チョッピさんのレビュー一覧
レビュアー
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地味だけど面白い!
建築士同士の復活愛
大学院で出会い、攻めの猛プッシュで絆され付き合い始めた2人。才能の格差に自信をなくした受けは地元での就職を選び、別れを切り出した。
そして7年後にやってきたのは記憶喪失の攻め。再び一目惚れされ、猛プッシュされるも必死で踏みとどまる受けでしたが…。
作者の言う通り、こうやってあらすじを書いてみるとほんと地味。別れた2人がまた好きあった、ということしかないわけですが、それを面白く読ませちゃうのが才能だなあと思いました。心の動きが非常に面白かった。
作中気になった点が2つ、後半の攻め視点で攻めが送ったリングを首に下げるためのチェーンを受けがプレゼントします。その時攻めがびっ -
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獣人オメガバースもの
迷宮探索の覇王×探索者志願
獣人オメガバース+ダンジョンもの
攻めのラージャは次々とパーティを解散させていた。色目を使う女、ラージャのお陰で底上げされた力を金儲けに利用するメンバーなど、辟易することばかりで長続きしない。解散直後、守護機関(いわゆるギルド)のトップから新人の探索者と組まされた。厄介だと思いながらも新人の世話をしてやるラージャに、新人のシシィは尊敬して懐いていく。ラージャも彼を見直し、人柄も含めて気に入り出す。
新人とは思えない程の実力だったためにスルスルと探索は進んでいったが、ある時シシィが生まれて初めての発情期に入ってしまい…。
面白かった!壮大なすれ違いでした。
最初 -
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わりとシリアス
エルフ×異世界転移してきた板金工
作者あとがきにもあるようにあんまりほのぼのしていません。それどころか、かなりエグい描写が冒頭と終盤に…。
受けが冒頭、理不尽に酷い目に遭います。召喚のオマケだったらしく、用無し&口封じのためかいきなり投獄。
しかし間もなくエルフに助けられ、一安心…と思って寝ていたら今度は森に捨てられ。
命からがら抜け出したところは寒村で、食い扶持を増やさせたくない受けは隣町に行くのですが、そこは弱肉強食の炭鉱街…
死にそうになったところをまたもやエルフが救出。
そこから2人はこの国を脱出しようと旅を始めました。
このあたり、攻めのエルフも含めて胸糞展開でした。
基本的に -
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良かった
前作の続編、その後の出来事。
自分で背中のしこりを傷つけ、魔法陣の触りとなった宝石を取り出したリディル。その甲斐あって先の戦いでは膨大な魔力を王に送ることができたのですが、傷が治るにつれ魔力の低下を感じていました。
途切れた所に刺青を入れる事が解決法ですが、唯一それができると思しき兄からは返事がない。
そんな時、イルジャーナに敵軍が攻めてきました。
前作で北の帝国に嫁いだお兄様が登場します。
いやあ、すごかった…
ハリウッド大作みたいな壮大でドラマチックなお話。
ファンタジーゆえところどころ「ん?」と思うところもあったのですが、些細な点だと思わせるような話の流れ。途中、王の怪我についてかな -
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ファンタジー
呪いを受けた武強国の王×魔法国の王子
性別を偽って嫁ぐ系のお話。
設定もとても凝っているし(ちょっと凝り過ぎ盛り過ぎかも)伏線も上手い具合にちりばめられたファンタジー。
前半はよくある展開で、悩んで苦労して死ぬ気で嫁いだけど男でもいいみたいな。割合平和に進みます。
後半、呪いの確信に迫り話が動き出してからは怒涛の展開。解呪するクライマックスのシーンはワクワクして感動ものでした。
ただ、ちょっとご都合主義というか、展開が早すぎるかなという面も。
さらに最後の後出しは、ちょっとそれ誤魔化し過ぎてない?っていう…。壮大な後出しです。ズッコケました。
でもそんな疑問は些細なことだと思えるくらい面 -
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優しいお話
東欧文学の大学講師×グラフィックデザイナー
雨宿りの暇潰しとしてフラリと入った講義室で行われたのは東欧文学の授業。もっさりとして自己完結した授業をする講師とその内容に興味を持った文彦は、ふたたび講義を受けにいく。そこでつい質問をしてしまったことがきっかけで、二人は少しずつ距離を縮めていく。
すごく地味な話だと思うのですが、仕事をからめつつ二人の気持ちが少しずつ動いていくさまに目が離せなくなります。燃え上がるような恋愛もいいけど、こんな風に静かにホワッと温まっていく恋愛もいいですね!
