
kerokeroさんのレビュー一覧

レビュアー
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マフィア闘争もの
作品の題名通り慈善家のようでいて内情マフィアの家騒動に巻き込まれた主人公の話でした。主人公は一度暗殺されたと見せかけ、事情により再度家に戻るわけですが、刃物も銃器も毒もたくさん話に出てくるし、甘言や讒言も飛び交うし、目的達成のために必要な証拠にも、簡単にたどり着けないし先へ先へと引き込まれます。最後まで読んだ後、登場人物は主人公も含め、良い面悪い面多角的に表現されてて、理解の及べない悪を書かれる作品もあるけれど、この作品は、主要人物全員を公平にドロドロした面も含めて、書かれていると感じました。(巻き添えで死んでしまったり見せしめに殺されてしまったりする人物も出てきますが)
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愛を知ったヒーローは・・
愛ゆえの報復行為には背筋が凍ります。愛を知らず殺人を繰り返すサイコパス(予定)ヒーローを改善すべく主人公は行動してますが、愛を知り感情を爆発させると父も予測する行動を繰り出す4歳児のヒーロー。もう片鱗が垣間見れる。しかし、主人公はヒーローと向き合います。それだけでなく主人公は自分の生い立ちとも向き合いますが・・、1巻でもありましたがなぜその結論に至るのか丁寧に描写されていて、主人公にとって不本意な結論ですが、感情的に泣いても独りで現状を受け止め、次に向けて行動しようとします。主人公にとってもヒーローにとっても良い結末に至るといいなと思います。
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作戦名がおもしろい
主人公は教職として生徒の安全と健やかな生活を第一に考え行動している姿に好感が持てました。物語の黒幕を監視するためヒーローに近づきますが、ヒーローと好感度代わりに懐柔度をあげるべく行動します。その作戦名が、何というか、ボケ突っ込みのいいボケ具合で面白かったです。結果ヒーローが闇落ちしないよう支援できていて、そこも良かったです。自分のできる最大限の事をして、ヒーローを支えます。主人公は転生者なので物語のあらすじは知っていますが、生きていく中で実際の人の感情をおもんばかり行動する姿勢も、ヒーローが主人公を好ましく思う一因になってると思いました。
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前向き主人公に好感が持てる
1巻での行動に対し、ヒーロー側の心情が明かされていて、主人公がすべて明かされていないと感じていたように、なかなかなヒーローです。主人公は自分の力が及ぶ限りヒーローを支え幸せにすると宣言した通り、行動は一貫しています。そのことに好感が持てました。自分としてはヒーローの父のヒーロー冷遇理由も共感できてしまいました。ヒーロー側としては納得できない理由です。他に方法があったとして反省すべきでしょうね・・。義母と王女は1巻で登場した主人公の元婚約者同様、自分の力でなく底上げすることに価値を見出している描写が出てきます。個人の力は弱いけど、協力すれば大きなことが成せるとはいえ、依存し自分の力だと過信するこ
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主人公もヒーローも自立してる!
表題の通り、ストレスなく読めます。また、自分の行動も反省しつつ相手に貢献できるよう考え、行動する主人公に好感が持てました。一応主人公は前世持ちの転生者ですが、特技は特にないという出だしで始まります。そこも共感を得やすいかと思います。ヒーローを婚約破棄する王女への描写は、昨今の教育環境も踏まえて、振り返る視点があったし、主人公を婚約破棄する元婚約者に対するヒーローの分析も、今の社会でのアンガーマネジメントに関連すると思いました。主人公の親の視点も、一般的で好感を持てました。それがヒーローの家庭環境との違いを明確にしていると思いました。
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表紙の人物が…
最終的には、自身の目標を達成した事になるのでしょうか。その間の紆余曲折が、テンポよく想像を裏切るように進み、私は飽きずに読めました。
前半部分のあの方の常識に基づくツッコミを、[あなたがする⁈]と思いながら[でもその内容には確かにツッコむね]と納得しつつ読んで欲しいです。 -
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