あらすじ
最下層遊郭に売られた少女が見る、この世の地獄!! 明治後期、瀬戸内海の伊之島で生まれ育った活発な少女・チヌ。母はなく、幼いころから父親と、美しい姉・サヨリとともに暮らしていた。ある時、父が死に、姉妹は人買いの競りにかけられる。サヨリは高値で女衒に売られ、チヌは下層遊郭の「須賀屋」へ売られた。生きていればいつか姉に会えると希望を持つチヌだったが……。
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匿名
声
購入して、よみました。最下層遊郭に売られた少女がヒロインですが、逆境でも、たくましく生きるヒロインの姿に、感銘をうけました。絵がきれいだとおもいます。
まだ最後までは読めていないですが、それでもすごい大作だなーというのはわかります。貧しい女の子がお金持ちの男性と結ばれる展開自体は王道ですが、当時の遊郭などの描写が細かく、世界観に思わず入り込んでしまう作品です。
14で女衒に売られた主人公がたくましく生きていく物語。
辛い境遇に落とされてもめげず、自分より人のことを考えて行動できる優しさ、ピンチをチャンスに変える機転もあって魅力的。
ただ、若様関係が少しご都合主義展開かなと感じる。足抜けして助けたのが街で名の知れた名家の息子だからといって不問にされたり色々大目に見られるのはそんなことあるのかなと。主人公を抱かないのも理由があるのだろうが、手を出さないのもリアリティがないなと思いつつ、頑張り屋の主人公は見てて応援したい気持ちになる。今後の展開に期待して☆4つ。