元カレが出てきた時はいつ嫌がらせされるのかな…と不安になりましたが現実的で知的な解決方法でした。
水原先生の -
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不憫健気受け
長くて重いだろうからとしばらく寝かせていました。
実際長くて、偽王子が転落して救われるまでで5分の2くらいだった。一般的な作品ならここで両思いになってエッチして終わり。
しかし六青先生の作品はここからが長いのだ。さすがである。あとがきによると刊行は四六判でボリュームは新書3冊分とのこと。先生はいつも分冊しないんですよね。
偽王子が好きな男から尊厳をギタギタにされるあたりは涙なしには読めない。精一杯の贈り物をゴミとして捨てさせられるあたりなんか最高。不憫受けの極み。
初っ端は本当に嫌な奴だった王子、攻めが育て直ししているのですが本人は知らないのでどんどん自己評価が下がります。せつない…。
長 -
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も少し掘り下げて欲しかった
龍王×異世界転移してきた大学生
異世界に来たと思ったら、巨大なドラゴンに捕まり巣に連れて行かれた竜一。ここはモルドという世界でドラゴンと人が暮らしているらしい。そして実は竜一はもともとこちらの世界の人であり、このドラゴンの番だという。事情により異世界に飛ばされてしまったのだが、300年経って戻ってきたらしい。番が愛しいドラゴンは竜一にメロメロ。しかし日本で普通に暮らしてきたから男と番とか急に言われても…。
攻めである王以外は爬虫類系で、王しか人型になりません。堂々としつつも竜一にベタ惚れで甲斐甲斐しい王様。表紙のトゲトゲの右腕は他人のものだから人型にならないのだそう(特殊攻撃ができるのかと -
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オメガバース復活愛
有名俳優×花屋の店長
の、オメガバースもの
2人はエスカレーター式学校の先輩と後輩。
中学から入学した受けは、一学年先輩であり既に役者として活躍していた攻めの演劇に目を奪われます。
なんとなく憧れの先輩として意識していたが、受けが高一の時に攻めから認識されます。
受けが花を生けていた時に珍しい種類の花に目を留め、『いい匂いがする』と興味津々。
以来、受けが花を生けていると近くで眺めているようになり…
復活愛ものです。妊娠出産まで行きます。
すれ違いによりフェードアウトした関係が、再会をきっかけになんとなく始まります。
注目すべきは攻めのメンタリティ!
かなり繊細なのにぐいぐいくるところは -
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すれ違い異種族コミュニケーショ
魔力を持つ王族や貴族が国を守る世界。それにあぐらをかき、貴族たちは平民から搾取していた。平民には珍しい魔力持ちのケインは、男爵にたてついた罪で『夜になると黒猫になる呪い』をかけられてしまう。なんとか呪いを解く手がかりを探したくて村から王都にやってきたケイン。王宮勤めをするなかで知り合った豹と離宮にいた美しい人が実は同一人物で、彼も呪いをかけられた事を知る。果たして2人の呪いは…。
冒頭で主人公が事故で死ぬのですが、家を出る前に家族と嫌な感じになります。反抗期の弟からは死ねと言われ、母の愛情にやや鬱陶しさを覚えました。
そして、異世界にきてからも取り返しのつかない言葉を浴びせられ、前世の家族を -
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感動!完結!
完結です。とうとう終わってしまいました。
もっとあっさり終わるかと思っていたのですが、あれに繋がるとは…
甚左さんの言葉は衝撃でした。
もしやと思い読み進めたらまさに!
