風待ちの港として遊郭が発展していた場所。
7巻から出てくる「軍隊」で言えば、明治40年まで尾道に連隊区が置かれおり、よく読めば「矢津の浦」が島とは書かれていない(と思う)。
もっと先まで読むと、やはり「矢津」は離島ではなく、本土にあると思われるので、尾道か鞆の浦が有力な気がする。
「矢津の浦」を表す遠景のイラストは、鞆の浦にも似ているが…。
一方、「おちょろ舟」は木江や御手洗で有名なものなので、これらの地域を複合してモデルとしているのかもしれない。
いずれにせよ、東京や京都などの大都市ではなく、地元以外ではあまり有名ではない場所にスポットを当てた点も素晴らしい。
何気なく読み始めたが、これはかなりの良作だと思う。
なんか姉妹の格差を感じた
父が死んでしまって姉妹は人買いの競りにかけられる。
サヨリは高値で女衒に売られたのに対して
チヌは下層遊郭へ売られて悲惨
単なる女郎の話ではなかった
哀れさを全面に押し出した話ではなかった。
主人公は優しく素直で強い。
だから美人ではないが強力なバックがつくんだろう。
姉と一緒に島に帰るという約束のために、ここまで一途に強くなれることが羨ましい。
が、姉!!
しばらく登場していないが落ちるところまで落ちてしまい、主人公とは対称的だ。
女性の職業
女性が初めて就いた職業が身売りと言われています。
人権もなく、商品として売買されていく女性たち。
辛い遊郭の話を決して暗くなく、でも軽んじてもない。
素敵な作品だと思います。
おもしろい
昔の日本が舞台の身を売って生きている女の子の話。ただ悲惨さで泣かせてやろうと浅はかに描かれたマンガではなく、丁寧に描かれていて読んでいておもしろかった。私は貧乏で体にも特に恵まれたところもないが、今の時代の日本に産まれただけでも幸運だったのかな。
匿名
面白い
つらい状況でもたくましく生きていこうとする主人公に共感できます。
最初は絵が少し苦手でしたが、人物が生き生きと描かれていて、どんどん引き込まれました。
14で女衒に売られた主人公がたくましく生きていく物語。
辛い境遇に落とされてもめげず、自分より人のことを考えて行動できる優しさ、ピンチをチャンスに変える機転もあって魅力的。
ただ、若様関係が少しご都合主義展開かなと感じる。足抜けして助けたのが街で名の知れた名家の息子だからといって不問にされたり色々大目に見られるのはそんなことあるのかなと。主人公を抱かないのも理由があるのだろうが、手を出さないのもリアリティがないなと思いつつ、頑張り屋の主人公は見てて応援したい気持ちになる。今後の展開に期待して☆4つ。