あらすじ
私がもらったプレゼントは、不器用で形のないたからもの。
落ち込んでいる少女はなと大好きな叔父さんの関係からじんわり広がっていく読切シリーズ。
「猫と魔女の話」の四宮しのが贈る、思春期少年少女からオトナ男女まで「プレゼント」でつながる物語!
電子限定で描き下ろし特典ペーパーが収録されています。
★単行本カバー下画像収録★
感情タグBEST3
贈り物は物とは限らない
話がどこかで繋がってる短編集です。脇役が主役になって登場し、少しずつみんな大人になっていきます。
人間関係の機微とか空気とかを淡々と巧みに描く漫画家さん。ただ、登場人物が多いと顔の書き分けがイマイチなのでかなり混乱してしまいます。説明文が入らない感じなので、余計に…。
今回も第一話のおじさんが別の話で出てきたのにピンとこなかった。でもなんかこう、グッとくる魅力的な人間を描く方なので、絵に見入ってしまうこともあります。
今回も人物の多さに混乱しつつ(頁を行きつ戻りつしながら)生活の中の大きい出来事から小さな心の動きまで、柔らかくいきいきと描かれているのを堪能しました。
仄暗い何かを必ず作中にぶっこむのは四宮さんの個性かな。今回は初っ端の叔父さんの死。一話目で泣きそうです。大好きです。