一番良い終わり方ですね。最高です。
あー
感動でした。
あとがきに、ページ数に余裕があれば書きたかったというエピソードの数々がありました。アラタの仕事にスポットライト当てるのも読みたいですね。
ラストその後の話も読みたい。
是非番外編で一冊出してほしいな。
ウノハナさんの漫画は新刊に気付く度に惹かれて購入して、いつの間にか全巻読んでる。
私は熱心なファンではないけどそれだけ魅力的な作品を送り出してるんだなと思っています。 -
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王太子の方が気になる
没落貴族の三男で容姿も平凡なノエルは、王太子の婚約者で正妃となる立場。しかし子供が産めないので、側妃をとることが決まっています。亡きノエル母の遺言で仕方なく婚約した王太子は、側妃とばかり仲良くてノエルのことはないがしろ。彼に近しい人からは嫌っていたら婚約なんかしないと慰められますが、それが信じられない程に態度は酷い。
結局王太子はノエルが本命で大好きだったのですが、いくら不器用で天邪鬼だとしても、あの態度はねぇ…。でも王太子は態度では邪険にしていたのですが、行動ではきちんとノエルを守っていました。本来なら第二王子としてノエルと幸せな結婚をする筈だったのに、兄が亡くなってしまったために立場も婚 -
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倦怠期というより痴話喧嘩
自由人の元教え子×アラフォー元家庭教師
攻めが押して押して粘り勝ちでつき合い出したカプ
知り合ってから20年付き合ってから15年
攻めは旅行添乗員が天職のような男。世界中を飛び回っていて、1ヶ月以上連絡なしに留守にすることもザラ。
攻めに対して主人公がモダモダイライラして1人で煮詰まっちゃって、果たして今のままでいいのだろうかと考えすぎた結果の気持ちの行き違いでした。
それだけの話をここまで細やかに書き上げる夕映先生はさすがだと思いました。受けに感情移入しまくりで涙ながらに読み進めたのですが、蓋を開けてみたらお互いの認識が違っていただけという…。2人とも相手を好き過ぎるのに、存在に慣れすぎて -
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好きすぎてレビュー難しい
webで見つけて夢中で読んだお話です。面白くて数回読み返していたのですが、書き下ろしが読みたい欲を我慢できずとうとう購入。いくつかある超お気に入り作品のうちのひとつになりました。
web発の小説は説明や独白が多過ぎるきらいがありますが、こちらの作品はスッキリしていて読みやすいです。そして全篇にクスッとなる箇所が散りばめられています。主人公もとぼけていて面白い。
主人公は間が悪いことに定評のあるサラリーマン。昔からほんの少しのアンラッキーに見舞われていました。ある日結婚間近の幼馴染と出かけていたら事故に遭ってしまい、異世界へトリップしてしまいます。
彼はこちらでも残念な性質を遺憾なく発揮、気 -
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贈り物は物とは限らない
話がどこかで繋がってる短編集です。脇役が主役になって登場し、少しずつみんな大人になっていきます。
人間関係の機微とか空気とかを淡々と巧みに描く漫画家さん。ただ、登場人物が多いと顔の書き分けがイマイチなのでかなり混乱してしまいます。説明文が入らない感じなので、余計に…。
今回も第一話のおじさんが別の話で出てきたのにピンとこなかった。でもなんかこう、グッとくる魅力的な人間を描く方なので、絵に見入ってしまうこともあります。
今回も人物の多さに混乱しつつ(頁を行きつ戻りつしながら)生活の中の大きい出来事から小さな心の動きまで、柔らかくいきいきと描かれているのを堪能しました。
仄暗い何かを必ず作中に -
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タイトルに疑問
タイトルがちょっと…まあ確かにカフェも出てくるのですがそんなにメインではないというか…。
