あらすじ
とある事件から“稀代の悪女”として名を轟かせた大公女・ミランダ。
人質として宗主国グランガルドへ送られた彼女を待っていたのは、望んでもいない、冷酷王・クラウスの側妃の座!?
その上、初夜に自白剤まで盛られてしまい!?
「この国の全ては俺のものだが、お前は特別大切にしてやる」
持ち前の知能と度胸を駆使して、諸侯達を手玉に取るミランダ。
不器用に溺愛してくるクラウスを翻弄するうちに、大国まで攻めてきて、側妃どころか国すら手にする勢いで、ミランダは戦乱渦巻く王宮の中心へ――。
謀略は得意分野です。修羅場にも慣れっこです。世評もまったく気にしません。
――それでは、何から始めましょうか。
※電子版には特典として、六花きい先生書き下ろしSSが収録されています。
感情タグBEST3
面白すぎる!
読み応えがあり、すごくお話に引き込まれました。
ミランダがどう窮地を脱して行くのか、ハラハラドキドキしながら一気に読み切ってしまいました。
強く在ろうとするミランダも格好良いですが、クラウスの前ではちょっと弱い面を見せるところも人間味があって素敵な女性です。皆が惹かれていくのもわかります。
あれ?
凄く濃くって読みごたえがありました、面白い!
悪評なんか何のその頭脳と度胸で家族と国を護ってきたヒロイン。嫁ぎ先?の大国でも初っぱなからガンガン暴れます(頭脳で)ドンドン魅了されていく王様、宰相、諸侯。
ヒロインの幾重の作戦でプチっと潰すつもりの属国が自国の内通者による何重もの裏切りにより窮地に立たされるのを持ち前の頭脳と人脈により戦局をひっくり返していくヒロイン!カッコいいです。 ほんのりチートもありますが真のチートはヒロインの頭脳!
が!!ここで終わる?尻切れトンボじゃない? 裏切者其の1のジョセフは王様に殺されたとして、其の2のヘイリーを追い掛けてったシェリル様、ヘイリー捕まえたの?娘のアナベルはどうなるの? 其の3の属国の王女レティーナの断罪は?
謀反を起こした属国ジャゴニ首長国は取り込まれるとして、理由無き侵攻をして敗戦した帝国とガルージャ国の始末の内容は?
ヒロイン王様のプロポーズになんて答える?(答えは決まってる気もしますが)
それらが何も明かされなくて終るなよ!!
最後までカッコいいヒロイン
出だしの技術者の町の土木チームや、その後に出てくる人々がうまく絡まって、最後まで手に汗握る展開で面白かったです。ミランダとクラウスはどうなるのか?謀略が得意なミランダ。こんなヒロインかっこよすぎでしょ!
感化される周囲の人々にこそ
主人公に感化される人は、序盤はダム水道職人が登場しますが物語の急展開に合わせて、いろんな立場の人々が現れます。その中に共感できる人が必ずいると思います。私は逆境になった離宮を守り切った側妃およびメイドや護衛騎士たちに共感しました。自分のこれまでの考えや枷を越え、決断したり行動したりしているからです。主人公も魅力あふれる人物像です。
匿名
美しく強い極上ファンタジー
予想もしない連続に、息をのみながら読んだ。一瞬一瞬が生きていて熱がこもり、小説の中に入るような気持ちであっという間に読み終わってしまった。主人公の傍にはいつも希望があります。1巻で決着までまとまり、ある程度綺麗に終わっていますがこの後も続きがあるっぽい。待ちます
匿名
ヒーローが霞むくらい、ヒロインの八面六臂の大活躍がすごい。
設定もりもり、登場人物ももりもりで続編待った無しでしょ、これは。
いろいろな伏線が、ラストに収束していくとこすごかった。
面白かったです。