ヤマ台国研究会の作品一覧
「ヤマ台国研究会」の「【単行本版】ヤマ台国 誰にも必要とされなかった私が食べ物の奪い合いが続く弥生時代に転生したので食材や料理、薬の知識でみんなを幸せにしたいと思いました(仮)」「ヤマ台国」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ヤマ台国研究会」の「【単行本版】ヤマ台国 誰にも必要とされなかった私が食べ物の奪い合いが続く弥生時代に転生したので食材や料理、薬の知識でみんなを幸せにしたいと思いました(仮)」「ヤマ台国」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
粢の完成
つむぎヒミコは結局自分の雑嚢を見つけ出す事は出来ず
(雑嚢はキサオ邑に持ち込まれていた)
ヨパシとイトの居る邑(ムラ)に在る物資と食材でまずは調理を試みる
つむぎヒミコの現代人としての味覚には弥生時代の赤米は食味に耐える物であったようで
赤米を臼と杵で粉にして水を加えて捏ねて団子状にしてから弥生土器で沸かした熱湯で茹でて
それらを土器の皿に盛って『粢(しとぎ)』、古代の餅の完成とし塩をつけて供じている
品種改良もなされていない赤米でこれではとても食べられた物ではないだろうがな
自分の属する邑以外は全て獲物
ヨパシは邑(ムラ)よりも大きな町(マチ)が在り
キサオ邑は他の村から狩り立てた人々を町に人身売買し
その取引の結果、装飾品や金属製品まで得ているということを
つむぎヒミコに語る
キサオの邑ではキサオはナレの方を欲しがっており
彼女に見せつけるためにつむぎヒミコを欲しがったという
そしてキサオ邑にはつむぎヒミコが現代日本から持ち込んだ数々の食品や道具が入った雑嚢が持ち込まれていた
ナレの身勝手さ
弥生時代のこの日本においては
邑(ムラ)の長(オサ)がその邑の名前にも取られている
キサオは長であり、キサオ邑と
つむぎヒミコの居る邑で対決する運びとなった
キサオは勝ったらつむぎヒミコをわが物にするつもりでいる
ヨパシに惚れている女性のナレはつむぎヒミコを快く思わず他の邑に行くのは願ったりであるので
対決に乗り気であったが
つむぎヒミコと衝突しかかるとそれをイトが諫める