なので、そういう話を求めて読むと少々肩透かしだと思われます。ちょっと詰め込みすぎた感があります。主人公と王子と竜以外がおざなりかな。一冊では足りないのかもしれません。
本来のあらすじだと、交通事故により竜の卵から孵ってしまった主人公が神子として王子と無理矢理番わされ、その後竜と心を交わしながら、王子とハピエンになる話です。転生?転移?した途端いきなり卵の殻の中で目覚め、外に出たら何かを飲まされちゃって発情して、相手役として決められていた王子にやられちゃうという。
この王子が美形な癖にくそ真面目な竜オタ -
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ハズレなしの作家さん
この作家さんのファンで商業著作は全部持っています。今回もあらすじも読まず作家買い。でも外れたことはありません。その全部が優しくて、心が弱っている時に読むと涙がとまりません。(弱ってなくてもジンワリ感動する)
今回は魔女見習いの少女達の自分探し。自信がない、理想と違う、私は何者かになれるのかな?という思春期ならではの悩みを抱えて猫ちゃんと共に成長していくお話。
四宮さんならではの非常に優しい表現です。割と闇というかゾワリとする話も得意な作者様ですが、今回はそのへんかなり抑えてあります。
しかしドキッとする残酷さもありました。
みな若さゆえ視野が狭く、もがいて悩んで良い方向へ辿り着く。そのサポート -
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大好き
webで一通り読んで大ファンになり、何度か読み返していたところ電子版が出たので買ってしまいました。
モフモフものだし、途中4p?とかあるのでダメな人は受け付けないかもしれません。
私も基本的にはダメなんですが、この作品は例外です。読むとわかるのですが、流れとしてとても自然だったので…。獣人だからというのもあるかもしれません。
ストーリーは、攻めがずっと探し求めていた番に巡りあうという純愛系のもの。幼い頃に不思議な出会いをした異世界の2人が再び出会い、結ばれます。
あらすじだけでいうと陳腐なのですが、非常に練り込まれた世界観とキャラクターなので、あっという間にお話の世界に入り込んでしまう。終盤 -
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ちょっと切ない
証券会社勤務のサラリーマン×ホームレス状態の少年
主人公はタイトルになってるトヒコ。ある理由から上京してきたのに東京でも居場所がなく、残金も尽きそうなときにリーマンに拾われます。非常に親切な男ですが親切すぎて違和感ありまくりで怪しい。自分がどうなっても良いと思っているトヒコは流されてついて行ってしまいます。しかし予想に反して甲斐甲斐しくお世話してくれるリーマン。何かお返しをしないとと思ったトヒコはリーマンのパンツから取り出し…
そしてめくるめくエロがラストまで繰り広げられます。
家事しながらリーマンの帰宅を待つという新婚さんのような生活も続きます。
後半はリーマンの回想なのですが、思ったよ -
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甘い夏の恋
雁須磨子さんのお話は小さいスリルと気の抜ける可愛い笑いがが沢山あって、なだらかな起承転結なのにいつもめちゃくちゃ濃ゆい作品。小さい面白エピソードもたくさん。
今回は植物っぽいお金持ちの謎のイケオジと、ときめきを求める地元サーファー。何歳差なのか、何が原因で静養してるのかは最後まで謎。
ある日高級車から降りてきた執事に『体の弱いぼっちゃまがお昼を一緒にいかがですかと申してます』と誘われます。
家に招待されたサーファーですが、会ってみたらぼっちゃまがおじさんでびっくり。でも予想外に楽しくて料理はおいしいしおじさんは意外性の人で、どんどん惹かれていくサーファー。途中こじれるのですがあっさり解決 -
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閑職と思いきや…?
