【感想・ネタバレ】声なきものの唄～瀬戸内の女郎小屋～ 5のレビュー

安武わたる

最下層遊郭に売られた少女が見る、この世の地獄!! 明治後期、瀬戸内海の伊之島で生まれ育った活発な少女・チヌ。母はなく、幼いころから父親と、美しい姉・サヨリとともに暮らしていた。ある時、父が死に、姉妹は人買いの競りにかけられる。サヨリは高値で女衒に売られ、チヌは下層遊郭の「須賀屋」へ売られた。生きていればいつか姉に会えると希望を持つチヌだったが、初めて客を取らされた夜、絶望し、自殺しようとしたところを大地主の青年・公三郎に助けられる。公三郎は過去に身分違いの恋の末、駆け落ちし、その結果恋人を死なせた過去を持っていた。そのトラウマから、何事にも執着しない生き方をする彼だったが、チヌの天真爛漫な性格に惹かれていく。その後、チヌの見世はつぶれ、大店「東陽楼」で働くことになる。東陽楼の女たちは、チヌが公三郎に気に入られていることに嫉妬し、彼女を追い出そうと目論むが、仲間を思うチヌの心意気や仕事への気概を認め、受け入れるのだった。

[匿名 · ★★★★★]

昔は大変だったんだなと読んでいて悲しくなりますが、チヌがいい子で頑張っているので応援したくなります。

[匿名 · ★★★★★]

５巻

離ればなれになってしまった「姉」を探そうと必死になるヒロインが、とても健気だとおもいました。長く続いている作品ですが、中だるみすることなく、おもしろさをたもっている作品だとおもいます。

[阿仁 · ★★★★★]

父が亡くなったせいで、
離ればなれになってしまった姉妹の
姉サヨリがどうなっていたのか、
やはり売られるのは辛すぎました。

[未登録 · ★★★★★]

サヨリ

チヌは最初から散々な目に遭わされて、辛い身売りの開始でしたが、サヨリはちゃんと教わって苦痛と感じない様にしてもらってからの商売開始。
見事な対比が描かれていますね。

[カラり · ★★★☆☆]

女郎

チヌはでかい後ろ盾がいて女郎にしちゃかなり優遇されている方だと思うけど、サヨリはそれ以上にラッキーなんんじゃ…
決まった大金持ちの相手するだけでいいんだし。

[to412ika · ★★★☆☆]

美人は得だなと感じた。美人なお姉さんは売られてもチヌほど悲惨な目にはあってない。チヌには悲惨な事ばかり起こって不憫。