あらすじ
名人・クイーン戦第5試合。頂点を求める強者たちが、最後の一勝を懸けて燃えている。その火傷をするほどの熱とは対照的に、それぞれが、音に、相手に、自分に、そして自分とかかわったすべての人に、静かに向き合う時間でもあった。かるたの神様は、どんなかたちをしているんだろう。千早は、新は、手を伸ばした札の向こうにその姿を見るか。お願い だれも息をしないで―――。青春かるた漫画の金字塔、クライマックス!
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ベスト・オブ・オトコがハマる少女マンガ!!
競技かるたというマイナーな題材を扱った漫画ですが、これが非常に面白い! 主人公・千早(ちはや)の、かるたに賭ける情熱とひたむきさに、読んでいるこちらの胸まで熱くなります。
「かるたなんてただの遊びでしょ。やってどーすんの」というクラスメイトに「やらない理由なんかどーでもいい」と反論し、無理矢理かるたの世界に引きずり込む、千早のパワーと『かるたバカ』っぷりに思わず笑ってしまうことも。
また、千早に思いを寄せる太一、千早にかるたを始めるきっかけを作った新(あらた)との三角関係と、千早が高校時代に創部したかるた部の、個性あふれる仲間たちや強豪校のライバルたちのそれぞれのストーリーも魅力的。肉まんくん、机くん、ドSの須藤さん、ひょろくん、クイーンの詩暢(しのぶ)ちゃんなど、それぞれの立場で成長する姿から目が離せませんっ!!(書店員:水玉)
感情タグBEST3
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怒涛!
怒涛の展開でした!!!
1ページ1ページ息が詰まるようなシーンばっかりで
あっというまに読み進めていました!!!!
次回が最終巻と言うことで今から楽しみです!
Posted by ブクログ
良かった
クイーンも名人も自分の殻を破り更に白熱する試合
しのぶちゃんは札の声が自分自身の心の声であることを自覚。足がつったときにちはやの教えを思い出す。ちはやに襷を返し礼を言う。
新は純粋な気持ちで試合に挑む。
ようやくちはやがちはの札を取る。新も同時に。
おおえの札はクイーンに取られるも、かなちゃんが教えてくれた札の意味が千早を後押し。
周防を推す須藤は盲目の札とりのもとを訪れヒントを探していた。
太一は部屋を抜け出し素振り。太一に声をかけた花野に礼を言う。
最後は名人戦、クイーン戦同時の運命線。
ちはやふる完結
しょーーーうじき!新とくっついて欲しかった…という願望は置いておいて笑
かるた、という私にとっては未知の漫画でしたが素人が読んでも楽しめる漫画でした。
個人の個性がとてもよく出てた!
Posted by ブクログ
もう終わりか…と思いながら読んだらまだ次あるんですね。
いずれにせよ、さみしくなりそう。
今さらながら49巻でやっと気づきましたが、登場人物の名前って百人一首の決まり字からとっていたのですね。だからかなちゃんは大江さんで、新は綿谷なのかぁ。そして花野さんなんですね。なんで今まで気づかなかったんだろう。
一方、これに気づくことができたなら、初めから読み返したくなりました。
王者決定戦もクイーン戦も運命戦って…めったにないだろうけど…ここはフィクションなりのおもしろさかも。
次、いよいよ完結。
Posted by ブクログ
この巻もすごかったー!
しかしこれ、作者はどうやって49巻で終わらすつもりだったんだ……。
名人・クイーン戦第5試合。
詩暢ちゃんが、初めて千早の存在を本当に認める瞬間!泣けた!
「札の中に小さな神様なんておらん
みんなの声は全部 うちが思ってたこと
『きれいな子』『おもしろい子』『この子のかるたが好き』
うちの気持ちやった
全部 全部
百人の友達なんておらん
うちはずっと一人やった」(P.70)
そんで、伊勢先生の解説がまた……。
そして、ここでようやく、1巻に戻る、とな。
いちばんカルタが楽しかったころ
いちばんカルタが、楽しかったころは?
という自問自答で、新と千早の思い浮かべる時が、違っているのが、ちょっと切ない。
新は、千早と取ったカルタ、
千早は、部活動の中に。
切ない。
Posted by ブクログ
大事に描きたいのが分かる気持ちと
流石にテンポが悪いなぁと思ってしまう気持ちとがある。
試合中に回想描写を入れて選手への感情移入をさせてから勝敗をつける手法はこれまでもずっとあったから
最後だから引き延ばしているというような印象では無いが。
しのぶちゃんが、今までかるたの神様たちが言っていた言葉は自分の言葉だったと気付くシーンはとても良かった。
深層心理ではずっと友達を求めていたことは分かっていたし
ちはやはかるたの部分も含めてそのポジションに入れる稀有な人だ。
ちはや自身もそれを分かっているからこそ、しのぶちゃんを一人にしておけないと以前から言っていてここまでに来たのだ。
それがこの試合中に実るところが美しい。
二人で手を取り合ってかるたのプロを目指す未来も
あるのだろうか。
敵キャラとして出てきた須藤さんだけれど
最初の印象より実直で、オレサマだけれどカルタ愛も強くて
周防さんのことやかるた会の未来を考えて
そこまでできるのか、という行動をこれまで度々とってきたが、今巻でもそうだった。
実は一番大人で堅実かもしれない。
運命線での決着というのは吉と出るか凶と出るか。
個人的にはそうして欲しくなかった気はしているが
良い展開になることを期待する。