栗原先生ならではの会社モノ。
社史編纂室の室長補佐×左遷されて移動してきた元営業マン
受けは営業部で好成績を収めている陽キャで脳筋。ある日いけすかない営業部長がセクハラをしている現場を目撃してしまい、その直後横領の罪を被せられて閑職へ追いやられてしまいます。
脳筋でもさすがに落ち込んだので行きつけのバーで飲んでいたところ、好みのイケメンにお持ち帰りしてもらえました。
泣く泣く一夜限りにしたつもりだったのに、彼はなんと新しい部署の上司だった。しかもあの日とは大違いのヨレヨレ…
事件と色恋を絡めるのが本当にうまい!2人のやりとりもそうだけど、会社のアレコレにリアリティがあって引き込まれます。脳 -
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完結
もっと続いて欲しかったな…。2巻で終わりです。
さて、2巻では前回の謎が明かされます。
の子の生い立ち、父母の正体、の子がつきまとわれる理由。たんこちゃんや大家さんの正体もわかります。
そのたんこちゃんと大家さんのエピソードが良かった。ちょっと泣きそうになりました。
の子ちゃんの佇まいに違和感がある理由も判明します。
不気味な世界観が、ネタバレすることにより一気に色を変えました。
ペット?ですが家族も増えちゃって…良かったね(泣)
の子ちゃんに幸あれ。
明治さんらしい優しいラストでした。
そしてたんこちゃんはもとはアレですが、の子のために大活躍する頼れるイケメンでした -
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せつなくても笑える
いかにも腰乃さんのオメガバースって感じでとても良いです。
独自設定の不思議な丸いのが話をどんどん動かしてて痛快。カバー下の4コマが実は一番お気に入り。
Ωの静香先生はよくある不憫Ωなんですが、年の功なのか医者という職のせいなのか、ずぶとい!食い下がる!
そんでαの高校生は、この子の言動はかなり酷いけど年齢とキャリアを考えたら仕方ないですよね。でも周囲のサポートを受け、静香先生を知ることで心情がジワジワ変わっていく。見た目もαらしく変わってきたということは、体に心も引っ張られたということでしょうか。いや逆かな?
2巻ではどうなるのか楽しみ。 -
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最高
なるほど、こう来たかと…。
他の作家さんがやったらドン引きですが、明治さんならさもありなん、むしろめっちゃ面白い。
要は恋心や悲しみを無理やり押さえ付けて、他の人で紛らわせていたからああなったのかなと。上巻では少々鼻持ちならない感が出ていたムロでしたが、実は誰にも言えない悲しみを抱えていたという…。
常に冷静で不遜なムロが狼狽えまくって赤面して可愛い事になっちゃって、全部白状させられてるという蘭ちゃんにしかできない展開、荒技でしたね。立場が逆転してアホの子が輝いてました。だからムロも好きになったのかな。蘭ちゃんかっこいい。満たされたムロは可愛かった。
ずーっと、この二人どうなるのかなどうなる -
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毎回ぐっとくる
今回は清宮くんの不安と、その原因である過去を振り返る内容。一度も成就したことがない恋を始めるにあたって不安でいっぱい、恋ってめでたく始められたけどその後どうするの?で挙動不審になっていました。
そこで復活した牧野のターン。彼の気持ちを救いあげて
頼り方を理解して。
田舎の跡取り長男なのにゲイという、東京にいると忘れてしまいますが、家督がどうのというプレッシャーは相当な物だと思います。分家まである大地主なら尚更。全篇通してその辺の苦悩も描かれていたように思います。
たぶん、この先苦労するであろうことは目に見えていますが、お互い支え合っていくのですよね。
素敵な終わり方でした。 -
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相変わらず男の子たちが面白い
大好きな四宮さんの中学生スポ根(?)もの。
誤ってラケットを壊してしまった後輩を先輩が部活に入部させる所から始まります。
この2人を中心に、バドミントン部をめぐっての気持ちのすれ違いや葛藤、人間模様みたいなのが四宮さんテイストで描かれています。舞台というだけでなくきちんとバドミントンもやってるので面白い。
あらすじだけで考えるとほんとありふれた話なんですけども、この作家さんの手にかかると魅力的で不思議なお話になります。
能天気なエピソードの途中にゾワリとした瞬間があったり、オーバーな表情じゃないのにすごく気持ちが伝わってきたり。
BLのレーベルから出てるのですがラブは匂わせ程度で終わっています -
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