あらすじ
中性的な顔立ちで男に好かれやすい蘭。
クラスの中心的存在で恋愛経験豊富なムロ。
二人は同級生で親友同士だ。
中学2年の冬、蘭はムロが見知らぬ男子生徒とキスするのを見かけた。
そして高校2年の春、留学を控えたムロは
男女問わずいろんな相手から告白されまくっている。
蘭が自分はまだファーストキスを済ませていないことを教えると、
突然ムロにキスをされて…?
感情タグBEST3
気のおけない友達から
単行本になるのをずっと待っていました。
もう、ミステリアスなムロが気になって気になって。
侮れない男ムロ。蘭ちゃんより常に一歩先をいくムロ。
上巻は二人の友人関係が描かれています。
いつもグルグルアホなこと考えてる蘭ちゃん視点、
下巻では後半にこの時のムロの心情が語られています。
蘭ちゃんはムロに憧れて尊敬していますが、まだラブは始まりません。お互い別の人とのアレコレはありますが。まだ友人です。
明治カナ子さん大好きなんですが、読むたびに諸星大次郎を思い出します。タッチや話の運び方が似てるんだよな…。
匿名
なんとも言えない
上下巻読破。上巻は中学、高校の話でまさかまさかの展開。森さんはどこへ行ってしまったんだろうか。
ムロは未熟な思春期だけに酷いの一言では済まない事をしている。それが色濃く残った上巻だった。
Posted by ブクログ
大人になるにつれ周囲の人が変化していく。
ブスとののしっていた姉は背の高さを見込まれモデルに、そしていつも一緒にいた幼馴染は女性関係に緩いロクデナシに。
主人公のランはそれでも変わらない。いつまでたっても偏食で、女の子のような容姿をしたまま。
変わらないことを続けるのは傲慢だと思った。ランが高い肉でカレーを作っても、姉が管理するまでは誰も何も言わない。ムロが抱えていた闇も、ランはずっと気づかないまま。
そんな良いところがないようなランだけど、変化は静かに近寄ってランの何かを奪い去っていく。先輩との事を知ったムロがどうでるのか気になる。
Posted by ブクログ
明治カナ子さんは「うおお好きィ!」てのと「ノットフォーミー」があるのですが、これは前者。ぼんやり男子が(周りの努力に気づいて)がんばって自分も未来を見据える成長部分と、そんな友達を自分より子供だととらえてた親友の成長止まりっぷりが対比になっててくあああ。好き。