PINEさんのレビュー一覧
レビュアー
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購入済み
六青先生の作品はどういう作風かわかっているんですが、今回も心臓がギュッとなって息が浅くなりました…。
カインとスウェンの二人の絆の深さ、仲の良さが癒しでした。
挿絵はなかったのですが、あった方が情景描写はわかりやすかったかなと思いました。 -
購入済み
あらすじにネタバレあり注意
必ずあらすじを見てから購入してます。
この作品もあらすじで面白そうだと思い購入したのですが、これは失敗しました。なぜならそのものがネタバレだから。
あらすじって物語序盤(1割くらい)のストーリーを書いたものだと思っているのですが、これは内容を読む前にあらすじで8割程ストーリーを追えてしまっていた…。
自身に関する記憶がないまま目覚めたツェレンは、幼馴染で近衛師団に所属しているというディルの元で暮らすことに。
彼に自分は国王の侍従であること、国王を救った英雄であることを説明される。
さらにディルを見るたびにドキドキしていたツェレンは、自分たちは"兄弟のような間柄だった"と -
ネタバレ 購入済み
オメガバースだけど…
オメガバースっていうと本能で惹かれあってなんだかんだあっても幸せで終わる、そういうイメージです。
大体オメガ作品の主人公って自分の性別を多少なりとも受け入れているように思いますが、この主人公は全く違っていて、かなり否定派。
実際の人間に近い感覚を持ったキャラクターで、オメガバースが実在すると考えても主人公の苦悩は共感できました。
しかもそれまでは大きな問題もなく生活できていたので尚更…。
この作品では他のオメガ作品では決して描かれない闇みたいなものが書かれていて、ただ甘いだけじゃないところがこの作品のポイントでした。
見落とされがちなところに焦点を当てているのが木原先生らしい良い作品だな -
ネタバレ 購入済み
買って正解でした
最初から最後まで面白かった!
それまで空虚に生きていた貴文が、最悪な未来を変えるため、奮闘する物語。
過去では避けていたことも、それまでの社会人経験を活かして、積極的に関わりを持とうとなりふり構わず必死になったり、切実に訴えかけて行動する姿がとても良かったです。
攻めの湯峰は、他人から頼まれると何でも受け入れてしまう性格で見てるこっちが心配になるくらいお人好し。穏やかな大型犬という感じ。
何ですが!貴文のことになると別。そのギャップがとてもとても良かった。
もっと読みたいなぁ。
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ネタバレ 購入済み
辛い…不憫受け好きな方には良い
不憫受け好きだったり読み慣れていれば問題ないですが、そうじゃなければかなりキツい展開です。
黒猫のシュリと白猫のリュカは双子の兄弟。黒は不吉な色とされ、幼い頃から心無い言葉を浴びせられ続けるシュリ。一方のリュカは類い稀な頭脳を持ちその容姿で全ての人から愛される存在。双子であるはずなのにまるで扱いが違う2人。
事あるごとに自分と同じ姿の弟と比べられ、能力の差に圧倒される。それでも齧り付こうと必死になって頑張る姿に胸を打たれます。リュカ本人はそれに気づいているのかいないのか毎回さらっとやってきては横から奪い取ろうとする。さらに心の拠り所であった初恋相手から裏切られ…それはもうボロボロになります -
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ネタバレ 購入済み
コメディBL
試し読みの時点でコメディ色強めでしたが、終始賑やかな作品でした。
少女のようなお母様方におちゃめな父親たち、脇役の人たちキャラ濃すぎ笑
ずっとハイで読んでいる感じでした!
この作品、表紙に描かれている猫が鍵になっていました。前半はずっと攻めが受けのことを猫としてしか見てなくて、かつドタバタコメディだったのでどうBL展開になっていくのか分からずに読んでいました。攻めの設定(指向)も難しいので余計に。
だからこそ心理描写の変化、恋愛に傾き始めたシーンが光っていました。
猫好きでコメディBLが読みたい時には良いですが少し物足りなく感じてしまったので無難な評価になりました。 -
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ネタバレ 購入済み
当て馬がちゃんと報われる
当て馬キャラって凄く重要。めちゃくちゃ嫌な奴、ただただ良い人、色々いる。
この作品に出てくるアルファの嘉納さんは最初上から目線な感じで高圧的、このキャラ苦手かもなぁと思いながら読んでました。
でも嘉納さんも有と同じでバース性に苦しんでいただけだったから最後は幸せになる終わり方で良かった。笑
メインカップルも良かったけど、これは当て馬カップルの方が好きです。もっと読みたかった。
βとΩ、αとβ。オメガバースとしては邪道かもしれませんが、その中でも普通の恋愛をさせようとするリカ先生の作品が私は好きだし、こういう作品もっと増えて良いのになと思いました。 -
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ネタバレ 購入済み
受けが素直で可愛くてお気に入り
めちゃくちゃ良かったです!
性に奔放で自由人な受けって意外と読んだことなかったのか新鮮でした。自分の気持ちに素直でストレートに気持ちをぶつけるところが健気で可愛かったです。
お誘い三拍子の台詞も含めてお気に入りの子です。
攻めはね、本当にレオくん(受け)と真反対で不器用。気持ちを伝えるのもそうだけど、自分の気持ちにも鈍すぎる。だからこそレオくんとすれ違って傷つけて、それに気づくのも遅い。
だからこそ最後の追い上げが凄く良い作品。自分が追いかける立場になってやっと気づいて後悔して…。
お誘いはレオくん側からしかなかったから、東屋さんからの誘いのシーンも読みたかったなと思ったりして。
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