あらすじ
奴隷市で売られ「神の愛し子」として聖職者に犯された過去をもつアシュは、偽聖職者として人を欺いて暮らしていた。ある日、絶滅したはずの聖獣の卵を拾い、生まれた仔にサージと名付け、育てることを選択する。純粋なサージを育てる生活のなかで彼の存在は唯一無二となる。人型にもなれるサージは美丈夫に成長した。性を知らなかったはずの思春期の彼がアシュに乗りかかり「アシュが欲しい」と迫ってきて…。電子限定ショートストーリー「星の降る夜」、yoco先生の口絵・挿絵も収録。
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戦々恐々…
昏い雰囲気を漂わせる作品ということもあって、ビクビクしながら読みました。
誰からも愛されず虐げられ生きてきたアシュが、サージという自分の命よりも大事だと思える唯一の存在に出会い、愛し愛されていく様がとても素晴らしかったです。
心に空いた穴が埋まっていくように、穏やかでかけがえのない時間を過ごして、大切に自分の人生を生きている姿に感動しました。
最初から最後まで気が抜けない場面が多かったですが、買って良かったです。
安西リカ先生といえば現代モノですが、もっとファンタジーも読んでみたいなと思いました。
泣いたー……!!
受がとてつもなく不憫で、あまりに酷い目に遭うので「えっ、これって六青みつみ先生の作品だっけ???」と、途中で混乱したくらい。
でもこの不憫な受が、驚くほどの強さ賢さ優しさを発揮するのがもうもう…!
攻の揺るぎない溺愛っぷりもいいです。
そして2人(1人と1匹?)が月に飛んでいる美しい光景がリアルに目裏に浮かんでくるのは、yoco先生のうっとりする挿絵のおかげです!
紙でも欲しくなってしまった……
泣きました
甘い作品が多い安西先生ですがまさかのダークファンタジー。重い展開が続くのが苦しかったですが本当に読んで良かったです。クライマックスのシーンではめちゃくちゃ泣きました。読み終わってみると安西先生らしい作品だなと感じます。
重苦しい
序盤は軽く痛めな描写がある。小汚いおっさん共の慰み物にされているアシュ。中盤あたりに出てくる、アシュの次に同じ目にあってる少年たちの最期が悲惨。
初エッチシーンが、おねショタ感があってたまらん。(外見は大人の男だが、精神はショタみがある)
終盤、メリバエンドかなと思っていたけど全然そんなこと無かった。
終わりに出てくるサラとその子供タマラが要らなすぎる。電子限定SSでも出てくるけど、いや君らなんでそんなにアシュとサージの居るとこに来るん?
子供の制御もできないサラもダメな母親。